「刺激って、大事だよねぇ」
演:滝澤諒
概要
『仮面ライダーガヴ』の登場キャラクター。
ストマック家の次男で大叔父であるデンテの師事のもと育ち、ストマック社の技術開発担当を引き継いだ技術者。
人間に擬態するアイテムのミミックキーや質を保ったまま人を圧縮させるヒトプレスといった技術は、彼のグラニュート生体実験→改造によって可能となったものでストマック社による闇菓子製造に欠かせない人間を仕入れる効率の飛躍的アップを成し遂げている。
若くして技術開発担当を務めるだけあり、時には「実験」の一環としてグラニュートに新たな能力を発現させる器具を埋め込む改造手術も行う。
デンテと近しい立場にあったためか、シータ、ジープよりも先にショウマの所在とガヴの正体を把握していたようだが、他の家族には明かしていない模様(後にシータとジープが相談を持ちかけてきたため、その二人には明かしている)。
また双子には内緒で人間界を訪れ、自らのエージェント経由でバイトの一人に塩谷壮士のヒトプレス化を指示し、割れた半分を所有するなど、独自の暗躍を行っている。
容姿
オレンジのストールを首に巻いた黒いコート姿で、専用のバックルにミミックキーを装填することで短い茶髪の眼鏡を掛けた青年へと変身する。兄弟の中で唯一メイクをしていない。
怪人態の全貌は明らかになっていないが、口元をステンドグラス状のマスクで覆ったようなピラニアなどの肉食魚を思わせるゴシック調の頭部が特徴。
本人は人間の姿に擬態するのが面倒なのか、機密エリアでも頭部のみだが本来の姿で活動するなどルール違反が癖になっているらしく、長男兼社長であるランゴに度々諌められている。
人物
普段は口が上手く、一人称も「僕」と軽い調子だが悪賢さを感じるところもあり、改造を施したバイトのグラニュートに対し、不定期に健診を行ってはいるものの基本的には使い捨ての道具としか認識していない。
ストマック家の悲願やストマック社によるグラニュート界の掌握を目論む兄や姉と違い、序盤では技術者としての知的好奇心を優先しており、同族に興味本位で生体改造を施すなど典型的なマッドサイエンティスト。
しかし、長男や長女と違って威圧的な言動を取らないことからシータやジープにとっては家族の中で比較的話しやすい部類に入る様子。ただし、弟妹からの相談を受けたが観察を優先して協力を拒否し、他言はしなかったが自分も同じく報連相を怠っていたことも伏せており、解雇される弟妹についても助け舟を出すようなこともしなかった(第9話では一応クビ寸前となっていた妹達にも後述のニエルブマシーンを提供している)。
ストマック家内でも闇菓子の材料となるヒトプレスを始めとした様々な技術の開発を担う重要な立場だからか、シータやジープ達と違い、兄や姉に対しても遠慮のない発言をしたり、機密エリアでは人間の姿に擬態するルールを守らなかったにもかかわらず厳格なランゴからも軽い注意で済んでおり、一定の仕事をこなしながらもストマック家の中でもかなり自由な立場で活動している模様。
実験
グラニュートの改造
ミミックキーを使用した人間への擬態能力への付与。ストマック社のヒトプレス収穫において必須であり、基本的にバイト社員にはニエルブの手術が必要。
第7話ではディーンに小魚による分身能力の付与を追加したりと、擬態能力以外にも戦闘力の強化も実験の一つとして行っている。
ニエルブマシーン
第9話にて製作した彼の発明品。失態を重ねてクビ寸前のシータとジープに助け舟として渡した。スマホあるいはリモコン一つで超光熱のレーザー光弾を発射する射撃装置で、機能自体はシンプルだがその威力はガヴ・チョコダンフォームやふわマロフォームの装甲を一撃で溶かし戦闘不能にするレベルである。しかし、流石に鋼鉄並の装甲を誇るグルキャンフォームには通用せず、ブルキャンガトリングによって破壊されてしまった。
余談
- 演者の滝澤氏はニチアサ系統の作品だとDancingStarプリキュアにて夏目颯斗/キュアロックを演じていたことがある。
- 名前の由来はハンガリー語で「舌」(した)を意味する「Nyelv」と思われる。
- 生体改造や実験を躊躇なく行う姿勢や様々な状況証拠からある人物と繋がっている可能性が示唆されているが、詳細は不明。
関連タグ
ランゴ・ストマック(長男・ストマック社社長)
グロッタ・ストマック(長女・ストマック社菓子製造統括者)
シータ・ストマック:(次女・ストマック社仕入れ統括。ジープとは双子。)
ジープ・ストマック:(三男・ストマック社仕入れ統括。シータとは双子。)