「新参か新参でないかは もう重要じゃないんですよ」
「馬鹿とハサミは使いよう…… なんて言葉がありますが 本当にその通りだ……」
「そんな古臭いバカな極道は… さっさと消えろって言ってんだよ!!!!! 真島あああああ!!!!!」
CV:子安武人
概要
『龍が如く極2』で追加された真島吾朗編にのみ登場する東城会直系「飯渕組」組長で、元コンサルタントという異色の経歴を持つインテリヤクザ。
五代目東城会会長に就任した寺田行雄が推し進める、手段に関係なく上納金を稼げる人材を幹部に登用する施策「東城会改革」によって古参幹部並みの発言権を得ている。
上納金の金額は約1800万円と、3位の柏木修率いる風間組にダブルスコア以上の差をつけており、全二次団体で植松彰信率いる植松組に次ぐ2位にまで達している。
人物
基本は冷静沈着だが、少しでも自分の思い通りにいかない展開に陥ると声質に露骨な苛立ちが滲み出たり、真島と対峙した際は声を荒らげるなど、根本的には気性の荒い性質である。また、インテリヤクザとしての技量は凄まじく、東城会改革の際にその圧倒的な知識量と理性的な判断力を買われて直系組長へと抜擢されているが、義理人情などの古い価値観にとらわれている古参の幹部衆を毛嫌いしている。
その本性は、自らが身を置く極道社会全体を「この世で最も非合理的で時代遅れな業界」と見下し、極道組織の全国統一と自らの手での合理化を目論む強い野心の持ち主。理想の邪魔になる相手を力ずくで排除することをためらわず、作中では真島組若衆・川村涼太がギャンブルで作った莫大な借金を肩代わりすることで彼を手駒にし、東城会と近江連合の戦争の火種を作るために、自らの若頭就任の障害となっている植松と、大阪・蒼天堀で近江連合系三次団体の幹部を射殺させている。また、実行には移されなかったものの、力をつけて東城会を手中に収めた後は会長である寺田をも始末する予定でいた。
以上のことから、「全部手駒任せで本人は安全なところから指示しかしていない小物インテリ」のように見えるが、戦闘能力自体は狂犬ではない本気の真島相手に善戦できる程度には高く、戦闘前カットインでは真島の攻撃を全て避け、あろうことか正確に頭を撃ち抜こうとするなど、コンサル上がりとは思えない立ち回りを見せた(まあ相手も相手なので普通に避けられたが…)。
劇中の動向
空席となっていた若頭を決定する緊急幹部会で初登場。自分と同じ新参ながら上納金ランキング1位(=次期若頭の最有力候補)の植松と共に、古参幹部ら相手に強気な発言を繰り返していた。しかし、遅れてやってきた真島が植松を圧倒する額の大金を用意したため、一旦幹部会は終了する。
幹部会と同日、植松が自らの組の事務所で射殺される事件が発生。これに対し、第一発見者である真島が次期若頭の地位欲しさに植松を殺したのではないかと疑いをかけ、「真島が殺したっていう証拠がどこにある」という柏木からの反論に対しても、「出てくるのは時間の問題」「殺す動機として十分すぎます」「古参同士のかばい合いは見ていられない」と嘲笑。真島は真犯人の首を獲るために東城会本部を後にする。
伝説の情報屋・サイの花屋の協力を得た真島は、かつて支配人として勤めていたキャバレー・グランドのVIPルームで川村と交戦。決着がついたのを確認すると、用済みとなった川村を真島の背後から射殺。近江連合のある幹部と共謀して東城会を近江に吸収合併させ、全国統一を果たした組織の要職に就いて極道社会を理想色に染め上げるという計画を話し始める。そして近江連合幹部殺害を真島の仕業として東西戦争の勃発を決定的なものにすべく、彼と交戦するが敗北。
その後、真島に「ブタ箱で臭い飯でも食ってイチから勉強しなおしてこいや」と命までは取られずに済んだが、「全てはもう動き始めているんだよ」「最高のエンタテイメントだ」とこれからの極道社会に起こる出来事を想像して満足そうに笑みを浮かべ、戦闘でも用いた拳銃で自ら命を絶った。
『龍が如くONLINE』にて
実は、近江連合の幹部で『2』の黒幕である高島遼と内通しており、コンサル会社で燻っていた飯渕を高島に極道として誘われたのがきっかけで、飯渕が真島に追い詰められることを予測できたはずなのに高島から助けをもらえなかったのは、飯渕を自分の野望を叶えるための駒としか見ていなかったためであることが判明した。
関連動画
Update with Gunfire(戦闘曲)
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菅井克己…作中で内通していた東城会の幹部繋がり。こちらも敗北後、銃で自決している。