「お菓子は小腹が減った時だけ。後はめでてぇ時とか、辛ぇ時に特別に食べるんだ」
演:阿部亮平
概要
町工場に勤めており、自分を拾ってくれた社長(演:加藤満)を実の父親のように慕っている。
だが、工場は資金繰りが滞り倒産寸前にまで追い込まれており、社長への恩返しのためどうにかしなければと悩む中、駄菓子屋の前でグミを誤ってぶつけてしまったショウマと出会い、直後に空腹で倒れた彼を拾い弁当を奢る。
そして彼の人間離れした怪力ぶりを目の当たりにしたことで、その力を利用して留守宅のドアを壊して空き巣を働き手っ取り早く大金を稼ごうとするが、途中で自分が犯罪に加担させられていることに気付いたショウマに阻止され(荒らした部屋はドアを除きゴチゾウたちが元通り片付けた)、喧嘩別れになってしまう。
その後、先ほど弁当を購入したキッチンカーの手提げ金庫をこじ開け札束を盗もうとするが、これは店員に扮していたグラニュート・ボンによる罠(札束も偽物)であり、大金を得られたという偽りの幸福を抱いたままヒトプレスにされてしまう。
幸いにもボンがガヴに倒されたことで元に戻るが、突然目の前に現れたガヴを思わず「バケモノ」呼ばわりしてしまい、ショックを受けた彼から「二度と悪いこと考えるなよ」と忠告された。
後日、社長に空き巣未遂の件を告白し謝罪。工場を畳む決断をした社長からの言葉に涙を流し、押し入った家にも謝罪しに行った。
その際、悪事に加担させようとしたショウマにも人知れず謝罪を口にしていたことから、根は不器用ながらも悪い人物ではなかったことが窺える。
余談
- 演者の阿部氏は『仮面ライダー電王』で借金取りの大井、『仮面ライダーゼロワン』で穂村武志(ヒューマギア・119之助と対決した消防士)を演じており、約4年ぶりの出演となる。
- さらに恩人である社長役の加藤氏は『仮面ライダーW』で浅川勇三(スイーツ・ドーパントに軟禁されたパティシエであり、依頼人の浅川麻衣の父親)を演じており、約15年ぶりの出演となる。