「バカが!これで地獄に帰りなさい!この屍が!」
概要
『東映ヒーローMAXvol.34』に掲載された小説『Nのはじまり/血と夢』に登場する財団Xのトップエージェントの1人。
同じ組織のトップエージェントである加頭順とは(おそらく)ライバルの関係だと推測される。
財団Xの所属メンバーたちに共通するどこか機械的な印象をもつ銀髪の外人男性で、人間味が全く感じられない冷酷無比かつ非情な性格の持ち主。
そのため、(明言はないが)自身の経歴を傷つけるような結果(組織のデモンストレーションの最終選考に選ばれないという結果)を残す人物は容赦なく制裁を加える独自の考えを持っているようだ。
※投資対象から外されたゾディアーツスイッチの我望は抹殺されていない事からの推測。
大道美樹とは以前、彼女を裏切った美樹の助手の1人である御手洗から『ネクロオーバー技術』を聞かされた時に接触して以来からの知り合いである。
その後、彼女から本格的に人間を使った『ネクロオーバー技術』の最終実験の連絡を受けたため、彼女に多数ある組織の秘密研究所の一つを与え、『ネクロオーバー技術』を完成させた。
その後、組織のデモンストレーションにおいて加頭順が見出した園咲琉兵衛率いる『ミュージアム』の提供する『ガイアメモリ』が最終投資対象に選ばれた事により自身が推薦する『ネクロオーバー技術』は落選。
自身の経歴に傷がついた制裁として組織の機密保持と称し自身の配下と共に大道親子を抹殺しようとするが、ネクロオーバーとなっていた克己に敵うはずもなく、瞬く間に部下は全滅し自身も首の頸動脈を掻っ切られ命を落とした。
『Nのはじまり/血と夢』に登場する怪人
被験体として3人の男女が変身した。
強力なパワーを発揮できるが所詮開発途上の試作段階である為、変身は出来ても理性や人格などは強大な力に飲み込まれすべて失われており、ただ単に暴れ回るだけの怪物と化してしまっている。
その為、特殊能力などの具体的な能力の詳細は不明。
アンモナイト・ドーパント
「アンモナイト」の記憶を内包した試作段階のガイアメモリで『ミュージアム』の被験体の1人が変身したドーパントの1人。
W放送当時に設定が存在していたメモリのひとつ。
トリロバイト・ドーパント
「三葉虫」の記憶を内包した試作段階のガイアメモリで『ミュージアム』の被験体の1人が変身したドーパントの1人。
メモリは後にVシネマの回想シーンにてケースの中にある詳細不明のメモリとして登場し、『DXサウンド カプセルガイアメモリEX ガイアメモリコンプリートセレクション LIGHT & DARKNESS OF 風都』にもシークレット扱いで収録された。
マンモス・ドーパント
「マンモス」の記憶を内包した試作段階のガイアメモリで『ミュージアム』の被験体の1人が変身したドーパントの1人。
メモリは同様にVシネマに登場し、セレクションにもシークレット扱いで収録された。
3体とも暴れ回った直後に仕掛けが作動したのか自動的にメモリブレイクすると同時に、その強力過ぎる毒素の為に変身者も命を落としてしまった。
余談
克己が母親である美樹を“プロフェッサー”と呼ぶようになったのは彼が最早、克己は人外の者に成り果てた(ネクロスオーバーは死者である=生きた人間ではない)と教えたためである。
ちなみに彼が登場する小説のデモンストレーションシーンは実際の映像作品と異なる部分が存在する(小説でのガイアメモリの試作品はトリロバイト、マンモス、アンモナイト・ドーパントが初お披露目されているが、映画、Vシネマでは完成されたメモリのテラー、即ち琉兵衛本人であること)。