概要
セガより発売されている、新宿歌舞伎町をモデルにした架空の町"神室町"を舞台に、男たちの生き様を描いたアクションアドベンチャーゲーム。開発は龍が如くスタジオ。
現代日本を舞台としたリアルな世界観が特徴で、ストーリーに応じて神室町から大阪や横浜を始めとした全国各地へ飛び出し、そして果てはハワイまで。
主人公・桐生一馬を中心に描かれる骨太なハードボイルド路線のストーリーは、極道やマフィアなど裏社会を舞台に、伝説の龍を幾度と大いなる戦いの渦へと招き、多くの人間との出会いと別れを経て、新たな伝説を積み重ねた。
極道の抗争だけではなく、人助けや悪人討伐と言ったサブストーリーに加えてカラオケやキャバクラ、ゲームセンターなどのミニゲームも充実している。『龍が如く6』以降は、ドラゴンエンジン搭載により、全ての移動がシームレスになっている。声優陣も毎回豪華で、物語の主要人物は実在の芸能人がモデルになっている事も。
また多数のスピンオフ作品を排出しているのもシリーズの特徴で、歴史上の偉人たちを龍が如くのキャラクターに置き換えた『龍が如く見参!』(江戸時代初期)『龍が如く維新!』(幕末)、突如神室町にゾンビが現れたというぶっ飛んだ設定の『龍が如く OF THE END』などが発売されている。
2010年には、主人公を18歳の少年・右京龍也に置き換えたスピンオフ作品『クロヒョウ 龍が如く新章』が発売されている。こちらは『龍が如く』シリーズと世界観を共有するスピンオフ作品で、家庭用ハード用に開発されている本編とは異なり、携帯型ハードのPSP向けに開発された。シリーズとしては第2作まで制作されている。
2018年には、漫画『北斗の拳』とのコラボ作品『北斗が如く』が発売。バトルシステムは従来の龍が如くのシステムに秘孔アクションを取り入れたもので、街歩き要素や多彩なミニゲームも用意されている。なおこちらのキャスティングには、龍が如くの声優陣が振り当てられている。
2018年12月13日には、元弁護士の探偵・八神隆之を主人公とした『JUDGE EYES:死神の遺言』が発売される。『クロヒョウ』と同じくこちらも、シリーズと世界観を共有するスピンオフ作品で、『龍が如く』本編のキャラクター達は登場しないものの、神室町や東城会、小野ミチオなどシリーズではお馴染みの要素やバトルシステムやミニゲームなどが受け継がれている。ジャンルはリーガルサスペンスアクションで、本作オリジナルの探偵要素が用意されている。
シリーズとしては『龍が如く6 命の詩。』で一区切りを迎え、約11年間描かれてきた桐生一馬の物語は一旦幕を下ろし、現在は新主人公・春日一番を中心とした「新・龍が如くプロジェクト」が始動。
まずスマホアプリ『龍が如くONLINE』が配信され、続いて『6』のその後の世界を描く『龍が如く7 光と闇の行方』が発売。ジャンルはアクションからコマンドRPGに移り変わった。
『ONLINE』と『7』は春日を始めとする多くの登場人物が共通、且つどちらも「2010年代後半、近江連合が東城会との覇権争いに勝利し神室町を支配した」という状況から開始するが、近江連合勝利の理由や春日の具体的な人物像など細かい相違点が多く、パラレルワールドだが公式は『7』も『ONLINE』も両方春日一番の物語としてどれを選んでも正史として扱っている。
当初『龍が如く』は企画段階で任侠モノという内容にセガの上層部から難色を示されたという。それでも当時の総合監督・名越稔洋氏は信念を押し通して認可を得たエピソードがある。
シリーズ
登場人物
関連イラスト
関連タグ
ボーダーブレイク(アバターパーツ配布のコラボレーション)
舞台都市(カッコはモデル都市)
日本国内
- 神室町(東京都・新宿歌舞伎町)
- 蒼天堀(大阪府・大阪市中央区道頓堀)
- 琉球街(沖縄県・那覇市国際通り)
- 永洲街(福岡県・福岡市博多区中洲)
- 月見野(北海道・札幌市中央区すすきの)
- 錦栄町(愛知県・名古屋市中区栄)
- 尾道仁涯町(広島県・尾道市新開)
- 伊勢佐木異人町(神奈川県・横浜市西区中区)
海外