概要
1967年5月5日生まれ、神奈川県横浜市南区出身。血液型はA型。身長175cm、体重63kg。
名前が「武人」なのは、こどもの日生まれであることに由来する。
ぷろだくしょんバオバブ所属(デビュー~1998年) -> ティーズファクトリー代表取締役(1998年以降)。
「子安武人といえば?」と聞かれてどのキャラクターを答えるかで年齢がバレる、ベテラン男性声優のひとり。活躍期間は長期にわたる。
2013年時点でのTVアニメ出演本数は、全声優の中で1位となっていた。→人気声優の項目参照。
独特の色気を帯びた特徴的な声色ゆえに、彼の声に耳馴染んだアニメファンにとっては、一言だけでも容易に判別が可能なことから、彼が演じる濃いキャラクターに対してファンから"テラ子安"と評される。ジャンプアニメやプリキュアシリーズに出演することも多く、悪役・脇役・ギャグメーカーまで何でもこなす。
ちなみに若手に対してはムウ・ラ・フラガの如く、男性なら「坊主」、女性なら「子猫ちゃん」と呼ぶ。
経歴
中学生の頃に『銀河鉄道999』を見て感動したことが声優を志したきっかけ。古参出演ではアニメ三銃士のフランソワ、又はどんどんロメルとロンの警官。
1990年代頃までは、モブを含む美形悪役キャラクターを多く演じ人気を博したものの「演技の幅が狭い」という指摘を受け、悩む時期もあったそうである。『宇宙の騎士テッカマンブレード』でテッカマンエビルを演じたことで吹っ切れ、『トランスフォーマービーストウォーズ』のコンボイを経て、『∀ガンダム』に登場するギム・ギンガナムを演じたことで別方向でも才能が開花し、現在ではシリアスからギャグ、イケメンから偉丈夫まで何でもこなせるベテラン声優として知られるようになった。
サンライズ作品であるガンダムシリーズはOVA、劇場版を含めて10作品以上に出演。富野由悠季監督作品にしぼっても3作に起用。仮面の男を2回、TVシリーズのラスボスを2回演じるという快挙も成し遂げている。脇役、モブ役含めれば出演回数でもCM重視の池田秀一より凄い人。
勇者シリーズも、略毎回ゲストからレギュラー、重要なポジションまでこなす。
『FF:U』と『瀬戸の花嫁』で鮫の中の人を演じたが、全くの偶然と思われる。
その他の活動
1990年代後半~2000年代前半にかけ、音楽活動も熱心に展開していた。
原案を手がけた「ヴァイスクロイツ」および同名の声優ユニットは大人気を博したが、「ZAZEL」名義の活動は、現在でも(色々な意味で)有名である。
自ら設立したティーズファクトリーは当初個人事務所であったが、後輩の荻原秀樹が所属(現在は離籍)して以後小規模ながら所属声優を置いており、現在では実子の子安光樹も所属している。
余談
交友関係について
緑川光ファンクラブ会員の第一号と自称する程、緑川と仲が良く、共演も多い(某クソアニメでもコンビを組んだ)。彼の可愛い声を聴いてデレデレ状態に陥ったり、ラジオのゲストとして出演する時にだけテンションが異常に高くなる為、ファンの間ではデレ子安とも呼ばれている。
関俊彦とは彼の出世作『天空戦記シュラト』で共演して以来、ライバル共演が多かったりする(機動戦士ガンダムSEED、新機動戦記ガンダムW、サクラ大戦等)。
また、彼の影響を受けている声優も多く、岡本信彦(子安さんと聞いて!)、荻原秀樹(彼の独立の際わざわざついていった。上述の通り現在は2014年6月30日付でティーズファクトリーを離れ、フリーを経てHoneyRushに移籍)などが有名。
また、CV:川澄綾子のキャラとも何かと因縁が深い。
作品に関して
座右の銘は「二次元を三次元にすること」と語るとおり、作品や仕事に関する熱は凄まじく、『OVERMANキングゲイナー』22話収録中、過呼吸を起こして救急搬送される、ブログでは仕事の話もしてたりとその情熱が窺える。
アメコミでもトップクラスの人気キャラクターであるデッドプール役をディスク・ウォーズ:アベンジャーズの第27話で担当。その絶大なる快演ぶりから、放送後のツイッターにおけるフォロワー数が急増し、ニコニコ動画でも第27話の再生数が急増。
任天堂のSRPG『ファイアーエムブレム』シリーズにはかなり入れ込んでおり、自身が担当しているナバールには並々ならぬこだわりを見せている。味方キャラ全員に声がつくようになった「覚醒」以降の作品にはすべて出演しており、2017年1月に配信された『ファイアーエムブレムダイレクト』ではナレーター役に抜擢された。
また、『ファイアーエムブレムヒーローズ』では音声のない作品のキャラも演じた他、本作のマスコットキャラ『フェー』が所属する情報局の局長『フェーニックス』まで演じた挙句、YouTubeの生放送ではフェーニックスとして番組進行まで務めており、最早ファイアーエムブレムという作品には欠かせない声優となっている。
また、仕事のオファーを掛けられれば断らない。この好例として、新興宗教幸福の科学のアニメ映画に、教祖の大川隆法が「自分の前世の声に似ている」として子安にオファーをよく出しており、それを受けて出演しているが、子安自身は無宗教であり、幸福の科学と個人的なつながりはない。
今日に至るまで特撮出演歴は存在しない。本人が特撮を嫌っている発言をしていたらしいが真意は不明。
イケメン? キワモノ?
昨今ではすっかりコメディーリリーフや、唯我独尊のカリスマキャラクターでお馴染みとなった子安だが、その内で実はコメディーリリーフはあまり得意ではないとのこと。
杉田智和のラジオ番組で、ゲストに呼ばれた際にこの旨を打ち明けており、「仕事だから演じられている」「本当は真面目な役の方が好き」とも打ち明けている。
上記にある「仕事に真摯」な子安の人柄を窺わせると言えよう。
一方でビーストウォーズシリーズの際は周りがアドリブによるおふざけを許されている中、自分だけが主役(ビーストコンボイ)である都合上、番組の雰囲気を崩してはいけないという制約があった。このため、周りが面白いことを自由に言って盛り上がる中、随分悔しい思いをしたとも語っている。
さらに、真面目で格好いいから演じられるというわけでもなく、ガンダムシリーズの代表的なキャラであるゼクス・マーキス(ミリアルド)はすぐに役に入れないくらい苦手と語ったこともある。
主な出演作
アニメ
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イラスト未確認
蘭堂シン@あしたへフリーキック
たゆら@うしおととら(TVアニメ版)
サイゾーン@NG騎士ラムネ&40
赤川夏彦@おまかせ!みらくるキャット団
アマデウス・K・ドルシア@革命機ヴァルヴレイヴ
フル・フール@カレイドスター
バラッド・バード・リー@GUNGRAVE
又吉一雄@健全ロボダイミダラー
諸葛亮@鋼鉄三国志
ピコック@GON-ゴン-
落合@シドニアの騎士
ディアス・フラック@スターオーシャンEX
イグナス@スパイダーライダーズ
アッシュ@セイントオクトーバー
神無月恭平@デート・ア・ライブ
管下竜二@D・N・A²
ロッカク@ドラゴンドライブ
ザスティン@ToLOVEる
カパエル@Dororonえん魔くんメ~ラめら
クロード@ニセコイ
ジャスティン@人魚姫マリーナの冒険
フロイ@覇王大系リューナイト
盤古羅漢、バンコラン@パタリロ西遊記!
ヴィルヘルム・ハーン@バディ・コンプレックス
セラティード・アナディス@破天荒遊戯
ダルツォルネ@HUNTER×HUNTER(2作目)
美墨岳@ふたりはプリキュア
ベターマン・ラミア@ベターマン
黒武者@魔動王グランゾート
ヒガジ@魔法陣グルグル(2017年)
高倉剣山@輪るピングドラム
南律@LOVELESS
長谷川銀河@ロウきゅーぶ!
松本博士/松本修@Vivy-FluoriteEye'sSong-
ラインバッハ・ジャミール@神達に拾われた男
ガンダムシリーズ
イラスト未確認
ドワイト・カムリ@機動戦士ガンダムF91
士官、兵士Aなど@機動戦士ガンダム0083
ライオール・サバト@機動戦士Vガンダム
ベルイマン博士@機動武闘伝Gガンダム
OVA
イラスト未確認
騎士サザビー※、アッシマー、大将軍、ジェガン2@機動戦士SDガンダム
阿久津淳也@湘南純愛組!
メルレイン@アルスラーン戦記 汗血公路
※実際は戦士ガンキャノンとのクレジットミスで演じたのは梁田清之
劇場用アニメ
※ Netflix版アニメでは阿座上洋平が担当。
イラスト未確認
ゴリラ・グロッド@ニンジャバットマン
ゲーム
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イラスト未確認
フランシス@アンリミテッド:サガ
ヤマトガ@イグジストアーカイヴ
サリヴァン@エンドオブエタニティ
ウィンフィールド@機神咆吼デモンベイン
星宮瑞帆@クリムゾンクラン
ルシウス@神撃のバハムート
夜@好きなものは好きだからしょうがない!!
瀬尾鳴海@スタンドマイヒーローズ
カイ@超鋼戦紀キカイオー
英二郎@フルハウスキス
オクトー@プリコネR
ブレイブ・リー@ブレイブリーデフォルト
ブレドルフ・シグザール、シュワルベ・ザッツ@マリーのアトリエ
エイリー・ミッター@リーズのアトリエ
ロジェ・マーレン@リディー&スールのアトリエ
柳博士@リモートコントロールダンディ
シャドウストーカー@LOSTREVERS
吹き替え
イラスト未確認
ジョーカー@スーサイド・スクワッド
アレクサンダー・ハーデゲン(ガイ・ピアース)@TimeMachine(ソフト版)
海外アニメ
イラスト未確認
ラチェット@トランスフォーマーアドベンチャー
オーディオドラマ/ドラマCD
イラスト未確認
リフェール・ラフィット@伯爵カインシリーズ
オスカー・M・姫島@花ざかりの君たちへ
その他
イラスト未確認
機内ビデオナレーション@航空会社スターフライヤー
ラジオ
勇者王への道
武人・光樹のKOYASU RADIO
タイトル通り、実子の子安光樹との二人ラジオ。
エイプリルフール企画での放送を経て月一回(毎月5日)のレギュラー化。
脚注
- ※1 塩沢兼人の死去による後任。
- ※2 イラストはキングダムハーツシリーズに登場時のイラスト。ディシディアファイナルファンタジーオペラオムニアでも続投。
- ※3 元々は『Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ』のキャラクター。フラグメンツのドラマCDでも続投。
関連イラスト
関連タグ
声優 中の人 人気声優
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