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ヒューマギア

ひゅーまぎあ

「ヒューマギア」とは「仮面ライダーゼロワン」に登場するアンドロイド。
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概要

Humagear


飛電インテリジェンス社長・飛電是之助が開発した、人工知能搭載人型ロボ
英字表記は「HUMAGEAR」。製品キャッチコピーはCMでも謳われている「飛び立とう、夢に向かって」。このフレーズはヒューマギアの起動時の音声としても英訳された上で採用されている("Take off toward a dream.")。
機械的な素体の上に後述の発注に応じたコーティングを施し、耳のパーツ以外は人間と外見的に変わらない状態にしてユーザーの元に出荷される。
物体認識技術により、相手が誰であるかを認識した上で、自分で考えて行動する事が出来るなど、高度の人工知能が組み込まれている。
同型機の生産も比較的容易な模様で、ラーニングこそ初期化されてしまうがすぐさま全く同じ姿のヒューマギアを再生産することも可能。

通信衛星ゼアにより管理されており、時折目や耳のパーツが青く光り(滅亡迅雷.netのハッキングを受けた状態では赤く光る)、体のどこかにヒューマギアであることを示すエンブレムが描かれている。耳のパーツにはSDカードをセットする機能もある。
動力源はバッテリーであり、そのため長期間使用していると劣化によりフリーズなどの動作不良を起こす事もあるようだが、飛電インテリジェンスに問い合わせる事で交換対応が可能。

医師美容師調理師保育士警官お笑い芸人に至るまで、本作世界では多数のヒューマギアが社会に派遣されて様々な職場で働いており、その高度なスペックによって、社会における重要度はどんどん高くなっている。
作中の描写からして、飛電インテリジェンスとリース契約を結びその業種用に調整された機体を派遣してもらうようである。
容姿も発注時に細かく設定することが可能で、その気になれば肌が緑色で鼻が上下逆さまに付いた個体等、ぶっ飛んだ外見にも出来る(ただしこれは或人が注文作業を体験した際、うまく操作出来なかった結果出来たもので、実際には作られていない。このような客の為に、無難な外見を自動生成するシステムも用意されている)。

また、人工知能特別法により「いかなる理由においても人間に危害を加えてはならない」と定められている。
また、実在する人物に容姿を似せることは、モデルの人物の許可がない場合は禁止である。
このため故人に似せたヒューマギアの運用は事実上許可されない(この設定は東映公式の大森P曰コラムく、現実の法律の「故人の人格権の侵害」という問題から着想したということ)。
ただし、この辺りの法整備が作中世界のいつ進んだのかはまだ明かされていない。


しかし是之助は亡くなる前に、何者かがヒューマギアを悪用して人類を脅かそうとしているのを予見しており、社長秘書のヒューマギア・イズに命じて、孫の飛電或人を二代目社長に指名。人類の脅威と戦う役目を託すのだった。

ヒューマギアの中にはシンギュラリティを超えて自我を獲得した個体がおり、そういった個体は滅亡迅雷.netが、人間を滅ぼす怪人・マギアを生み出す為に狙いをつけている。このシンギュラリティについては当初飛電インテリジェンスやA.I.M.S.は認識していなかった。第7話にての口から初めてその事が明かされたが、それは自我を持ったヒューマギアが危険視される事を意味しており…

ちなみにデイブレイクが起こった時代に使われていたタイプの素体は顔付きがを思わせる造形になっているのが特徴。一方で、現在のヒューマギアの素体は現生人類をモチーフとしており、AIの進化を生物の進化に置き換えて物理的に表現するとは中々に秀逸である。

作中に登場するヒューマギア

主要キャラに相当する者以外は、職業にちなんだ名前をつけられることが多い。

飛電インテリジェンス所属

名称職業
イズ社長秘書
シェスタ副社長秘書


滅亡迅雷.net所属


マギアに変貌した個体

元の名称職業変貌後のマギア登場話
腹筋崩壊太郎お笑い芸人ベローサマギア第1話
オクレル配達員クエネオマギア第2話
マモル警備員エカルマギア第2話
シザーメンズ美容師ネオヒマギア第3話
バースバス運転手オニコマギア第4話
森筆ジーペン漫画家アシスタントビカリアマギア第5話
(個別名不明)タクシー運転手オニコマギア第6話
香菜澤セイネ※1声優ガエルマギア第6話
坂本コービー体育教師マンモスマギア第7話


※1:トリロバイトマギア以外のマギアに変貌した個体としては初の女性型。

トリロバイトマギア化したヒューマギア

元の名称職業登場話
一貫ニギロー寿司職人第3話
アンナバスガイド第4話


  • 上記の他、個別名は不明だが様々な場所で働く一般ヒューマギア達がトリロバイトマギア化される描写がある。

その他

  • 飛電其雄……或人の回想に登場した、或人の「父親』だったヒューマギア。
  • マギアナ(演:島本真衣)……第1話より登場する女性アナウンサー型ヒューマギア。本編以外にも「ゼロワン 」発表記者会見及び発表前の告知動画にも登場している。「マギアナ」とはおそらく「ヒューマギアの女子アナ」の略で一文字違いのマギアとは多分関係ない。なお演者の島本女史はテレ朝所属の本物の女子アナである。


  • ゆい(演:大谷優衣)……第1話に少しだけ登場した、若い女性の姿をしたヒューマギア。遊園地の係員をしている。その後遊園地はベローサマギアの被害を受けるが、トリロバイトマギアにされたかどうかは不明。名前は或人の挨拶から判明。ちなみに役者と同じ名前である。

史上初の怪人

上記の通りに、ヒューマギアは人類、ひいては仮面ライダーを助ける重要なサポートキャラクターでありながらも、人類に対して牙を剥く今作の怪人ポジションとなる存在である。
このヒューマギアが怪人となるという設定は、仮面ライダー史上初となる最初から人類と共存していた異種族との戦いということになる。

平成ライダーでは一期二期を問わず異種族VS人類という構図は珍しくなく、主に人類が存在する前から地球に生息した異種族との戦いや、人類によって生み出されたが人類とは相いれない種族との戦いが描かれてきたが、それ等の戦いではどちらかというと『異種族と人類は共存することができないが、相互に理解し合うことはできる』という結論や見方に立つことが多く、物語の決着もその結論ありきの結末が描かれてきた。

一応、平成ライダーの中にも、人類社会で暮らし人類と共に歩むことを望んだ異種族や怪人自体は存在したが、それらも作品の中で仮面ライダーとの戦いを通して人類という種族と触れ合い、人類と共存することを選ぶという、いわば『物語の結論』として人類と共存するのが通常の流れである。

しかし、ヒューマギアの場合は既に人類社会に溶け込み、社会の多くの現場で必要とされており、それどころかヒロインや主人公の父でさえもヒューマギアであり、社会の中では只の道具や機械の延長上で必要とされているのではなく、家族や仲間の一員とすら認められている。
特に、第1話の怪人とされた腹筋崩壊太郎などは、『人類と共に歩むことを望みながらも、そのことを理解されるどころか全く認識される事なくライダーに倒される怪人』という、平成ライダーとは真逆のアプローチで倒された怪人となっており、『平成』に対する『令和』という混迷の中で始まった時代の怪人として、強烈なカウンター・カルチャーとなっている。

ヒューマギアは人類の



この腹筋崩壊太郎で示された前例は、少なくとも作品前半を貫く大きなテーマであるようであり、第2話以降にもこの傾向は引き継がれている。
基本的には人類との共存を望むのはヒューマギア側で、人類のヒューマギアに対する基本的なスタンスは、『便利な道具』か、『暴走する人類の脅威』でしかなく、ヒューマギアと人類との共存というのは、実際の所、共存を望むヒューマギアと道具の一種としか考えない人類という、両者の認識が大幅にブレている薄氷の上に成り立っているいつ崩れてもおかしくない不安定なものである。
また、ヒューマギア側も、現在の所『シンギュラリティ』を超えて自我や心を獲得したのは『人類の役に立ちたいと願う』善良な者ばかりであるが、それはいつ何時、悪意に目覚めて真に『人類を絶滅させたい』と思う者が現れてもおかしくない状況の裏返しであり、実際に過去の作品でも『喜び』の感情をインストールされながらも人類と敵対した機械生命体が存在している以上、『真に善良なヒューマギア』であるからこそ、『真に人類を絶滅させたい』と願う者が現れないとも限らない。事実として、一部の人間に対して怒りを覚えていた個体ならすでに登場している。
言うなれば、近代以降、人類が常に向き合っていた『テクノロジーとどう向き合うか』という問題こそが、この作品における真の敵であるともいえる。

デイブレイクが起こった時代に使われていたヒューマギアのスーツは、『仮面ライダービルド』のガーディアンのリペイント。

関連タグ

仮面ライダーゼロワン
アンドロイド 善玉怪人

プロトゼロ/チェイス:仮面ライダードライブの主要人物であり、『人間を守る』使命に準じた機械生命体。開発者本来の用途から離れた後、紆余曲折を経て『ダチ』を始めとした多くの人間との絆を獲得している。
グロンギ:仮面ライダークウガに登場した怪人枠。ヒューマギアと同じく「人間社会に溶け込もうとする」存在ではあるものの、前者は「人類に害なすゲゲルの遂行のため」、後者は「人類の生活の発展、補助のため」という点で異なる。
ヒューマノイズ仮面ライダージオウに登場したアンドロイド。大半が人間を弾圧しているが、人間を守る個体も存在している。

レプリカント:(今や)サイバーパンクの金字塔で数多のリスペクト作品を世に出したブレードランナー(原作:アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)に登場する人造人間。こちらもヒューマギア同様に労働力として使い潰される運命や、感情の発生した個体がオーナーへの反乱をはじめとする様々な弊害を起こす傾向にあるなど、類似点が多い。逆に、完全に見分けることが不可能とされている他、製造段階からあらかじめ使用期限=寿命が与えられているのが現段階の相違点。この反逆レプリカントへの対処に奔走される警官(=ブレードランナー)の話が本筋なので、ゼロワンとの比較考察対象として必ず話題に上がる。

ギフティアhIE戦術人形 サイバーライフ社製アンドロイド:人間と酷似し、同じように仕事をこなせるアンドロイド繋がり。
それぞれ経緯は異なるが、暴走すると危険な存在になる点も共通している(前者はマルウェアではなく、経年劣化により有害化する)。

人類滅亡後のPinocchia:作中でもマギア化された末に破壊されたヒューマギアが新造・補充されたが、このツクールゲーのオープニング・チュートリアルの展開と話は同じである。

第四惑星:人間に似たロボットが発達した世界観繋がり。こちらはロボットが人間を支配する独裁体制となっており、悪い意味でヒューマギアの可能性の1つと言える。

アクタガミ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する、ツクモガミなる人工生命体で厳密にはロボットでは無いが、知能が低かったのが知恵の果実を口にして高度な自我を持ち、戦隊メンバーと交流するも行き違いから地球を苦しめる人類に絶望して滅ぼそうと、行動がエスカレートして行く流れはヒューマギアの闇の部分に通底する物がある。

メダロット:人間と信頼を持ちながらも、悪人に利用されたり暴走したりする高性能ロボット。

ダークQ:悪の組織が作り出した人間そっくりのスパイロボット。こちらは人間社会に溶け込む役割が前提であり、正体がバレたら自爆する運命にある。 

キャストファンタシースターシリーズに登場するアンドロイド。こちらは各々が自我に目覚めており、種族名と基本的人権が与えられている(PSO2のみ元の身体の人格を機械の体に移植されている、という設定)。戦闘狂ガンデレもいるが基本的に善良。

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