曖昧さ回避
- 武論尊・原哲夫の漫画『北斗の拳』の登場人物。本項で解説。
- 若杉公徳の漫画『デトロイト・メタル・シティ』の登場人物→アレキサンダー・ジャギ(和田真幸)
「おいおまえ!」「おれの名をいってみろ!!」
「死ねえ!!ケンシロウ このおれの顔より醜く焼けただれろ!!」
「ウァッハハ!おれさまはだれだ!名をいってみろ!!」「おれは北斗神拳の伝承者ジャギさまだ~!!」
CV:戸谷公次(アニメ・AC格闘ゲーム)
大塚周夫(旧劇場・PSゲーム)
デビット伊東(新劇場・OVAシリーズ)
青木強(天の覇王ゲーム版)
矢部雅史(DD北斗の拳2)
千葉繁(激打3)
岸尾大輔(ユリア伝(少年期))
宮内尊寛(ユリア外伝モーションコミックス)
金光宣明(スマートショック)
川津泰彦(リバイブ)
公式サイトでの解説
【流派】北斗神拳、南斗聖拳
【技】北斗千手殺、北斗羅漢撃、含みバリ
北斗4兄弟の三男で、北斗神拳の他に南斗聖拳も使いこなす。北斗神拳伝承者がケンシロウに決まった際、ケンシロウを襲撃するが返り討ちにあって顔面を歪まされる。南斗が乱れるとシンにユリア強奪を教唆するなど、拳王軍の一員として暗躍。さらに、胸に7つの傷を刻んでケンシロウを詐称し、悪逆の限りを尽くす。これがきっかけとなってケンシロウと再会し、再度戦いを挑んだが圧倒的な実力差を痛感させられて爆死した。
概要
北斗四兄弟の三兄としてラオウ、トキ、ケンシロウらと共に北斗神拳を学んだ人物。名前の由来は「邪気」から。
他の兄弟たちとは違い、北斗宗家の血を引き継いでおらず、血縁関係も無い。
弟であるケンシロウの実力を認めず(修行時代ケンシロウがジャギにはわからない程度にしか実力を見せなかったのもある)「兄より優れた弟など存在しない」という理念を持っており、ケンシロウに厳しくあたっていた。また、銃や含み針といった拳法家らしからぬ手段も使うため、当時まだ温厚な性格だったケンシロウは、心中ではずっと腹に据えかねていた。
過去
自分より劣っていると見ていたケンシロウが伝承者に選ばれたことで激昂。二人の兄に異議を唱えるもその裁定に無関心であったことで更に激怒。リュウケンに謝って伝承者を辞退するようケンシロウに暴行を加えるも、実力差は明白であり、逆に堪忍袋の緒が切れたケンシロウに叩きのめされる。
(なおこの際、ジャギは運悪く足がもつれた為にケンシロウに負けたと思っていたが、実は密かに秘孔を突かれ脚の動きを奪われていたのが原因だったという事が、決戦時にケンシロウの口から明かされる。その事にすら長年気付かなかった程の力の差があったという訳である。)
非情に成りきれないケンシロウがとどめの一撃を止めた事により命こそ奪われずに済んだが、北斗八悶九断で秘孔を突かれ頭部が破裂寸前となり、秘孔封じで何とか押し留めたものの、顔が醜く歪み苦痛を受け続けるようになる。
顔の苦痛、加えて上述の通り偶然のアクシデントで負けただけと思っていたことでケンシロウへの復讐を誓った彼は、南斗孤鷲拳のシンをそそのかし、ユリアを奪うように仕向ける。さらに、胸にケンシロウと同じ七つの傷を刻み、ケンシロウの名を騙り各地で暴虐の限りを尽くした。
決着
手下が幼い兄弟(足の悪い兄、献身的な弟)とトラブルになっている現場を目撃。町人が「よく出来た弟」と擁護した瞬間、怒りに駆られたジャギは弟を拉致。足枷を付けた状態で砂漠に放置し衰弱死させた(己の無力さを味わわせるため)。
当然、この弟の殺害もケンシロウの仕業ということになっていた。仇討ちに来た兄からそのことを知ったケンシロウにアジトまで乗り込まれ対決となる。
しかし元より圧倒的な実力差があった上に非情さを手に入れたケンシロウには、北斗神拳では太刀打ちできず、銃や南斗聖拳、ガソリンなど様々な手段を用いるも全て失敗。
シン・ユリア・幼い兄弟、そしてケンシロウの分の怒りを込めた拳の猛撃を食らった末に、最期はケンシロウに必殺の秘孔を突かれ敗北。二人の兄が生きていることを告げた後、呪詛の言葉を吐きながら爆死した。断末魔は「ばわ!!」
人気
作中を代表する根っからの悪党だが、その突き抜けた悪役っぷりから人気が高いキャラクター。
原作者両名もジャギはお気に入りらしく、武論尊氏は一番好きなキャラとしてジャギを挙げており、「俺の名を言ってみろ」の台詞も気に入っているとの事で、また原哲夫氏も理想通りに描けたお気に入りのキャラとしてジャギを挙げている。一方で、もちろんその極悪非道さに嫌悪感を催す者も多く、ケンシロウを演じた神谷明氏などはジャギ嫌いを公言している。
ただ、その悪逆非道な割に奇妙な人望があり、部下には機嫌を損ねない限り寛大な部分もあるなど、このような荒廃した世界でなく、決定的に歪みさえしなければ…との想像もできるかもしれない。
イチゴ味でも部下達がジャギに「(ジャギへの感情は)愛っちゃあ...そうでしょうね?!」と答える等、妙に愛されている。但し兄二人には良く無視されている。
また、リュウケンも弟子ではなく息子としてジャギを本気で愛しており、ジャギをケンシロウ達の生きる熾烈な世界には置かせまいとしていた事が公式外伝で判明した(...というかそれならジャギ以外の北斗兄弟達は愛してないのか?)よくよく考えればキムは才能なしとして破門されたのに含み針、銃等を平気で使うジャギは破門にしなかったのもリュウケンのジャギへの愛故だと納得出来る(かもしれない)。
しかし結果としては、作中でもそれぞれ強い信念を持って生きる「漢」揃いな北斗主要キャラクターの中では浮いた存在となってしまい、物語終盤では「いなかったこと」・黒歴史扱いにされる可哀想なお方。
たまにはジャギ様のことも思い出してあげてください………
そんなジャギ様への愛が高じてか、2023年9月に原作者の武論尊氏の故郷である長野県佐久市の佐久平駅に、なんとジャギの銅像(胸像)が建てられた。
これで、いつでも世紀末を迎える事が出来る(かもしれない)。ぜひ訪れて銅像の前で「このお方の名前を言ってみろ~!」ごっこをしてみよう。
ジャギのパーソナルデータ
容姿
裸革ジャンにトゲ付き肩パッド(外伝によると何とラオウすら畏怖させた鬼神時代のフドウへのリスペクトらしい)などの世紀末っぽい服を一通り揃えている。
胸にはケンシロウの名を騙るために自ら刻んだ七つの傷があり、よく見えるように常に胸ははだけている。
そして最大のトレードマークは、ケンシロウにやられた醜い傷痕を隠すためのヘルメット。
黒を基調とし、前面に金色の装飾が施されている。新世紀の現代換算で15万円らしい。
仮面の下はこんな感じ。
破裂せんとする頭部を金具で固定し、寸断された血流を補うために各所に細いチューブが通されている。
原作ではうっかり素顔を見てしまったジャギの部下が「トワッタ!!ワヒィィ!!」と驚き、ジャギの怒りを買ってしまい殺されている。
AC格闘ゲームでは、一撃必殺技を決めた際にこの顔を見ることが出来る。
北斗無双では「スカーフェイス」という、ヘルメットを脱いで敵に顔を見せる超必殺技がある。
何を言ってるのかわからねーと思うし何をやってるのかもよく分からないが、見た相手は何故か秘孔を突かれた状態になり、雑魚なら即死することもある。
DD北斗の拳でも、仮面の下に隠された顔を相手に見せて追い払うという、上記の「スカーフェイス」を思わせるシーンが挿入されている。
ちなみにこちらが傷を付けられる以前の顔。やや長めの髪を逆立てている。
原作の回想シーンに登場した際の姿だが、外伝シリーズでもこの姿のジャギを見ることができる。
(ただし、作画がそれぞれ違う人物が描いているのでデザインが作品によって異なる。)
また、上記の「スカーフェイス」なる技はこの状態でも使用可能。
奥義
ケンシロウらと同様北斗神拳を学んでいるが、「どんな手を使っても勝てばいい」という考えの持ち主のため、闘いに含み針やショットガン、ガソリンまでも使用し、とにかく手段は選ばない。北斗無双ではパンツァーシュレック風のロケットランチャーまで使用する。
こんな性根のために終盤でハブられたり主役の中の人に嫌われたりするわけだが、逆に北斗四兄弟の中では最も世紀末向きの人物とも称される。
またケンシロウがレイに「今度は生きて帰れるのかわからない」と告げた事や伝承者になった直後のケンシロウの背後を取ったり「闇討ちが得意」と評された事から暗殺者としてはかなり優れていたのではないのかという意見も存在している。
また、極悪ノ華では核の炎の直撃を浴びたがビクともしなかったと明かされており、肉体的にはトキよりも堅固である事が明かされている。
原作
- 北斗羅漢撃(ほくとらかんげき)
原作では技を放つと見せかけて含み針を放つだけに終わっているため、全貌がわかっていない技。よって作品によって技の性質が変わる。
アニメ版で描かれた「両手を前に突き出した構えから、高速の突きを繰り出す技」という認識が一般的。突きの際は主に人差し指、中指の二本の指拳を使用。
一方、無双では相手を含み針で怯ませ、その隙に相手を爆弾に変える秘孔を突く技になっている。
どの作品においても技を放つ前の構えだけは一致している。
ジャギ外伝では、リュウケンが「運命を変えたい」と切望するジャギに直伝した。
北斗神拳の中でも奥義に属する高等かつ強力な技であることが語られ、憎しみ・恨み・妬み・嫉みの感情全てを捨てた者のみが極められるといい、完全にモノに出来ればジャギの有力な切り札となり得るものだった。
しかし、逆にこれ等の感情に飲み込まれていたジャギの放つ羅漢撃は、ケンシロウに全く通用しなかった。
- 北斗千手殺(ほくとせんじゅさつ)
主に空中から無数の拳を放つ技。
ケンシロウとの組み手でも使用したが、秘孔を突くことを重視せず、打撃技として放ったようだ。
ジャギ外伝では、ジャギが五年間の放浪の末に独学で身につけた、リュウケン曰く「ありもしない技」。
- 南斗邪狼撃(なんとじゃろうげき)
ジャギがケンシロウの不意を突いて放った技。技名は後述の『AC版北斗の拳』で改めて名付けられたものだが、この名称は後の作品でも継承されている。
斬撃、貫通両方の特性を兼ねた南斗聖拳の奥義。
石像を砕かず貫通させるほどの技量はあったが、ケンシロウには「シンの足元にも及ばん」と酷評された。
この技をジャギがどこから習得したのかは原作では語られていない。
彼が直接接触した南斗拳士はシン、アミバだが、間接的には拳王軍のユダ、襲ったレイの村、水影心による習得など、様々な可能性がある。
ゲーム版
- 北斗邪剪手(ほくとじゃせんしゅ)
北斗無双での奥義。原作において女を追いかけ回していた悪漢に喧嘩を売った時のアレンジ再現。
要するに自分の名前を聞いて「知らん」と言い返され「そうか!」と返答しながら放った攻撃がモチーフ。
膝蹴りを放った後に、両手で相手の側頭部の秘孔をつく。
同ゲームでは珍しい、ほぼ原作をそのまま再現した技に名前を付けたもの。
が、真・北斗無双では何故か廃止。
- 秘孔穿腕孔(ひこうせんわんこう)
北斗無双での奥義。右肩の秘孔を突いて能力をアップさせる。
原作で秘孔を突かれた時に、ケンシロウの秘孔を破ったそれに近い技。
だが、原作とは突いている秘孔の位置が違う。
- 陰陽殺(いんようさつ)
北斗・秘孔という名称が一切入っていない技なので北斗なのか南斗なのかわからないが、恐らく北斗。
対象の肩の上で倒立をしながら、頭を捻って殺す暗殺技。
関連作品におけるジャギの扱い
原作
原作における顛末はほぼ上記の通り。
一度幼い兄弟を興味なさげに見逃そうとしたこともあったが、その直後に村の老人の『よくできた弟』という言葉が耳に入った途端に態度が豹変、結局兄弟のうち弟を死に至らしめている。
そしてサウザーが「北斗三兄弟」と言ったのを皮切りに、回想はおろか彼に対する言及すらされなくなる。
リュウケンは何故ジャギのような人間を養子にしたのか?という疑問には解説本などで
兄弟を競いあわせるためには、ジャギのような毒を持った人物も必要だった。
彼があのような破壊者になったのも、兄弟間の競争に敗れたからで、
もともとは拳法の才能豊かな人物だった。
といったことが書かれている。つまり元々ジャギを伝承者にする気はなかったらしく、その設定からジャギ外伝につながる。
TVアニメ
仮面の装飾が赤、髪が金色に変更されている。
アニメ版ではオリジナルシーンとして北斗兄弟の修行シーンがあり、少年期のジャギを見ることができる。
金髪に黄色い道着、悪そうなツラは相変わらずである。
なお、原作同様幼い兄弟を酷い目に遭わす話もあるが、弟は死亡せずケンシロウに助けられて生存している。
原作においても「耳が弟に似ている」というだけの理由で通行人を殺害する悪逆非道な行動を取っていたが、こちらでは「鼻や目や耳がある所が似ている」と殺害理由がさらに理不尽なものであり、極悪っぷりに拍車を掛けている。
旧劇場版
トキが登場しない代わりにジャギが登場。
設定は原作とほぼ変わらないが、ジャッカル、フォックス、ハート様らを配下に加えている。
ラオウから「北斗はお前が拾えばいい、くれてやる。」と言われ、伝承者を騙る。
シンに敗れたケンシロウを谷底に落とす等、原作以上の非道っぷりを見せた(余談だがこのとき地面を手刀で砕き、ケンシロウに落石を浴びせ追い討ちをかけている)。
アイリを人質にレイとケンシロウを闘わせるなど、原作の牙大王ポジまでやってのけた。
また、本作では顔の傷の応急処置のためか、顔に包帯を巻いたジャギを見ることができる。
以下、断末魔
「ユリアの心はもうシンのものだぁ、行っても無駄だ!ハハハッ」
「くっくやしいかケンシロウ、え?北斗は兄貴が俺にくれたんだ、だから俺のもんだ!どうだハハハハハ!!」
「ケンシロウ俺の名を言ってみろ、俺は北斗の伝承者ジャギギギギギギギギアアア!!!!」
新劇場・OVA版
北斗兄弟の汚点であるためか、一作目「ラオウ伝 殉愛の章」では、最初のナレーションからラオウ、トキ、ケンシロウを北斗三兄弟として紹介し、いなかったことにされてしまった。
…と、思いきや二作目「ユリア伝」に登場。
修行シーンの少年期から、ケンシロウに伝承者辞退を強要し敗北、シンをそそのかして悪に走らせるまでが描かれている。
本作の少年ジャギは、アニメ版、ジャギ外伝のそれよりも凶悪さが強調され、冒頭から目を見開きながら「シャア~ッ!シッシッシッ!」と奇声を上げて組み手に挑んでいたり、この組み手の際にユリアの犬トビーを踏み殺そうとするなどの、ステキな姿を見ることができる。
その後の「激闘の章」「トキ伝」「ケンシロウ伝」には登場せず。
ラオウ外伝 天の覇王
胸に七つの傷を持つ男の噂を調査していたソウガ、レイナの前に現れ、ケンシロウの名を騙るも、相手が拳王軍であることを知ると、自分の正体を明かし、拳王軍に刃向かう意志は無いと伝える。
この際、「ケンシロウが民衆の救世主気取りをしているのが許せない」と語っている。
ジャギはケンシロウを殺すのは自分だと言い残し、彼等の前から去る。
「ジャギを放っておいていいのか」と問うレイナに、「ジャギを倒す宿命にあるのはケンシロウ」とソウガは答え、ジャギを追わず、拳王の下へと帰った。
アニメ化もされた本作だが、ジャギの出番はアニメオリジナルキャラ・サクヤの介入によって華麗にスルーされている。ゲーム版では同じく出番がカットされたアミバとともに堂々参戦。奥義として唯一銃を使用しており「ショットガ~ン♪」と嬉しそうに銃を取り出す。
トキ外伝 銀の聖者
トキの村へZEEDの襲撃があることを察知し、スキあらばトキを討とうと様子を見ていたところ、ZEEDが返り討ちにあい、計略が破られヒステリック状態のアミバと出会い、アジトへ招き入れる。
アミバにトキに成りすます策を授け、トキの背中の傷と同じ傷を彼につける。
アミバと共謀した理由を「自分の欲望に正直な奴の方が組みやすい」からと語っている。
また本作のジャギは煙草を吸っている場面がある。
ジャギ外伝 極悪ノ華
本作ではジャギを主人公とし、原作で語られなかったジャギの出生から、狂気に走るまでを描いている。
「ジャギはリュウケンの養子」という設定は本作から。また、リュウケンとの邂逅は兄弟中で最も早いが、伝承者候補となるのは最も遅かったともされている。
赤ん坊の頃、火事により炎上する家に取り残されていたところを偶然その場に居合わせたリュウケンによって救助される。両親とはこの火事で死別し身寄りもいなかったため、リュウケンに“家族”として拾われる。
その後はリュウケンを実の父のように慕いながら成長するが、ある日リュウケンが連れてきた二人の兄弟の登場とともに「父のすべて」である北斗神拳の存在を知らされる。父を慕うジャギは北斗神拳の伝授を懇願するが、リュウケンはジャギに過酷な暗殺拳の宿命を背負わせたくないという気持ちからそれを頑なに拒み続ける。しかし、奇しくもその親心がジャギの精神を大きく歪めていくことになる。
少年漫画の主人公のようなひたすら真っ直ぐで純粋すぎる青年が、挫折と決定的な絶望により、誰よりも凄惨な悪に反転する、という人物描写で描かれている。
リュウケン外伝 JUDGMENT DAY
上記のジャギ外伝と同じ作者による読み切り漫画。
ジャギ外伝とは打って変わって、原作以上に極悪非道なジャギが描かれている。
~悪行の数々~
- ケンシロウとユリアをバイクでひき殺そうとする。
- 夜の街に繰り出し、人々に名前を聞いてはリンチする。
- 配下のモヒカンを率いて、国会議事堂前で大量殺戮を行う。
- 改造タンクローリーで米軍基地に突撃。
- 食事のマナーが悪い。
まさに外道。というか破天荒。
ちなみに本作は読み切り作品であり、ジャギ外伝のコミックス最終話の直後に収録されているため、ジャギ外伝のしんみりした読後感の後に、「この世界の全てを破壊し尽くしてしまえぇい!!」とのたまうハイテンションなジャギ様を見ることができる。
北斗無双
幻闘編にジャギの章が存在する。
謎の占い師が見せる幻、「もしもジャギがケンシロウの襲撃から逃れたら」と言う物語。
ケンシロウに殺されることを予言されたジャギが襲撃を逃れ、アミバと妙な縁で意気投合し、自暴自棄な二人の珍道中が始まる。
原作以上に火器を揃えており、バズーカ砲どころか挙句の果てに核すらぶっ放す男と化した。
どうやら彼が習得した南斗聖拳とは、南斗爆殺拳や南斗列車砲や南斗人間砲弾のようである。
他にも素顔を見せることでザコを即死させるわ、自分の石像を召喚するわ、もはや拳法でもなんでもない。あとデレる。
真・北斗無双
同じく幻闘編。今作ではケンシロウとの対決に至るまでのエピソードが描かれている。
己は「誰からも愛されていない」と愛を否定し続け、ケンシロウに顔を破壊されてからは精神的にも大きく歪んでゆくなど、前述のジャギ外伝を意識したように思わせる人物像となっている。
なお養父たるリュウケンはジャギに愛を向けるどころかジャギを諌めるために「実の息子のように思っていた」と嘘をつく始末である。
(現に会話中に「極悪の華を咲かせる」といったセリフが登場する)
皮肉な事にジャギの死後に元部下がジャギが死んだ事で自暴自棄になるという慕われていた描写が存在する。
戦闘モーションは前作同様、銃火器をフル活用する危険なお方。また、ストーリークリア後に解放されるEXコスチュームとして、素顔Ver.のジャギが使用可能になる。
DD北斗の拳
"199X年 世界は核の炎に……包まれなかった"という設定のもと、現代の世界で北斗の拳のキャラが活躍するパロディギャグ作品である。
同タイトルの作品が複数存在し、それぞれ設定が異なる部分が多いが、他の兄弟とは同居していないという点は共通している。また、ギャグ漫画であることや、上記の外伝作品で悲劇の悪役として描かれた影響からか、本作におけるジャギはどこか憎めない悪役として描かれているのが特徴。
<漫画版>
ケンシロウを狙うために含み針に毒を塗ったが、その針を自分で口に含んでしまったことにより、お肌のトラブルに悩まされ続けることになり、それを隠すために仮面をつけている残念兄貴。
悪事を働こうとするが、小心者なため大それたことはできない。
ちなみに持っている銃はモデルガンである。
<アニメ版>
今作では、シリーズでも非常に珍しい一切悪人としては描写されていないジャギを見ることができる。
ヘルメット着用なので店内には入れないが、よくリュウリュウケンの入り口前に入り浸っている。
相手に自分の名前を問いかけるも“無視される”、“「知らね~よ、カス!」等罵声を浴びせられる”、“ボコボコにされる”など、あまりにも不憫すぎる扱いを受ける。
しかし、第16話でようやく彼が主役の話が描かれる。
弱いながらも必死になってアイリを助けようとする直向きな姿を見せ、最後は彼女と心を通わせたかのようなシーンも挿入されるなど、今までの扱いが嘘だったかのような非常においしい役どころであった。
ちなみに、本作における彼の素顔は原作と違い、人形のようなとても可愛らしいものになっている。なお、頭髪がないのは、修業時代に三兄弟の戦いの勢い風に巻き込まれて髪の毛がすべて抜け落ちてしまったからである。
Hollows
広瀬総士氏が北斗の拳25周年スペシャルコラボイベント【7Artist】プロジェクトに参加した際の作品。
ジャギ・トキ・ラオウは「Hollows」と呼称されるクリーチャーでありケンシロウが彼らをハントする、という設定の世界観でりサイバー&ゴシックなデザインをしている。
ジャギはゾンビとスケルトンが融合したイメージで作成され、“デス・スカル ジャギ”という名になっている。
AC北斗の拳
プレイヤーキャラとして使用可能。
必殺技・超必殺技・一撃必殺技(テーレッテー)の名称はすべて原作の台詞から取っている。
戦闘スタイルも原作で使用した攻撃手段を踏襲しており、ジャギファンは感涙モノである。
そして彼を代表する名台詞「俺の名を言ってみろ!」も超必殺技として使用可能。
相手に三択クイズで自分の名前を答えさせ、連続で不正解であれば大ダメージ+気絶という特性を持つ。
また、原作でシンをケンシロウにけしかけるよう唆したシーン「今は悪魔が微笑む時代なんだ!」も相手のゲージを減少させるという効果を持つシン専用の超必殺技として使用可能。
挑発で「こんなものはもう必要ない」とショットガンを捨てた後、ショットガンの傍でダウンした時限定の「バカめ!勝てばいいんだ!何を使おうが」なんてネタ技(星を一つ取れるがオーラゲージ50%消費)もある。
技もモーションも、原作のジャギを最大限に余すことなく再現したキャラである。そしてその弱さも。
「このゲームの中では」ぶっちぎりの最低ランクである。
ただし、現在は実戦投入可能なレベルの永久・即死コンボが開発された事もあり、ブービーまで上げてきた。とはいえ一二を争う難易度の曲者であることに変わらず。
特に最上位のトキ。理論上最強の声が高いユダに対する相性は最悪である。
ジョインジョイントキィになったら最後、1クレジットは投げ捨てることは覚悟しよう。
とはいえ、どこぞのゲーセンに出没するジャギプレイヤー達は、ジャギの名を借りた隠しキャラとしか言えない性能で、並み居る強豪をなぎ倒す程の実力を持つという。
最後にモノを言うのはキャラ性能ではなく、やり込みであるということを証明してくれるのだ。
詳しくは特に有名なプレイヤーであるQMZを参照。
ちなみに、一般的な格ゲーの基準で見た場合最低でも中堅入り(発生0+2Fの北斗羅漢撃、やたらと強いJA対空、コンボから繋がる一撃など、一般的な格ゲーで言えば普通に強い。周りがおかしいだけである。)、間違っても最下位争いをするのがありえない性能である。
人呼んで「北斗で最も格ゲーしている漢」。実際ジャギVSジャギ、ジャギVSシンとなるとようやく格闘ゲームになるともっぱらの噂。
余談だが、アニメでジャギ役を演じた戸谷公次氏は本作収録の2ヵ月後に逝去している。
言わば、生前最後のアニメ版ジャギの声が聴けるゲームなのである。
北斗の拳イチゴ味
通称「ヘルメット助教授」。
ケンシロウへの逆恨みが無意味な事を自覚してこのまま悪党を続けるべきか悩んだり、北斗神拳VS南斗聖拳の全軍デスマッチの際には爆弾を持ったシバ(シュウの息子)を「世紀末ではその行動も通じたかも知れんが多分それ今やっちゃダメなやつだからなっ!!」「本当そういうの今アレなんだからなバカヤロウッ!!!」と諫める、シンのケンシロウへの想いを知っても黙っているなど、原作からは想像できない真人間。
そのためか結構部下からも好かれている様子が見られる。
とはいえ足を掛けてケンシロウを転ばせるなどのいやがらせを行ったりはする。
また、ユダの副官ダガールを一蹴して地味に伝承者候補としての実力を発揮している。「他の三兄弟にはるか及ばぬだけで、千の兵を連れるより力になろう」とも評されているので、フォローもされていたりする。
力にだけは自信があったのに上には上がいた、虚しい、「他人を恨んでいたら楽だしみじめな自分を見なくていいもの…」「変わりたい」と原作や外伝のことを思うと色々と同情したくもなる心境を涙ながらに吐露し、手下のアドバイスもあっていいことをし始めるものの、うまくいかず、その後、通りすがったラオウのカイオウの下に向かう旅に(ラオウにはほぼ無視されながらも)半ば強引に同行することになった。
北斗が如く
サザンクロス編以降からの原作とは異なるストーリーが展開される本作でも、同じくケンシロウの名を騙り悪事を働いている。
物語の舞台である、近代文明が残る街「エデン」においては、偶然入ったカジノにて、凶王軍、聖帝軍といった驚異から二度も街を守った英雄として持て囃されるケンシロウの噂を聞き、今こそ積年の恨みを晴らさんと策謀を巡らせる。偶然酒場で知り合い意気投合したタルーガ(本作オリジナルキャラで、同じくケンシロウへの復讐を目論む)と結託してケンシロウの襲撃計画を企てる…という建前で、この計画に勘付くであろうケンシロウたちを想定し、レイの妹・アイリを再び誘拐した。タルーガのことは大変気に入ったらしく「こいつが弟なら良かった」とすら発言している。
アイリが捕まり動揺したレイに秘孔・新壇中(しんたんちゅう)を突き無力化すると、二人の身柄を条件に、ケンシロウに自身とコロセウムで決闘するように要求した。いざ始まった決闘では、人質であるレイ兄妹に部下の槍を突き立て、一歩でも動けば命はないと脅迫し、自身に有利な条件で闘いに挑むもまるで叶わず、それどころか、自身やタルーガが目を離しているすきにレイたちが解放されてしまう。万全のケンシロウに打ち負かされた挙げ句にヘルメットが破壊された上、妹を連れ去った報いとしてレイに秘孔を抑えていた金具を切り刻まれてしまう。観戦していたタルーガに助けを求めるも、弟分と慕った彼からは失望されて相手にされず、そのまま爆死した。
なお、本作でジャギの声を担当したのは『龍が如く』シリーズのメインキャラクターの一人・真島吾朗を演じている宇垣秀成氏。作中でのケンシロウの「かつて兄と呼んだ男だ」という台詞も、原作漫画からの引用と、龍シリーズで桐生一馬(声は本作でケンシロウの声を担当する黒田崇矢氏)が使用する「真島の兄さん」という愛称とのダブルミーニングとなっている。
宇垣氏によると、本作の出演が決まった当初は原作のジャギを意識した役作りを考えていたが、いざ現場に行くと監督から「いつもの真島っぽく」演技するように要求され面食らったとのこと。実際、本作のジャギは抑揚のついたコミカルな喋り方(流石に関西弁ではないが)やオーバーで落ち着きのない立ち振舞い、ケンシロウを騙すためだけに無駄に手のこんだユニークな作戦を準備するなど、原作での真島をおもわせる部分が随所にみられる。
パワプロアプリ
野球ゲームの人気シリーズである実況パワフルプロ野球のソーシャルゲームである『パワプロアプリ』(及びそのゲーム機移植版である『サクセススペシャル』)において、北斗の拳とのコラボが実現し、ジャギもイベントキャラクターとして実装された。
コラボシナリオである「世紀末北斗高校編」では、原作のような核戦争後の世紀末世界ではなく、あくまで極力健全な高校野球を舞台に、北斗と南斗の争いやラオウとの決戦など北斗の拳の原作要素を(コミカルさを加味しながらも)展開している。
ジャギは原作通りこちらでもケンシロウを恨んでおり、ストーリーの序盤で顔見せ程度に登場して悪事を働くもケンシロウに成敗されて退場し、その後甲子園大会決勝の相手であるラオウ率いる「拳王高校」の一員として再登場する。
しかしデッキキャラとしてジャギを入れておけば終始北斗高校の味方選手として使うことができ、当然高校固有システムへの特効も持っている。この仕様は通常なら地区大会決勝で敵となるシンとサウザーも同様。ラオウのみ例外で、デッキに入れていても終盤で離脱してどの道ラスボスとなる。
なお、原作でラオウの配下だったキャラでは他にもアミバやでかいババア、ユダが世紀末北斗高校の固有イベントにおいて立ち絵付きでゲスト出演しているが、選手として登場しているのはジャギ1人だけである。
実装当初は(ある意味原作通り)北斗コラボキャラの中で特に使い勝手が悪く、ガチャにおいても外れキャラ扱いされてしまっていたが、後に大幅な強化を貰ったことで一気に北斗キャラ最高峰となり、少なくとも性能面ではケンシロウ(彼も元々同作ではあまり使い勝手が良くない)をほぼ完全に上回っている。別作品とのコラボかつ「野球」という形ではあるが、「兄より優れた弟など存在しない」をついに実現してみせた(下手をすると自身が兄のラオウやトキをも超えてしまっているのは内緒)。なお、これはケンシロウもジャギと同じタイミングで再強化を貰った上での評価であるため、ここからさらに立場を逆転される可能性はかなり低いと思われる。
性格も基本的には原作通り悪辣で、ラフプレーを好んで行うなど卑劣な面も少なからずあるが、正面から褒められると気を良くして途端に寛容になったり、主人公(パワプロくん)の口車に乗せられる形で正攻法で戦うことに同意するなど、どこか憎めない感じで描かれている。
主人公もジャギの卑怯な戦い方には呆れたり憤りを見せる一方で「まともにやればやっぱり強いんだよな」と彼の実力そのものはかなり高く評価しており、展開によっては他のチームメイトから見直されて照れる場面もある。この辺りを鑑みると原作よりも相当報われているといえる。
世紀末ドラマ撮影伝
「北斗の拳は80年代に撮影されたアクションドラマである」という設定の本作ではジャギ役の俳優朽木茂として登場。
撮影現場ではジャギさながらに傍若無人に振る舞うが、これは役になりきる「メソッド演技」の結果であり本来の顔は礼儀正しい人物。監督やスタッフはそのギャップに困惑していた。
当初は仮面を着けておらず、レイとの因縁の対決が予定されていたが、ジャギになりきり過ぎた結果マミヤ役の二見良子にセクハラを働いて殴られ、殴り返そうとしてレイ役の嘉崎将真を殴ってしまう。このことでスタッフと朽木は嘉崎の所属する『ジャミング事務所』から共演NGを言い渡される。これに伴いストーリーも変更されたためレイは両親の仇であるジャギと最後まで出会うことが無かった。
一時的とはいえジャミングのタレントが降りた事でスポンサー撤退による番組存続の危機にまで発展したが、嘉崎の先輩であるシン役の菱川康一が急遽ジャギの回想シーンで出演した事で打ち切りは回避された。
また朽木の曲がった鼻骨を矯正のするための絆創膏を隠す方法が模索され
・黒く塗ったマスク⇒鼻呼吸ができないため息苦しい⇒却下
・目出し帽⇒世紀末の悪党というより現代の銀行強盗⇒却下
・隣のスタジオにあったファンタジー風な兜⇒拳士というか剣士⇒却下
と難航していたが、朽木がバイク用ヘルメット(スタッフの私物)を見てアイデアを閃き、ヘルメットに兜の顔面部分を接合する事で世紀末チックな鉄仮面が完成。仮面に合わせプロテクター類もいかにもワルそうな装飾のものに変更。さらに仮面の下の素顔は頭の破裂を抑えるために鉄板を打ち込んだ特殊メイクが施された。
また、ヘルメットを持っていたスタッフのバイクも撮影のため世紀末仕様に改造されてしまった(朽木が大型二輪の免許を持っていないので跨るだけで運転するシーンは無い)。
最期はジャギの人形が爆裂した事で死を認識し、憑き物が落ちたように朽木は元に戻りオールアップを迎えた。
手下たち
他のならず者と比べモヒカンを短く刈り込んでいるのが特徴。基本的にはチンピラモヒカンの集団であるが、どことなく余裕がありユーモラスかつジャギとは親しくしており、多々問題はあるにせよ組織内部ではホワイト企業だったのかもしれない。部下を実験台としか思っていなかったアミバが、正体が発覚した途端手のひらをかえすように見放されたのとは大違いである(多分相当のブラック企業)。
原作
ノコ引き隊のリーダー
声:沢木郁也
とある村を占拠した部隊のリーダー格。
ケンシロウの悪評を広めるため胸像のケンシロウ(ジャギ)の名前を答えられない者を地面に埋め、鋸引きにしていた。
自称・ジャギから盗み取った北斗神拳の使い手でありケンシロウに挑むがあっさり敗北。全身の動きを封じられた上、地面に埋められ村人に引き渡された。
TVアニメ版ではケンシロウと戦うのは後述の鉄仮面の役目になっている。(埋められるのは原作通り)
「俺じゃないるれ」のモヒカン
ノコ引き隊の一人。顔の左側の大きな傷跡が特徴。
通りがかりのケンシロウに「そういうツラしてるぜ」と鋸を引かせようとするが自分の頭にノコを打ち込まれ死亡。
旧劇場版ではレイにノコ引きされている。
イチゴ味では村人に胸像のケンシロウ(ジャギ)の名前を問うたところ「カチカチ明太子ヘッド」と答えられ、どうやら自分の呼び名としては正解だったらしく村人を見逃している。
ジャギの素顔を見たモヒカン
昼寝中のジャギの素顔を見てしまい顔に似合わぬ少女のような悲鳴を上げた。
取り乱した態度が逆鱗に触れ秘孔を突かれ、ケンシロウの出現を告げにきたモヒカンとぶつかり恐慌のあまり会話にならない会話をした後、頭が奇妙な形にねじ曲がり死亡。
アニメ版ではケンシロウへの殺害予告として頭を破裂させられた。
世紀末ドラマ撮影伝では俳優がジャギの素顔(特殊メイク)について知らされておらず、上記のシーンでの驚愕っぷりは演技ではない素の反応だった。
TVアニメ
鉄仮面の男
ノコ引き隊の一人で自称ジャギから盗んだ北斗神拳の使い手。
ケンシロウの肘鉄にもめげず北斗残悔拳を仕掛け自信満々に10カウントした後、自らの頭が吹っ飛んだ。
報告したモヒカン
ノコ引き隊の全滅を報告したが、その際ジャギの勝利を疑う発言をしたため両腕を破壊された。
銀の聖者
本音を引き出されたモヒカン
アミバへの北斗神拳の実演として「新一」(相手の質問に答えてしまう秘孔)を突かれる。
「弟に敵わない」、「七つの傷まで付けてとんだピエロ」とジャギに対する本音を喋ってしまい頭を真っ二つにされた。
関連タグ
- 桃白白:担当声優が同じ(86年劇場版)、武道家で殺し屋、勝利のためなら手段を択ばない卑劣漢、主人公を逆恨みして復讐を誓うなど、共通点の多いジャンプ作品の悪役。
- スパンダム:同じく過去の負傷で歪んだ顔面を器具で固定する羽目になったジャンプ作品の悪役。極悪かつ卑劣な人物像も共通している。
- シルバーチャリオッツ:ヘルメットのテサインが似ている。
- スコルピオ(キュウレンジャー):外道に走った拳法の使い手で、弟が主人公側の人間で、仮面を深々と被って素顔を隠しているという共通点がある。
- アームズ・ドーパント:仮面から見える目やセリフ及び彼の行ったことから完全にジャギに似てる。
- 間桐慎二:嫌味ったらしい性格、主人公に並々ならぬ執着心がある、自分より優れた妹がいる、卑劣な小物漢などなどジャギと共通点の多い少年。
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