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デザートイーグル

でざーといーぐる

マグナムリサーチが設計した超威力と実用性をぎりぎりのレベルで共存させたハンドガン。 実際、フィクションでの表現ほど大げさなものでもなく、あくまでハンドガン。漫画作品のタイトルでもある。
目次 [非表示]

曖昧さ回避

  1. 拳銃の名称
  2. 漫画家和久井健の漫画のタイトル→デザートイーグル(漫画)

※本記事は①を取り扱う。


開発経緯

堅牢な強度を持つリボルバー向けに作られていたマグナム弾を発射することが出来る自動拳銃というコンセプトをアメリカのM.R.I.リミテッド社が掲げ、アメリカのマグナムリサーチ社が設計し、イスラエルIMI社が生産、改修を行った。(現在IWI(IMIから独立した銃火器部門が立ち上げた会社)のカタログには載っていないが、販売は継続されている。)

当初はイスラエルのIMIで製造されていたが、アメリカのサコー・ディフェンスでの製造に変更、しかしサコー社がジェネラル・ダイナミクス社に吸収された後に再びイスラエルのIWIで製造されるようになった。

かつては、そのパワーから「世界最強のハンドガン」として有名だったが、現在はS&W社のM500にその座を譲っている。

開発当時は、その威力の高さから「ハンドキャノン」のあだ名で知られていた。


運用状況

ターゲットシューティング用に開発された拳銃。

また、一部の地域では狩猟用として用いられることもある。

扱いはそれなりに難しく、メンテナンスも手間である為、公的機関ではポルトガル警察の特殊作戦群で.357マグナムモデルが採用されている以外に例がない。

というより使用弾が普通じゃないので確実に使わない。

一応、.50AEは軍や警察といった法執行機関での採用が期待された面もあるようでバレルをライフルレベルまで延長してストックを装着したモデルが警察用に制作されていたり、極少数ながらポーランド軍の特殊部隊JW GROMでは採用されていたりする。(なお、訓練でのみの使用との噂もある)

そのわかりやすいキャラクター性から、フィクション作品に頻繁に登場し、常に強力なアームウェポンとして描かれる。中には反動で肩が外れたりするような描写がされることもあるが、実際は正しい射撃姿勢を身につけてさえいれば女性などの非力な人間が撃っても、反動で怪我をするようなことはない。


なお、最初に発表された.357マグナム版は装填不良などに悩まされ、後にマグナムリサーチと契約したIMIにより改良されて信頼性は向上した。

信頼性の向上と.44マグナム版が登場したことで「安定して撃てる.44マグナムオート」として人気は爆発、.50AE版の発売によりマグナムオートとしての地位を確立した。

イスラエルでは軍による正式採用拳銃として示唆していたようだが、採用には至らなかった。実際に同じイスラエル製のジェリコ941、他国で採用実績のあるグロックハイパワーを採用しているようだ。(ちなみに私物として所持している兵士はいる模様)

民間市場では熊といった大型獣用。あるいは、ロングレンジでターゲットを狙う競技・プリンキング用にも需要が高い。


性能

口径12.7mm
仕様弾薬.50AE弾
装弾数7+1
全長269mm
重量2053g
有効射程80m

※wikipediaから.50AE仕様の概値


その非常に大きな口径は言わずもがな高い貫通力や打撃力を備え、単純な殺傷力は非常に高い。

だが、サブマシンガン並みの重量と、ガス利用式の発射機構のため反動は射手に大きな負担をかけるものではない。実際、訓練すれば女性でも撃てるし、フィクションのように反動で脱臼骨折を起こすようなこともない。

勿論、横着な撃ち方で連射すれば手首を軽く痛めたり、油断すれば跳ね上がりで顔面を強打したりすることもあるが、これらはいずれも素人が正しい射撃姿勢をとらなかったことに起因するものであり、また、大口径の大型拳銃に概ね共通して言えることであって、デザートイーグルだけが特別というわけでもない(むしろ殆ど趣味の領域の変態リボルバーどもに比べれば、よっぽど扱いやすくマトモな部類に入る)。

とはいえ、いかんせんハンドガンとしてはやはり重たく大きいため、射撃場ではともかく実戦で取り回すならば、それなりに筋力があるに越したことは無いし、それはそれでまた訓練が必要となる。

弾丸の大きさゆえに弾倉を収めるグリップもかなり太いため、しっかり保持できるだけの手の大きさも要求される。

とりあえず標準的なハンドガンより扱いが難しいことには変わりなく、ずぶの素人が易々と振り回していいような銃ではないことだけは確かである。


銃身長にバリエーションがあり6インチ、10インチ、14インチが存在している(14インチモデルは現在は生産中止)。

長銃身のモデルを選べば命中精度も向上する。

加えて、バレルの上にレイルが(最新モデルでは20mm幅のピカティニー規格)搭載されているため、ダットサイトなどのパーツを装着可能。フィクションでの表現とうってかわって優等生なのである。

ただ、.357,.44マグナム等リボルバー用の弾薬は、弾を選ばないと作動不良もおきる

使用弾は.357マグナム弾や.41マグナム弾、41AE弾、.44マグナム弾、.440CE弾.、.50AE弾とどれも強力な弾である。

デザートイーグル専用の.50AE弾はAK47の7.62×39mm弾と同じくらいの威力をもつと言われている。


作動メカニズムの関係からバレルがフレームに固定されているため命中精度は実は良好。

また社外オプションとしてストックや長いレールの付いたカービン化キットがドイツのゾンマー&オッケンフス社より販売された。(現在のハンドガンカービンの先進ともいえる)

なお、カービンキット装着の際はコッキングを容易にするためにスライドにハンドルが装着されている。

ちなみに、貫通力はレベルⅡのボディアーマーを貫通できるとアサルトライフルの弾丸とも肩を並べ、軍用に用いられるレベルⅢのボディアーマーを着ていようと着弾の衝撃により内蔵を傷つける恐れがある。

ポリゴナルライフリングという溝ではなく内側を多角形が貫いたような銃身を持ち、強度の向上に努めているが、傷に弱いので金属ブラシで磨くのは推奨されていない。また、鉛の弾頭は銃身に汚れが付着しやすいため仕様を禁止している。少しだけ繊細なようでもある。(ポリゴナルライフリングを採用した他の銃も同様だが)


ゴールドイーグル

余談だが、特注モデルとして金色が存在していたが、あまりにも注文が多かったために通常モデルとしてカタログに載るようになった。


さて、.50AE弾の威力はというと・・・


反動は・・・

こんなことが出来れば、もう何も怖くない

               ↓


・・・油断は禁物ですね。


さらには・・・

改造バレルでサプレッサーの取り付けが可能


中には・・・

フルオートに改造してマシンピストルにしてしまう猛者も。

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