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CV 子安武人

概要編集

カメレオンとは「探偵はもう、死んでいる。」に登場する秘密組織《SPES》の幹部。また「カメレオン」というのはコードネームのようなものである。同作の主人公、君塚君彦シエスタと旅している際、ロンドンでその存在を知り、その後シャーロット・有坂・アンダーソンと対峙する。

その1年後には、「名探偵の遺産」が眠っているという噂から、君塚らが乗るクルーズ船に乗り、夏凪渚を誘拐した。

容姿はアジア系の顔に銀髪で細身な青年のような見た目。




能力編集

カメレオンの《種》は、「カメレオン」という名の通り、背景と完全に同化する透明化の能力を与える。

また、カメレオン自身は長い舌と尻尾を持ち、伸縮性・硬度を自由自在に操ることができる。




以下ネタバレ編集


ここから先は本編のネタバレを含みます


クルーズ船の戦いと決着編集

君塚らがクルーズ船に乗ってから2日目の朝、カメレオンによって夏凪渚が誘拐される。そしてカメレオンは午後八時に「名探偵の遺産」を持ってくるよう要求する。君塚は斎川唯の《左眼》を使って直接夏凪を探すが、船内どこを探しても見つかることはなかった。そこから君塚は、誘拐犯が人の視界から消えることができる奴、すなわち、カメレオンであると見当をつけた。そして、午後8時に甲板へとやってくる。そこでカメレオンは姿を現す、夏凪渚を拘束した状態で。君塚は持っていた拳銃でカメレオンを攻撃しようとするが、夏凪を人質に取られた状態では何もできずにいた。そんな中、カメレオンは君塚が「名探偵の遺産」を発見できなかったため、夏凪渚と「名探偵の遺産」という交換条件が成立しないことから、新たな提案を出す、クルーズ船の乗客全員の命もしくは夏凪の命のどちらかを助けるという提案を。しかし、その提案を君塚が選べるはずもなく、どうするか考えあぐねていると、夏凪が

あたしを撃って

と言った。ここで夏凪を殺せば、人質がいなくなるため君塚はカメレオンに銃を撃つことができる。そうすれば、勝てなくとも相打ちぐらいは狙える。そのため、夏凪の言ったことは正しかった。しかし、君塚には1年前のとある出来事が脳裏をよぎる。そして、君塚は行動を決定して、

そんな正しさならいらないな

まだ何物でもないんだったら、これから何者にでもなれる

そういって夏凪の方に拳銃を向けた君塚はそのまま放つ、夏凪渚を拘束していたカメレオンの「触手」をめがけて

そしてそれにまかれていた夏凪はそのまま海に落ちる。着水寸前のところでサファイア色の瞳を光らせた斎川が駆け付け、一艘のマットを敷いた小型ボートに夏凪は着地した。

人質を失ったカメレオンは、君塚を殺し、夏凪を再び回収しようとする。どうして《SPES》がそこまでただの女子校生である夏凪を狙うのかという疑問が君塚の中に浮かぶ。それに対して、カメレオンはあの普通ではない「心臓」が原因であると答えた。(詳しくはシエスタのページを参照。)

そして君塚を殺しにかかる。君塚も応戦するが、《人造人間》に勝てるはずもなく瀕死に追い込まれる。そして、君塚はそのまま殺されるかと思われたが、突然ヘリコプターが現れその中からシャーロット・有坂・アンダーソンがカメレオンに銃撃を浴びせる。銃撃によりカメレオンを防戦一方に追い込むシャルであったが、銃撃が止んだ一瞬の隙に、カメレオンは透明となる。これでは攻撃が当たっているかどうかわからない。そうこうしているうちにカメレオンの下がヘリコプターを襲い、機体に穴が開いたことでガソリンが漏れ出し、それが甲板に降り注ぐ。そのとき君塚はシャルに2本の指を口に持っていくジェスチャーをシャルに向けてする。その意味をくみ取ったシャルは加瀬風靡からライターを受け取り、火をつけた状態で甲板に落とした。甲板にはガソリンが大量にこぼれているため一瞬で甲板は炎の海となる。すると、カメレオンの皮膚の変色機能が麻痺したのか姿が現れる。そこに再び攻撃を繰り出す、シャルと君塚であったが、カメレオンは自身のしっぽを甲板の床にたたきつけて、床を割り君塚とともにカジノに落下した。


カジノへと落下した君塚であったが、持っていた銃は玉切れのために武器はもうなかった。そのため、カメレオンに殴り掛かり、カメレオンまた君塚に殴り掛かる。お互いのこぶしとこぶしがぶつかる寸前、

バケモノ相手に肉弾戦?そういうのは無茶とは言わない。無謀っていうの

という声が聞こえてきて直後、一発の銃声がカメレオンを襲った。

これであなたは、二度と私に攻撃できない

そこにいたのは夏凪渚であったが、シエスタの人格が表出していた。そして君塚はシエスタとの1年ぶりの再会を果たす。

そうして今度は君塚・シエスタ対カメレオンの戦いが始まる。2人はカメレオンと戦いながらも1年間という時間を埋めるかのように昔話に花を咲かせる。それでも少しずつカメレオンにダメージを与えていく。すると突然耳をつんざくような咆哮とともに、カメレオンは形態を変化させ、激しい攻撃を2人に繰り出していく。しかし、シエスタは君塚を引っ張りながら攻撃をよけていく。攻撃をよけながらも君塚に対しての思いを述べる。そしてそれを聞いた君塚は、新たな騒がしい仲間たちとともに前を向いて歩いていくことを決意する。そして背中合わせとなった2人は迫るカメレオンに銃口を向け、銃を放ち、カメレオンにとどめの一撃を与えたのだった。



カメレオンの《種》の行方編集


ここからは原作小説3巻の内容を含みます。

カメレオンはクルーズ船での戦いに敗れ死んでしまう。しかし、その《種》はコウモリが何らかの方法で獲得し、スカーレットへの契約の対価として渡す予定であった。しかし、その契約が破綻したことで、スカーレットはかわりに君塚にその《種》を与える。その後の戦いの中で君塚はその《種》を飲んだため、上記の能力を手に入れた。

詳しくは君塚君彦のページを参照。


関連タグ編集

シード(たんもし)

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