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夏凪渚

なつなぎなぎさ

ライトノベル『探偵はもう、死んでいる。』に登場するヒロインの一人。
目次 [非表示]

君塚あんた、もういっぺん言ってみろ!偶然だって?この再会が偶然だって?ふざけるな!この再開を、偶然なんて、そんな天任せで無責任な言葉で片づけるな!

cv 竹達彩奈


プロフィール編集

本名不明
年齢18歳?
国籍日本?
誕生日6月7日
職業学生、探偵代行
武器激情
口癖倍殺し
その他の人格??????



概要編集

物語の開始時点において(アニメでは2話)主人公である君塚君彦と同じ高校に通う高校生。年齢も君塚と同じ18歳。小さいころから病弱でずっとベッドの上だったという。そのため彼女の本名や国籍、年齢が本当にあっているかは不明。ただ、12歳ごろには日本語をしゃべっており顔立ちも日本人ではあるので国籍は日本で間違いないと思われる。また、夏凪渚という名前はとある人物によって命名された。


君塚君彦との出会い編集

あんたが名探偵?

黙ってないで答えて。あんたが噂に聞く名探偵――君塚君彦なの?


主人公である君塚君彦はシエスタと死に別れた後、日常という名のぬるま湯に足の先から頭のてっぺんまで浸りきっていた。そんな中、たぎるような激情を持って君塚を目覚めさせることで再び君塚は非日常へと身を投じることとなった。そんな君塚との最初の出会いでは自分のドナーとなった心臓の持ち主を探してほしいという依頼を持ちかける。そのとき心臓のドナーの影響で本来は取らないような大胆な行動をとっている。この依頼によって夏凪が新たな探偵、君塚が助手として物語が始まっていく。その後心臓のドナーが誰かはわかったのだが…


君塚に対してはとてもSっぽく接していたがそれは心臓の影響であり、実際はドがつくほどのMである。これは原作小説だけでなくスピンオフでも語られている。





以下ネタバレ編集

ここからはネタバレを含みます。まだ、ご覧になってない方は原作小説・TVアニメ・漫画等を先に読むことをお勧めします

















心臓の秘密編集

夏凪は物語開始(アニメでは2話)の約1年前に心臓移植を受けていた。その心臓の持ち主を探るため、加瀬風靡の助言でコウモリ(たんもし)に会いに行く。そこで、夏凪渚の心臓がもともとシエスタのものであったことが判明。そのため、時々シエスタの人格が出現することがあった。












君塚との初めての出会い編集

物語開始時点(アニメでは2話)で初めて出会ったと思っている2人であったが、実際には1年前のロンドンですでに出会っていた。しかし、そのとき夏凪渚はケルベロスの《種》の力でアリシアの姿をしていたため君塚は気づくことができず、また、夏凪もそのあとの出来事の影響で記憶を失っていた。その前後の出来事についてはヘルのページを参照。




ここからはTVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」のシーズン1では語られていない、原作小説(3~10巻)のネタバレを含みます。まだ読んでない方はそちらを読んでから読むことをお勧めします。


ここからは原作小説3巻のネタバレを含みます。










とある人物との出会い編集

夏凪が君塚と出会う6年前夏凪渚はとある島にいた。そこはSPESが実効支配しており、薬の治験と称してシードの種を直接体内に入れるという人体実験が行われていた。そんなある日、とある少女と出会う。少女は夏凪に、

そんなところで、なにやってるの

……海の音を、聞いてたの

音を聞いてるだけ? 見ないの?

だって、見えないでしょ?

だったら、昼に来ればいいんじゃないの?

本当はそうしたいんだけどね。でも、昼間はバレちゃうから

バレる? 誰に?

……あたし、病気でね。本当は病室にいなくちゃダメなの。でも、ずっと固いベッドの上じゃ辛くって。だからこうしてたまに、人目を盗んでここに来てるんだ

夏凪渚は同年代ぐらいの少女と夜の浜辺で出会う。その少女はどこか大人びていた。

すると少女は質問をしてきた。

君の名前は?

602番

この施設にいる子供たちはみな番号で呼ばれていた。しかし、その少女は

ナギサ

海が好きな君のことを、その名で呼ぶよ

と少女は夏凪渚にナギサという名前を与えたのだった。


今度は逆にナギサが名前を聞くと

私に名前はないよ。……ただ

コードネームなら、あるかな

これが夏凪渚とシエスタとの本当の初めての出会いだった。

それからアリシアとも出会い3人はその施設の秘密へと迫ることとなるが……

その後のシエスタについてはシエスタ(たんもし)のページを参照




シエスタの死の真相編集


クルーズ船でのカメレオンとの戦いの後、君塚、夏凪、斎川、シャルは何者かに誘拐されとあるビデオを見せられた。そのビデオはシエスタの死の真相を探るべく君塚とシエスタの3年にも及ぶ冒険譚の一部だった。そこで、夏凪はシエスタの命を奪ったのは自分だということを知る。シエスタは彼女の信条により、夏凪(アリシア)のために自分の命を捧げるという行動を自らの意思でとった。そのために夏凪の中にはシエスタ・夏凪・ヘルの3つの人格がいる。しかし、いくらシエスタがそれを望んでいようとも、夏凪がシエスタの命を奪ったという罪の意識から逃れることはできなかった。そんな中、とある人物から自身の過去について知らされる。






ここからは原作小説4・5巻のネタバレを含みます。





君塚の誓いと夏凪の思い編集

自身の過去を受け入れた夏凪ではあったがその後とある理由で加瀬風靡と対立するも、自身の過去を受け入れたことでヘルの能力を使い加瀬風靡に勝利し一時的に和解。そこで君塚はシエスタを生き返らせると、死人を復活させるという禁忌の願いを口にする。その願いをかなえるため加瀬の助言をもとに1年ぶりのロンドンに旅立ち、ミア・ウィットロックと出会う。2人だけの会談で夏凪は自分がシエスタに心臓を返せばシエスタが生き返ることは可能だと知る。その後夏凪はあの島を訪れる。そこには当時の3人の思い出が多く残されていた。3人の中で生きているのは自分だけだと決意を新たにシード討伐に向けての情報を集める。そんな中、シードが日本に襲来。シードはかなり強く、コウモリは敗れ、斎川は誘拐され、シャルも重体に陥る。しかし、残った君塚を紅い目で眠らせ1人でシードとの戦いに夏凪の人格で戦いを挑む。夏凪は自身の激情を持ってシードに挑む、《名探偵》としてではなくあくまで《探偵代行》として。その結末は……


夏凪は敗れた。シードの首に一太刀を浴びせることには成功したものの夏凪は敗れ植物状態となる。しかし、夏凪はその後も準備をしていた。君塚に手紙を残し、自身が死んだ(もしくは死と同義の状態になった)あと心臓をシエスタに返すという算段になっていた。その算段通り、シエスタに心臓が返されシエスタは生き返った。夏凪は死んだと思われたが…









君塚とシエスタの大喧嘩編集

ヘルの人格がシードとの戦いで消えたのち君塚の依頼に応える形で夏凪は再び目を覚ました。その後、シエスタを実力で超える作戦会議を始める。

その後のシエスタとの戦いはシエスタのページを参照。

夏凪もシエスタに生きてほしかった。そこで、ヘルの姿でシエスタの前に現れ、意表を突く形でシエスタに麻酔針を打ち眠らせる。1年前シエスタはアリシア(夏凪)の学校に通いたいという依頼と君塚のシエスタに生きてほしいという依頼の両方を同時に叶えることができなかった。しかし、夏凪はシエスタの生きたいという依頼と君塚のシエスタに生きてほしいという依頼の両方を同時に叶えて見せた。この瞬間夏凪はシエスタを超えたのだった。シエスタが眠ったのちシンガポールに行くことになる。その目的は……




ここからは原作小説6、8、9巻の内容を含みます
















《名探偵》夏凪渚編集

シンガポールで《連邦政府》高官アイスドールからシエスタに代わる《名探偵》に任命される。しかし、それから3か月経っても任務を与えられなかったために夏凪は連邦政府が自分を認めておらず空位になった《名探偵》にとりあえず、置いただけなのではないかと少し心配になった。しかし、そのことをとある人物に言われた際には、

いいよ、今は何と言われても。だけど、いつかちゃんと結果で示すから。あたしは《名探偵》としての使命を果たしてみせる

と冷静に切り返したのだった。

また同じ人物は夏凪の助手である君塚を使い魔(ペット)とした。しかも、それに君塚もある程度乗り気であった。自分とシエスタの意思として君塚の身の保証を彼女に認めさせたが、やはり納得がいかず、仕返しとして夏凪は《連邦政府》からの紹介を受け、大神を助手代行として採用した。君塚が使い魔をクビになった後も、大神と連絡を取り合っていたようで、夏凪は大神と会うとまるで友達のように接した。


そんなある日、《名探偵》としての初めての使命が言い渡される。それは吸血鬼の反乱を防ぐことだった。吸血鬼の反乱が具体的には何を指すのか《聖典》には書かれていなかったため独自の調査が必要となる。その調査の中で吸血鬼たちの出自や歩みを知ることとなる。

また、吸血鬼の反乱を止める過程で《情報屋》ブルーノ・ベルモンドと出会う。

吸血鬼の反乱の結末はこちら。

また同時期に夏凪は高校を卒業し君塚と同じ大学へ進学。夏凪は心理学を学ぶために大学へ進学した。そして大学の入学式の次の日、プレ講義で心理学部心理学化の守屋教授と出会う。


ここからは原作小説10巻の内容を含みます




















《怪盗》アルセーヌとの戦い編集

吸血鬼の反乱を夏凪は防ぐことに成功した。しかし、アルセーヌの脅威は着実に増しており、また、アルセーヌの正体が世界最悪の犯罪者アベル・A・シェーンベルクという可能性が浮上する。もともとアベルの始末は《暗殺者》加瀬風靡の仕事であったが、シエスタがアルセーヌは夏凪渚が捕まえると宣言していたので、夏凪もまたアベルの逮捕に力を貸す。しかし、《怪盗》アルセーヌとの戦いの中で君塚は五感をすべて消失してしまった。そんな君塚を目覚めさせるため、夏凪はすでに大学生になっていたが高校の制服を着てあの日の再現を行うことで君塚は五感を取り戻した。

またそれまでは君塚君彦と夏凪渚はお互いに名字で呼び合っていたが、このときからお互いを下の名前で呼ぶようになった。

その後のアルセーヌとの戦いがどうなったかは不明。




ここからは原作7巻の内容を含みます















2年後の夏凪渚編集

君塚との出会いから2年後、夏凪は大学生活を送りつつ、白銀探偵事務所の仕事もこなしていた。そんな中、《未知の危機》が発生したと《連邦政府》から告げられ、臨時の《名探偵》にシエスタとともに就任。その後、《聖還の儀》に出席し、人類の記憶に異変が起きていることを知る。

ちなみに、大学での専攻は心理学で君塚と同じゼミに所属している。





余談編集

当初はシエスタではなく、彼女をメインヒロインにする予定であった。しかし、編集者のアドバイスでシエスタをメインヒロインに据えることになり、シエスタを追いかけるストーリーへとなった。


関連タグ編集

探偵はもう、死んでいる。

君塚君彦

シエスタ(たんもし)


錦木千束川咲さくら:心臓繋がり。

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