昭和ライダー
ショッカー怪人
初代ライダーに登場する怪人。
元々、仮面ライダー1号や2号はショッカー怪人であり他の怪人より(当時の改造技術の最高峰)性能も上である。
基本的にはナチスドイツの科学力を基に、動植物の能力を移植された改造人間であるが何故か物語の途中で元の人間に戻った例も見られた。
仮面ライダーEVE版はゴルゴム怪人を思わせる設定になっている。
代表的な怪人:蜘蛛男 蜂女 イカデビル
ゲルショッカー怪人
またの名を合成怪人。2種類の動植物の能力を併せ持っている。
怪人のコンセプトは後継作品にも受け継がれている。
代表的な怪人:ガニコウモル イソギンジャガー ヒルカメレオン
デストロン怪人
仮面ライダーV3に登場。主に二つの勢力がいる。
機械合成怪人
生物に無機物(主に武器や兵器などの殺傷能力が高いもの)の機能を加えており機械的な性質が強い。
生物と無機物の特徴を併せ持つ怪人の発想は後の後継作品にも受け継がれている。
代表的な怪人:カメバズーカ ハサミジャガー タイホウバッファロー
部族怪人
デストロンと結託した各部族(キバ一族・ツバサ軍団・ヨロイ一族)に所属する怪人でショッカー怪人同様、単一の動植物の改造人間の為、機械合成怪人より弱い。
神話怪人
仮面ライダーXに登場。主にギリシャ神話の神々やモンスターがモチーフ。
代表的な怪人:ネプチューン マッハアキレス ヘラクレス
GOD悪人軍団
歴史上の人物に動物の能力を移植した怪人で、従来の怪人よりもやっつけ感が強く怪奇性も失われていた。
代表的な怪人:サソリジェロニモ ヒトデヒットラー ムカデヨウキヒ
獣人
仮面ライダーアマゾンに登場。ゲドンおよびガランダー帝国の尖兵。差別化の為か前作とは正反対に生物的な怪人。
代表的な怪人:クモ獣人 モグラ獣人 サンショウウオ獣人
奇械人
仮面ライダーストロンガーに登場する改造人間。再び機械的な怪人に戻った。
代表的な怪人:奇械人ガンガル サソリ奇械人 奇械人メカゴリラ
改造魔人
デルザー軍団の構成員。世界の有名な魔物(の子孫)を改造している。
全員が幹部クラスの位と実力を持っているが、野心家が多い為メンバー内の仲が非常に悪い。
代表的な怪人:ジェネラルシャドウ 鋼鉄参謀 ドクターケイト マシーン大元帥
ネオショッカー怪人
仮面ライダー(新)/スカイライダーに登場。
名称も「〜ジン」で統一されていたが、中盤からそういった法則は無くなった。
代表的な怪人:ガメレオジン ヤモリジン 黄金ジャガー アブンガー
銀王軍
地球侵略を目的に、宇宙からやってきた機械生命体。
銀河王を筆頭にロボット兵士で構成されるが、サドンダスのみ宇宙生物である。
ドグマ怪人
仮面ライダースーパー1に登場。主に拳法家を改造している為、従来の怪人に比べ身体能力が高く身のこなしも軽い。脳に服従回路を埋め込まれている(テラーマクロに忠誠を誓っており断末魔でも名前を叫ぶ)。
代表的な怪人:ファイヤーコング ガニガンニー バチンガル
ジンドグマ怪人
主に日用品の能力を持った怪人であり地球の生物を見下す悪魔元帥の意思がそのまま反映されている。
代表的な怪人:キラーナイブ コマサンダー ショオカキング
バダン怪人
仮面ライダーZXに登場。ZXと同様に機械的な改造人間が多い。設定では強化兵士と呼ばれるタイプと、『時空魔法陣』なるもので強化されたUFOサイボーグと呼ばれるタイプの二種類に分類される。
代表的な怪人:クモロイド バラロイド タイガーロイド
ゴルゴム怪人
仮面ライダーBLACKに登場。従来のライダー怪人の下半身タイツ+ブーツの組み合わせは今までのイメージから一新する意味で廃止された。
従来のライダー怪人に比べ、より生物的な外見で、頻繁に唸り声を出す。
代表的な怪人:クモ怪人 アネモネ怪人 クジラ怪人
怪魔戦士/最強怪人
仮面ライダーBLACKRXに登場。
クライシス帝国の怪魔獣人・怪魔妖族・怪魔異生獣・怪魔ロボットの各軍団に所属しバラエティーに富んでいる。
例:ガイナギスカン デスガロン グランザイラス
改造兵士
真・仮面ライダーに登場。
「財団」の誇るサイボーグ・ソルジャー。
仮面ライダー真もこのカテゴリーである。
劇中では豪島こと「改造兵士レベル2」と鬼塚や真の変身するレベル3が登場している。本編でショッカーとの関連が示唆されるが詳細は不明。
ネオ生命体
仮面ライダーZOに登場。
麻生勝ことZOも厳密にはネオ生命体であり彼はプロトタイプに該当する。
ライダー怪人では久々に女怪人が登場した。ネオ生命体が自身が活動する為に生みだした人工生命体ドラスと、ドラスの生み出した怪人コウモリ男・クモ女の2体で、合計3体。
フォッグ怪人
仮面ライダーJに登場。
フォッグ・マザーの生み出したコブラ男「ガライ」とトカゲ男「アギト」、蜂女「ズー」の3体が登場。
平成ライダー
グロンギ族
仮面ライダークウガに登場する古代の戦闘種族。
超古代語(グロンギ語)という、濁音の多い独自の言語を話す。
グロンギは人間を「リント」と称する。
殺人を独自のルールで繰り広げられるゲゲルと称して楽しんでいる。
アンノウン
仮面ライダーアギトに登場する超越生命体。
「アンノウン」は警察がつけた呼称で、その存在は一般には知られていない。
ちなみに正式名称はロード怪人というらしい。
オマージュ元は仮面ライダーV3のデストロン怪人。
ミラーモンスター
仮面ライダー龍騎に登場する怪人。
怪人の外見は、モチーフの動物を巨大化させた姿と人型の2種類が存在している。
鏡の中の異次元空間「ミラーワールド」に生息している人喰い怪人で、時折現実世界にやってきては人間を捕食する。
オルフェノク
仮面ライダー555に登場する、人間の進化形とされる種族。
死んだ人間が再度蘇ってオルフェノクとなる。基本的に動植物がモチーフ。
オマージュ元は人造人間キカイダー、キカイダー01、仮面ライダーXの神話怪人。
アンデッド
仮面ライダー剣に登場する不死生物で数が決まっている。モチーフは動植物。現生動植物の先祖とされる52体と、例外である2体のジョーカーからなる。
改造実験体
アンデッドのデータと生物の細胞を元に作られた人造生物。
戦闘力は下級アンデッド以上で知性も高い。
魔化魍
仮面ライダー響鬼に登場する妖怪。
森や山、海等、自然の多い場所に発生し、人間を捕食する。
ワーム
仮面ライダーカブトに登場する宇宙人。人間に化ける。節足動物がモチーフ。
人間を殺害し、本人に化けて人間社会へ潜入し、侵略していく。
イマジン
仮面ライダー電王に登場する、未来からやって来たエネルギー体。
当然だがモモタロスたちもイマジン。
モチーフは童話に登場する動植物である。
ファンガイア族/レジェンドルガ族
仮面ライダーキバに登場する魔族。
前者は吸血鬼の種族であり、吸血牙という器官で人間のライフエナジーを吸い取って捕食する。
後者は伝承のモンスターを思わせる姿のファンガイアを凌ぐ強さを持った種族で、身体には植物の意匠がある。その他の種族に関しては魔族(仮面ライダーキバ)を参照されたし。
怪人集団
仮面ライダーディケイドに登場する、歴代平成ライダー怪人の集まり。
後に昭和ライダーの悪の組織に所属する者たちも登場し、更に後には大ショッカーという悪の元締めなる組織へと併合された。
ドーパント
仮面ライダーWに登場する人々。
オマージュ元は『超人バロム・1』のドルゲ魔人で奇々怪々なフォルムを持つ。
ガイアメモリと呼ばれるアイテムにより人間が変身する。普通の人間が怪人に変身する例は今作が初。
グリード/ヤミー
仮面ライダーOOOに登場する怪人で身体がセルメダルで構成されている。
ゾディアーツ
仮面ライダーフォーゼに登場する怪人。モチーフは星座で、器物モチーフの者は昆虫が隠しモチーフ。
前々作のドーパントと同様、ゾディアーツスイッチによって、人間が変身する。
超進化生命ミュータミット
MOVIE大戦MEGAMAXに登場する、財団Xのレム・カンナギが研究の末に生み出した超進化生命。
宇宙鉄人
元は宇宙鉄人キョーダインに登場する用語。
仮面ライダーフォーゼ劇場版に登場。アリシア連邦のブリンク博士が開発した機械生命体。宇宙鉄人キョーダインとそのライバルブラックナイトのオマージュ。
ファントム
仮面ライダーウィザードに登場する魔力から生まれ意思を持った擬似生命体。モチーフは西洋妖怪となっている。ちなみに名前の由来はphantom pain(幻肢痛)から。
アクマ族
元はアクマイザー3に登場する種族。
MOVIE大戦アルティメイタムで登場。
遥か数千年も昔に人類によって地底へと追いやられた種族。
アクマイザーと呼ばれる3人の戦士が人類へと復讐を企んでいる。
スペースショッカー怪人
スーパーヒーロー大戦Zで登場。
かつて仮面ライダーに倒されたショッカーの怪人が宇宙刑事シャリバンと対決した宇宙犯罪組織マドーから魔力を与えられた強化されたもの。
インベス/オーバーロードインベス
仮面ライダー鎧武に登場する怪物。元々は異次元人であり、ヘルヘイムの果実を食べて怪人になった。本作はライダーバトルがメインの為数は少ない。
メガヘクス
MOVIE大戦フルスロットルで登場。
かつてヘルヘイムの森の侵略に遭った種族が惑星ごと機械化して進化したもの。
ロイミュード
仮面ライダードライブに登場する機械生命体。
剣のアンデッドと同様に個体数はあらかじめ決められている。
平成ライダーには珍しい機械生命体である。
眼魔/ガンマイザー
仮面ライダーゴーストに登場する敵勢力。眼魔世界と呼ばれる異次元から来た存在。
ガンマイザーは事象をモチーフとした15人の怪人達。
ノバショッカー怪人
仮面ライダー1号に登場する改造人間たち。ショッカーと名乗っているが、武力で支配する本家とは違う方針で世界征服を目論んでいた。
バグスター
仮面ライダーエグゼイドに登場する未知のコンピューターウイルス。
突然あるゲームのプログラムから生まれ、理由は不明だが人間にも感染する能力を獲得した未知の病原体へと進化した。ゲーム病を発症させ時間をかける事で完全体となり、自分たちが世界を支配することを目論む。
スマッシュ
仮面ライダービルドに登場する生命体。その正体はネビュラガスと呼ばれる未知のガスを吸った人間が細胞変質を起こして誕生した怪人で、ファウストと呼ばれる謎の秘密結社が人体実験で生み出す存在。
ブラッド族
仮面ライダービルドに登場する宇宙人の種族。
擬態能力を持つが、本来は肉塊のような不定形をした生命体である。
また、怪人態としての姿を表したのはエボルトのみで、その他の個体はスマッシュや仮面ライダーに変身している為、詳細は不明。
ファントムクラッシャー
『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』で登場。
浦賀啓示がファントムリキッドを使用して作り出した仮面ライダーやスマッシュを超えた存在。
一種の生物兵器と呼べる怪人である。
アナザーライダー
仮面ライダージオウに登場する、タイムジャッカーと契約した人間がアナザーウォッチを使い変身した怪人。歴代平成ライダーの力を宿しているが、本来は変身者ではない人間を無理やり変身させた為か、その姿は仮面ライダーを異形化させた外見をしている。
ヒューマノイズ
仮面ライダージオウの2121年の時代で仮面ライダーキカイが戦っている機械生命体。その姿は人間と全く同じだが、相手が機械か人間かを問いかけ、人間だとわかった途端に容赦なく排除しようとする。
擬似ライダー
平成シリーズに度々登場する仮面ライダーと同等の力を持つ存在。
厳密には仮面ライダーでは無いが、便宜上ライダーとして扱う場合や、単なる怪人扱いで終わる場合など扱いは様々。
該当者はナイトローグ、魔進チェイサーなどがある。
令和ライダー
マギア
仮面ライダーゼロワンに登場する、人間を滅亡させる為に生み出されたアンドロイド。滅亡迅雷.netが、自我が芽生えつつあるヒューマギアにゼツメライザーを取り付けてデータを改竄、絶滅動物のデータが内蔵されたゼツメライズキーを装填させる事で生み出される。
レイダー
同上。悪意を持つ人間がレイドライザーと現生種のデータを内蔵したプログライズキーで変身した怪人。
アークマギア
同上。とあるきっかけで負のシンギュラリティに覚醒したヒューマギアが、通信衛星アークの遠隔操作を受けることで変貌するタイプのマギア。姿形はマギア と同一だが、ゼツメライザーを装着していないのが特徴。
メギド
仮面ライダーセイバーに登場する、ワンダーワールドの掌握を企む黒い本棚に属する本の魔人。生み出す幹部によってモチーフが異なるのが最大の特徴で、生み出されたアルターライドブックの伝承に準じた方法でワンダーワールドに切り離された現実世界を侵食すべく暴れ回る。
新型メギド
同上。目次録の影響でワンダーワールドが見えるようになった人間に幹部級メギドがブランクのライドブックを埋め込む事で作り出すメギド。素体になった人間のパーソナリティを行動原理に暴れ回り、体内にあるアルターライドブックの編纂を行うことが目的。
その他
ショッカー改造人間
仮面ライダーTHEFIRST、仮面ライダーTHENEXTに登場する改造人間。
メカニカルな動物を模した面にスーツを装着したような姿をしている。
リジェクションを防ぐための定期的な血液交換が必要。
THE NEXTではナノマシンで改造され、武器の特性を追加された新型が登場。こちらは血液交換を必要とはしない。
変身というより装着するタイプの怪人。
前者は仮面ライダーのショッカー怪人、後者は仮面ライダーV3のデストロン怪人のオマージュ。
シェード怪人
仮面ライダーGに登場する怪人。
シェードに拉致された人間、または構成員が改造されて誕生する。いわゆる改造人間。
表皮は銃弾など通常兵器が効かないほど頑強。
仮面ライダーカブトに登場したワームのスーツの流用である。
アマゾン
仮面ライダーアマゾンズに登場する人工生命体。様々な動物の能力を持ち、人を喰らう本能が強い。その危険性故に駆除対象にされている。モチーフは動物の他、衣服も取り入れている。
season2では人間がアマゾンに変貌するが故に人間体時の服装を着たままになっている。
基本的に肉食動物がモチーフだが、途中から草食動物モチーフが増えて来ている。
オマージュ元は仮面ライダーアマゾンの獣人。
闇の忍者軍団・虹蛇
RIDER_TIME_SHINOBIに登場する闇の忍者組織。
政府からの指示で日本の全国民に忍術が義務付けられた仮面ライダージオウの2022年で暗躍し、世界の掌握を目論む謎の集団。
劇中にはボスの闇忍と配下のダスタードが登場。
余談
モチーフに関して
ライダー怪人では定番の生物モチーフというものがあり、クモ、コウモリ、蛇(コブラ)の三種は特に多い。しかし、昭和ライダーファン的にはコブラよりもサソリの印象の方が大きいらしい。(クモ、コウモリ、サソリを参照。)
生物のカテゴライズ別でどの種が一番多いのかについては以下の表を参照されたし。(参考:「仮面ライダーの常識」/双葉社刊/2013)
※総数は他媒体限定怪人込み。
分類 | 種 | 総数 | 備考 |
---|---|---|---|
哺乳類 | ジャガー | 16体 | 2位はサイ(15種)。ビリはキリンであり、カバに至ってはモチーフになってすらいない。 |
鳥類 | カラス | 10体 | 2位はフクロウ(12種) |
魚類 | サメ | 11体 | 2位はピラニア(5体) |
水棲生物 | カニ | 17体 | 軟体動物はイカ(13体)、海獣はクジラ(5体) |
昆虫 | カマキリ | 18体 | 2位は蜂(17体) |
両生類 | カエル | 11体 | そもそも両生類は種別が限られている為、自ずとカエルが一位となってしまう。 |
爬虫類 | トカゲ | 18体 | 一番多いコブラを除いた数となる。 |
古代生物 | 翼竜 | 7体 | 2位は三葉虫(6体) |
幻獣 | 龍/ドラゴン | 23体ほど | 2位は鳳凰/フェニックス(6体) |
妖怪 | 鬼 | 約10体 |
スピンオフについて
単体のスピンオフが存在するウルトラ怪獣とは異なり、ライダー怪人には単体のスピンオフが非常に少なく、仮に主人公になったとしてもライダーを兼ねる、またはサブキャラクターとしてライダーが登場するというケースが多い。仮面ライダーの力の根源が悪と同じである以上、怪人の存在はライダーの、ライダーの存在は怪人の存在証明に他ならない為であると思われる。(ウルトラ怪獣の場合は彼らも物語の主人公であり、ウルトラマンの存在と関係なしに登場できる存在だからだろうか。)
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