概要
本編第1話から10年前、石動惣一=エボルトがパンドラボックスに触れた事で地面から出現した巨大な壁。
この壁が出現したことで日本列島は物理的に3つに分断された。
この事件は劇中だと「スカイウォールの惨劇」と呼ばれている。
それによる様々な混乱を経た後、三つの地域はそれぞれが独立した政府組織を立ち上げ、最終的に日本国は3つの行政府が覇権を争う内戦状態に突入する。
3つの行政府はそれぞれが「日本の首都」を自称する都市を所有しており、それらは東都、北都、西都と呼ばれる。
この首都の名は作中では3つの地域の名称としても使われている。
壁の高さは有限だが、その上にもかなりの高度まで触れたものを破壊する赤いバリアのようなものが出ており、登ったり航空機を用いたりしても壁を超えることは不可能。
「スカイロード」と呼ばれる切れ目が数ヵ所あり、完全に遮断しているわけではないため、やろうと思えば3つのエリアを行き来することは十分に可能だが、各政府間の関係が極めて険悪になっている都合上、政府が管理するスカイロードには厳しい検問が設けられていて渡航許可もなかなか下りず、政府が把握していないスカイロードも違法な密航を請け負う闇ブローカーによって押さえられているために、現在では三都間は簡単には行き来できない状態になってしまっている。
また、壁の根元では人間を異形の怪物スマッシュに変えてしまうネビュラガスが噴出しており、警備のガーディアンが常時徘徊しているのもあって迂闊に近付くのは非常に危険である。
この壁の存在によって戦車や航空機を使用することが不可能であるため、作中勃発した戦争では仮面ライダーのような歩兵サイズの兵器が最高戦力として扱われることになる。
その正体は、パンドラタワーが不完全なまま形成されたもの。
パンドラタワーはパンドラボックスと該当惑星における60種のエレメントを封じたフルボトルを揃えることで塔として形成でき、石動に憑依したエボルトは本来10年前時点でパンドラタワーを形成し地球を滅ぼすつもりだったが、当時9歳だった石動美空に憑依したベルナージュが母星を滅ぼしたエボルトの行動を阻止すべく、残された力でボトルのうち1/3にあたる20本を空にしたことで塔を形成する壁までしか形成できなかった、というのが真相である。
西都が難波重工とエボルトに乗っ取られたのち、奪われたパンドラボックスと27本のフルボトルを手にしたブラッドスターク=エボルトの手が再びその力を解放したことで、一部のスカイウォールが変形してパンドラタワーとして再形成されていった。
パンドラタワーの形成によって一部の壁は無くなったが、バリア自体は今でも残っている。
関連タグ
仮面ライダービルド パンドラボックス(仮面ライダービルド) パンドラタワー
最終的には.....(ネタバレ注意)
白と黒のパンドラパネルとロストボトルによって、新世界が構築されると同時に、パンドラタワー共々、跡形も無く破壊された。
その描写はOPを意識した数式による破壊となっている。
『仮面ライダージオウ』では、EP1にては時系列の関係上かスカイウォールが再び登場しているほか、EP47では世界の崩壊が始まり、ソウゴの持つビルドライドウォッチが壊れた影響でスマッシュと共に2019年に再出現した。