ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

アンモナイト

あんもないと

ずっと昔(シルル紀の終わりころ~デボン紀の半ばから白亜紀まで)に生きていた軟体動物。
目次 [非表示]

概要編集

オウムガイイカタコと同じく頭足類の仲間。大きさは数センチから2メートルまで色々。

古生代半ばから白亜紀まで大いに繁栄したが、末期の環境激変に耐えきれず恐竜と一緒に絶滅してしまった。

 

オウムガイが生き残ってこいつが滅びたのはいくつかの考えがある。


  • 浅い海に生息していたため、気温や環境の変化を大きく受けた(深いところにいたオウムガイは影響が少なく生き延びた)

 

  • アンモナイト→多死多産のばらまき型で、適応力は低め/オウムガイ→ある程度育ってからなので時間はかかるが生き残りやすい

 

  • 単純に殻があるせいでイカ(ベレムナイト)やタコといった連中との生存競争で不利だった

 

 

「アンモナイト」の由来編集

化石がの角に似ているため、羊頭のエジプトの神アメンのラテン語、ギリシャ語読み「アンモン」+「ライト(鉱物)」から名づけられた。かつては「アンモン貝」という呼び方もあった。

 

仕組み編集

もともとは「直角貝」から派生したため、初期の仲間である「バクトリテス」はまっすぐな殻を持っていた。

殻の構造は現存するオウムガイによく似ているが、アンモナイト亜綱は進化の過程で古い時代にオウムガイ亜綱から分岐しており、オウムガイよりタコイカに近い。


殻の内部は巻貝のように奥まで続いているのではなく何重かに仕切られており、身が入っていたのは一番外側の部屋のみ。後の部屋は浮き袋のようなものだった。

この構造はオウムガイと同じだが、アンモナイトは仕切りが複雑に折れ曲がっていた。このため化石に菊の葉のような模様が付くことから、化石の和名を菊石と言う。


白亜紀になるとゼムクリップのような形のプチコセラスやなんだか名状しがたい形のニッポニテスなどが現れた。

「異常巻きアンモナイト」と呼ばれるが、病的あるいは過剰なものではなく、他のアンモナイトと同じ螺旋の計算式で表現できる安定した形である。

様々な環境に適応する中で殻の形態を変化させたのだろうと考えられている。


化石およびアンモライト編集

化石は日本でも産出する。特に北海道は世界的な産地である。

三葉虫と並び化石入門者に人気で、種類・大きさによっては300円程度からという安価で売買されている。

大きく状態が良いものほど高値が付き、数1000円~数100万円と価格が上がっていく。


宝石化したアンモナイトは「アンモライト」という宝石として取引される。宝石的価値が認められる良質なものは、カナダ・アルバータ州の7000年前の地層からのみ採掘される。


なお、「オパール化した」とよく言われるがそれは誤りであり、正確にいうのならば「真珠化した」が正しいと思われる。

何故ならば、オパールは二酸化ケイ素が主成分であるのに対し、アンモライトは霰石(真珠のそれ)であるからである。


アンモナイトの種類編集

シルル紀編集

  • バクトリテス

デボン紀編集

  • クリメニア
  • ソリクリメニア
  • アネトセラス
  • エルベノケラス

石炭紀編集

  • ゴニアタイテス
  • シュードパラレゴセラス・インナイ

ペルム紀編集

  • ダラエリテス

三畳紀編集

  • セラタイテス(アカソンセラタイテスとも)
  • パラフレキテス・ドニ

ジュラ紀編集

  • ヒルドケラス(ヒルダイテスとも)
  • ハルポセラス
  • リトセラス
  • エキオケラス
  • コスモケラス
  • オキシノチセラス
  • アステロセラス
  • パブロビア
  • ペリスフィンクテス

白亜紀編集

  • クリオケラチテス
  • エウホプリテス
  • ヘテロセラス
  • バレミテス
  • モルトニセラス
  • シャスティクリオケラス
  • マリエラ
  • マクロスカフィテス
  • オウドウリセラス
  • ボストリコセラス
  • プラビトセラス
  • ポリプティコセラス
  • スカフィテス
  • プラセンチセラス
  • スクロエンバキア
  • パラプゾシア
  • パキディスクス
  • ユーボストリコセラス
  • ディディモセラス
  • シャーペイセラス
  • アニソセラス
  • ゴードリセラス
  • ハイポフィロセラス
  • アナパキデスカス・ナウマニ
  • プラヴィトセラス
  • ミカサイテス
  • ディプロモセラス
  • ソレノセラス
  • ハイポツリリテス
  • ノストセラス
  • スカラリテス
  • モレワイテス
  • グレイソニテス
  • ムラモトセラス
  • ニッポニテス
  • バキュリテス

関連タグ編集

動物 古生物 海洋生物  頭足類 化石

アメン

デッドエンド(ビーストウォーズ)

オムナイト/オムスター

ナイトン

ナンモナイト

ウルトラシリーズ

ガタノゾーア

仮面ライダー

アンモナイト怪人

アンモナイトオルフェノク

アンモナイト・ドーパント

ナンモナイト(仮面ライダーガッチャード)

カリュードナイト

スーパー戦隊シリーズ

カイモズー

ザ・ズルルク

暴魔博士レーダ

銀河獣アンモナイトン

暴食サイマ獣ジュウキ※一部モチーフのみ

暗黒の鎧

サイボーグのブレドRUN

グルモナイト

アンモナックルズ/ドドメキマイナソー

その他特撮

アンモナイルゲ

関連記事

親記事

頭足類 とうそくるい

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 601344

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました