<やあ! 俺ちゃんはデッドプール! ゆっくりしていってね!
俺ちゃんの概要だ!
MARVEL COMICS(アメコミ)のキャラクター。
初登場はNew Mutants#98(1991年)。元々はこの一話限りのゲストヴィランとして考案されたものらしい。しかし、それが悪い方向に働き「使い捨てキャラだから好きに創造しよう」と言う制作陣の悪ノリ(?)の結果、「愛すべきロクデナシ」とも言える奇異なキャラクターが誕生した。
<俺ちゃん、デビューは割と雑だった……
肝心のコミックスであるが、元々スパイアクションだけあってアクションシーンに関してはなかなかのモノ。プロの作家もいちおしの作品である。
<ぜってぇ読んでくれよな!
ちなみに邦訳版における主な一人称は「俺ちゃん」とされているが、実際は特に統一されているわけではなく、2015年3月現在刊行されている個人タイトルの邦訳版書籍ではほとんど「俺(もしくはオレ)」が使用されている(原語版では普通に「I」を一人称として使っている)。後述する実写版での日本語字幕も「俺」である(ただし、実写映画の日本版公式Twitterや実写映画内の吹き替えでは「俺ちゃん」という一人称が使われている)。
<後はPixiv百科事典の俺ちゃんの記事でも使われているな!
俺ちゃんのイカスなプロフィールだ!
本名:ウェイド・ウィルソン
種族・人種:ミューテイト(後天的ミュータント) / カナダ人
職業:傭兵
身長:約188cm
体重:95kg
俺ちゃんのオリジンを教えちゃう!
傭兵だった彼は悪性の肺ガンに侵された為、治療の為にウルヴァリンを生み出したウエポンX計画(第二期)に自発的に参加。
ウルヴァリンのヒーリングファクター(をより強力にしたもの)を移植され、命を繋ぎとめ脅威の回復能力まで得たものの、その代償としてヒーリングファクターで活発になったガン細胞が全身を侵食。焼け爛れた醜い容姿に変容してまい、二目と見られぬ体になってしまう。ここで彼はショックのあまり正気を失ってしまう。
失敗作という烙印を押された彼が送られた先は、脱出不可能の死のギャンブル場。ここで消息を絶つも、数年後、全身をタイツとマスクで覆った謎の傭兵がデビューを飾る。彼の名は「デッドプール」。奇しくもその名はあの死のギャンブル場と同じ名であった。
俺ちゃんってどんな人物?
金で動く傭兵で、『口数の多い傭兵』と呼ばれるほど口が軽いのが特徴。基本的には金さえあればどんな依頼でも受けるスタンスであり、それ故ヒーローサイドにもヴィランサイドにも与しうるキャラクター。
底抜けに明るく、下品で、派手好きな目立ちたがり屋。楽観的で、何も考えていないように見える。
その場のノリで行動することが多く、集団行動をあまりとらない。空気は読めないのではなく、敢えて読んでいない節がある。
<好物はアメリカンメキシコ料理のチミチャンガ! 揚げブリトーだよ!
常人とは違う狂った視点と思考で世界を見ており、それが彼を愛くるしいコメディ・リリーフとする事も、冷酷なキラー・サイコパスとする事もある、独特の雰囲気を持ったキャラクターである。
倫理観に欠け、悪党であれば平気で殺すが、パニッシャーのような強い怒りで突き動かされているわけではなく、ゲーム感覚ですらあり、見方次第ではパニッシャーよりも冷酷とも取れる。
一応はヒーロー寄りの感性であるらしく、キャプテンアメリカなどの大先輩にあたる古参ヒーローたちにはそれなりの尊敬を持っている。
狂った感性は残っているものの、近年では義理堅く人情的な一面も増えてきており、一度交わした約束は必ず守る。
不注意で仲間や民間人を死なせる凡ミスも多く、死んじまったモンはどうしようもないと速攻で割り切る薄情者ではあるかもしれないが、金や気分を優先して善良な弱者を意図的に虐げたり見捨てるようなマネは決してしない。
彼のキャラクターや能力から気楽なキャラと捉える人も多いが、その出自や、人々から好かれてはいない寂しさ、明かされていない過去等からシリアス目のエピソードも多く、そういった際は真面目な印象も見せる。
<俺ちゃん、やる時はやるぜ。
俳優やタレントを引き合いに出す事の多いアメコミキャラクターの中でも特にドラマや映画、その他サブカルチャーなどの知識が豊富であり、設定上は日本のアニメなどにも造詣が深いとされる。
先述の事情により容姿に著しいコンプレックスを抱いており、普段は醜い容姿をコスチュームで隠している。そのコンプレックスたるやマスク無しでは電話にも出ないほどであるが、その一方で自分から平然と素顔を見せたりもする。どっちなんだお前は。
<気分が乗る時もあるの♡
Xメンのジーン・グレイの(女性用)コスチュームを身に着けたり、メイド服でお出迎えしたりと変態じみた行為もノリノリだったりする。
ある特殊血清の効果によりヒーリング・ファクターを消失。と、引き換えに顔面が元のハンサム顔に戻った。おかげで性格がまともになった……かどうかは怪しい。少なくとも、黄色いフキダシはそのままだった。
で、片手の指がなくなったりタスクマスターに訓練を受けたけど結局殴りあったりといった紆余曲折の末、以前から因縁のあったブラックトム・キャシディという植物を操る能力を持つミュータント(X-MENメンバーの一人、ソニックボイス能力者:バンシーの従兄弟)との戦いの最中、ケツにガソリンスタンドから引っ張ってきたホースを挟んで火ィ点けて火炎放射器!…案の定、顔に火が乗り移って顔面は元に戻った。あと、どういう訳かヒーリング・ファクターも戻って来た。
……そして
結婚しました
いやホント、マジで、どういうことなの……
<この記事を読んでいるそこの君、ご祝儀チョーダイ♡
お相手は夢魔サキュバスにして、怪物の女王であるシクラー。初登場は『Dracula's Gauntlet』のChapter3。詳しい説明はリンク先にて。
ちなみにこの二人の結婚を特集した個人誌の表紙は、描かれたキャラクターが過去最多(232人)と言う事でギネスに認定されちゃってたりする。
(なお、ここまでやったのに、その後、急速に仲は冷え込み最終的に離婚)
なお、その結婚式回が掲載されていた際の同時収録の話では「俺ちゃん、何度か結婚した事あるぜ」とサラッと告白(それを聞いたキャプテンアメリカとウルヴァリンも思わず神妙な顔になった)。
あくまで本人の自己申告なので色々と信憑性はアレだが(というかその結婚のエピソードに関しても疑惑の判定なものばかり)、少なくとも一度は結婚している。
その時のお相手は宇宙人のOrksa。どのような人物かは、こちらを参照して頂きたい。Orksa (Earth-616)
大事なのは見た目じゃなく心とはよく言ったものである。
<そんな褒めないでくれよ~
ある短編エピソードでは、ウエポンX計画への参加より以前、暗殺稼業の一環として数年間日本の相撲部屋の門下生となっていた事が明かされている。その間は彼なりに真面目に修行していたようで、3年で横綱であるオヤカタを倒せるほどに成長し、「千代の酒(愛称はチヨ)」という四股名を与えられている。
ちなみに、そのオヤカタの娘にして、当時の恋人の名前はサザエである。(※ただし、例の髪型ではない)
ちなみに、このサザエさん、場合によっては包丁を手に戦う武闘派だが、何故か戦う時の決め台詞が「私が部屋で何て呼ばれてるか知ってる?アイアンシェフよ!!」である。
どう考えても、このエピソードのシナリオ・ライターは、日本に関する知識がちゃんと有る上で、わざとふざけて「勘違い日本」を描いてるようにしか思えない。
友人が欲しい、認められたいという想いも在ってヒーローチームへの参加を常々希望していたが、異常性などからまっとうなヒーローチームからはチーム入りを断られ続けて来た(X-MENに入りたがってサイクロップスに直に断られ、ひと騒動起こした事もある。なお、まっとうではないチームならMARVEL最大のブッ飛び集団であるグレイト・レイクス・アベンジャーズに所属してはいるのだがそこでも補欠扱いである)。しかし徐々にその「殺しも出来る」という面からダークヒーロー的なチームへの参加は増えていき、近年ついにアベンジャーズ入りも果たした。
俺ちゃんのスーパーパワー!
- ヒーリングファクター
超回復能力。下記の呪いと相まって、片腕切られようがマミさん化しようが、粉砕骨折しようが、粉微塵に吹っ飛ばされようが即座に元通りになる。
実写版ではダメージが欠損など大きい負傷の場合、再生が原作よりも時間を要する描写がなされている(ちなみにその際、負傷箇所が乳児の段階から成長しながら再生していくため、場合によっては非常にアンバランスな外見になってしまい、それも実写版におけるギャグの1つにもなっている)。また、癌の進行抑制にも大きく関わっているらしく、ミュータント能力が失われた際には体を再び病に侵されて苦しむ描写もあった。
ただし、ある平行世界のデッドプールは恐るべき真実に気付いてしまう。ウルヴァリンやデッドプールが不死身である真の理由は……ヒーリングファクターを持っているからではなく読者からの人気のせいだったのだ!!!!
- 不死の呪い
死んで死後の世界に行った際、あまりにも死の女神「デス」とラブラブだった為、彼女に惚れてるサノスが嫉妬して二度と会えないように死ねない呪いをかけた。もっともその後もゲーム作品などで二人は合っていたりするのだが。あれ?でも、シクラーと結婚したって事は…。
<うわぁ、ブタゴリラがすげぇ満面の笑みでこっち見てる!
……ある意味彼の結婚を一番祝福していたのはサノスだろう。
- 強化身体能力、傭兵としての技術
ふざけた言動が目立つが、マーシャルアーツの達人で銃火器及び武器の扱いにも長けており戦闘能力及びそのセンスは非常に高い。
また、戦いにおいて特に美学を持ち合わせていないため、だまし討ちや金的などとりわけ手段も選ばず、前述の超回復能力があるため普通なら致命傷を負いかねない(というか死にかねない)ような捨て身の攻撃にもまったく躊躇いがない。実写版でも『2』で、敵を取り押さえて動けなくしたうえで、自分ごと車に轢かせて相手を殺害するというとんでもないことをやってのけたこともある。
言語においても多く習得しており、日本語も日本人が驚くほどにペラペラである。
- テレポート
テレポート装置を携帯しており瞬間移動ができる。ただし短距離しか移動できない上、頻繁に故障するらしい。あと、電池忘れる。ある事件が原因でケーブルとデッドプールのどちらかがテレポートするともう一方は強制的に引っ張られてしまうことに。さらに両者同時に同じ地点に出現するため体の一部が融合してしまう。最近はこの装置を持っていない。
- 異常精神
ヒーリングファクターの副産物。癌による脳細胞の破壊と再生が繰り返されるため、常に精神に異常を来している。それにより、その行動は予測不可能であり、サイキック・テレパスに対する耐性をも持ち合わせている。
本人とは別に脳内に2つの人格を有する多重人格者でもあり、それらの人格のセリフ(その声はデッドプールにしか聞こえていない)はそれぞれコミカルな言動の多い方は黄色、ややクールな方は白の四角いフキダシで表される。また、並行世界のあるエピソードでは赤いフキダシの人格も登場している。
ちなみにこれはあくまでもアース616(正史世界)のデッドプールの特徴であり、平行世界の中にはたとえば「超回復能力を持たないデッドプール」や「狂っていないデッドプール」なども数多く存在する。その中でも「不死の呪い」を持っている者はそうそういないらしく、ある作品では平行世界のデッドプール達が次々と殺されていく事件も発生している。
実写版でも近年の社会情勢に配慮してか、(他のヒーローと比較して々とぶっ飛んでいる点はあるものの)精神異常者としては描かれていない。
一応、通常時は真面目で若干シリアス寄り、スーツを着用してヒーローとして振舞うときはギャグ寄りの言動(一人称が俺ちゃんになるのもこの時である)が多いが、これに関しては、精神異常というよりかは一般人でいうところのスイッチのオン/オフに近いもの、若しくはスパイダーマンのような孤独や恐怖心を誤魔化すための行動とも解釈できる。
また、原作における義理堅い人情家としてとの一面も強調されており、彼の行動理念も「世界の平和を守る」といった大それたものではなく、「自分にとって大切な仲間たちを何が何でも救いたい」という純粋な思いだったりする(これは、これまで制作されたすべての映像作品で共通している)。
第4の壁への干渉
デッドプールたらしめる能力。
<↑俺ちゃんと言えばコレよ!
「第4の壁」とは舞台用語で、「(舞台から見て)演劇には右の壁、左の壁、後ろの壁の他に『前の壁(想像上の透明な壁)』がある」という意味。
つまり、演じている間はお客さん側も「壁」であり、普通はお客さんはそこにいないという前提で役者は演じている。
漫画でも同じく、登場人物は読者(=お客さん)はいないという前提で話を進めているが、デッドプールはこの「お約束」を破り、見ている人がいることを知っている…というキャラクターなのである。
彼は漫画にあるセリフを言うためのフキダシが見えており、更にはナレーションと会話したりすることも可能である。
この時の彼の台詞は黄色い専用のフキダシになっており、当然ながら中身はメタ発言のオンパレードと化している。
<ピクシブ百科事典では、『<こんな感じ』で表記してもらうよ!
この能力の根源にあるのは、精神異常から来る狂気である。ちなみに、周りのキャラクターからは「またあいつの妄想が始まった」としか思われてない。
なおデッドプールはあくまで「自分が漫画のキャラであると思い込んでいる」だけであり、例えば先のページを読んで未来を予知したり、都合の悪い展開を勝手に描き変えたりといったことまではさすがにできない(MARVELの他のコミックスを読んでいたり、次のコマにある説明ゼリフを先に読んでいたりする事はあるが)。
よく「破壊」と例えられるが、むしろ壁の「認識」といった方が正しい。
そのため、他のキャラが隠している秘密を全て知っていたり、事態の原因を把握できている…ということはない。
だがギャグ色の強い作品においては能力がエスカレートし、現実世界に飛び出してマーベル社に殴り込むことで、自分にとって都合の悪い展開を変えてしまうという荒業も可能だったりする…。
また、シリアス寄りの作品では、不死の呪い+ヒーリングファクターのせいで死にたくても死ねないという境遇から来る自殺願望で、作者や読者を殺して自らの存在自体を消そうと目論むこともある。
この第四の壁を無視する能力は実写版においても健在であり、撮影しているカメラを動かしてアングルを変えたり、彼の掛け声1つでBGMが流れ出したりと最早やりたい放題である。
彼の代表的な特徴ではあるが、彼だけのものというわけでもなく、他のヒーローもたまに見せることもあり、日本ではアニメのアルティメットスパイダーマンのスパイダーマンがこちらに話しかけてくる描写が分かりやすいだろう。
そちらにも彼は登場しており、スパイダーマン以外がモノクロになる定番の視聴者への話し掛けタイム中にスパイダーマンをもモノクロにして登場した。
その際好き勝手くっちゃべったデッドプールが「通信終了!」とカメラをぶった斬った後いきなりスパイダーマンの前にカメラが戻り「みんなどこ行ってたの?」と不思議がる場面が見られる。
黄色い吹き出しはSD化したちっこいデッドプールで表される
ただ、実写版では事情が異なり、演者のライアン・レイノルズや3作目の監督を務めたショーン・レヴィ氏によると、「第4の壁を認識する能力はデッドプールだけのもの」としており、他のキャラクターに同様の演出を入れることはありえないというスタンスである。「他のキャラクターも同じようなことできてしまうと、下手するとストーリーの収拾がつかなくなる上に、デッドプールの個性を弱めることになってしまう」というのがその理由である。
また、3作目では共演者(=キャラクターの中の人)をイジるようなネタを入れる際には、必ず事前に当事者にその台詞を提示して許諾を取る等、きちんとコンセンサスを取って制作を行っていたとも語っている。
一見、好き放題やりたい放題やっているように見えるが、実はかなり丁寧かつ慎重な作品作りが行われていたようである。
<今はコンプライアンスとか色々とうるさいからね…
因みにこの第四の壁の能力、メタ的な事情を把握しているので、見方を変えれば全知とも言うべき能力なので、ヒーローやヴィラン関連の事情ならほぼ認知しており、主に『デッドプール2』や『デッドプール&ウルヴァリン』では著名なキャラクターと遭遇するたびにヒーローオタクな反応をしている。
<欠点は共感してくれる友達がいないところ……
俺ちゃんのズッ友!
デッドプールの初出エピソードである「ニューミュータンツ#98」以来の腐れ縁。当時のデッドプールとケーブルは暗殺者とその標的という関係だったが、エピソードを経るにつれて良き友人となっていった。
現在では漫才コンビのような非常に息の合った間柄で、ときにコメディなデッドプールを差し置いてケーブルがボケに回ったり、この二人を主役にしたストーリーが存在したりと、公式で非常に仲が良い。また、ケーブルがリーダーを務めていた「X-フォース」の元メンバーであるドミノ(自分には幸運・相手には不幸を招くと言う女ミュータント)とも交流がある。
実写映画でもドミノと共に『DEADPOOL2』にて新キャラクターとして登場する。
ウエポンX計画絡みから、様々な因縁がある。
また後述の実写映画以降は更にウルヴァリン嫌いが顕著になっており、特にゲームなどのメディアミックス作品では事ある毎にウルヴァリンをディスる(これも後述)。
しかしその後、マーベルナウでのデッドプールシリーズにおけるある話において、某国に拉致され(この時、キャプテンアメリカも同様に拉致された)、紆余曲折を経てデッドプールと共闘。その際の出来事が切っ掛けでデッドプールと(それなりに)仲良くなった。……ホントだよ?
一方、実写版においては中々共演の機会に恵まれてこなかったが、2023年に出演俳優より実写映画でデッドプールとウルヴァリンが共演する事が報告された!
デッドプール曰く憧れのヒーロー。
<そして俺ちゃん史上最高のズッ友!!
アース616(正史世界)においてはメイド服姿を披露したり家に泊めてくれと迫ったりと、デッドプールが一方的に絡んでおり、生真面目なピーターは振り回されっぱなしな感じが多い。
また、ヴィランであっても死なせない信念を持つスパイダーマンも死なない彼に対しては囮にして爆殺したりぼこって簀巻きにしたりと割と辛辣……だったのだが……。
チームアップ誌の中で「あんたのようになりたい」というデッドプールになんだかんだ面倒見の良いスパイディが世話を焼くようになったり、謝罪に付き合って一緒に裸で踊ってくれたり、デッドプールの部屋で一緒にオーバーウォッチをしたり、最近はデッドプールが一方的に使っていた"親友"という言葉に近い仲にまでなっている。
ふざけているようで〈WHAT WHOULD SPIDEY DO?(スパイディならどうする?)〉と書かれたリストバンドをして善行の指針とし、気の進まない人間の命を助けたり、
折角イケメン顔に戻りまともな人間になるチャンスを得たにもかかわらず、スパイディを救うために捨てたりとその憧れも友情も本物。
更にはデッドプールの血を使って”運命の伴侶”を呼び出す儀式で何故かスパイディが召喚されてしまったり(勿論本来呼び出そうとしたのはシクラー)、クリスマスにセーターをプレゼントしあったり、将来一緒に老人ホームに入って余生を過ごすエンドまで披露した。ちなみにデップーはスパイダーマンに対して性的に興奮を覚えた事が少なくとも一回ある。
どういうことなの……。
デッドプールと親友になるにはどうすればいいか?というファンからのお便りにデッドプールは
「俺のベストベストフレンド(大大親友)はスパイディだが、お前が一生懸命努力し、精進を重ね、放射能を帯びた蜘蛛に噛まれ、タイツはいてもあれぐらいいい尻してればそういう可能性もあるかもな」などと答えているが、
スパイディはスパイディでデッドプ-ルに対して
「友達じゃない」
→「彼は僕の友達なんだぞ…!あ、いや、友達は言い過ぎか。疫病神に近いかもね。でも、僕の疫病神だ!」
→「君は狂人で厄介者でいつかは君のせいで死んじゃう気がするけど……それでも君は僕の友達だよ」
と、チームアップを経てしっかり友達認定している。
映画では大人の事情もあり二人の絡みは無かったが、最近それが解消されたため今後どうなるか注目である(一応、3作目でデッドプールがウェブシューターの物まねをするシーンが盛り込まれている他、トム・ホランドの弟のハリー・ホランドとの共演は実現している)。また、実写版のデッドプ-ルが原作版などに比べてもかなりまともであり、義理堅い性格から最終的に一人きりになってしまったスパイディに対して(メタな視点からも)ある種の救いになってくれる可能性は十分ある。
<おいディズニー! 早く俺ちゃんとスパイディの映画を撮りやがれ!
え? 名前を言っちゃまずいって?
ストライキは傘下の権利だぁぁぁぁ!!
<って、おい! いくら俺ちゃんの映画でも「もうすぐ50の中年のおっさんが、青二才のケツを追い回す」なんて話が出来る訳ないだろ!! by 別次元のデッドプール
<大丈夫。あんたもやりたいつってたから!!
- ボブ
秘密結社ヒドラの(元)戦闘員。デッドプールのヒドラ潜入作戦以降、彼の子分として使いっ走りなどをやらされている。ヒドラと敵対関係にあるテロ組織A.I.M.には、見た目も性格も彼そっくりなビルという工作員がいる。
なお、デッドプールと現在の嫁のシクラーの出会いを描いたDracula's Gauntletで久々に再登場。以前までは「ウィルソン氏」と呼んでいたのが普通に「デッドプール」になったという違いはあるが、ボブはやっぱりボブだった。
実写映画にも「特殊部隊の頃の同僚」として登場。
彼は敵の雇った兵の中で例外として気絶させられただけですんだ。
<だって奥さんが作るキャセロールが美味しいんだもん。
X-23のクローンにして妹(つまり、血縁上はウルヴァリンのクローンのクローンにして2人目の娘)。
あまり知られていないが、実はデッドプールとは大の仲良しで、その仲の良さはスパイダーマンやケーブルにも勝るとも劣らない。
顔に傷痕がある事から、同じく顔が酷く爛れたデッドプールとは、人前で顔が見せられない者同士として意気投合している。
実写映画では登場していないが、ウルヴァリンとX-23がデッドプールの大切な存在になったので、今後の展開に期待したいところである。
デッドプールが唯一と言っても良いくらい尊敬するヒーロー。
ウェポンX計画を受けてデッドプールになる前、遡ること子供の頃からの憧れであった。
何かと他のヒーロー達に煙たがられるデッドプールだが、キャプテン・アメリカは数少ない理解者で好意的に接している(媒体によっては他のヒーローと同様に煙たがる事もある)。
実写映画では対面していないが、TVAが用意した映像を観て、画面に映るキャプテン・アメリカに敬礼している。
- アイアンフィスト&パワーマン(ルーク・ケイジ)
ヒーローズ・フォー・ハイアーの創設メンバーとして知られる名コンビ。
後付け設定……もとい近年刊行されたエピソードで、1980年代彼らと共演、戦ってきた事が明らかに。パワーマンにとってこの記録は黒歴史のようである。
<あーん、そんな事言わないで~!
- キッドデッドプール
2000年代、デッドプールにあこがれるオタク少年が押しかけてきて強引にサイドキック(相棒)となった。下述するキッドプールとは別人。
- エミリー・プレストン
2013年にスタートした第3シリーズから登場。S.H.I.E.L.D.の女性エージェントで恰幅のいいおばちゃん捜査官。ゾンビ大統領軍団が大暴れしまくる事件を対処するために、デッドプールを雇ったのがきっかけで知り合う。その際に生身の体を失うが、後にS.H.I.E.L.D.が使う身代わりロボットのLMD(ライフ・モデル・デコイ)に精神を移した。
- スコット・アドシッド
プレストン捜査官の相棒。彼もまたゾンビ大統領軍団の事件以来の付き合い。
同じく第4の壁を認識している。(なお「第4の壁を破る」事に関してはシーハルクの方が上)
MARVELvsCAPCOM3ではデッドプールを本名のウェイドと呼び仲良くメタネタな掛け合いをしている。
『デッドプール:SAMURAI』にて登場したスパイダーウーマンの少女。
アベンジャーズの公認組織『サムライスクワッド』のメンバーとしてデッドプールとチームを組んだが、デッドプールからは「スパイディの安いパクリ」「ジャンプで人気出ない」などとボロクソに叩かれており、生真面目で熱血系な彼女もいい加減で奇行が目立つデッドプールを「ヒーローに相応しくない」と述べ、2人の関係は最悪だった。
しかし、その後はデッドプールの奇行に振り回されながらも力を合わせて仕事をこなし、友情を深めていく。
最終的にデッドプールはサクラスパイダーが死んだと思った際は、悪党を血祭りに上げるほどにブチギレている(実際は嘘で死んだ事にされていたサクラスパイダーは驚愕していた)。
<あー、そうそうタスキ―との掛け合いは、リンク先を参照にしてね。
その他、金銭が絡むとヴィラン寄りのキャラとも平気で関係を持つため、破滅的な人間性とは裏腹に意外と交友関係の広いキャラである。
俺ちゃんの華麗なる恋愛遍歴
実はデップー、エルム街の金玉と腐れアボカドがF◯◯kした潰れフェイスながら、めちゃめちゃモテる。原作コミックでも美女を侍らせながら一杯やっていたり、上述のようにデスをはじめとして美女に言い寄られたりと彼の周りから女性が絶えたためしはない。いつの時代も、美女とは金と力を兼ね備えた危険な男に弱いものなのかもしれない。
- コピーキャット
変身能力を持った女ミュータント。本名はヴァネッサ・カーライル。デッドプールが、まだウェイド・ウィルソンだった頃に出会った女性。その後、癌が発覚したウェイドは彼女と別れることに。その後、能力を活かしてドミノに変身。Xフォースに潜入した。肌が青い。
映画のヒロインのヴァネッサの元ネタとなったキャラクターだが、映画では普通の人間であり、今のところはコピーキャットへの変身は披露されていない(ただ、近年のマーベル映画はマルチバース設定を採用していることから、もしかしたら今後の作品で彼女がコピーキャットして活動しているアースが描写される可能性もある)。
<青い肌の変身女ミュータントって、ジェニファー・ローレンス?それともレベッカ・ローミン?
- サイリーン
バンシーの娘。父親と同じソニックボイス能力の持ち主。デッドプールの昔の彼女。
現在は元X-MENで構成された「X-FACTOR探偵社」のメンバー。所長であるジェイミー・マドロックス/マルチプルマン(衝撃を受けると影分身する)の子供を出産した。
解りやすく言うと「学生時代のガールフレンドが、社会に出た後に別の男と結婚した」感じ。
ただしその子供は分身とのものであった為、本体のジェイミーに接触した結果取り込まれる形で分身のジェイミー共々消滅してしまった。
<俺ちゃんの嫁。
- カルメリタ
前述のアイアンフィスト&パワーマンと共演したエピソードで登場した女性。あるヴィラン率いるギャングに捕まったデップーと共に監禁されていた。「どうせ死ぬなら」とその場の勢いで≪自主規制≫した。その直後にデップーの顔面もんじゃを見て、すぐに別れたのだが…。
<そして、もちろん忘れちゃいけない「死の女神」ことデス様。
俺ちゃんの恐るべき子供たち
- エレノア(エリー)
カルメリタと作った娘。アース16356ではゼンプール2099として活動。
- デッドプール2099
本名ワルダ・ウィルソン。アース16356でのシクラーとの娘。
- イッツィ・ビッツィ
スパイダーマンの遺伝子を組み合わせて誕生した女性怪人。
2人の能力を併せ持っており、殺人に抵抗感がないヴィラン。
- エヴァン
アポカリプスのクローン。デッドプールに拾われたことで実の父のように慕っている。
- スクイレルプール
リスのヒーロースクイレル・ガールとの娘…?
俺ちゃんの最強チーム!
デッドプール・コープスとは、メンバー全員デッドプールと言う「オールボケ&ツッコミゼロの狂気を通り越した奇跡のチーム」。デッドプールの前に突如現れる宇宙の超人種族:エターナルズ。神に等しい存在である彼等は、デッドプールに宇宙の危機を救ってくれと頼む。彼は平行世界のデッドプールをかき集めて、デッドプール軍団を結成。宇宙の未来を守るために戦うのだ!…って、頼む相手間違えてませんか?
ちなみに日本では「corps」の綴りから「コープス」と読まれる事が多いが、邦訳書籍では英語の発音に近い「デッドプール・コァ」の表記が採用されている。
俺ちゃん、日本の漫画で主役デビュー!
デッドプール:SAMURAI (アース-TRN800)
笠間三四郎・原作、植杉光・作画による日本産漫画。
日本に来たデッドプールの騒…活躍を描く。
タクシーの支払いを講談社につけたりメタ発言を連発するなどデッドプールらしさは健在。
<日本で出会ったサクラスパイダーは、本場MARVELで逆輸入されたから、見かけたら「海外でも調子に乗るな」と釘を刺しといてよな
俺ちゃん、ハリウッド映画に出演だ!
ウルヴァリン:X-MEN ZERO (アース-10005)
ライアン・レイノルズがウェイド・ウィルソン役を務める(日本語吹き替えは加瀬康之が担当)。
最初のうちはおしゃべりで二刀流で戦うなど比較的原作に近い印象だったものの、クライマックスで再登場した際にはウルヴァリンと同様伸縮自在のアマダンチウムの骨格刀やヒーリングファクター、ワープ能力、さらには(捕虜として捕えられていた)サイクロップスのオプティックブラストなど、様々なミュータント能力を移植された“ウェポンXI”となっていた(ちなみに、この状態では口が縫合されて一言もしゃべることができなくなっており、さらにパソコン端末から指令を受けて行動するなど、ロボットのような描写がなされていた)。セイバートゥースから「今度余計なことを言うと口を縫い合わすぞ」と言われたかどうかは不明。
さすがのウルヴァリンもミュータントのいいとこ取りとも言える相手だったためにタイマンでは圧倒され、兄のセイバートゥースとコンビを組み、首を切断することでようやく仕留めることができたほど。ただ、戦いには敗れたものの死んでわけではなく、エンドクレジット後に生首だけの状態になった彼が息を吹き返すシーンが挿入されている(この時口の縫合が解け、観客に向かって「口止め」をしているとも取れるジェスチャーをする)。
なお本編中に「デッドプール」の名は一度も出ておらず(クレジットも「ウェイド・ウィルソン」のみ)、映画にはデッドプールは登場せず、あくまでもウェイドとウェイドからデッドプールになるまでの中間の存在「ウェポンXI」だと思ったほうが心安らかでいられると思う(ただし、後述の主演スピンオフのパンフレットでは、この時のウェイドのことも「デッドプール」と呼称している)。
実際ウェポンXIをデッドプールそのものだとするとキャラ崩壊もいいところで、アメリカ国内のファンからは大不評を買い、コミック版のデッドプールが映画版の「デッドプール」を惨殺するファンアートまで作られたほど。
演じたライアン・レイノルズも映画『デッドプール』のパンフレットのインタビューで、「最初にウェイド・ウィルソンとして登場するシーンはともかく、デッドプールになってからは本来のパワーや特徴が封印されていた。自分自身も不満を感じたし、これではファンが怒るのも無理はない」と述懐する等、本作に登場するウェイドに相当に不満があった模様。
そのためなのか、後述する主演スピンオフでは、実質的なプロデューサーとして自らも製作や脚本執筆に率先して加わったり、(同じく自身が主演し大不評を買ったアメコミ原作映画である)『グリーン・ランタン』共々同作を頻繁に弄り倒す等してそうした思いの幾分かを発散している。
デッドプール (アース-TRN414)
全世界のデッドプールファン待望のスピンオフ主演映画。
<念願の主役だよ!
配給は『X-MEN』シリーズと同じく20世紀フォックス。主演はライアン・レイノルズ。
2016年2月12日に全米公開された。日本での公開は6月1日から。
上記の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』での反省を踏まえて原作のデッドプールに非常に忠実な描写がなされていることや、演じるライアンの軽妙な演技、作中のいたるところに仕掛けられた痛烈な皮肉やブラックジョーク等が好評を博し、X−MENユニバースの作品の中では『LOGAN』と双璧をなす最大のヒット作となっている。
<イエーイ!!
そして、2年後の2018年には続編が公開。現状、X-MENシリーズの登場キャラの中で作品がシリーズ化されたのはウルヴァリンを除けばデッドプールのみである。
上記の通り、原作と同様のポップカルチャーに詳しく、軽妙でお喋り且つ過激な言動を見せるが、精神異常者としては描かれておらず、根は寧ろ常識的な一面が目立つ。
一方で、嘗て親族から受けた虐待や特殊部隊での在籍中に41人もの殺害を経験し、不名誉除隊となった事にトラウマを抱え、同じ境遇故に自分を理解してくれたヴァネッサを深く愛する余り、彼女との関係に半ば執着してミュータント化して変貌した自分の顔を拒絶される恐怖心から再会する事を選択出来ずにブラインド・アルと同居する等、理性的な一面と同時にそれを裏打ちされる繊細な人物としても描かれている。
詳細はこちらも参照。
デッドプール&ウルヴァリン(アース199999)
<俺ちゃん、遂にMCUへ参戦!!
上述の『デッドプール』の続編。
今回は……
<待ちな! 嬉し過ぎてアソコが凄いから俺ちゃんが直々に説明する!!
キツネがネズミに買われたせいで長らく企画が止まっていたが、俺ちゃんの中の人による努力、そしてネズミと愉快な仲間達も俺ちゃんの大ファンだって言うから、特別にリブートはしないで今まで通りの俺ちゃんとして登場する事になったんだ!!
おかげで俺ちゃんのハニーであるヴァネッサ、パシリのドーピンダー、同居人のブラインド・アル、脇役A、B、Cなどの俺ちゃんのお友達みんなMCUへ合流する!
え? 一部いないって? ゲホゲホ……
それはさておき、今回はなんとウルヴィーとのチームアップで、しかも演じていたヒュー・ジャックマンがカムバックしてくれたんだ!
何でもウルヴィーを卒業して意地を張っていたけど、俺ちゃんの映画が大ヒットしたのを見て何だかよりを戻したくなったらしい……。
更にウルヴィーは原作通りに黄色いスーツも着てくれるし、アイツやコイツ、ソイツまでも出演するから期待度MAXなヒーロー映画になる!!
映画公開は2024年の7月26…え?日本だけ2日前倒し?マジかよ×××並に速ぇじゃねえか!!…ん?なんだあれ?
<やべぇ変な奴が来た!!とにかく7月24日公開だからぜってぇ観てくれよな!
え? もう上映は終わったって?
そんな君には11月12日に『ディズニープラス』で配信されるから、そっちで観てちょーだい!
ちなみに…
日本では「クソ無責任ヒーロー」というキャッチコピーが与えられているが、上記の通り、実写版のデッドプールは原作と比べると割と真面目な面が目立ち、寧ろ責任はきちんと果たそうとするなど義理堅い人物として描かれていることから、このキャッチコピーに「デッドプールというキャラクターを表面的にしか見ていない」として、違和感や不快感を示すファンも多い。
<それだけ俺ちゃんが皆から認められて来たって事だな!
ゲームでの俺ちゃんだ!
DEADPOOL (アース-13625)
初の主人公となるゲーム。プラットフォームはPS3/Xbox360/PS4/XboxOne/Windows(Steam)。ただし、首が飛ぶ・腸がハミ出るといったゴア表現がてんこ盛りなため日本版は発売されてない(Amazonなどで原語版のパッケージを購入することは可能。PC版もSteamで購入可能だったが現在はフランチャイズ契約の期間満了により販売終了)。
Comiconでは本人が現れ拡声器でジョークをまくし立てるわ、別のゲームを発表しようとしていた製作スタジオのブースに登場したかと思いきや「HIGH MOON STUDIOS(このゲームを製作したアクティビジョン傘下のデベロッパー)は俺が買い取ったぜ!ザマァ!」と吠える、さらに勝手に自分のゲームの宣伝を始めるわでファンを沸かせた。 本人がデザインしたフリーダムな公式ページも公開している。
さらにトレーラーの最後に「クソッタレ、ウルヴァリン!(原文は「Suck it, Wolverine!」なので、直訳すると「しゃぶれよウルヴァリン!」か)」と言ったり、やたらウルヴァリンをディスる。
そんでもって、開始早々に声優のノーラン・ノース(デップーさんの中の人)とケンカを始める。
脚本にもケチを付けるなど、相変わらずやりたい放題である。
MARVEL VS. CAPCOM 3 (アース-30847)
プレイアブルキャラクターとして参戦。開発者インタビューでは
- 全てのマーベルキャラクターの中でも1位2位を争うキャラ
- 2体3体ぐらいの労力がかかっている
- 肩を並べるキャラとしてカプコンからダンテを参戦させた
と言われており、参戦が待望されていたキャラクターだというのが分かる。
また、第4の壁破壊の能力はこのゲームでも健在であり、
- 挑発で出す吹き出しが攻撃判定を持つ
- ハイパーコンボ(超必殺技)でライフバーとゲージ類を鈍器代わりに振り回す
- 負けたときに「You pressed the wrong buttooon!(そのボタンじゃねえだろうがあああああああああああ!)」と愚痴をこぼす
- 勝利演出でプレイヤーに向かって色々言ってくる(殆どが文句)
一例
「おい!そこのお前!!そうお前だよ!!
オレがここで飛んだりはねたりしてるのに
お前は悠長に座ってゲームしやがって。不公平じゃねぇか!」
「ねェ、アタイのこと好き?どれくらい好き!?
今スグ「好き」って言って!モニター越しにキスして!
「デッドプールたん愛してる」ってささやいて!!」
その他にも、勝利セリフでは某ゲームの次回作に出してほしいと言ったり、
某アクションゲームの主人公にサインをねだったり、ウルヴァリンに勝利すると、「ウルヴァリン負かすのにオプティック・ブラストなんかいらねぇ!!(意訳)」と実写版を揶揄したような発言をするなど、もはややりたい放題である。
とはいえ、ここまで来ると製作者の愛と手間が込められているとも言えるだろう。
なお、ゲーム中で同じMARVEL COMICSのシュマゴラスから「オマエの見てる『別の次元』とは、知ってはいけない次元でシュ。カオスというよりタブーでシュ。 」と指摘されている。
原作でメタ発言の多いシーハルクからは、「私だって第4の壁を打ち破ることができるのよ、知ってた?」「もしマヴカプ4があるのなら、そのときまたボコボコにしてあげるわ、ウェイド。」と言われてしまった。まあ、次回作のMVC:Iではシーハルク共々登場しないんだけどな!(そもそも権利上の問題で『X-MEN』要素が完全にオミットされたのだが)
<何? 俺ちゃん一回こっきりの使い捨て? ふざけんな、チクショー!
ストリートファイターの大ファンらしく、リュウや春麗、C.ヴァイパーに豪鬼との特殊イントロでは堂々とお前の内臓を引きずり出すからそれにサインをしろなどと宣う。
エリアルレイブ始動技ではショーリューケン!!と叫びながらアッパーカットを繰り出すのだが、これはファンサービスではなく原作再現。しかも喰らわせた相手は女性。原因は
「ウルヴィーに喧嘩売ったけど、スルーされたわね。NDK?」(要約)
デップー「オマエ、ストリートファイターってゲーム知ってるか?」(昇龍拳が炸裂)
女性にモテるが平気で暴力を振るうデップーさんマジでハンパねえ。本家のリュウも「俺の昇龍拳が真似されるほど有名になっていたなんて、師匠に叱られてしまうな。」とこぼしている。女子高生にアレンジされているのに何を言ってるんだ、アンタ。
ちなみに原作では波動拳(という名の斬撃)も使った事がある。
アニメでも大活躍よ!
アルティメットスパイダーマン (アース-12041)
日本語版CV:内田岳志
シーズン2第41話「アルティメットデッドプール」でゲスト登場。それまでもチラシ(手配書?)に写ったりとカメオ出演があったが、この話でついに本人が登場。
本作のスパイダーマンはデッドプール同様第四の壁の向こう側にいる我々視聴者に話しかけたりする事ができるキャラではあるが、デッドプールはなんと冒頭の彼の語りを途中でぶった切り、自分のアクションシーンを映すという暴挙に出た。
S.H.I.E.L.D.から盗まれたデータを取り返すという目的の為にトライキャリアに来ていた際、たまたま居合わせたスパイダーマンが彼の任務に同行。アイアンマンから借りパクもとい貰ったジェット(飛行場に「借りるよ!」とだけ書いてあり、トニーは頭を掻いていた)でそのデータを盗んだ犯人、エージェント・マクガフィンのいる場所に急行。
道中スパイダーマンを相手にふざけ倒し、妙に信憑性の無い(デアデビルっぽかったり気持ち悪かったり)オリジンを語ったりと、マイペースに大暴走していた。(「フリーのエージェントはガッポリ稼げる」と札束をばら撒いてスパイダーマンがちょっと揺らぐ場面もあった)
キャラ自体はデビュー当時のような金さえ貰えば善にも悪にもなる傭兵らしく敵を殺す事もいとわない男な為、基本的に殺す事を良しとしないスパイダーマンとは終始そりが合わなかった。(作中度々「生き延びさせない」と発言するが、それについて聞かれた際「脳の配線が変でコロ、なんとかって台詞が言えないんだ、つまりバラバラにして魚の餌にするって事、コロ、なんとかして」と返している。カートゥーン作品のため大っぴらに「殺す」と言えないという事情がある)
また、スパイダーマンのスーツを見るなり「いいね~その格好!! 俺のを真似したのか!? 俺に憧れてるの!?」と発言した。
当然だが、劇中スパイダーマンとデッドプールは初対面であり、スパイダーマンは彼を知らなかった為「存在すら知らなかった。真似る筈がないだろ!!」と反論した。
メタ的に言えば寧ろデッドプールがスパイダーマンを真似したものだが。
エージェント・マクガフィンが居るはずの島に近づくとタスクマスターの部下達の襲撃にあい、何とか切り抜け、タスクマスターを捕縛(この際タスクマスターの能力である「相手の動きを即座にコピーして返す」を無効化して戦っており、肉弾戦で強敵のはずのタスクマスターを完封している。
仕上げにコピー中のデータを抜き取り破壊する(丁度スパイダーマンのデータだったため、「これだけ見たい!」とスパイダーマンを突き飛ばすも糸で回収され、スパイダーマンの本名の予想をA.Aから順番に言い続け「アルファベット順に当たるまで言う気か?」と呆れられている)もタスクマスターの証言とデッドプールの告白タイムの自白により、エージェント・マクガフィンなるヴィランは存在せず、デッドプールが小遣い稼ぎに盗んだことが発覚。
(そもそもマクガフィンとは、表現用語で「キャラの動機付けになる存在」であり、かつ「話の本題ではないため、中盤には忘れられている。」ようなモノを指す。例えば探偵モノで「泥棒が宝石の窃盗予告を出し、その阻止を依頼された探偵役が赴くが殺人事件が発生、実は泥棒等は存在せず他人に自殺認定させたかっただけ」という大まかなプロットを書いた場合、「泥棒」と「泥棒に狙われる宝石」がマクガフィンとなる、転じて「話のきっかけではあるが全体としてはどうでもいい事」をマクガフィンと称する。)
そして、デッドプールが腹を下してトイレに置き忘れたそれをタスクマスターがネコババした、というのが事の真相と言うことが分かり、スパイダーマンとデッドプールの戦いが始まる。
光線銃や刀等による殺意溢れる攻撃をしたと思ったら何処からともなく巨大鶏を召喚して追い回させたり、余計な事を言って牛まで召喚してしまい自分が轢き潰されたりスパイダーマンをサメにしてとっ捕まえたりとフリーダムすぎる空想ファイトを展開したり、かと思えばガトリングを取り出して殺意を出したりと好き放題戦っていたが、空想ファイトで「これをお手本にしろ!」と本を投げつけられ、手に持つと光と共に「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という例のセリフが再生、それに対して「何がお手本だ、つまんな過ぎー」と言った瞬間本からマジックパンチが飛び出て「Massive Morality K.O(日本語訳では「強烈な教えにKO負け」)!」され目を回して倒れ伏した。
スパイダーマンは一応先輩として尊敬はしていたらしく、戦闘の際「アンタなんかを尊敬してたとはね!タスクマスター並の悪なのに!」と失望したとおもしき台詞を言っている。(デッドプールは特に反応せず淡々と「場合によりけりだ、金さえ貰えば俺は悪にもヒーローにもなる」と返している)
この世界ではオリジンか異なっており何度も他人のオリジンを騙っていたが、道徳を説かれたことで最期に本当のオリジンを暴露
かつてただの「変わった子供」だったころ、その特殊な能力を持ったことで人生をクソだと思っていた。
やがてフューリーと出会い、S.H.I.E.L.D.に入るが、彼の方針についていけず離反、辛い時に笑い、やられたら100万倍にしてやり返す一匹狼の傭兵となった。
もういいお前にわかりっこないとこれ以上語るのを拒否したデッドプールは感傷的にさせられた事で戦意喪失、「札束で出来たベッドで泣いてくる(データに拘らなくてもお前と違ってそんだけ稼いでるという嫌味)」と吐き捨て、隠し持っていたジェットパックでその場を後にした。なおそのとき逃げながら「(ジェットパックで)尻が燃えてる」と叫んでいた(スパイダーマンはお前にはわかりっこないと吐き捨てるデッドプールに対し口には出さないものの「自分も数々の恩師達と会えなければああなってたかもしれない」と理解を示していた)。
<何気にアニメ作品では貴重な俺ちゃんとスパイディのクロスオーバーだよ!
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ (アース-14042)
CV:子安武人
<地獄からの使者、デッドプール!!
第27話でゲスト出演。詳しくはこちら
全年齢対象のアニメなのもあってか、拳銃はビームガンに変更されている。
<PTAなんて大した連中じゃないが、俺ちゃんは優しいからここは顔を立てといてやるよ。
勢いでか第30話にも登場。こちらはシリアスな内容だが、最初とオチはやっぱり彼だった。
「俺ちゃんのリクエストよろしく」と言っているので、応援してあげよう。
<↑もうアニメ終わったわ!!
フューチャー・アベンジャーズ (アース-TRN642)
CV:子安武人
ディスク・ウォーズと同様、こちらでも子安武人が続投。
第7話にて初登場し、のちに第18話にも登場した。
第18話ではザ・リーダーの依頼でマコトの誘拐を引き受け、アベンジャーズに接触してマコトをさらいだすが…相変わらずの奔放さで周囲を振り回しまくった。
<いや~ん♡ 何すんの♡
前述の『ディスク・ウォーズ』と比べると、実写映画版に近い姿になっており、拳銃も変わらずビームガンだが、ミリタリー風のデザインになっている。
アベンジャーズ:ミッション・デモリッション
日本語版CV:内田岳志
終盤のエンドクレジット風の漫才で登場。
事件解決後に駆け付けたところを、同じく第四の壁を破れるシー・ハルクに「あんたは出入り禁止のはずだ!」と襲われ、ひと悶着となった。
日本語CVには『アルティメット・スパイダーマン』以来の内田岳志が久しぶりに担当。
今作では実写版デッドプールを担当している加瀬康之を意識してか、声質が低い演技となっている。
LEGOにもなったよ!
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』のサブストーリー「デッドプールミッション」の案内役を務める。何かを収集する度にベラベラ喋って来るのも、ある意味原作通り。また、スタン・リー程ではないもののステージのあちこちでカメオ出演してたりもする。
デッドプールミッション内にある全ての「デッドプールレッドブロック」を回収し、全てのエクストラを購入すればようやくデッドプールがアンロックされる。・・・しかし性能としては射撃、再生しかなく苦労に見合わない性能となってしまっている。俺ちゃんの扱いよ・・・。一応フォローしておくと、再生の恩恵で絶対に死なない他、他に再生を有しているキャラクターはウルヴァリンとスタン・リーのみなのでかなり貴重な耐久キャラとも言える。
因みにニューヨーク市内で依頼人として出現するデッドプールは再生が無いので、殴ると普通に死ぬ。
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ 2 ザ・ゲーム』でも彼は登場する・・・・・と思いきやグウェンプールに案内役の座を奪われた挙句、本人は無慈悲にもリストラの憂き目に遭った。もっと言えば彼の他にウルヴァリンやマグニートーと言ったX-MENのキャラクターも全員まとめてリストラされている。
<↑俺ちゃんが何したってんだ……
余談でも読んでく?
ネット上ではたびたび「デッドプールはDCコミックのデスストローク(スレイド・ウィルソン)から派生したパロディキャラクターだ」とされているが厳密には間違いらしく、実際は「作ったキャラクターの見た目がたまたまデスストロークに似ていたから、一種のギャグとして設定をそちらに寄せた」程度の関係とのこと。また、デザイン自体は前述のようにスパイダーマンがモデルとされている。
<こんなデマを流した奴はどこのどいつだ!?
ちなみに、特に「実は、デッドプールは過去に、こんなドン引きな真似をしでかしてました」的なエピソードで顕著だが
など、デッドプールとDCコミックのキャラクターの中でも最悪級にマズい奴と同一視させるようなエピソードも少なくない。
<あと、DCネタでは「冷蔵庫の女」の最悪なパロも有るよ!!
よく「デッドプールは不死身」とか「デッドプールとデスはラブラブ」というコメントが散見されるが、それはあくまでもアース616のデッドプールの話であり、ディスクウォーズやアルティメットスパイダーマン等の別の世界のデッドプールはその限りではない(公式で不死身かどうかの設定が明かされていない)。つまり二次創作等の独自設定のあるデッドプールもその設定込みで話をするのはあまりよろしくない為、その点に関してだけはくれぐれも注意していただきたい。
俺ちゃんの情報!
COOKING WITH DEADPOOL デッドプールのレシピブック
<俺ちゃん史上、最高のレシピ揃いだ!
デッドプールSAMURAI 1&2 ジャンプコミックス!
<なんかスパイディもどきの小娘が出て来る。
<ほかDEADPOOL映画の紹介だってばよ♡
原作コミックの異世界オールドマンローガン【アース-21923】でも顔出ししてると言うよりも首だけ…?
エイジ・オブ・アポカリプスの世界でデッドプールことウェイドとされる人物が登場するが、ナイトクローラーによって首をもがれて死亡した…?
最後に関連タグだ!
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ディスク・ウォーズ:デッドプール デッドプール100users入り
スクイレル・ガール:グレイト・レイクス・アベンジャーズの同僚(デップーは補欠)、彼女も第四の壁を認識している
ライアン・レイノルズ - 実写映画でデッドプールを演じた俳優。
プラウラー、アラクニドJr.:マスクのデザインが似ているMARVELキャラ。
<↑おい誰だ! こんなタグ付けやがったのは!!
ダーティハリー:第5作の原題が「The Dead Pool」。