概要
『仮面ライダービルド』の第1章の半ばごろよりその存在が判明した国内最大級の重工業メーカー。
平成ライダーシリーズでは定番となった『裏で悪事を働く大企業』であるが、自分たちなりの正義と止むを得ない事情で悪事を行うことが多い従来の企業に比べて、難波重工は難波重三郎の核兵器を超える兵器を作るという目的や、戦争の為に洗脳・教育された孤児たちなど、実際には昭和ライダーの『世界征服を目論む悪の秘密結社』に近い。
その影響力は凄まじいものがあり、各都市に配備されているガーディアンたちも全て難波重工製の治安維持兵士である事や、“スカイウォールの惨劇”以降に生まれた北都、西都、東都の統治者たちとも強いコネクションを持っている事からも難波重工なしでは各国の軍備が成り立たないことが窺い知れる。
表面上は優良企業を装っているが、その裏では秘密裏に武器の製造や密輸を行っている“死の商人”。謎多き巨大企業だが、会長を務めている難波重三郎が秘密結社・ファウストの最大のスポンサーであるという事、会長の野望がパンドラボックスに秘められた強大なエネルギーを使って核兵器よりも強力な兵器を開発して世界各国に売り捌くという事、そして仮面ライダーを軍事兵器として運用しようと目論んでいる事が明らかになっている。
当初は上記の通りファウスト、およびその指導者であるナイトローグこと氷室幻徳と協力関係にあったが、途中で幻徳に見切りをつけ、石動惣一との協力関係に切り替える。
惣一がボトルの奪取に失敗し、なおかつパンドラボックスを勝手に戦兎たちに譲渡して以降、その関係がどうなっているのかはしばらく明かされていなかったが、どうやらその後も関係は継続していたようで、惣一同様に北都や西都に積極的に肩入れし、北都には仮面ライダーグリスやハードスマッシュなど、西都には仮面ライダーローグやエンジンブロス/リモコンブロスなどの技術供与を行っている。
また、パンドラボックスが発見される以前から、引き取った孤児に自分たちの理念を子供の頃より徹底的に教え込み、優秀な科学者や政府の要人となるように洗脳・教育を施した難波チルドレンという存在を各都市に潜り込ませている。
第29話で会長が御堂正邦に成り代わり、西都を掌握して以降、直接的にライダー達を苦しめていたが、第38話で協力者であったエボルトと対立、討伐部隊を一蹴された挙句会長が殺害され、壊滅した。
その後、残された難波重工の社員や難波チルドレンの動向については明かされていないが、難波チルドレンの一人と難波重工の一部の遺産はそのままエボルトの支配下に下ったり、利用されたりしている。
メンバー(壊滅前)
会長
難波重三郎※エボルの手にかかり消滅
最後まで残っていた部下(難波チルドレン)
内海成彰 ※会長死亡後、エボルトの配下に下ったふりをして、仇を討とうとするも失敗し殉職。
鷲尾風/リモコンブロス/ヘルブロス ※万丈の身代わりになり、消滅。
鷲尾雷/エンジンブロス ※エボルが放ったブラックホールに飲み込まれ消滅。
増沢 ※スパイだと発覚し、スマッシュボトルで自殺。
協力者(を装っていた者)
離反した部下
関連項目
仮面ライダービルド ブラック企業 死の商人 みんなのトラウマ
スマートブレイン ミュージアム 財団X ユグドラシル・コーポレーション 幻夢コーポレーション
最終回では......(ネタバレ注意)
スカイウォールの無くなった新世界では、「難波機械製作所」という会社に変わっていた。描写を見る限り、以前のような権力は持っていない、ありふれたごく普通の会社である模様。
だが、作業員の1人が難波機械製作所が世界を変えると豪語しており…。