概要
和久井健とは、日本の漫画家の一人である。
2005年に『新宿ホスト』で「ヤングマガジン新人漫画賞」の佳作を受賞し、「別冊ヤングマガジン」に同作品が掲載されデビュー。同年に『新宿スワン』を「週刊ヤングマガジン」にて連載開始し、以降同誌で作品を発表し続けた。
2015年以降は「週刊少年マガジン」に活動の場を移行し、2017年から2022年までは『東京卍リベンジャーズ』を連載していた。
新宿スワン、東京卍リベンジャーズは実写映画化された(後者に至ってはアニメ化や舞台化も)。
2024年4月から「週刊少年ジャンプ」で『願いのアストロ』の連載を開始。デビュー以来講談社系列の漫画誌で描き続けていたので、集英社系のジャンプでの新連載は大きな話題になった。
作風
いわゆる80年代から90年代に流行った不良漫画の系譜の強い作風。
主に東京の新宿や歌舞伎町と言ったアンダーグラウンド色の強い街を舞台として、不良や風俗街のスカウトと言ったアウトレイジやアウトローを中心にした漫画を描くことが多い。
青年誌で活躍していた時期には、暴力や犯罪と言った決して褒められることの無い分野での天才が活躍するストーリーを描いていたが、東京卍リベンジャーズでは一転して才能の無い主人公が天才たちと共に活躍するという作風のストーリーを描いている。
作品リスト
- 新宿スワン(「週刊ヤングマガジン」2005年17号-2013年45号、全38巻)
- Abaddon(「週刊ヤングマガジン」2010年15号-2012年12号、全2巻)
- セキセイインコ(「週刊ヤングマガジン」2014年4・5号-2015年16号、全5巻)
- デザートイーグル(「週刊少年マガジン」2015年36・37合併号-2016年25号、全5巻)
- 東京卍リベンジャーズ(「週刊少年マガジン」2017年13号-2022年51号、全31巻)
- 願いのアストロ(「週刊少年ジャンプ」2024年20号-)