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お前グラニュートなのか?それとも別の生命体か?一体なんなんだ調べさせろ!(第3話)

俺は誰の味方でもないよ?ただ、自分の興味あるものをひたすら研究してるだけ。(第22話)

演:浅沼晋太郎

概要

仮面ライダーガヴ第3話から登場する、自称「グラニュート研究家」。

眼鏡を掛けた若々しい容姿の男性で、研究者らしからぬ洒落た紳士服(研究室内で着用しているのも、白衣に見えて背部にベルト・ピークドラベルを備えた真っ白なロングコートである)が特徴。

記者としてグラニュートの正体を突き止めようとする辛木田絆斗と面識を持ち、自らの持つグラニュートの情報を伝える。更に師匠グラニュートに殺され復讐に生きる決意をした絆斗を生体改造、仮面ライダーヴァレンへと仕立て上げた。

人物

若々しく飄々とした言動が特徴で、グラニュートを追う人間には知っていることを丁寧に説明するなどオープンな性格である。

一方で周囲の都合・心情よりは自分の好奇心を優先するタイプで、面識の浅い人間を未知の生体実験に飄々と巻き込むなど、マッドサイエンティスト気質の持ち主。

寂れた平屋をラボにしており、室内には目玉のようなオブジェや動物のホルマリン漬けなど様々なものが壁に飾られており、やや不気味な雰囲気を醸し出している。なお研究室については乱雑であることに加えて「どこに座っても汚い」と発言していることから、服装とは違ってあまり清潔感にはこだわりがなく、研究に没頭しがちな面がある模様。

詳細な目的や動機は現在のところ「興味のあることを研究する」好奇心以外は不明だが、人間界に隠れ住むグラニュートの存在、人間の幸福を原材料とした闇菓子製造という目的といった核心に近い部分まで把握していることに加え、グラニュートの体液を生成する生体器官を所持しており、デンテ・ストマックを起源とする「人間とグラニュート両方の特性を宿す理論」まで把握しているなど、常人はおろか一般のグラニュートですら到達できない域まで彼らに迫っている。なおフィールドワーク以外はラボで研究・寝泊まりしている場面がほとんどで、どのように生計や研究費を捻出しているかさえ不明。

絆斗にはグラニュート研究家になる以前はUMAなどを研究していたと語っているが、僅かなゴチゾウのサンプルのみで力を引き出す術を模倣するエンジニア技術、そのための医学知識(研究室には、検死台や医療器具・機器が常備されている)ており、簡単な外科手術や細胞分裂といった生物実験ができるなど、自称する経緯からは図れない多方面に渡る知識・技術まで習得している謎多き怪人物である。

さらに、「置き配」としてガヴやヴァレンの戦闘シーンを録画したメモリスティック(外観がなぜかおどろおどろしい)を供給されたり、ガヴのスペックを断続的に把握したりと、絆斗以外にもグラニュートに精通した協力・内通者が存在することが示唆されていたが、後に内通者がニエルブであることが明かされた。

ニエルブがグラニュートであることも当然認知しているが、彼に対しては「危険な生き物」というより「研究者仲間」という認識で気安い関係を築いて頻繁に情報交換を行っており、ヴァレンシステムのみならずゴチゾウの新造まで成し遂げる、ニエルブに劣らない次々と成果を出している。

これらの事実から絆斗をヴァレンに仕立て上げるため、酸賀とニエルブが共謀して塩谷の死を画策した可能性が浮上している。

その塩谷からは「そいつ怪しくねえか?」などと忠告を受けていた絆斗だが、その塩谷の退場と復讐への決意、そして絆斗とショウマの関係に亀裂が入ってしまったことによって、ストッパーもいなくなったまま深入りすることになる。

なお、絆斗に対しては第4話では「辛木田くん」と苗字で呼んでいたが、第6話以降は「絆斗くん」と名前で呼んでいる。

活躍

グラニュート・ボン仮面ライダーガヴの戦いを陰から見守っていたゴチゾウの内、チョコドンゴチゾウチョコダンゴチゾウ背後から忍び寄り捕獲。ガヴを呼び止めていた絆斗に割り込む形で上記の質問攻めをするが、言い争いをするうちにガヴを取り逃がしてしまった。

第4話では自身の研究室を訪れた絆斗を快く招き入れ、何も知らない彼に持ち得るグラニュートの情報を一から明かしていくが、彼の母親が圧縮されずに攫われた事を知り、興味を示す。苦い過去を振り返り、険しい顔で固まる絆斗に捕獲したゴチゾウ達を示し、ガヴのように戦えるかもしれないとグラニュート退治の研究について明かした。

ちなみにチョコドンとチョコダンはそれぞれガラス瓶に入れられ事実上の監禁状態で保管されている

第5話では、グラニュート退治用アイテム製作に励んでいた。

そして続く第6話でグラニュートに恩人を殺害された仇を取るべく自分の元を訪れた絆斗に、彼を被験者としてグラニュートの生体器官を移植し、グラニュートを葬る為の力、すなわち仮面ライダーヴァレンの力を与えた(ついでにヴァレンの初陣を見届けた後、研究用サンプル兼ヴァレン変身用の残機として、ショウマが所持していたチョコドンゴチゾウを4匹連れ去っていった)。

第7話では自宅で絆斗の心電図を見て異常がないことを確認しながら「辛木田絆斗改造計画は順調」と本人の目の前で報告。前回誘拐してきたチョコドンゴチゾウは小型のスライド両開きの冷蔵庫に厳重に保管していた。

他のグラニュート研究家には「逢ったことはないがいるかもしれない」とあまり興味がなさそうだった。絆斗から仮面ライダーガヴとの話を聞くと「仲良くなったの?じゃあ連れてきてよ!(中略)いつ来られそう?」とさながら反抗期の息子に初めて友達ができたという報告に喜ぶ親(実際の間柄は被験者とマッドサイエンティスト)のような反応だったが当の絆斗からは「来ねぇよ!」と返されあっけなく置き去られた。

第8話ではグロッタとの戦闘で生き延びた絆斗に言い忘れていたこととしてグラニュートが人間に擬態出来る技術があることや、擬態が完全ではないことを伝えていた。ちなみにその彼から無理やり腹を見られたが、〈ガヴ〉がなかった=人間であることが証明された。が…(詳しくは後述)。

第10話の終盤にて、上述のメモリスティック映像を確認、その際にガヴの正体を知っていた他、何やら意味深な発言を残しており…

「それにしても、さすが“オリジナル”。どんどん進化してる。やっぱり、素体がグラニュートだからかな?」

第12話では、第11話の戦闘で負傷した絆斗を治療したようで、「誰かさんのせいで病院行き辛ぇから」と毒づく絆斗に対して「当然のアフターケアだ。これからも頼ってくれたまえ」と返答。そして、絆斗を見送りながら、怪我の治りの早さについて「改造の影響かな」と推察する。

暗躍を開始するマッドサイエンティスト

シータとジープがガヴに敗北した夜、「絆斗にそろそろ新しい刺激を与えたい」と独りごちている中で、グラニュート側の内通者=ニエルブの訪問を受け、ポッピングミ、キッキングミ、パンチングミといったゴチゾウらと、絆斗に移植したものと同じグラニュートの体液生成器官、そしてガヴがパワーアップしたという情報を受け取り、交換としてプリンをはじめとした複数のお菓子と、それがガヴの力の源である情報を提供した。

ニエルブの製作したヴラスタムギアや、「(生体改造を施された)生きたグラニュート」としてニエルブに同行してきたラキアに興味を示しており、人間に化けられるミミックキーの出来映えに終始感心した様子を見せる。

ショウマがチョコドンゴチゾウの案内によって、ヴラムとの戦闘で負傷した絆斗をラボへ運び込んできたことで初対面。彼がかつて接触し損ねた「仮面ライダーの、ガヴ」であることを確認する形で念願のファースト・コンタクトを果たし、絆斗とショウマを治療するついでに彼の服に付いていた毛髪もサンプルとしてちゃっかり掠め取った

その後も絆斗の容態を見舞いに来たショウマと交流を続け、ヴラムことラキアが大量失踪事件に関与していたことを聞き、2人の接触を悟る。絆斗が意識を取り戻した後は、負傷した絆斗を運んできたのがショウマだとそれとなく明かし、変なことをしていないかと詰められた際にはさらっと躱してみせる。

しかし机に置かれた機器の先にはショウマの毛髪と彼の治療に使われたであろう血液が染み込んだガーゼ、そしてPCには細胞サンプルの映像が映し出されていた

その後ショウマの素性を知って激昂した絆斗の追及を受けるも、同じくのらりくらりと躱しつつ、先の細胞分裂が着々と進む様子を観察、密かに進める研究の進行を見守る。

自身のラボ地下室に潜伏していたダークショウマが食い散らかした食事のゴミを回収、ゴミ捨て場に袋を運び出すところで、ニエルブとのコンタクト仲介を求めるラキアの訪問を受ける。ゴミをさりげなく隠しつつ応対し、その素性を怪しむラキアに対して「ニエルブとこちらからコンタクトは取れない」「自身は(ストマック社含めて)誰の味方でもない、ただ興味のあるものを研究してるだけ」と明かした。

その後ラボを訪れた絆斗からダークショウマの存在とその撃破を聞くも、「あれ?もう倒しちゃったの?」と、不可解な反応を見せる。

その後ラボを去ろうとする彼に対して「ハッピーバレンタイン」と称し、研究成果として自ら生成できるようになったというチョコルドゴチゾウを初披露、1箱4つ入りで絆斗に手渡した。

余談

  • 名字である「酸賀」の「酸」は、基本の味覚の一つである「酸味(さんみ)」からちなんだもの。
  • 絆斗との初対面時に「おっさん」と呼ばれた際、「若造」と返していたことから見た目とは裏腹にそれなりに歳を取っていると思われるが、演じる浅沼氏の見た目の若々しさに対し「おっさんには見えない」「初見でおっさんと見抜いた絆斗が凄い」といった反応が多く見られた(ちなみに浅沼氏は出演時48歳で本作レギュラー陣の中では年長者である)。
  • 背後からゴチゾウを捕獲するという登場の仕方から視聴者には大きなインパクトを与え、「ゴチゾウを誘拐してる」などとネタにされた。
    • 第6話放送の翌日は「SGライダーゴチゾウ01シリーズ」の発売日でありチョコドンゴチゾウも収録されたが、6話の影響かチョコドンゴチゾウが早々に売り切れる為、「酸賀が抜き取っている、買い占めている」とネタにされている。また、ヴァレンバスターの待機音の「SETチョコ」の空耳から「窃盗チョコ」とも。
  • やたらグラニュートに詳しいことから、グラニュートである可能性及び、眼鏡を直す仕草や「刺激」というキーワードが共通しているニエルブと同一人物か内通者説が挙がっていた。
    • しかし第8話にてガヴがない=人間である事が証明。ひとまずシロである…と思われたが、よく見ると該当する位置にうっすら赤い傷跡があるようにも、腹の一部が不自然に白くなっているようにも見える。このことから一部の視聴者からは「何か別の方法で隠す技術を持っている可能性がある」、そして極め付けには「腹にヘソがない」などと言われ、様々な考察がされている。
      • だが、ヘソに関しては見えづらいがズボンの上端をよく見るとそれらしきものが見える。
      • ひとまずヘソがある事を入れても、視聴者からは「ただのあせも説」「ガヴを切除した跡、あるいは隠している説」などと様々な考察が飛び交っている。グラニュートの血筋であったとしても切除でもしていない限りはハーフでもガヴがあるのは確定であるため、クォーターなのでは?」という考察も。
    • なおデンテ・ストマックについては、第13話の言動から酸賀の存在を把握していない旨がうかがえる。
    • そして上述通りニエルブと知り合いであった事が判明。これにより同一人物説は完全に消滅した一方、『仮面ライダーガヴ』にはマッドサイエンティスト枠が3人もいるという悪夢のような状況である事が確定してしまった。
      • ただ一部では「人間とグラニュートが共存しうる証左」などと(やや皮肉交じりに)言われていたりもする。
  • 最近の仮面ライダーでは声優が大ボまたはラスボス務める事が激増しているので、一部ファンからはラスボス予想をされている。

関連タグ

仮面ライダーガヴ

蛮野天十郎ライダー作品マッドサイエンティスト、顔出し出演した声優兼俳優のキャラクター繋がり。ただし、こちらは完全な悪人で全ての元凶にして黒幕である。

シュラウドタチバナ:ライダー作品における2ライダーの支援者繋がり。この2人は最低限の倫理観を持ち合わせているのだが、酸賀はその一線を越えてしまっている。

コメント

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  • Headache

    18話予告から研究室での一幕。クラゲ視点。短い。 胃家は全員そもそものスペックが化物染みてるといい。
  • MUTT/MUD/MAD

    初変身辺りの辛木田さん周辺捏造話。 4ページ目は小説ではなく、本作の独自設定です。 最新話、ビターチョコどころじゃない苦さ……つらい……どうして辛木田さんの大事なもの全部奪っていくんですか…… MUTT=雑種、MUD=泥、MAD=狂っている
  • 会話文×3

    ギャグ多めかつほぼ会話文です。 キャラ崩壊(主にチョコの人)&捏造過多注意!
  • 傷とラーメン

    超英雄祭2025で演者さんがおっしゃっていたエピソードが好きすぎて書きました。本編6話のその後のつもり。急に始まって急に終わります。
  • 祠を壊した者に関する観察について

    祠ネタ×酸賀さんです。 色々適当なので、気に食わない部分があるかも知れないですが 気に食わない所がありましたらブラウザバック等でお戻りください。
  • 思考の枠

    ニエルブにメガネをあげる話 ※捏造妄想、様々注意 絶対仲良し研究仲間で終わるわけないから、今のうちにあげておく。 それはそれとして、ヒトプレスされちゃった笑顔の酸賀さんを見て、幸せそうならいっか、って闇菓子にしちゃうニエルブ兄さんも見たいし、致命傷受けたニエルブ兄さんに、新しいサンプル欲しかったんだよねーって臓器取り出したりする酸賀さんは見たい。
  • 凶器な協奏曲

    腐ってこれが正解なのかわからないものです。 ニエルブと酸賀のカップリングですかね。
  • 同族殺し

    絆斗が同族殺ししようとする話 ふりがなふれるようになった!!やったー! ブラウザ版の方がいろいろできるのですね。
  • 絆斗が真相を知る時の妄想

    ガヴ19話、やばい。 早くグラニュートバレしてくれ。 辛木田絆斗はこれからどうなるんですか。
  • 秘密の共有

    15話のニエルブと酸賀の情報交換回想の続き妄想。ぷらいべったーに掲載したものに若干加筆修正。
  • はっぴーぱれーど!

    23話の幸果さんのママっぷりに脳みそブロークンスイーツされちまいました、イカれたヲタクです。2話のアフターエピソードやらラキアのはぴぱれ入り直後の初仕事などなど捏造祭りかましてみました オラッ!ショウマもラキアもハンティーも全員救われて幸せになるんだよ!なってくれ、頼むから………
  • ガヴ6話の辛木田絆斗

    塩谷さん、推しだったんだけど… 辛木田絆斗がめちゃくちゃ仮面ライダーしてる。 酸賀さん、好きだ。
  • 名は体を表す

    ガヴSS。この世で最強の生物を目指す者の名前が決まった経緯の妄想
  • 行ってらっしゃい、気をつけて

    ガヴ10話と11話の間の絆斗と酸賀の話。全ては妄想。ぷらいべったー掲載のものに加筆修正
  • 穴があくほど

    ただ酸賀さんにスケベって言わせたかっただけだしそんな酸賀さんの方がどスケベでした。作者の妄想大爆発。酸賀さんのピアスの穴ってとても健康にいいですよね。酸賀さんのピアスの穴を見るのが大好物な変態作者の思いをハンティに代弁してもらいましたが着地点が見当たらなくなりました() ハンティ目線。 最後だけちょっぴり酸賀さん目線。 解釈違いあるかも。 ピアスに関しては本当に妄想でしかない。 本文やタイトル等ちょこちょこお直しするかも。
  • 見送り

    ガヴ19話、ショウマが酸賀の研究室から帰る時の話
  • ヒルガオ

    師匠と弟子の話。ちょっと研究家も出てきます
  • ガヴ小説まとめ

    会ったことも

    絆斗とショウマの話。 三ページ目は絆斗目線。 (色々捏造注意) お久しぶりです。 全体通しての小説投稿は約1ヶ月ぶりですね。 一応退院はしたんですが、体力の回復が少し遅く、 腫瘍とかも見つかったんでちょっとバタバタしてました。 手術する場合また投稿が遅くなりますがご了承ください。 ブンブンジャーの方はまた投稿します。
  • ご主人様

    ガヴ23話、ダークショウマが酸賀をご主人様と呼ぶに至った経緯を真剣に妄想した結果

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酸賀研造
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酸賀研造
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