「あいアアAaAアいαIあイ」
「おシシシSIしOしお4らせシます」
データ
- 身長、体重:対象となるヒューマギアにより異なる
- 特色/力:強靭な腕力/破壊力
概要
ヒューマギアが滅亡迅雷.netの暴走プログラムの影響で暴走し誕生する、「三葉虫」の名を冠する戦闘兵士。本作の戦闘員に相当する。
ゼツメライザーとゼツメライズキーは使わず、他のマギアなどからの有線接続によって強制的に暴走プログラムをインストールされて変貌した姿であり、その場に居合わせたヒューマギア達が無作為に変貌させられる。つまり対象がシンギュラリティを超えている必要はない。それでいて「暴走したら破壊するしかない」という特性は、そのまま受け継がれている。
暴走プログラムによって作業環境に適応するためのバランサーやリミッター類が破壊され、凄まじいパワーを発揮して辺りを破壊し尽くす。
生半可な攻撃では一時的に動きを止めるだけで、直ぐに再起動してしまう。
更に、武器としてナイフや銃を生成して使用することも出来るので、戦える手段がない一般市民ではとても太刀打ちできない。
変貌時にはヒューマギアの白い外装が弾け飛び、顏を覆うフェイスカバーが三葉虫を思わせるフェイスカバーに覆われる。また、胸部・腕・脚にはマギアと同様に素体の下地の配線らしきラインが出現し、さながら人間の骨格のような姿となる。
幹部やマギアの指示に従い、集団で人間やゼロワンたちに襲いかかる。
強制的に変化させられた影響からか、マギア化される前の職業で多用していた言葉(たとえば、遊園地の係員なら「迷子のお知らせ」)を発しながら襲ってくる。
デイブレイクタウンにも番兵として複数の個体が配置されている。
第15話では迅の覚醒に伴い、アークが大量に製造している。
滅亡迅雷.net壊滅後は、アークマギアの有線接続による発生の可能性は残っているものの、通常のヒューマギアから変貌した個体は登場していない。
第24話と第34話で滅亡迅雷の指揮下で登場した軍団には暴走したマギアを元に戻せるプログライズホッパーブレードの攻撃でも普通に破壊されており、これらはアークによって作られた元の状態などないトリロバイトマギア達である可能性がある。
終盤ではヒューマギアに宿った「アークの意思」により有線ハッキングではなくアークマギアとして、
他のと同様の呼び方をするならアークマギア(トリロバイトタイプ)とでも言うべき存在が現れてしまった
(公式における区別は無し)。
戦闘員として
今までにない要素として、ゲスト出演したキャラクターが変貌する戦闘員というライダー史上初の要素を持っている。
特に第3話ではその傾向が顕著で、キャラクターの掘り下げがしっかりとされたヒューマギアが、制的に暴走させられた末に、同様に暴走させられた多数の戦闘員の一体としてヒーローに区別されることもなく葬られるという、特撮史上でも救いの無い最期を迎えている。
第4話でも、ゲストキャラクターがトリロバイトマギア化し、暴走してもなお直前に行おうとした使命を全うして機能を停止し、その後悪役の手で証拠隠滅として消滅させられるという結末を迎えている。
トリロバイトマギア化したヒューマギア一覧
名称 | 元の職業 | 備考 |
---|---|---|
一貫ニギロー | 寿司職人 | ネオヒマギアによってマギア化。バルキリーによって破壊された。 |
アンナ | バスガイド | オニコマギアによってマギア化。だが最期まで使命を全うし機能を停止した後、滅によって消滅させられた。 |
白衣の天使ましろちゃん | 看護師 | ハッキングされたギーガーによりマギア化。或人から本来の使命を思い出すように説得されるも聞く耳を持たず、他の看護師ヒューマギア達と共にマギア化した。 |
余談
- モデルの「三葉虫」は、カンブリア紀からペルム紀に大繁栄した節足動物。古生代を代表する生物の一つで、よく知られているポピュラーな古生物である。
- 種類も約1500属10000種と多いことから、世界各地で化石が産出されており、多く出現する戦闘員のモチーフにはピッタリの古生物と言えるだろう。
- マギアの中で唯一、英名をベースにした名前になっているが、三葉虫綱の学名は「Trilobita(トリロビタ)」で、英名とほぼ変わらない。語感の問題とも考えられるが、他のマギアたちが特定の絶滅種単独のイメージを投影しているのに対し、こちらは大まかな「三葉虫」という括りをイメージしているとも考えられる。三葉虫の個々の種にフォーカスしないために、それぞれの「三葉虫」が持つ特徴が表現されない点は、マギア化によって個性を失い、無数の戦闘員のうちの1体にされてしまうヒューマギアたちと重なる。
- 『公式完全読本』によれば、裏モチーフは黒骨戦闘員。体表のケーブルを人骨に見立てて配置したデザインとなっている。また、鎧を簡素化することで幹部勢より格下に見せるというデザイン上の意図がある。
関連項目
戦闘員マギア:正式名判明前の旧称。TVの字幕ではこの名称が用いられている。
ガーディアン(仮面ライダービルド):前前作のロボットの戦闘員。
ロイミュード(バット型)、眼魔アサルト:作品の途中で名前が変更された戦闘員。
ザンブロンゾ、ザンヨウジュー、大怪人ダロム、トリロバイトアンデッド、トリロバイト・ドーパント:同じく三葉虫モチーフの怪人。
センチピードオルフェノク:顔付きがかなり似ている。