曖昧さ回避
- 日本の特撮ドラマシリーズ。⇒仮面ライダーシリーズ
- 1の第1作目。⇒初代ライダー
- 2に登場するヒーロー。⇒仮面ライダー1号、仮面ライダー2号
- 1の第6作目。⇒仮面ライダー(スカイライダー)
- 2を元ネタとする特撮映画『シン・仮面ライダー』に登場するヒーロー。⇒仮面ライダー、仮面ライダー第2号
概要
1971年に東映が制作した怪奇アクションドラマ。原作・石ノ森章太郎。
世界征服を企む悪の秘密組織・ショッカーによってバッタの改造人間にされてしまった主人公・本郷猛が人間の自由と尊厳を守るためにバイクを駆りショッカーと戦う。
原作者の石ノ森氏は当時の高度経済成長期の弊害による環境破壊を重く考えており、ショッカーは歪んだ科学文明の象徴、仮面ライダーはそれに対するアンチテーゼとして自然を取り入れたヒーローというテーマになっている。
序盤はこの他にも石ノ森氏の案を取り入れており全体的にホラー要素の強い作風だったが、放送当時はあまり視聴率が伸びず苦戦。更に主演の藤岡弘がバイク事故で急遽降板したため、仮面ライダー2号・一文字隼人が交代して登場。以降は路線変更して変身ポーズを取り入れ、作風もアクション性が強く明るい方向性に大きく変化した。後半で藤岡氏が復帰した後は、1号と2号のダブルライダーで活躍することもあった。結果的にこの作品が全98話まで放送されるほど高い人気を獲得したため、その後シリーズ化。
上記の内容の作品詳細は『初代ライダー』(シリーズ第1作)の個別記事参照。
以降はしばらく路線変更後の内容を引き継いでエンタメ性の強い内容が主だったが、本来のテーマが徐々に薄れてきた部分もあったためか、長い時間が経ってから制作された仮面ライダーBLACKでは「原点回帰」がコンセプトとされ、石ノ森氏が考案していた当初の内容に近い、怪奇要素を受け継いだ仮面ライダーが放送されることに。当時は従来との作風の違いに賛否があったが、徐々に人気を博した。
そのような経緯のため、こちらがもう一つの仮面ライダーの原点であるとするファンもいる。
本項目はこれらに関連した仮面ライダーの作品群の大まかな解説や、共通する特徴を記載する。
作品一覧
※ライダーや敵組織などの詳細はリンク先参照。
仮面ライダーシリーズ(放送中に平成に入ったRXと平成に製作されたネオライダー三部作も昭和ライダーとして区分される)
昭和ライダー
- 昭和ライダー1期
年代 | 作品名 |
---|---|
1971 | 仮面ライダー |
1973 | 仮面ライダーV3 |
1974 | 仮面ライダーX |
1974 | 仮面ライダーアマゾン |
1975 | 仮面ライダーストロンガー |
- 昭和ライダー2期
年代 | 作品名 |
---|---|
1979 | 仮面ライダー |
1980 | 仮面ライダースーパー1 |
1984 | 仮面ライダーZX |
- 昭和ライダー3期
年代 | 作品名 |
---|---|
1987 | 仮面ライダーBLACK |
1988 | 仮面ライダーBLACK RX |
年代 | 作品名 |
---|---|
1992 | 真・仮面ライダー序章 |
1993 | 仮面ライダーZO |
1994 | 仮面ライダーJ |
平成ライダー
年代 | 作品名 |
---|---|
2000 | 仮面ライダークウガ(漫画版) |
2001 | 仮面ライダーアギト |
2002 | 仮面ライダー龍騎 |
2003 | 仮面ライダー555 |
2004 | 仮面ライダー剣 |
2005 | 仮面ライダー響鬼 |
2006 | 仮面ライダーカブト |
2007 | 仮面ライダー電王 |
2008 | 仮面ライダーキバ |
2009 | 仮面ライダーディケイド |
年代 | 作品名 |
---|---|
2009 | 仮面ライダーW(続編漫画) |
2010 | 仮面ライダーOOO |
2011 | 仮面ライダーフォーゼ |
2012 | 仮面ライダーウィザード |
2013 | 仮面ライダー鎧武 |
2014 | 仮面ライダードライブ |
2015 | 仮面ライダーゴースト |
2016 | 仮面ライダーエグゼイド |
2017 | 仮面ライダービルド |
2018 | 仮面ライダージオウ |
令和ライダー
年代 | 作品名 |
---|---|
2019 | 仮面ライダーゼロワン(続編漫画) |
2020 | 仮面ライダーセイバー |
2021 | 仮面ライダーリバイス |
2022 | 仮面ライダーギーツ |
2023 | 仮面ライダーガッチャード |
2024 | 仮面ライダーガヴ |
映画作品
劇場版仮面ライダーと仮面ライダーVシネマも参考に
MOVIE大戦 | 放送終了後と放送開始後の仮面ライダーが共演する映画シリーズ |
---|---|
スーパーヒーロー大戦 | 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズがクロスオーバーする映画シリーズ |
仮面ライダーTHE FIRST | 初代のリメイク映画 |
仮面ライダーTHE NEXT | 上記の続編 |
シン・仮面ライダー | 仮面ライダーを題材にした映画 |
配信オリジナル作品
仮面ライダーアマゾンズ | 仮面ライダーアマゾンのリブート作品 |
仮面戦隊ゴライダー | スーパー戦隊モチーフの仮面ライダー作品 |
仮面ライダーBLACKSUN | 仮面ライダーBLACKのリブート作品 |
海外にて制作された作品
KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT | 『龍騎』の北米リメイク |
漫画オリジナル作品
仮面ライダーBlack(漫画) | 石ノ森章太郎による漫画。TV版とは物語が異なる |
仮面ライダーSPIRITS | 昭和ライダーを題材にした村枝賢一の漫画 |
仮面ライダーをつくった男たち | 初代仮面ライダーの製作過程を描いたドキュメンタリー漫画 |
東島丹三郎は仮面ライダーになりたい | 仮面ライダーに憧れる人物達を描いた漫画 |
小説オリジナル作品
仮面ライダーEVE | 早瀬マサトの小説 |
仮面ライダー1971-1973 | 初代仮面ライダーのIFストーリー |
コラボレーション
その他
仮面ノリダー | お笑い番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」内のパロディ1コーナー |
仮面ライダーZ | 『ダウンタウンのごっつええ感じ』のコント「正義の見方」に登場するキャラクター |
仮面ライダーの特徴について
デザイン
石ノ森氏曰く、ホラー映画的な要素をヒーローに取り入れ独自性を持たせたかったとのことで昭和ライダーは総じて改造人間であり、敵組織ないし協力者が超技術で生物を改造して作り出した「怪人」「超人」と同様の存在とわかりやすく描かれていた。
また基本的に昆虫をモチーフとしているライダーがほとんどである。(アマゾンなど一部例外もある)
なお昆虫である理由はドクロをモチーフにしようとしたが却下されたため、その代わりらしい。また敵側は当時の高度経済成長期に伴い環境汚染に対するアンチテーゼとして科学的な要素を入れているため、反対である自然の要素を取り入れたかったとも語られている。
平成仮面ライダーでは基本的に改造人間の設定がなくなり、最初から怪人、もしくはそれに何らかの理由で変化する設定か、強化スーツを着用しているケースになった。
昭和ライダーによく見られた昆虫をモチーフとするライダーはあまり多くなく、デザインとしてはアマゾンに近い自由な方向性にされている。
一方、悪の組織が使う異端の力と同類の力をあえて受け入れ、それを正義のために行使する者たちである、敵組織の怪人たちと同じルーツの力で変身すると定義された。敵と同様の存在というスタンスである。
シリーズの長期化により仮面ライダーのあり方が多様化し変化していっても、このことだけは変わらずに守られている。
呼び名
昭和ライダーは、劇中で「仮面ライダー」と呼ばれる。
平成ライダー以降は、劇中で「仮面ライダー」と呼ばれるとは限らない。
「仮面ライダー」とは呼ばれないが、「ライダー」とは呼ばれることもある。
「仮面ライダー」の呼称を使わない作品でも、劇場版(特に他作品とコラボするようなもの)では仮面ライダーと名乗ることがある。
ライダーマシン
仮面ライダーを語る上で欠かせないのが、名前の由来ともなった専用バイクである。
特に初代ライダーの序盤ではベルトに風の力を与えて変身する設定であり、バイクが必需品であった。
作品によってはバイクではなくなる事もあるが、彼らの相棒として共に悪と戦うのは変わらない。
尤も近年は道路交通法改正の影響でバイク撮影が難しくなったからか、仮面ライダーがバイクに乗る機会は往年のそれと比べ遥かに減少している。
それどころか主役以外ではバイクを持つ仮面ライダーの方がよっぽど珍しくなり、「仮面ライダーなのにバイクに乗らない」等の指摘自体が最早過去のものとなりつつある。
協力者
おやっさん
主人公の後見人的な立場の年長者で、基本的に一般人。拠点の店を運営する店長等が多く、立花藤兵衛が代表的存在とされる。
作中で直接「おやっさん」と呼ばれているのは数人だけだが、他にも「おやっさん」的立場の人物はたびたび登場する。
支援組織
仮面ライダーは基本的に単独ヒーローだが、たまに協力する組織・団体等が登場する場合もある。警察やFBIのような大規模で公的なものから、少年仮面ライダー隊や仮面ライダー部のような小規模で私的なものまで様々であり、中にはZECTや鴻上ファウンデーションのような手放しで味方とは言い難いものもある。
漫画作品の『仮面ライダーSPIRITS』にも支援組織「SPIRITS」が登場している。
拠点
何らかの民間施設を拠点としていることもほぼシリーズ全般の特徴である。第一作目にちなんで「飲食店」が多いが、それ以外にも「クリーニング店」など種類は多岐にわたり、「写真館」や「時計店」、「寺」などの作品テーマに深く関わるものである場合や、「探偵事務所」や「学校の部室」など、主役ライダーの表の顔と直結している場合もある。
ゲーム
個別記事があるものを中心に記載。
家庭用ゲーム
対決!シャドームーン 1988年4月15日
ライダーレボリューション 2016年12月1日
アーケードゲーム
ガンバライジング 2013年10月31日〜2023年3月22日
ソーシャルゲーム
シティウォーズ 2017年10月25日〜2021年3月29日
カードゲーム
仮面ライダー伝説の始まり 2018年3月24日~
→詳しくはバトスピライダーへ(TCG「バトルスピリッツ」との公式コラボ)
小説
※ピクシブ百科事典において、独立記事が存在している作品のみ記載。
小説仮面ライダー:講談社キャラクター文庫から発売されているシリーズ。ノベライズされるのは平成ライダーのみ。各作品についてはリンク先参照。
タグ使用上の注意
いつからかは不明だが、日本語が読めない海外ユーザーの方々が、pixivからのオススメのタグと勘違いをしてしまい、投稿するイラストの内容に関係なく「仮面ライダー」のタグを付加してしまう事案が時々発生してしている。
悪意はないと信じたいが、検索妨害となり得る行為であり、心当たりのあるユーザーには自重を促したいところであり、もしそのような投稿を見かけたら、検索サイト等でその事を和訳して、コメント欄等に書き込んで注意を促してもらいたいところである。
(もちろん、イラスト内容やキャプション等で、仮面ライダーを意識している事が明白な場合はその限りではない)
※詳しくは、※作者は海外ユーザーの記事を参照。
関連イラスト
関連タグ
変身 変身ベルト ライダーベルト 変身アイテム(仮面ライダー) 変身ヒーロー 石ノ森ヒーロー
ライダーバトル ライダーリンチ ライダーキック ライダーチョップ ライダーズクレスト ライダーウェポン ライダー怪人
人物
石ノ森章太郎(原作者)
users入り
仮面ライダー100users入り 仮面ライダー500users入り 仮面ライダー1000users入り
企画・二次創作など
「pixiv」の世界の仮面ライダー ライダー少女 室内用ライダー
外部リンク
東映特撮 YouTube Official 昭和&平成仮面ライダーの作品が見られる。