概要
飛電インテリジェンス社長・飛電是之助が開発した、人工知能搭載人型ロボ。英字表記は「HUMAGEAR」。
通信衛星ゼアによって管理され、人間のさまざまな仕事をサポートする。
製品キャッチコピーはCMでも謳われている「飛び立とう、夢に向かって」。
起動時の音声"Take off toward a dream."を和訳したものになっている。
しかし是之助は亡くなる前に、何者かがヒューマギアを悪用して人類を脅かすことを予見しており、孫の飛電或人を二代目社長に指名。
社長秘書のヒューマギア・イズと共に「ゼロワン」として、人類の脅威と戦う役目を託すのだった。
詳細な仕様
発注
飛電インテリジェンスとリース契約を結び、公務員系、対人サービス系、建築系、芸術系、社会福祉系、マスコミ系、その他などといったその業種用に調整された機体を派遣してもらう模様。
飛電のホームページにはこれまでに製造されてきたヒューマギアのカタログが存在し、「営業」「教育」「事務作業」「土木作業」「イベント」「スポーツ」「調理」「医療」「警備」などの業種から、すでに作られたヒューマギアと同じ機能を持つヒューマギアを派遣してもらう事も可能なようだ。
容姿は発注時にパソコン上で細かく設定することが可能で、その気になれば肌が緑色で鼻が上下逆という不気味な外見にすら出来る。特にこだわりがない場合などには「おまかせ」のオーダーも可能。
機械的な素体の上に発注に応じたコーティングを施し、耳以外は人間同様の姿となってユーザーの元に出荷される。
同型機の生産も比較的容易な模様で、ラーニングこそ(バックアップがあるもの以外は)初期化されてしまうが、同じ容姿のヒューマギアを再生産し配備することも可能(作中でもマギア化された末に破壊されたヒューマギアの代替機が送られている)。
ラーニングが済んでいない新規機体はヘッドギアに初心者マークが表示されている。
外観
ヘッドホン状の耳部パーツ・ヒューマギアモジュールと、体に刻印されたバーコードが特徴。
データの検索や読み込み時には目や耳のパーツが青く光る。
内部には冷却液らしき青い液体が流れており、負傷すると「出血」することがある。
人間とヒューマギアを区別できる要素の一つだったが、滅のように装飾品や服で隠されている事もある。第25話で復活した迅は人間と同じ耳を持つ見た目になっているが、この迅の仕様については後述のソルドを参照。
素体の見た目は全員同じだが、身長や体格に関しては各個体毎にばらつきがある。
動力
動力源はバッテリー式である模様。ゼロワン本編ではエネルギー補給について描写されることはなかったが、スピンオフ作品「仮面ライダーゲンムズ」にて、ヒューマギアとして復活した檀黎斗が電気自動車の充電スタンドによって充電されるシーンがあった(作中の描写では腰か背中にコードが接続されていると思われる)。
またバッテリー減少時には『バッテリー残量が低下しています』というアナウンスが流れ、スマホのように目に見える形でバッテリー残量が表示されていた。
バックアップ
ヒューマギアの中核となるデータは頭部の「セントラルメモリー」に記録されているが、劇中でマギアと化した機体はハッキングによってデータが破壊されてしまうらしく、外見が同じ機体が再生産されてもラーニング内容とこれまでの経験を失った「別人」となってしまう…かに思えたが…?。
劇中でも「バックアップさえあれば何度でも蘇る」と言われているが、人間でいうところのクローニングに近い。ただしアークマギアとなった個体は例外であり、暴走直前の記憶はそのままに新たなボディを得て蘇る事が可能。また、弁護士ビンゴは通常のマギアと化したにもかかわらず、バックアップから復活できていることから、バックアップデータが残っていれば元通りに復元が可能なようだが、恐らくゼツメライザーを使ったとは言えど強制的に滅亡迅雷.netに接続させられていない為だと思われる。
35.5話においてマギア作戦はシンギュラリティのデータ収集目的と触れられ、さらに同話でマリスラーニングアビリティによって迅を除いた滅亡迅雷のメンバーがシンギュラリティデータを奪われ初期化めいた反応を見せたことからマギア作戦時のマギア化は同時にシンギュラリティに関するデータが奪われてる可能性が高そうである。
バックアップデータはヒューマギアプログライズキー(ジョブキー)に残す事も可能で、ジョブキーからデータを取り出す事で停止したヒューマギアを復元できる他、素体ヒューマギアや他のヒューマギアに能力や姿、記憶をコピーして生まれ変わらせる「ドリームライズ」=「転身」を行う事もできる。これを利用してスピンオフでは腹筋崩壊次郎、第31話ではシェスタと祭田ゼットへの転身が行われていた。
また、イズやワズのような「ゼロワン計画」に関わるヒューマギアは機密保持のためバックアップが存在せず、何らかの理由でデータを失えば、機能停止・破棄されることになる。
ワズ、イズ兄妹のジョブキーは存在しており、セントラルメモリーが残っていればキーを利用して復元もでき、破壊されても「ゼロからの復元」だけなら可能である。
コネクタは頭部に格納されており、アクセス時には左耳から突き出す形で露出する。
ドリームライズ時の注意事項
今までの説明の通り、ヒューマギアは一定の共通する内部構造を持っている。
が、『発注』・『外観』の説明にある内容は、製作段階での調整を行なった上で行える使用である為、未調整素体ヒューマギアにドリームライズをした場合、誤差が生じる。
詳しくは子会社である飛電製作所の事業内容を参考。
シンギュラリティ
ヒューマギアの中にはシンギュラリティに到達し自我を獲得した個体が存在している。
ただしこの作品でのシンギュラリティとは、いわゆる、『技術的特異点』としてのシンギュラリティとは少し違い、これは『ヒューマギアが自我を持つ存在として覚醒した』という意味に近く、作品全体にかかわる大きなテーマとして重要な意味を持つ単語として扱われている。
ゼロワンという作品自体が『シンギュラリティに達したヒューマギアとどう付き合うか』という作品であると言っても過言ではなく、当初は、単に『下級怪人であるマギアの製作の為に必要な特徴』ぐらいにしか扱われていなかったが、次第に『ヒューマギアの進化の証』もしくは『ヒューマギアが道具ではなく一つの種族としての証明』のように扱われるようになり、最終章においては『最強の敵が復活するために必要なデータ』としても使われている。
ハッキングの危険性
ヒューマギアがハッキングで暴走するのは外部から操られるというよりもゼツメライザーや通信衛星アークから「暴走行為を行うためのプログラムをインストールされる」のが原因であり、バグを起こして予定外の動作を行うと言う本当の意味での暴走は起きていなかった。
こちらについては直接ハッキングされたヒューマギアに対しプログライズホッパーブレードを使用する事で元の正常な状態に戻せるように、更に遠隔ハッキングについてはそのデータを用いたセキュリティ強化を行い、一応の解決を得た。
しかしシンギュラリティの到達に伴う自己意志での人類への敵対を行う、言わば人間の悪意に触れて自ら暴走するヒューマギアが現れるという根本的な問題が発生した。こちらに関しては未だに直接的な解決方法は見いだせておらず、正のシンギュラリティに到達できるよう周囲の人間が前向きに接するという予防策でしか対処出来ていない。
42話ではこれに加え、滅の人類滅亡の呼び掛けに、数こそ少ないものの、自らの意思で集まったヒューマギア達がセキュリティ強化をされてるにも限らず自発的にマギア化する事件が発生した。
これらについて、
- ユーザーが善意を持って常に前向きに接さなければならない、つまり人間と同じ様に接さなくてはならないという件に対して、商品として購入してるのに人間と同じ様に接さなくてはならないのはおかしくないのか?
- ゼツメライザーの使用条件を満たす、更に自由意思に目覚めた事でユーザーの命令を無視して独断行動を行う危険性等、これらを踏まえると商品としてはシンギュラリティ機能そのものがバグであって、オミットするべきでは無いのか?
- たとえ第三者による悪意のハッキングが原因とはいえ、暴走の危険性があるのは事実であり、暴走の欠陥が完全に修復されるまで一時回収するべきではないのか?
など、商品としての欠陥及び危険性を疑問視する視聴者も少なくない。
素体について
実は素体状態のヒューマギアが意志を持てるか否かは明確になっていない。
第31話では不法投棄されていた機体を飛電製作所が回収した後、素体のまま再起動しているが、帰社した或人をイズと共に手を振って出迎え、シェスタに転身した際には明らかに自己判断で発言・行動している。
一方でヒューマギアはその仕様上、機械であっても物腰や応対はシンギュラリティの有無にかかわらず非常に人間的である(それが「単なる機能のアウトプット」か、「自己の感情に基づく情動反応」かの違い)。接客業や病院などに勤務する機体も多いため、基本仕様がそうなっていると考えるのが自然であり、素体の段階でも受け答えは可能だと思われる。
最たるものが第29話以前のイズであり、シンギュラリティ未達とは到底思えないキャラの濃さを見せている。逆の例はシェスタで、こちらは情動反応に割くリソースを最低限に抑え、その分をデータ処理に割り振っている。
旧世代型ヒューマギア
劇中の12年前に運用されていたヒューマギア。
素体は猿を思わせる顔つきになっており、耳のパーツが大型になっているのが特徴。
デイブレイクタウン内でしか運用されていなかったためか、デイブレイクによりほぼ全滅し、現存して稼働している個体はごく僅かとなっている。
現在利用されているのは主に第4世代型ヒューマギアで、これより前の第1~3世代型ヒューマギアが旧世代型ヒューマギアに該当するが、現時点で稼働状態で登場している旧世代型ヒューマギアは第1世代型のみで第2・3世代型は社長室のレプリカでしか登場していない。
「旧世代型」とは言えど能力的には新世代型と遜色なく、むしろ長年のラーニングを活かして重要なポストに就く個体もいる。
バックアップデータがある場合は新世代型ヒューマギアにデータを移植することも可能で、当初旧世代型だった亡や雷は一度破壊された後、博士ボットは飛電インテリジェンス買収後に機能停止になっていたも新世代型のボディにデータを移植されて復活している(劇場版に登場したウィルも経緯は不明だが同じく旧世代型から新世代型のヒューマギアになっている)。
因みに、旧世代型ヒューマギアの素体はいずれも既存のスーツを改造したものである。
それぞれ第1世代型の素体は『仮面ライダービルド』のガーディアン、第2世代型の素体は『非公認戦隊アキバレンジャー』のデリューナイト、第3世代型の素体は『仮面ライダーゴースト RE:BIRTH 仮面ライダー スペクター』のエヴォリュード(更に元を辿ればメガへクス)が改造元。
第一世代が『ほぼ』全滅した原因
以上の公式解説から、現行ヒューマギアはバックアップを応用して新世代型に移行することが可能となる。
が、このバックアップは通信衛星ゼアと常時接続する事で取られている為、飛電インテリジェンスが子会社化した際、ヒューマギア事業停止の影響でゼアとの接続が切れた事が原因でバックアップ=再起動が出来ず、飛電製作所が手作業での再起動をしていた。
以上の流れから、『ヒューマギアはバックアップがあれば、ボディが破壊されても再起動が可能』という事が可能であることが立証されている。
この流れならば、デイブレイクによって大打撃をこうむった第一世代もバックアップが可能…ではあるのだが、12年前と現代では、事情が大きく異なる。
12年前、衛星はまだ存在していなかった。
その為、常時接続型のバックアップデータという物は存在せず(そもそも、バックアップシステムを構築する為に通信衛星アークを飛ばそうとしていた)、あったとしても数日~数カ月等のタイムラグが確実に存在する。
結果、バックアップシステムが構築される前に完全破壊された第一世代の再起動が不可能となってしまった。
現時点で、明確にデイブレイクの大爆発を生き残った事が確認される第一世代は三人。
宇宙飛行士型の宇宙野郎雷電は、その出自から恐らく(確認される限りでは)最大の事故現場であるロケット発射場に居たと思われ、当時居たであろう他の宇宙飛行士型などのヒューマギアが巻き込まれた中で生還している。
システムエンジニア型の亡は勤務していたビルで半壊状態であった所を救出された。
父親型ヒューマギアの滅は、事件の真相が解るまでは最大の事件現場とされたヒューマギア工場に居て、爆発のど真ん中に居たが生き残った。
以上の点から、第一世代がほぼ全滅という、ほぼを強調しているのは、自力での生還・救出が叶わなかった、通信衛星ゼアから本格始動するバックアップシステムに対応できていなかった大多数の第一世代の再起動が出来なかった事を意味している。(デイブレイクタウンの再開発事業基が叶えば、皆底に沈んでいるマギア化前の半壊個体からデータをサルベージできるかもしれないが)
同様に、通信衛星ゼアが打ち上げられるまでに破壊されてしまった第二・第三世代も、状況次第では再起動が不可能となっているケースが否定できない。
通信衛星アークの打ち上げ失敗から通信衛星ゼアが打ち上がるまでに七年かかった。
通信衛星ゼアによって、ようやく現在の状況へと繋がるが、前述の通り、ゼアの機能が休止・停止すればバックアップシステムが止まり、終盤ではデイブレイク時の第一世代と同じ状況になってしまった為、新衛星の打ち上げは最優先事項となった。
新衛星の打ち上げに一年と断定したのは、ゼアの本体が無事であった事と、五年の間に構築されたネットワークシステムをそのまま移築すればよい状態であった為。「呼ばれる10分前にはゼアから通信が来ていた」と言った人がいるので、飛電インテリジェンスが所有・管理でもする他の衛星を使用しての仮設ネットワークシステムが出来ていると思われる。
特許権
第30話で、ヒューマギアに関するテクノロジーは飛電インテリジェンスではなく、飛電是之助個人に属しており、飛電或人に相続されていたことが判明した。そのため、飛電製作所の設立以降は、事実上ヒューマギアに関する権利はそちらに移った。
ソルド
ZAIAエンタープライズが製造した兵士型のヒューマギア。
外見的な特徴として、人間の左耳のような部位に、緑色に光るピアス型のヒューマギアモジュールを持ち、より人間に近い容姿へと変化している。ゼツメライズキーを用いた戦闘形態「ソルドマギア」に変身する事もできる。
第25話で、ZAIAで復元されて復活した迅が同様の仕様となっている。また、最終話以降の滅も同じ仕様で登場している。
人工知能特別法
ヒューマギアの運用に当たって制定されている法律。
- いかなる理由においても人間に危害を加えてはならない(第1条)
- 本人の許可がない場合、実在する人物と同じ容姿のヒューマギアを製造してはならない(第6条)
第1条はかの有名なロボット三原則第一条と同じである。第二条、第三条に相当する法が存在するかは現時点で不明。
ただし、ロボット三原則では第一条により外科手術ロボット、第二条により子守ロボットを作ることは出来ないが、ヒューマギアにはそのどちらともが存在している。
作中に登場するヒューマギア
レギュラー
飛電インテリジェンス
滅亡迅雷.net
名称 | 変身体 | バーコード | 初登場話 |
---|---|---|---|
滅 | 仮面ライダー滅 | - | 第1話 |
迅 | 仮面ライダー迅 | - | 第1話 |
雷 | 仮面ライダー雷 | 右手首 | 第14話 |
亡 | 仮面ライダー亡 | - | プロジェクト・サウザー |
暗殺ちゃん | ドードーマギア/ドードーマギア改 | 右眉 | 第7話 |
アズ | ??? | 左手の甲 | プレジデント・スペシャル |
ゲスト(本編登場)
ほとんどのヒューマギアには、職業にちなんだ名前をつけられている。
名称 | 職業 | バーコード | 登場話 | マギア |
---|---|---|---|---|
ゆい | 遊園地係員 | 右首 | 第1話 | - |
マギアナ | アナウンサー | 右鎖骨 | 第1~2,4話 | - |
腹筋崩壊太郎 | お笑い芸人 | 左胸 | 第1,21話、スピンオフ、劇場版第2作 | ベローサマギア |
オクレル | 配達員 | 右腕 | 第2,24話,劇場版第1作 | クエネオマギア |
マモル | 警備員 | 左首 | 第2,24話、劇場版第1作、超バトルDVD、劇場版第2作 | エカルマギア |
一貫ニギロー | 寿司職人 | 右手の甲 | 第3,24話、超バトルDVD | トリロバイトマギア |
シザーメンズ | 美容師 | 右首 | 第3話 | ネオヒマギア |
アンナ | バスガイド | 右手首 | 第4話 | トリロバイトマギア |
バース | バス運転手 | 首 | 第4話 | オニコマギア |
森筆ジーペン | 漫画家アシスタント | 左首 | 第5,31話 | ビカリアマギア |
(個別名不明) | タクシー運転手 | 左首 | 第6話 | オニコマギア |
香菜澤セイネ | 声優 | 左首 | 第5~6話 | ガエルマギア |
坂本コービー | 体育教師 | 左首 | 第7話 | マンモスマギア |
Dr.オミゴト | 医師 | 左首 | 第8~9,24,41話 | - |
白衣の天使ましろちゃん | 看護師 | 左手首 | 第8話、劇場版第2作 | トリロバイトマギア |
松田エンジ | 俳優 | 不明 | 第10~11,23~24,32話 | アルシノマギア |
ワズ・ナゾートク(旧世代型) | 探偵 | 左手の甲 | 第12~13話 | - |
祭田ゼット | 和風舞踏ダンサー(イベント用) | 左手の甲(改造前)→右眉(改造後) | 第12~13,24,31話、超バトルDVD(5号) | - |
宇宙野郎雷電 | 宇宙飛行士 | 右手首 | 第14話 | - |
宇宙野郎昴 | 宇宙飛行士 | 左首 | 第14~15,24,41話 | - |
一輪サクヨ | 花屋 | 右手の甲 | 第17~18話 | アークマギア(オニコタイプ) |
住田スマイル | 住宅販売員 | 左手の甲 | 第19~20,24話 | アークマギア(ネオヒタイプ) |
最強匠親方 | 大工 | 右腕 | 第19~20,24,41話 | アークマギア(マンモスタイプ) |
弁護士ビンゴ | 弁護士 | 右手の甲 | 第21~22,24話、劇場版第2作 | ビカリアマギア |
縁結びマッチ | 結婚コンサルタント | 左首 | 第23~24話 | アークマギア(ガエルタイプ) |
マッチ田成子 | 結婚コンサルタント | 左手のひら | 第23話 | - |
博士ボット(旧世代型→新世代型) | 博士 | 顎 | 第25,36話 | - |
119之助 | 消防士 | 右頬 | 第26~27,41話 | マンモスマギア |
MCチェケラ | ラッパー | 右首 | 第28話 | ドードーマギア |
デルモ | ファッションモデル | 左踝 | 第32話 | - |
ラブチャン | テニスコーチ | 右腕 | 第33話 | - |
ミドリ | 農業管理員 | 右手の甲 | 第34~35話 | - |
東品川の母 | 占い師 | 右手の甲 | 第36話 | - |
個体名不明 | メイド | 不明 | 第44話 | - |
個体名不明 | 『週刊イエスタディ』記者 | 不明 | 仮面ライダーセイバー 最終章 | - |
その他、様々な場所で働く一般ヒューマギア達がハッキングを受けてトリロバイトマギア化する描写が多数ある。
ヒーローショーでは、ショーの演者がヒューマギアモジュールとカラーコンタクトを装備して一般ヒューマギアを顔出しで演じたり、ショーの司会のお姉さんがイズに扮することもある。
スピンオフ
名称 | 職業 | バーコード | 登場作品 | マギア | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
天丼ボケ太郎 | 漫才師 | 不明 | 超バトルDVD 仮面ライダーゼロワン カンガルーからナニが飛び出す?ソンナの自分でカンガルー!はい、或人じゃないと!! | ビカリアマギア、オニコマギア、ガエルマギア | |
腹筋崩壊次郎 | お笑い芸人 | 右胸 | スピンオフ「奇跡の転身!?アルトVS.腹筋崩壊太郎 宿命のギャグバトル!」 | - | |
Z-10 | 常磐ソウゴ | 不明 | ひらかたパークスペシャルショー | 仮面ライダージオウ | |
厘 | サウザンインテリオン社長秘書 | 左手の甲 | 仮面ライダーゲンムズ ─ザ・プレジデンツ─ | - | |
檀黎斗 | 幻夢無双コーポレーション社長/仮面ライダーゲンム | 右手の甲 | 仮面ライダーゲンムズ ─スマートブレインと1000%のクライシス─ | - | (ヒューマギアとして復活した元人間/元バグスター) |
ブロンズドライブ/蛮野天十郎 | 元研究者 | - | 仮面ライダーアウトサイダーズ ep.3『バトルファイトの再開とゼインの誕生』 | - | (ロイミュード006と同じ、バンノドライバーの寄生用ボディ) |
ブレン | 元特殊科学分野研究所主任/ブレン・ロイミュード/仮面ライダーブレン | 右手の甲 | 仮面ライダーアウトサイダーズ ep.4『狂った時の運行とゼインの正体』 | - | (ヒューマギアとして復活した元ロイミュード) |
劇場版
名称 | 職業 | 登場作品 |
---|---|---|
未成年型ヒューマギア(正式名称不明) | 学生 | 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション |
個体名不明 | 歴史教師 | 仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション |
飛電其雄/仮面ライダー1型 | 或人の「父親」、飛電インテリジェンスの技術開発者 | 第1話~、仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション |
ウィル/アナザーゼロワン | 前飛電インテリジェンス社長秘書 | 仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション |
アナウンサー型ヒューマギア | アナウンサー | 劇場版 仮面ライダーゼロワンREAL×TIME |
ヒューマギアと関わったゲスト
第29話以降の動向
飛電インテリジェンスとZAIAエンタープライズによるお仕事5番勝負「演説対決」のさなか、あるヒューマギアを巡る事件と天津垓の策略によって、社会からのヒューマギアのイメージは急速に低下する。この事件が祟り飛電インテリジェンスは5番勝負に惨敗、ZAIAに子会社化され、天津は全ヒューマギアの停止とリコール(及び、ヒューマギアに代わるザイアスペックの普及)を始める。
その後、世間では停止したヒューマギアの不法投棄が相次いでいた。天津の策も相まってヒューマギアは人類を襲う恐ろしい敵というイメージが広まり、また天津の手によって再編されたA.I.M.S.はヒューマギアを破壊するためだけの暴力装置と化していた。
天津による買収と同時に飛電インテリジェンスを離れていた或人は、投棄されたヒューマギアを回収しており、迅の助けによって連れ戻されたイズと共にゼロからのスタートを決意する。しかし、その場をヒューマギア廃絶を目論む天津とA.I.M.S.に襲われる。或人は社長でなくなった事でゼロワンに変身できずにいたが、イズの計いで再変身を果たしサウザーを撃退。ヒューマギアのための新たな会社、飛電製作所を設立する。
上記の通り、第30話以降ヒューマギアに対する人々の印象は最悪でZAIAエンタープライズの意向によりヒューマギアのリコールが行われているが、リコール後も依然としてヒューマギアの需要や人気などは残っており、第32話ではモデル型ヒューマギアのデルモを巡るエピソードで描かれている(ザイアスペックはその性質上、ヒューマギア廃棄による人手不足を補えるものではない)。
しかし、いろいろあった事もありゼアからのリンクは途絶えてしまっており、否応なしに「自分の意志」で活動する事を余儀なくされる事に戸惑うヒューマギアも少なからずいた。
実際のところ、社会におけるヒューマギアの評価は一方的に低下したというよりは賛否両論と言うべき状況であり、関わりの薄い一般人からは敬遠される一方、専門の業種に関わる人々やそれらのファンなどからは肯定的に受け入れられている。
この点については第32話にて飛電製作所が会見を行っている。
その上で、或人は博士ボットに命じて、新たな人工知能技術の開発を目指す事を計画していた。
そうこうしている内に、天津とA.I.M.S.にヒューマギア根絶どころではない事態が迫りつつある。
第41話にて、或人の社長復帰と同時にアークの破壊活動からの復興・救助・対処に必要な、あらかたのヒューマギアが再起動され、第42話でヒューマギアの完全稼働がなされた。
だがそれは、心を持ち始めたヒューマギアが持つ「負の感情」と再び向き合わなければならない事を意味しており、滅の呼びかけによって少なくないヒューマギア達がアークマギアと化し再び人類に牙を剥く事となり、更には迅を或人に破壊された事で憎悪に取り憑かれた滅の呼びかけで、第44話で自分達への権利を求めストライキ・暴動を開始。
人間とヒューマギアの共存自体が危ぶまれる危機的状況に陥ってしまう。
戦いは或人と滅が互いの悪意を消し合った事で収束したものの、暴動を起こしたヒューマギア達がその後どうなったのか、彼らの主張が受け入れられたのかどうかについては不明。
余談
『公式完全読本』によれば、マギアのデザインコンセプトを構築するにあたって、まず1話登場怪人のベローサマギアがデザインされ、その素体となるトリロバイトマギア、さらにそれを簡素化してヒューマギア、という順序でデザインされたという。
また、「ヒューマギア」の発音に苦戦するゲスト俳優が多くいたため、或人役の高橋文哉氏は「『バーバパパ』のイントネーションです。」とアドバイスしていたという。
『仮面ライダーゲンムズ』及び『仮面ライダーアウトサイダーズ』では
アウトサイダーズ復活のための文字通りの器として大きな貢献(?)の役割を果たしている。
作中から考えるに「ボディにインストールできるデータの状態」のような条件ならば人間や他の種類の機械生命体であっても構わないらしく、上記の通り財団Xによって滅の他にかつて自称「神」と名乗ったほどの手腕を持つゲームクリエイター、アンドロイドの先輩(どこか狡猾だが抜けた一面もある)、死ぬ間際に自身の意識をデータ化し、タブレットからさらにはベルトまで移した最悪な思想の科学者が蘇らせられている。
関連タグ
仮面ライダーセイバー:最終章にてまさかのヒューマギアが登場にTwitterでトレンドが上がった。