はじめに
本記事では、セガより発売されているゲーム『龍が如く』シリーズ(及びスピンオフの『ジャッジアイズ』『クロヒョウ』含む)における出来事を年表形式に掲載する。この世界の出来事は現実の時間軸に沿って展開する設定になっており、以下の年代表記は西暦である。
上記シリーズのネタバレを含むので閲覧注意!
1940年代
年月日不明
- 大日本帝国海軍の軍人だった大道寺稔が独断で軍費を横領し全長300mを越える「超大和型戦艦」の建造を巌見造船に依頼するも、完成しないまま第二次世界大戦が終結する。この時、莫大な損失を被った巌見造船に対する罪滅ぼしとして大道寺稔は戦艦建造に関する情報の隠蔽を条件に補填と巌見造船に有利な法案を次々と可決させ、巌見造船社長・巌見兵三は秘密を守る組織「陽銘連合会」を立ち上げる。(『龍が如く6』)
- 広瀬徹、当時引き連れていた仲間と共に巌見造船の事務所に盗みに侵入するが、失敗して捕らえられるものの、社長の巌見兵三に腕っぷしの強さと度胸を見込まれて陽銘連合会の一員となる。(『龍が如く6』)
1941年
- 郷田仁誕生。
1945年
- 風間新太郎誕生。
1948年
- 嶋野太誕生。
1949年
1950年代
1951年
- 源田龍造誕生。
1952年
- 占領軍が撤退した戦後内閣において、黒幕と称されるまでの権力者となった大道寺稔は、戦艦隠蔽を依頼している巌見兵三に対し、内閣の裏金で戦艦建造費の一部を賠償。不足分は、巌見に有利に働く法案を次々と成立・執行させる「国家の法の私物化」をすることで償いを見せ、結果的に、巌見自身も大道寺を通して、政府の人間と裏で密利に通じる関係を持つ事になる。(『龍が如く6』)
1953年
- ブライス・フェアチャイルド、当時パレカナの一教徒だった時に当時の教祖夫妻を強盗に見せかけて謀殺。そのまま次期教祖に就任する。(『龍が如く8』)
1955年
1956年
- 世良勝誕生。
1957年
1958年
- アンドレ・リチャードソン誕生。
1959年
- 浜崎豪誕生。
1960年代
1960年
1962年
- 沢城丈誕生。
1963年
1964年
1965年
- 冴島大河誕生。
1966年
1967年
- 勝矢直樹誕生。
1968年
1969年
- 横浜・伊勢佐木異人町で偽札の運び屋を行っていた劇団の座長・荒川斗司雄が偽札を持ち出される失態を犯したため、横浜星龍会先代会長の命を受け、荒川親子が食事を取っていた中華料理店「平安樓」に忍び込んでいた星龍会若頭・星野龍平に殺害される。この件によって一座は解散し、息子の荒川真澄は極道の世界に足を踏み入れる事になる。程なくして偽札を盗んだ犯人である荒川よう子も愛人と共に始末された。その後任務を遂行した星野は星龍会会長に就任する。(『龍が如く7』)
1970年代
1971年
- 6月30日、澤村由美誕生。
1972年
- 田中シンジ誕生。
1975年
1976年
1977年
- 冴島大河の両親が死亡。その後、冴島大河は冴島靖子の義理の兄となる。(『龍が如く4』)
- 1月20日、当時、学生運動指導者を務めていた世良勝が警察に逮捕される。同時期、世良と神宮京平が知り合う。(『龍が如く』)
- 12月31日、荒川真澄、自身が所属していた氷川興産の組長から娘の氷川百合子との縁談を持ち掛けられるも、当時愛していた恋人・岸田茜との関係が発覚したことで、茜が氷川興産に誘拐される事件が発生。荒川は茜を救出するため単身で氷川興産事務所に乗り込み、彼女の行方を氷川組長を問い詰め、殺し屋を止めるよう銃で脅すが拒否される。それに激高した荒川は氷川組長を死ぬまで拷問にかけ殺害し、氷川興産を壊滅させる。一連の騒動後に百合子は荒川との間に子供(後の海老名正孝)を授かる。(『龍が如く8』)
- 同時期、茜は追っ手から逃れる中で、当時勤務していたソープランド「桃源郷」の一室で赤ん坊(後の春日一番)を出産し、追っ手から逃れるために茜は荒川に新宿駅のコインロッカーで赤ん坊を引き渡す約束をするも、後に姿を消した。同日、沢城丈、神室町で出会った少女と同棲生活の果てに赤ん坊(後の荒川真斗)を妊娠させてしまい、処置に困って新宿駅のコインロッカーに遺棄して施錠するが、これを後悔した少女を追いかけて再度駅に向かったところ、施錠したコインロッカーをこじ開けようとする荒川真澄と、さらにその後施錠されていないロッカーから子供を救い出す人物を目撃、全くの偶然で同じ日の同じ時間、隣のロッカーに自分の子と荒川の子が入れられていた事、そして荒川がそれを取り違えた事実を知る由もなく真斗は荒川に引き取られ、春日は桃源郷の店長・春日次郎に引き取られる。(『龍が如く7』)
1978年
1979年
1980年代
1980年
- 上野誠和会の構成員・杉内順次、警察の内情を知るため警察学校に入学し後に刑事になる。(『龍が如く4』)
- 冴島大河、妹の靖子の腎臓移植のために要求された金額3000万円を肩代わりしてもらう代わりに東城会系「笹井組」に入る。(『龍が如く4』)
- 12月25日、東城会による真拳(ジングォン)派襲撃事件発生。この事件により、ボスを含む真拳派構成員のほぼ全てが風間新太郎と嶋野太により殺害される。この際、風間は若き真拳派構成員の金大津(後の寺田行雄)と池頻敏(後の倉橋渉)を逃がしている。同日、今回の事件を担当していた瓦次郎、真拳派ボスの妻・鄭秀淵とその息子(後に郷田仁の養子となる郷田龍司)を保護、同担当刑事の別所勉と共に負傷した真拳派構成員・朴会宗(後の村井)を関西へ逃がす。(『龍が如く2』)
- 海藤正治誕生。
1981年
- 6月、瓦次郎、鄭秀淵と結婚。その後二人の間に娘(後の狭山薫)を授かる。その後、秀淵は真拳派構成員に殺害され、娘は蒼天堀のスナック「葵」のママ・狭山民世の元へ預けられる。(『龍が如く2』)
- 谷村正義誕生。
- 安村光雄誕生。
1982年
- 大道寺稔は巌見兵三に対して、改めて「尾道の秘密」の厳守厳命を迫った事で、巌見は当時、その事を知っていた陽銘連合会幹部達の殺害を広瀬徹に命じた。(『龍が如く6』)
1983年
1984年
- 島袋力也誕生。
- 3月、桐生一馬、錦山彰と共に中学校を卒業と同時に堂島組に入る。(『龍が如く』)
- 荒川真澄、東城会系「荒川組」を旗揚する。この際に星野龍平から裏が白紙の偽札を送られる。(『龍が如く7』)
1985年
- 堂島組が東城会の直系組織に昇格する。(『龍が如く』)
- 3月17日、夏目美希子誕生。
- 4月21日、笹井組若衆・冴島大河、笹井組を東城会の直系組織とするため、都内飲食店にて上野誠和会の組員20名を拳銃で襲撃(使われた弾はゴムスタン弾で実際は気絶していただけで、防弾チョッキを着ていた若頭・葛城勲が後から気絶していた組長以外の組員18名を射殺)。直後に警察へ出頭し、殺人容疑で逮捕された後、死刑判決を受ける。同日、真島吾朗、葛城と繋がっていた柴田組に監禁され、構成員に抵抗し左目を刺され隻眼となる。その後、この事件を調査していた谷村大義(谷村正義の養父)が真相に辿り着いたが、口封じのために杉内順次によって殺害される。(『龍が如く4』)
1986年
- 真島吾朗、冴島大河の件で東城会の意向に逆らったとして、組長の嶋野太によって拷問部屋の「穴倉」で約1年間拷問を受けた後、代紋違いの兄弟分である近江連合の佐川司に引き渡され、キャバレー「グランド」の支配人として働かされるなど、ほぼ奴隷同然の扱いを受ける。(『龍が如く0』)
- マキムラマコト、行方不明の兄である立華鉄を探すために、職を転々としながら、大阪・蒼天堀で暮らすが、尾田純によって韓国系マフィア組織に売り飛ばされてしまう。その後、非合法な売春に従事させられたことが原因で、極限のストレス状態から発生する心因性視力障害を負い、ほぼ失明状態となる。(『龍が如く0』)
- キム・ヨンス誕生。
- 東徹誕生。
- 藤井真冬誕生。
- 城崎さおり誕生。
1987年
- 相馬和樹誕生。
- 嶋野組が東城会の直系組織に昇格する。(『龍が如く』)
- アンドレ・リチャードソン率いる武器密輸集団、通称「ブラックマンデー」が、ニューヨーク株式市場の株価大暴落を裏で操り、世界大恐慌の引き金となる。(『龍が如く3』)
1988年
- 沢城丈、茜の目撃情報を得た荒川真澄の指示を受け彼女の故郷であるハワイに渡航するが、赤ん坊の取り違えの発覚を恐れた沢城は茜の殺害を目論む。しかし彼女から死んだ事にしてほしいと告げられた事で踏み止まり、茜は殺し屋に殺害されて死体は始末されたという沢城の虚偽の報告を聞いた荒川は茜の捜索を打ち切る。沢城はその後も茜が郷愁にかられて帰国するのを防ぐために監視する意味も込めて荒川が亡くなるまで手紙でのやり取りを続ける。(『龍が如く8』)
- 6月、風間新太郎、自身の賭場が警察によって摘発された影響で逮捕される。同時期、中国系組織の刺客だった李文海は、敵組織であり、マキムラマコトを売り飛ばした韓国系マフィアを襲撃。李はマコトをはじめ、非合法な手段で誘拐された女性が集められていたのを発見。彼女たちは脱出のチャンスが来たことで散り散りに逃げていったが、目が見えないマコトだけは李にすがりついたまま動かなかった。当時難病の娘をみすみす死なせてしまった過去を持つ李は、娘に似た面影を持つ彼女を放っておけず、自身が経営する「ほぐし快館」に整体師として雇い入れて匿うことになる。(『龍が如く0』)
- 12月、「神室町21世紀再開発計画」が始まり、この計画に必要な「カラの一坪」を巡って騒動が起こる。同時期、桐生一馬が殺人事件の疑惑をかけられ、容疑を晴らすために堂島組を離れ、立華不動産に勤める。この騒動により、阿波野大樹、尾田純、立華鉄、西谷誉、李文海が死亡し、久瀬大作、渋澤啓司も警察に逮捕される。これがきっかけで堂島組は若頭補佐三人を失い、久瀬拳王会、泰平一家、渋澤組の跡目が不在となった為に堂島組に吸収される。その後、日侠連総裁・世良勝がマキムラマコトから「カラの一坪」の所有権を譲り受けた事に加え、これまでの堂島組の悪事の証拠として老鬼の身柄を確保して死ぬまで穴倉へと監禁。堂島宗兵は「神室町再開発計画」の主導権を失ってしまい、出所予定の風間新太郎に組の実権を殆ど奪われる事になる。騒動後、桐生は堂島組に、真島吾朗は嶋野組に復帰し、世良は東城会二代目代行・二井原隆の指名により本家若頭に就任。(『龍が如く0』メインストーリー)
1989年
- 「カラの一坪」騒動後、佐川司は近江連合の神室町進出計画に失敗し、嶋野太によって殺害された本家本部長を護衛できなかった責任を取らされ近江の組員によって射殺される。世良勝、二代目代行・二井原隆の引退と共に、東城会本家若頭に就任。風間新太郎も刑務所から出所する。(『龍が如く0』メインストーリー)
1990年代
年月日不明
- 渡瀬勝、近江連合の一組員だった頃に、大阪の街で無差別放火を企てていた国際犯罪シンジゲート「ブルードラゴン」を壊滅させ、自身の組である渡瀬組を旗揚げした。(『龍が如く7外伝』)
- 山井豊、東城会直系「田端組」在籍時に、組長の田端修二を殺害し、ハワイへ逃亡。その後田端組は解散する。(『龍が如く8』)
1990年
- 阿久津大夢誕生。
1991年
楠本充誕生。
1992年
1993年
- 世良勝、東城会三代目会長に就任。(『龍が如く』)
- 桐生一馬、偽造パスポートの交渉に不服であった中国マフィア「蛇華」に誘拐される。風間新太郎によって救出されるも蛇華によって風間は杖なしでは歩けなくなるほどの重傷を負う。(『龍が如く』)
- 品田辰雄、プロ野球チーム「名古屋ワイバーンズ」に入団、ライバルであった澤田有希も、「東京ギガンツ」に入団しプロ入りをする。すぐに一軍登録されエースとなった澤田とは対照的に、品田は4年間ファーム生活を送ることになる。(『龍が如く5』)
- 杉浦文也誕生。
1994年
- 春日一番、育ての親である春日次郎の死などを機に16歳の時に東城会系荒川組に入る。(『龍が如く7』)
1995年
- 右京龍也の母親と働いていた店の経営者らが放火により死亡。この事件後、龍也の父・乃木泰(後の雨宮泰山)が行方不明になる。(『クロヒョウ』)
- 10月1日、錦山彰による堂島宗兵殺害事件発生。この事件で桐生一馬は錦山の身代わりとなり警察に逮捕され殺人罪で10年間服役、組も破門される。この事件を担当した刑事・伊達真、事件に固執し過ぎたため一課から四課へ異動、事実上の左遷となる。また、堂島組が前述の殺害事件をきっかけに解散する。(『龍が如く』)
1996年
- 堂島組が解散となり風間組に吸収され、風間組が東城会の直系組織に昇格する。同時期、錦山彰、風間新太郎の許可を得て「錦山組」を旗揚する。(『龍が如く』)
- 錦山彰、難病を患っている自身の妹・優子の手術を担当する主治医・日吉公信から臓器ブローカーの紹介を唆され、紹介料3000万の捻出のために組員に頭を下げてでも金を集めるも、日吉に金を持ち逃げされる形で裏切られる。程なくして妹が死亡したため、これを機にいかなる手段を使ってでも東城会の頂点に立つ事だけを心の拠り所とするようになる。後日、逃げた日吉は錦山によって生きたまま素材としてブローカーに売り飛ばされた。(『龍が如く極』)
- 澤村由美、神宮京平と事実婚の関係になり、澤村遥を授かる。(『龍が如く』)
- 3月、海藤正治、中学校を卒業後に東城会系「松金組」に入る。(『JUDGE EYES』)
1997年
- 品田辰雄、一軍登録後、初打席でサヨナラホームランを打つも、野球賭博関与事件の疑いで球界を永久追放され、風俗系のルポライターとなる。同時期、当時名古屋ワイバーンズの監督だった冨士田、前述の事件をきっかけに監督を辞任する。(『龍が如く5』)
1998年
- 八神隆之、15歳の時に弁護士の父が勝ち取った無罪判決に納得いかなかった被害者遺族の凶行によって両親が殺害され、それから親元からも離れて以降は神室町で荒れた生活を送っていたが、源田龍造や松金貢といった理解者に支えられて父と同じ弁護士の道を志すようになり、後に司法試験に合格し弁護士となる。(『JUDGE EYES』)
- 秋山駿、東都大学法学部に入学する。(『龍が如く4』)
1999年
- 御子柴弘誕生。
- 郷田仁、郷田龍司に破門をつきつける。(『龍が如くONLINE』第二部「黄龍放浪記」メインストーリー)
- 当時神奈川県警捜査一課の刑事だった足立宏一、資産家の老夫婦が強盗に殺害される事件の容疑者として、近所に住む前科持ちの久住という男を逮捕する。しかし久住にはアリバイがあったため足立は久住を釈放を求めたが、当時の神奈川県警本部長で、警視庁の栄転が決まっていた堀ノ内十郎が不祥事を起こしたくなかったがために却下され、足立は隠蔽された真相を明るみにしようとマスコミ各社に情報提供を試みるが、堀ノ内の圧力により情報は全て揉み消され、足立自身も免許センターへ左遷されてしまう。(『龍が如く7』)
2000年代
2000年
- 桐生一馬、服役中に東城会三代目会長・世良勝が放った刺客によって襲われるも返り討ちにする。(『龍が如く』)
- 神宮京平、澤村由美とのスキャンダルを嗅ぎつけたフリー記者を殺害、世良勝と共に証拠隠蔽を図る。直後に由美と遥の抹殺を図るも風間により阻止される。その後、風間は由美を守るために彼女の外見を整形し、由美の妹「澤村美月」という偽名を用意。その後、由美は美月として麗奈が経営するスナック「セレナ」で4年間働く。(『龍が如く』)
- 錦山組、風間組から独立し東城会の直系組織に昇格する。(『龍が如く』)
2001年
- 1月1日、荒川組若衆・春日一番、荒川組組長・荒川真澄の申し出を受けてカタギとなった後、殺人を犯した若頭・沢城丈の罪を被り警察に出頭する。(『龍が如くONLINE』及び『龍が如く7』)
- 堂島大吾、近江連合の幹部・郷田龍司の罠に嵌まり警察に銃刀法違反で逮捕され、5年間服役する。(『龍が如く2』)
- 狭山薫、国家公務員II種試験をパスする。その後、人事院からの推薦を受けて大阪府警の準キャリア(階級は巡査部長)として採用される。(『龍が如く2』)
2002年
- 春日一番、服役中に荒川組を侮辱した囚人に激昂し彼等を病院送りにする。結果として出所までの刑期が3年延びる事となる。(『龍が如く7』)
2004年
- 澤村由美、セレナを辞め、ミレニアムタワー内にスナック「アレス」を開店する。(『龍が如く』)
- 荒川真斗、自らの死を偽装し「青木遼」と名乗る。低体温症の治療手術を受ける為に渡米し、手術成功後はアメリカへ留学し、留学中に知り合った親友・小笠原肇と共にNPO団体「ブリーチジャパン」を設立。グレーゾーンの漂白をスローガンに活動を始めるようになる。(『龍が如く7』)
2005年
- 神田強、強姦罪で警察に逮捕される。(『龍が如く3』)
- 秋山駿、上司の矢守によって横領の罪を被せられ東都銀行をクビになる。さらに不幸は続き、潔白を証明するため再起を図るも失敗続きで全てを失い、ホームレスにまで身を落とす。(『龍が如く4』)
- 新井弘明、東城会の内情調査と乗っ取りを画策する宗像征四郎の命令で潜入捜査官として金村興業に入る。(『龍が如く4』)
- 12月5日、東城会100億円盗難事件発生。この事件が発端となり、現(三代目)東城会会長・世良勝は錦山彰に暗殺され、100億円を巡る跡目争いが勃発。この抗争により、風間新太郎、嶋野太、田中シンジ、麗奈などが死亡し、澤村由美も愛娘・遥を庇い命を落とす。錦山はケジメとしてミレニアムタワーを爆破させ、神宮京平と100億円と共に散る。事件終結後、桐生一馬、世良の遺言及び風間の推薦を受け東城会四代目会長を襲名し義理を果たす。同時に引退し、遥と共に神室町を離れカタギの道へ進む。真島組は嶋野の死後直系へ昇格し、東城会五代目会長は桐生の推薦により寺田行雄が就任。(『龍が如く』メインストーリー)
- 12月、秋山駿、ミレニアムタワー爆破により空に舞った100億円の内約100万円拾う。一時、そのお金を街のゴロツキに盗まれるが、金村興業の新井弘明に助けられ、以来、彼に一方的に肩入れするようになる。その後、拾ったお金を元手に増額し消費者金融「スカイファイナンス」を起業。(『龍が如く4』)
- 12月、100億円事件後、伊達真は警察を辞職し、一人娘・沙耶と共に暮らす道を選ぶ(後に京浜新聞社に就職)。伊達の後輩刑事・須藤純一は上層部に逆らい伊達に協力したことにより一課から四課への異動を命じられる。(『龍が如く2』)
2006年
- 先代を失った東城会の直系組織は、風間組を柏木修、錦山組を新藤浩二がそれぞれ二代目組長を襲名。跡目のいなかった嶋野組は錦山組に吸収された。(『龍が如く2』)
- 堂島大吾、5年間服役生活を経て釈放される。(『龍が如く2』)
- 2月、東城会本家若頭の候補争いが勃発。この騒動により、植松彰信、飯渕圭が死亡する。その後、真島吾朗、騒動の渦中で自身の部下・川村涼太が近江連合系三次団体組長を殺害した責任を取り、東城会を脱退(表向きは、自身や柏木修といった古参の者を排他的にし、周りにイエスマンしか置かない五代目会長・寺田行雄政権下の東城会と袂を分かった、ということになっている)し、真島組を「真島建設」という建設会社に変える。(『龍が如く2』及び『龍が如く極2』真島編メインストーリー)
- 4月、狭山薫、警部補に昇進と同時に四課の主任となる。(『龍が如く2』)
- 6月、一輝、真拳派に誘拐され監禁される。(『龍が如く2』)
- 12月15日、真拳派と近江連合による神室町侵略事件発生、東城会との抗争が勃発する。この事件により、郷田仁、寺田行雄、高島遼、千石虎之介などが死亡し、そして事件を追っていた瓦次郎は警察内部に潜入していた倉橋渉との銃撃戦で相打ちとなり共に息絶えた。また東城会・近江連合共に両者のトップの死により、五代目政権は幕を閉じた。(『龍が如く2』メインストーリー)
2007年
- 海藤正治が所属している松金組で、敵対勢力によって組長・松金貢が襲撃される事件が発生。海藤も重傷を負った組長に代わり、敵対勢力の組への報復のために我が身を捨ててでも松金を助けようと松金組事務所へ向かおうとするが、同棲していた恋人・夏目美希子の猛反対を押し切り、カチコミを実行して彼女に失望されたことで、交際は終わりを告げた。(『海藤正治の事件簿』)
- 神田強、刑務所から出所後、三代目錦山組組長を襲名する。同時期、峯義孝、神田からの紹介で東城会に足を踏み入れ、後に「白峯会」を旗揚し、直系組織となる。(『龍が如く3』)
- 1月、抗争事件終結後、桐生一馬は養護施設「アサガオ」の運営の為、澤村遥と共に沖縄へ移住し、真島吾朗は桐生からの要請で東城会に復帰する。また、桐生と行動を共にしていた女刑事・狭山薫は新設部署の教育係として米国へ転勤、四課に左遷されていた須藤純一は一課へ復帰など、今回の事件の内情を知りすぎた二人はそれぞれの希望部署に配属され口封じ的な昇進を受ける。(『龍が如く3』)
- 7月、桐生一馬、名嘉原茂率いる沖縄の極道組織「琉道一家」と土地の立ち退きを巡って対立。(『龍が如く3』)
2008年
- 3月、玉城鉄生による咲誘拐事件発生。この事件を境に桐生と琉道一家が友好関係となる。同時期、民自党の田宮隆造、ブラックマンデーをおびき寄せる作戦を開始する。(『龍が如く3』)
- 9月、黒河学園にて、厚生労働省の職員・楠本玲子の息子・楠本充が同級生からのいじめによる自殺未遂事件が発生。いじめに加わった生徒の内、川井信也だけ退学処分となり、当時担任を務めていた喜多方悠はこの出来事の原因で教職員を退職し、充を自殺に追い込んだ生徒に復讐するために異人町で「便利屋 桑名仁」として活動する。(『LOST JUDGMENT』)
2009年
- 夏目美希子、海藤と別れた事を機にかねてから両親より勧められていた起業家・貞元響也と結婚し、後に息子の貞元准を出産する。(『海藤正治の事件簿』)
- 夏目美希子の実家が放火され両親と妹の真帆が死亡。犯人とされる男は事件後、首を吊って自殺する。(『海藤正治の事件簿』)
- 右京龍也、他校の生徒に重症を負わせ、傷害罪で少年院に入所。(『クロヒョウ』)
- 3月、ブラックマンデーによる名嘉原茂、堂島大吾銃撃事件発生。この事件をきっかけに大吾が行方不明になる。この騒動により、玉城鉄生、峯義孝、島袋力也等が死亡し、柏木修、アンドレ・リチャードソンが生死不明となる。事件終結後、浜崎豪、今回の事件で全てを失い、その腹いせに桐生一馬をナイフで刺し警察に逮捕される。(『龍が如く3』メインストーリー)
2010年代
2010年
- 鶴見正の息子が賄賂によって順番を操作された生体肝移植を受ける。同時に、野崎亮の恋人・市川静香は本来受けられる筈だった治療を受けられず死亡する。(『クロヒョウ2』)
- 野崎亮、阿修羅に接触し、急激な拡大と犯罪組織化が始まる。(『クロヒョウ2』)
- 青木遼、参議院議員選挙に民自党公認候補として初出馬、初当選を果たす。(『龍が如く7』)
- 3月1日、新井弘明、上野誠和会若頭補佐・伊原勝を射殺。この事件を理由に上野誠和会と東城会が対立し、警察上層部を巻き込む一大事件となる。この事件により、浜崎豪、柴田和夫、葛城勲、杉内順次、宗像征四郎などが死亡。事件終結後、伊達真、捜査一課の刑事に復職、谷村正義も生活安全課から捜査一課へ異動となる。冴島大河、桐生一馬と真島吾朗の推薦を受け、東城会直系「冴島組」を旗揚する。(『龍が如く4』メインストーリー)
- 9月、右京龍也、闇金を裏稼業としている中華料理店「趙楽」を襲撃。この襲撃後、趙楽オーナーの所属している九鬼組に捕まり、ドラゴンヒートで10連勝をかけて戦うことになる。龍也は、ドラゴンヒートでの戦いを通じてその裏で起こっていた自身にも関わる事件の真相に辿りつき、全てに決着をつける。(『クロヒョウ』メインストーリー)
- 12月、冴島大河、かつて自分の犯した傷害罪の贖罪として、自ら網走刑務所に収監される。(『龍が如く5』)
2011年
- 鶴見正、都知事選に当選し東京都知事になる。(『クロヒョウ2』)
- 3月、右京龍也、武者修行のため渡米し地下闘技場で戦いの日々に明け暮れる。後に日本の大手ボクシングジム「剛拳ジム」に目をかけられプロボクサーデビューを約束される。(『クロヒョウ2』)
- 6月、自身の夢を託せる逸材を求め各地を奔走していた、大阪の芸能事務所「ダイナチェア」の社長・朴美麗は、沖縄で澤村遥と運命的な出会いを果たし彼女に目を掛ける。その後、その夢を叶えるため東京に向かい、スカイファイナンスのテストをクリアして3億円の融資を受ける。(『龍が如く5』)
- 12月、馬場茂樹、網走刑務所に移送される。(『龍が如く5』)
2012年
- 3月、阿修羅による東京制圧作戦開始。帰国しプロボクサーデビューを控えていた右京龍也は、ドラゴンヒートを守るためプロボクサーデビューを捨て、阿修羅との戦いに身を投じる。龍也は、阿修羅との戦いを通じてその裏で起こっていた事件の真相に辿りつき、全てに決着をつける。鶴見正、この事件を裏で操っていたことが明るみに出た影響で飛び降り自殺、阿修羅のリーダー・野崎亮も龍也との戦いに敗れた後、拳銃自殺する。この事件後、龍也は消息不明となる。(『クロヒョウ2』メインストーリー)
- 4月、朴美麗に見出された澤村遥は、アイドルを目指し上阪し、ダイナチェアに所属するとともに大阪の高校へ進学。同時期、遥の夢の妨げとなるため、自らアサガオを去り、福岡に移住していた桐生一馬は、「永洲タクシー」の社長・中嶋洋太郎に目を掛けられ、永洲タクシーの社員となる(正体を隠すため「鈴木太一」の偽名を使い入社)。(『龍が如く5』)
- 6月、黒澤翼、医者に肺癌を宣告される。(『龍が如く5』)
- 6月、桐生一馬と斑目まゆみが出会い、半ば強引に桐生のアパートに押しかけて世話を焼くようになる。(『龍が如く5』)
- 10月、エリック・トミザワ、ハワイのマフィア「バラクーダ」と悪徳警官のローマン・レイノルズとの共謀により強盗事件の濡れ衣を着せられ逮捕、懲役5年の刑で投獄される。(『龍が如く8』)
- 12月、近江連合七代目会長・黒澤翼の策略により、東城会と近江連合との均衡が崩壊、五大都市を巻き込んだ「東西全面戦争」へと発展する。この騒動により、森永悠、青山稔などが死亡し、朴美麗も近江連合の跡目争いの鍵となる元旦那・真島吾朗からの手紙を狙われ、遥のダンストレーナー・荻田冠に自殺に見せかけて殺害される。事件終結後、馬場茂樹、罪を償う為に網走刑務所に再収監、冴島大河も贖罪の為に網走刑務所に再収監となる。澤村遥、全てを打ち明けて芸能界を引退し、黒澤の息子・相沢聖人との死闘で負傷していた桐生一馬の元へ駆け付ける。(『龍が如く5』メインストーリー)
2013年
- 6月、桐生一馬、一命は取り留めたものの東西全面戦争の責任を負わされる形で逮捕され、澤村遥やアサガオの子供たちのために過去の清算としてこれを受け入れて自ら刑務所に収監される。(『龍が如く6』)
- 12月、アサガオでの元の暮らしに戻っていた澤村遥、「元極道に育てられた娘」と知られたことで日に日に増えていく誹謗中傷から、アサガオに迷惑がかかることを悟ってアサガオを離れて広島に向かう。(『龍が如く6』)
2015年
- 12月、神室町の亜細亜街一帯で火事が発生、そこに香港マフィア「祭汪会」がなだれ込み、東城会と勢力争いを始める。秋山駿、祭汪会に目を付けられた影響でスカイファイナンスを休業しホームレスに戻る決断をする。(『龍が如く6』)
- 八神隆之、先端創薬センターで起こった殺人事件で大久保新平の弁護を担当し、無罪を勝ち取ったのを機に時の人になったが、直後に大久保が寺澤絵美の殺人事件を起こして再逮捕された為に、死刑判決を受ける事になる。これが原因で八神は世間から「殺人者を無罪にして野に放ったインチキ弁護士」のバッシングを受けるようになり、自責の念から弁護士を辞職する。以降「八神探偵事務所」を設立し、私立探偵として活動することになる。(『JUDGE EYES』)
2016年
- 桑名仁に名を改めた元教師の喜多方悠、かつて楠本充のいじめに加わっていた教え子たちである間宮由衣や赤池らを当時の動画を使って脅迫し、いじめの主犯だった川井信也の誘拐殺人を強要する。殺害された川井の遺体は教え子を脅迫する為の手段として冷凍保存される。桑名は川井の殺害を機に全国のいじめ加害者の粛清を開始する。(『LOST JUDGMENT』)
- 6月、東城会は、祭汪会との抗争で一般人にも犠牲者が出た事で警察から責任を負わされる形になり、上層部の堂島大吾と真島吾朗が逮捕される。(『龍が如く6』)
- 12月、桐生一馬、出所してアサガオに戻った際に遥の失踪を聞き、探し求めてやってきた神室町で遥の事故と遥の息子だというハルトの存在を知り、その謎を探るために遥が失踪中にいたとされる広島へと足を踏み入れる。その後「尾道の秘密」を巡って、東城会や陽銘連合会、海外マフィアを巻き込んだ大抗争に発展していく。この騒動により、広瀬徹、巌見兵三、ハン・ジュンギ、染谷巧、菅井克己などが死亡し、大道寺稔が病死。騒動の黒幕である巌見恒雄も警察に逮捕され、空席となった陽銘連合会会長には本家若頭の小清水寛治が就任する。その後、桐生は自ら死を偽装し今回の騒動を収束させ、遺言状で大吾と真島を釈放させ、そして刑を終えた冴島が東城会に復帰する。(『龍が如く6』メインストーリー)
- 同時期、ハン・ジュンギの影武者だったキム・ヨンス、ハンの死により「はぐれジングォン派」となった後、異人町の韓国マフィアで、ジングォン派の系譜を継ぐ「コミジュル」の総帥・ソンヒによってメンバーとして迎えられる。(『龍が如く7』)
2017年
- 松金組事務所にて1億円強盗事件が発生。当時電話当番を務めていた組員・海藤正治が、若頭の羽村京平にケジメをとるように強要される場面に居合わせた八神隆之を付き添いとして呼んだ組長・松金貢に破門という言い分で海藤は難を逃れ、八神はこの時点でカタギとなった彼を弁護。これによって海藤は組を抜けるようになり、八神は後に海藤を自身の探偵事務所の助手として招き入れる。(『JUDGE EYES』)
- 強盗事件の後日、海藤の舎弟だった東徹、破門された海藤の汚名をそそいで松金組へ復帰させる為に奔走し、悪徳刑事の綾部和也から仕入れた情報を元に犯人が「赤鼻」と呼ばれるホームレスだった事を突き止め居場所に乗り込むが、首謀者の羽村京平とも遭遇し事件の裏に隠された真相を知った事で脅迫され、忠誠の証として赤鼻の殺害を強要され服従を余儀なくされる。(『JUDGE EYES』)
- 極道の未来を憂う堂島大吾と渡瀬勝両名が東城会と近江連合の解散で意見を一致させるが、渡瀬が「使用者責任」の罪に問われ収監される。同時期、都知事となっていた青木遼こと荒川真斗、「神室町3K作戦」遂行のため、実父・荒川真澄に協力を要請。大吾は「神室町3K作戦」を利用することを決め荒川に汚れ役を依頼し、敢えて東城会を壊滅させる。(『龍が如く7』)
- 交番勤務の巡査長・江原明弘の息子で清稜高校の生徒・江原敏郎、同級生の御子柴弘のいじめによって自殺する。(『LOST JUDGMENT』)
2018年
- 東都新聞の記者・三田村英二、警視庁と荒川組の癒着を追っていた際に組の差し向けた罠にかかって事故を起こす。この事故で新聞社をクビになった三田村はヤクザに対して強い憎しみを抱くようになり、後にブリーチジャパンの活動に参加し、東京支部長の座にまで登り詰める。(『龍が如く8』)
- 桐生一馬、自らの死を偽装した後、「大道寺」にて戦後100人目の僧として修練すると同時に、コードネーム「浄龍」として秘密裏に任務を遂行する「大道寺一派」のエージェントとして活動を開始する。(『龍が如く7外伝』)
- 神室町で「モグラ」と呼ばれる、名もなき犯人による眼球くり抜き連続殺人事件が発生。同時期に逮捕された羽村の弁護を担当し見事無罪を勝ち取るが、無罪判決後、源田法律事務所の弁護士・新谷正道が殺害され、関西の極道組織「共礼会」、そして先端創薬センターで開発された「アドデック9」が事件のカギとなり大騒動に発展する。この騒動により、松金貢、黒岩満、塩屋聡、そして一連の事件の黒幕であり、アドデック9を開発して人体実験を行っていた研究員・生野洋司が死亡し、一ノ瀬薫、梶平茂、木戸隆介、森田邦彦が警察に逮捕される。騒動後、先端創薬センターは事実上の解体となり、罪を着せられた死刑囚・大久保新平が無罪となり釈放され、事件は幕を閉じた。(『JUDGE EYES』メインストーリー)
2019年
- 12月、春日一番、18年間の服役を経て出所後、八代目近江連合若頭代行となっていた渡世の親・荒川真澄に撃たれ、異人町に捨てられる。その後どん底から這い上がるためもがき苦しみながら異人町の人々から信頼を獲得し、また自分を撃った荒川の真意に気付いていく。その後蒼天堀の近江連合本部へ向かい、仲間と共に渡瀬勝の出所祝いの場での堂島大吾・渡瀬勝・近江連合八代目会長・荒川の連名での東城会と近江連合の解散宣言と、蒼天堀警察署への解散届の提出を手助けし、荒川と和解するも、この騒動により、荒川真澄、小笠原肇、星野龍平、石尾田礼二、そしてその黒幕であった青木遼(荒川真斗)等が死亡し、天童陽介が生死不明となり、沢城丈、久米颯太は逮捕、さらに、警視総監・堀ノ内十郎も近江連合との癒着を露見した事で逮捕される。その後異人町侵攻で壊滅状態となった異人三は解体され、趙天佑は横浜流氓総帥の座を降り、次期総帥にはコミジュルの総帥を務めるソンヒを推薦、空席となった横浜星龍会会長には本家若頭の高部守が就任する。そして春日は蒼天堀で警備会社を立ち上げた大吾の誘いを断り、異人町に残ることを決める。(『龍が如く7』メインストーリー)
- 同時期、浄龍こと桐生一馬、大道寺一派のエージェントとしての任務である金塊輸送護衛の最中、謎の集団に襲撃される。そしてその事件が発端で自身の生存を嗅ぎつけられた桐生は、近江連合直参渡瀬組若頭・鶴野裕樹と若頭補佐・獅子堂康生から東城会と近江連合の同時解散計画の協力を求められる。しかし、その解散計画に反対していた獅子堂は桐生と鶴野を裏切り、鬼人会会長・三代目西谷誉と共謀し、解散計画の発案者の一人である渡瀬の抹殺を実行しようとしたが、桐生や堂島大吾ら元東城会の幹部がこれを阻止する。この騒動により、獅子堂康生、三代目西谷誉は大道寺一派に連行される。その後、一派から任務の報酬として無期限の休暇を貰った桐生は、「鈴木太一」と刻まれた偽造の身分証を手に、一人旅立っていった。(『龍が如く7外伝 名を消した男』メインストーリー)
- 東城会の解散に伴い、直系日侠連に警視庁公安課の潜入捜査官として潜り込んでいた相馬和樹は、阿久津大夢などの東城会の残党や半グレ集団を纏めて統制した組織「RK」を結成する。(『LOST JUDGMENT』)
2020年代
年月日不明
- 沢城丈、青木に命令された星野龍平殺害の身代わりとして無期懲役で服役中に、新たに横浜星龍会若頭となった海老名正孝の弁護士によって釈放され、海老名から第二次極道大解散の協力を求められ、星龍会に加入する。(『龍が如く8』)
- 堂島大吾、自身が立ち上げた警備会社が、暴露系配信者・多々良チャンネルに政治家への根回しなどを暴露され、倒産に追い込まれる。(『龍が如く8』)
2020年
- 桐生一馬、鈴木太一として各地を放浪する中で、放射性廃棄物処理の仕事に従事していた際に事故に巻き込まれ、その後末期癌を発症する。(『龍が如く8』)
- 貞元美希子に名を改めた夏目美希子、自身が経営するカフェでの嫌がらせ被害に悩んでいた影響で失踪し、後にとある山中の滝壺から遺体で発見された。(『海藤正治の事件簿』)
- 不二宮海運の所有するタンカーが船員20名が死亡する沈没事故を起こす。後日、同財閥の令嬢・不二宮千歳、元新聞記者の三田村英二の力を借りて自身の動画チャンネルで隠蔽された真相を大々的に暴露し、財閥は謝罪対応に追われる事となる。この件以降、千歳の運営する多々良チャンネルは暴露系配信者として急速に登録者数を伸ばし、注目される存在となっていく。(『龍が如く8』)
2021年
- 10月、現職警官の江原明弘、新宿駅で間宮由衣に痴漢行為を働いたとして、迷惑防止条例違反で逮捕される。同日、教育実習生の御子柴弘、自宅を出た直後消息不明となる。(『LOST JUDGMENT』)
- 12月、八神隆之、友人の杉浦文也と九十九誠一が運営する探偵事務所「横浜九十九課」から協力を要請され、誠稜高校におけるいじめの内部調査に乗り出す為に、異人町を訪れる。同時期、江原明弘が自身の痴漢事件を巡る裁判の中で異人町で見つかった死体が消息不明となっていた御子柴弘だと言い当てた事を機に大騒動に発展。痴漢事件を担当した源田法律事務所の弁護士・城崎さおりは二つの事件が裏で繋がってる可能性を考えた事から元同僚の八神に調査の依頼する。八神は調査の末に痴漢事件が御子柴殺害時にアリバイを作る為のでっち上げだった事を証明し、事件の裏側で暗躍した半グレ集団「RK」を利用した公安の野望を阻止する。この騒動により、澤陽子、阿久津大夢らが死亡、相馬和樹、楠本玲子、坂東秀美らは逮捕、江原明弘は殺人容疑で再逮捕、御子柴殺人事件の首謀者だった桑名仁は消息を絶った。(『LOST JUDGMENT』メインストーリー)
- 高部守、横浜星龍会若頭・海老名正孝の罠によって組員の拳銃所持の使用者責任で警察に逮捕される。(『龍が如く8』)
2022年
- 1年前の事件後、依頼者の為に長期間神室町を離れた八神隆之の為に、八神探偵事務所で留守番を任されていた海藤正治の下に、IT系メガベンチャー企業CEOの貞元響也から、「死亡したはずの妻を捜索してほしい」という依頼が舞い込み、貞元と美希子との間の息子、貞元准と共に捜査を開始する。捜査を進めていく中で貞元の妻の正体は、15年前まで海藤と同棲していた恋人の夏目美希子である事が判明し、更には貞元の大学時代である同級生、剣持秋介が率いる紅蓮会も巻き込み、大騒動に発展。今回の事件は貞元によって仕組まれた事が判明し、紅蓮会も貞元と大学時代に深い繋がりがあり、かつて「リゾーム」という名前の大学サークルで貞元が目を付け、メンバー達は裏でグレーな活動を始めながらビジネスを拡げ、美希子の財産を奪う計画の為に剣持に放火を指示させ、彼女の家族を諸共殺害したことが判明した。更に後始末として美希子に全ての罪を着せる為、剣持を含めた紅蓮会の創設メンバー全員に遅効性の毒が入ったワインを飲ませていたため、殆どのメンバーを毒殺することに成功するが、海藤との激しい戦いの末に貞元は敗れ、激昂した剣持によって絞殺され、直後に剣持も後に毒入りのワインの影響で死亡。事件後に海藤は美希子と准と一緒に暮らす事を決意し、事件は幕を閉じた。(『海藤正治の事件簿』メインストーリー)
2023年
- 桐生一馬、澤村由美の遺した指輪を、彼女が結婚式の場所として望んでいたハワイにある教会に置くという願いを果たす。(『龍が如く7外伝』)
- 春日一番、異人町にある「ハローワークみさき」の契約社員として人生の再スタートを歩みだしていたが、多々良チャンネルによって自身の過去を暴露されたことで仕事をクビにされ、再びどん底に落ちてしまう。そんな中、刑務所から釈放後に横浜星龍会の組員となった沢城丈から、自身の実の母親・茜が生きていることを教えられ、単身ハワイへ向かうこととなる。その後、星龍会若頭・海老名正孝による第二次極道大解散と、ブライス・フェアチャイルドを教祖とするハワイの宗教団体「パレカナ」の後継者争い、更にその裏で着々と進む星龍会とパレカナによる放射性廃棄物の受け入れ事業といった様々な騒動に巻き込まれることとなる。この騒動により、ウォン・トー、花輪喜平、ドワイト・メンデス、楢崎雅史等が死亡し、山井豊は逮捕、ブライスと海老名は野望を阻止され、ブライスは警察に逮捕、海老名も桐生との戦いの後生死不明となる。また、事件に関わった三田村英二は春日の説得により警察に出頭し、事件は完全に幕を下ろす。(『龍が如く8』メインストーリー)
2024年