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石動惣一

いするぎそういち

「石動惣一」とは、特撮ドラマ『仮面ライダービルド』に登場する人物である。本作の「おやっさん」ポジション…だったのだが…。
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「記憶喪失の男を無償で寝泊まりさせるほど、俺はお人好しじゃないんでね」
「俺は、虫けらみたいに人を殺すファウストが許せない」

演:前川泰之

概要

カフェ「nascita」のマスター。石動美空の父。48歳。
雨の中、記憶喪失になって途方に暮れていた桐生戦兎を偶然見つけ、地下の秘密基地で面倒を見ている。戦兎は厚意で住まわせてもらっていると思っていたが、惣一の方はしっかり家賃を取る勘定をしていたようで、1年分の「滞納していた家賃」の請求書を突き付けて戦兎をげんなりさせている。その家賃を稼ぐ意味合いもあって、戦兎に「東都先端物質学研究所」に勤めることを勧める。
時々別のカフェへバイトに行くこともあり、本人としては自慢のコーヒーを淹れているが、そのバイト先に対抗して作ったオリジナルブレンドコーヒー『nascitaで何シタ?』は、戦兎達のみならず調合した自分ですら不味いと言わしめる出来であった。またパスタが苦手、ウォシュレットも怖いという理由で使うことが出来ない、タコが嫌い等意外と弱点が多い。

そのように「記憶喪失の男を無償で寝泊まりさせるほど俺はお人好しじゃない」とドライに語る一方、戦兎の記憶の回復を心配したり、スマッシュ出現の際には戦兎に積極的に指示を送るなど、基本的には面倒見はよい。

誰かに別れを告げたり電話を切ったりする時などは「チャオ♪」と告げるのが癖。

また、娘である美空にフルボトルを生成する不思議な力がある事、更には彼自身も第2話でタブレットをねじって棒状の物質に変化させ、孫の手代わりに使うという人間離れした描写がある事から、どうやらスマッシュを生み出す実験と無関係の人間ではない模様。

実は宇宙飛行士として火星のパンドラボックスを回収するプロジェクトに参加しており、その時に彼もパンドラボックスの光の影響を受けていた。
その後の式典では、警備員に押さえつけられながらもパンドラボックスを開封し、第1話で描写されたスカイウォールの惨劇を引き起こしたことが語られた。本人曰く、何故そんなことをしたのかは自分でも分からないとの事。

秘密基地で発見されたパンドラパネルから彼がファウストの一員である疑いがかけられたが美空が過去にファウストに誘拐されたことがあり、彼女を救出すると同時にファウストからパンドラパネルとフルボトルを奪ったことが判明。
人の命を平気で弄ぶファウストに怒りを感じており、戦兎がファウストを倒してくれることに期待しているようだ。

第14話ではその過去の一端が語られており、スカイウォールの惨劇を引き起こした後、本人は暴れたことで病院に連れて行かれた事が判明。その際、パンドラボックスの近くで意識を失っている状態で発見された娘の美空と共に、一時期は同じ病院に入院していた事があるらしい。









































その正体(第13話終盤以降のネタバレ注意!)

「俺には壮大な計画があってね、やむを得なかったんだよ。だから見逃してくれない?」
「お前は正義のヒーローを演じていたに過ぎない。“仮面ライダーごっこ”をしていただけなんだよ」

彼の正体はファウストの幹部ブラッドスタークであり、ファウストの創設者の1人だった。
(ただし氷室幻徳は「ファウストは俺と葛城が作った組織」と断言。この辺りの真相はまだ明らかになっていない)

記憶を取り戻した鍋島(万丈に殺人の冤罪を被せる要因となった人物)の証言からその正体が発覚し、それを確かめるべく彼がいない間に生成されたオクトパスボトルを使って変身したオクトパスライトに対応できなかった事、スタークとの戦いが終わって間もない内に店に居なかった事で戦兎に確信を持たれる事となった。

龍我と美空が寝静まった夜中に、パンドラボックスとフルボトルを持ってどこかに出向こうとしていたマスターを引き止めた戦兎から逃走した後に、深夜の公園で息切れを起こして座り込んだ所で小見出しのセリフを言って戦兎と交戦し、オクトパスとライトのフルボトルを回収する。

その後、難波重三郎の下にパンドラボックスとフルボトルを手土産に現れ、そこで難波重三郎の目的がパンドラボックスのエネルギーを使って核兵器を超える兵器を開発する事である事を知った時は「怖いねえ」と惚けた調子で答えた。
しかし、その直後に戦兎がフルボトルを偽物にすり替えていた事を知り、「やるじゃねぇか」と不敵な笑みを浮かべてみせた。

正体が発覚してからは本格的に本性を現し、戦兎と龍我を相手にパンドラボックスと20本のフルボトルを賭けて熾烈な戦いを繰り広げる。一度は二人を倒したものの、惣一の美空の想いすらも利用した非道な計画を知った戦兎は、自分の信じた正義を守る事を決め、彼が新たに用意していた力を使用した事で追い込まれ敗北する。
想定外の事態に陥り焦ったものの、彼ならアレを完成させられると確信。いつでも取り返せるとしてパンドラボックスとフルボトルをあっさり返すと、「それより重要なのは、お前たちの成長だ」と言って、戦兎たちにナイトローグの真の正体が幻徳だと教えてから撤退した。

この話の冒頭で追いかけてくる戦兎から逃走していた際は(人目がない場所に戦兎を誘い込む為とはいえ)途中で「年だな」と疲れた様子を見せていたが、同話ラストで撤退する時は生身で高い跳躍力を見せつけており、実際は高い身体能力を持っている事がうかがえる。

第15話からは本格的にファウストに合流しており、劇中で初めて素顔で幻徳と対面している。
その一方で、ブラッドスターク時からの不審な行動は健在で、幻徳が戦兎達を罠に嵌めた際には、独断で戦兎が完成させた新システムであるスクラッシュゼリースクラッシュドライバーのデータをnascitaの地下基地から盗み出したり、戦兎の正体が葛城巧であることを幻徳に教えたりしている。これはファウストの現リーダーである幻徳ですら知らなかった事実であり、彼と葛城の間には幻徳すら知らない繋がりがあるようだ。彼が変身するスタークには人間の顔を変える能力があるため、葛城が戦兎になった過程で彼が絡んでいるのはほぼ間違いないと見て良いだろう。
(実際、その推測は正しかった事が第16話で判明した。)

幻徳さえ把握していない北都との繋がりを持っていたようで、第16話以降は北都軍の協力者として戦兎たちはもちろん、幻徳とも敵対する道を選ぶ。
基本的に北都のライダーたちに加勢する一方、戦兎に「お前たちの成長が目的」と語ったり、ビルドの新たなパワーアップアイテムをチラつかせるなど、更に裏がある様子を見せている。
北都三羽ガラスは彼を「スタークさん」と呼び、純粋に恩義を感じている様子を見せている。惣一は多治見を含む北都の陣営と対談する際は、スタークの姿と声で赴いており、意図的かは不明だが、自分の正体が「スカイウォールの惨劇を起こした宇宙飛行士・石動惣一」という事は北都の陣営には知られていない模様。

しかし、その裏では密かに西都とも手を結んでいた事が第22話で判明。多治見首相を裏切り、西都に北都を占領させてしまった。

本性

表向きは戦兎を家族の一員として迎え入れる良き人物を演じる一方、その裏では難波重工と繋がっており、ライダーシステムの完成とパンドラボックスの力を開放する為の鍵となる20本のフルボトルをそろえる為にマッチポンプを演出していた事件の黒幕である。

第16話では、桐生戦兎と彼の繋がりが明かされた。
葛城巧は何らかの理由でファウストを辞めることを決意しており、もしもそれを邪魔するのならばファウストの秘密を暴露し、葛城の持つ研究データも闇に消すつもりである事を彼に宣言する。しかし自身の計画のためにそれを良しとしない彼は、葛城巧を気絶させた後、新薬の実験のアルバイトとして呼び出していた佐藤太郎を殺害し、自身の能力で死亡した佐藤と気絶した葛城の顔をそれぞれ入れ替えた後、佐藤とは別のバイトで万丈龍我が葛城の部屋にやってくる頃を見計らって警察に通報し、龍我に葛城殺人の冤罪を着せた。
その後は佐藤の顔になった葛城をファウストに連行し、彼の体にネビュラガスを注入。そして「何も知らない一般人が記憶喪失の彼を見つけた」という状況を作り上げる為、雨の中に彼を置いた後、スタークの変身を解いてから目覚めた彼の前に姿を現した。
こうして葛城巧の記憶を消し、その顔が佐藤太郎の物へと変えられた新たな人間・桐生戦兎を創り出したのだった。
なお、この時に、彼の持つ物質を別の物質に変える能力が、フルボトルやブラッドスタークとしての能力ではなく、火星に行った際に手に入れた彼自身の特殊能力であったことと、(この能力の応用なのか)記憶を消す能力を持っていたことを幻徳に語っており、ブラッドスタークとして戦兎に会った際に、科学の未来に関して否定的な発言していたが、宇宙飛行士という、ある意味最も科学を追求し科学の恩恵を受ける人間が、この価値観を手にしたことは火星でこの能力と得たことが関係あるのかもしれない。

上記からも分かるように、万丈龍我葛城巧殺しの罪を被せた張本人であるが、偽装工作を施した葛城巧(佐藤太郎)殺しに関してはともかく、万丈龍我に関しては名指しで通報しており、その後のブラッドスタークとしての発言からも、ピンポイントで彼をつけ狙っている節がある。
石動惣一が何故、龍我を狙っているのかについては明かされておらず、その真意については未だ謎に包まれているが、後述する目的の項からも分かる通り、龍我と戦兎の成長こそが目的と語り、特に龍我のハザードレベルの高さには戦兎を生かしていた理由と言い切るほどに強い執着を持っていることから、それが何らかの深い関係があることは推測できる。

紗羽の調査によると、かつては気さくで正義感の強い性格だった。しかしスカイウォールの惨劇を起こして美空が入院している病院に入院させられた後、美空と共に入院していた期間は短く、惣一自身は1ヵ月もしない内に病院から脱走していた事が判明。それから7年後に突然、パンドラボックスの特別顧問に就任したらしいが、ファウストがパンドラボックスのパネルを奪った後に辞めている。
惣一はその頃には既にファウストの一員となっており、パンドラボックスのパネルを奪うと同時に、フルボトルを浄化させる為に美空を病院から連れ出していた。

彼の行動の目的、その謎

本性を露わにした惣一の発言によれば、彼は彼なりの壮大な大義名分の為に動いているらしく、その目的のためなら実の娘すらも利用する(そもそも美空の浄化能力は彼女の精神状態に左右される為、自分の力が悪用されていると知り、ボルトの浄化が不可能になった事から、自分の能力が正義の為に使われていると思わせるため、正義の味方ごっこ=マッチポンプを演じることを思いついたらしい)非情な人物であるのだが、「全部が全部嘘って訳じゃない」と、彼なりに戦兎達に対して罪悪感や愛情を感じてもいた模様。
むしろそういった人間的な感情がありながらも平然と計画のために利用してのけ、その裏で何の罪もない人々を本人が許せないと語っていた虫けらのように殺害する姿は、ただ悪事を働くだけの人間よりもよほど恐ろしい。
彼がそこまでする程のその真の目的についてはまだ明かされていないが、度々戦兎と龍我の二人の成長こそが目的と語っており、第20話では戦兎に対して「お前を生かしていた理由」として、龍我の事は「生まれながらにして戦う才能を持った天然物」、戦兎の事は「科学という文明の力で強くなる養殖物」と評し、この2人が切磋琢磨して強くなっていく事が自身の望みだと本人は語っている。

また、”桐生戦兎”という人間”仮面ライダービルド”というヒーローを文字通り創り上げた張本人であるため、決別してなお戦兎にとっては最大の理解者であるという切っても切れない複雑な関係性を維持し続けている。

普段はブラッドスターク時のキャラよりも、nascitaのマスター時からのキャラクターの方が素らしく、地下基地で美空に今何をしているのかを問い詰められた際には、「今までバイトをしていたのは嘘で、本当はコーヒー豆を栽培していた」と茶化したり(ただし、美空は父が何か良からぬことに手を染めていることに薄々勘付いている様子で、第16話にて葛城巧殺害事件の黒幕だった事を知った時も特に混乱はしなかった)、幻徳に胸倉を掴まれた時には「俺の大事なジャケットが皺になっちゃう!」と言って慌てる様子を見せたりと、今まで通りのおとぼけキャラな所を見せている。ただし、とぼけた言動は相手を煙に巻くための一面という可能性も垣間見えている。

第16話以降の行動

  • 第16話

ファウストに関する全ての事実と氷室幻徳の正体を公表しようとした氷室泰山に毒を盛る一方で、戦兎が完成させた新たなライダーシステムであるスクラッシュゼリースクラッシュドライバーを北都首相の多治見喜子に渡しており、これにより幻徳が東都の首相へと返り咲き、東都と北都の戦争が勃発する事となる。

  • 第18話
猿渡一海の口からスクラッシュドライバーとスクラッシュゼリーを渡したのが惣一である事が戦兎達に伝えられ、戦兎達はそこで初めてスクラッシュドライバーのデータが複製されて北都に流された事を知る。
そんな中、惣一の方から戦兎に電話をかけ、そこでグリスのスクラッシュドライバーを製作したのが難波重工である事、北都と東都の戦争は自分が仕掛けたゲームである事を伝える。
その一方で戦兎から何が目的だと聞かれた際には、相変わらずの飄々とした様子で「何度も言わせるな。お前達の成長だ」と言ってのけた。

  • 第19話
戦闘中だったライダーやハードスマッシュ達の前に姿を現し、(視聴者にも分かりやすいように)全員分のハザードレベルを整理。その上で多治見首相からの撤退命令を伝え、命令の遂行を渋る猿渡に対し「俺の命令は首相の命令だ」と威嚇染みた文句で言うことを聞かせた。
そして猿渡と一緒に撤退してきた北都三羽ガラスに、葛城巧が開発したという禁断のアイテム・ハザードトリガーを使って強化を施し、彼等をハザードスマッシュにパワーアップさせた。
その後は再びスタークの姿で戦兎の前に現れ、彼にもハザードトリガーをチラつかせる。
※また、同話冒頭での内海の回想にて、第12話で彼が幻徳に狙撃されて川に落下し流された後、彼を助けたのがスタークである事も判明した。

  • 第20話
冒頭で変身を解いて惣一の姿に戻り、戦兎にハザードトリガーを譲渡。ハザードトリガーを装着し続けると自我を失う危険性があるというリスクを伝え、戦兎と龍我の2人が切磋琢磨して強くなる事が自身の望みだと告げて立ち去った。
(なお、2人の成長が惣一の目的にどう関係してくるのかは話していない。)

  • 第21話
青羽を殺してしまったショックで戦意喪失し、東都と北都による代表戦を辞退した戦兎を呼び出し、彼に「お前も青羽も、ネビュラガスを投与した時点でもう人間じゃない」「お前は兵器を壊したに過ぎない」と言い放ち、誰も殺さない事を信条としていた彼に、戦争の現実を嫌というほど突きつける。その上で「戦兎が一海に勝てばいい」と打開策を告げ、彼に北都と西都のフルボトルを貸し与えてからスタークの姿に変身。東都を守るには、どんなに痛くても苦しくても自分が戦うしかないという現実を戦兎に改めて認識させた後、ハザードトリガーを使いこなせるようになるところまで戦兎のハザードレベルを上げるべく、彼に北都と西都のフルボトルを使わせ、徹底的に鍛え始める。
「何をためらってる!お前には守る物があるんじゃないのか?」
「自分が信じる正義のために戦うんじゃないのか?」
「それとも全部嘘だったのか!?」

※この戦兎を鍛えるシーンだけを見ると、おやっさんが主人公を鍛える定番のシーンに見えるが、ハザードトリガーを戦兎に渡し結果的に戦兎を廃人にしたのも、青羽達を口車に乗せて倒されると死ぬハザードスマッシュにさせたのも、全ては彼の仕業である。また、戦兎に北都と西都のボトルを使わせたのも北都と西都のボトルによるベストマッチフォームの戦闘能力を把握し、今後対策を立てる目的を兼ねているなど、惣一の非常に抜け目ない性格が垣間見える。

  • 第22話
ビルドとグリスの代表戦が始まる中、スタークの姿で多治見に同伴し、首相官邸で観戦。
この時、多治見に前もって「たとえ代表戦で負けても武力で制圧すれば良い」と吹き込んでおり、それを真に受けた多治見は北都軍を東都国境付近まで移動させている。
そして代表戦でビルドがグリスに勝利した後、多治見が北都軍に攻撃を命令しようとしたところでスタークが妨害し、その直後に現れた西都のガーディアン達が多治見を拘束。この時、北都軍を東都国境付近に集中させていた事が災いし、守りが手薄になっていた北都はあっという間に西都に占領されてしまった。
結局、今回の東都と北都による戦争も、西都に北都を占領させるために惣一が仕掛けた罠に過ぎなかったのである。圧倒的に優勢で勝利まで秒読みと言っていい状況だった北都が受けるメリットの少ない代表戦を受けたのも、恐らくは惣一が唆したものと思われる。たとえ氷室首相が代表戦を提案しなかったとしても、得意の口八丁手八丁で似た状況に持っていっただろう。(「裏切ったのね!?」と激怒する多治見に対し、スターク=惣一は「勘違いするな。俺は初めからアンタの味方じゃない」と冷酷に言い捨てている。)
そしてスタークと拘束された多治見の前には、西都の仮面ライダーが姿を現したのだった。

伏線

惣一がスタークの正体という伏線と思われる言動は幾つも劇中で張られていた。
例を挙げると…

  • タブレットを孫の手に変える能力。スタークは手から噴き出す蒸気で人間の顔を別人の顔に変えてしまう能力を持っているが、惣一自身もこのように物体をあり得ないほど変形させることが可能である。スタークの時の行為は物体変形能力の応用である可能性が高い。
  • 戦兎らがスタークとの戦闘後、nascitaに帰っても不在だったことが多い。
    • バイトというのも怪しまれずに出かける口実であったらしい。実際、惣一がバイト先で働いているシーンはこれまで一度もない他、第13話にて深夜、パンドラパネルとフルボトルを持って外出しようとする惣一を咎めた戦兎に対し「バイト…なんて嘘はもう通用しないか」と答えている。
      • カフェの経営者でありながら淹れるコーヒーが不味いのも、本当は本職のカフェ経営などしてこなかったため、ろくに経験が積まれていないからだと考えれば一応説明がつく。
  • スタークは戦兎たちの行動の情報を手に入れるのが誰よりも早かった。戦兎たちの行動決定は基本的に秘密基地で行われ知ることができる人物は限られているため、外部の人間であれば盗聴器などの機器、あるいは内通者がいなければ知り得ない。
    • マッチポンプとして顕著な例を出すと、第7話で行き詰った戦兎たちに「葛城巧のことを調べてみればいい」と助言した後、ファウストのアジトでローグに戦兎たちの北都行きを伝えている。
    • 第3話で戦兎がスタークの毒に倒れた際は惣一が解毒しているが、そもそも惣一が自分で打ち込んだ毒なのだから、自分で解毒ができても特に矛盾はない。
    • 更に言うと第4話でも、美空がネットアイドルとして開いているサイトにブラッドスタークの名前で堂々とスマッシュの目撃情報を書き込むなどビルドと美空の関係が敵に筒抜けだったが、そもそもネットアイドルの正体が自分の娘である事を知っているのだからバレていて当然である。
  • スタークはビルドや生身で戦っていた頃の龍我に対し、手助けとも取れる行いをすることが多々あった。
    • 戦兎が欲しがっている葛城の情報を与える、自ら戦うことで龍我のハザードレベルを上昇させる、ローグに襲われた娘の美空を助けるために割って入るなど。
      • 美空に関しては親としての情、惣一が戦兎にドライバーと共に託した「ファウストを倒したい」という想いに偽りが無いから、などと予測されていたが、14話での当人の弁が事実ならばその方が目的の一つであるボトルの浄化に都合が良いからとのことである。しかし一方で既に必要なボトルを浄化した(=用済み)とされる美空に対して未だに父親としての顔で嘘をつき続けており、親としての情すら失ったのかに関しては未だ議論の余地がある。
  • 示唆的なものとして、スタークが唯一コブラボトル以外で使ったボトルは第7話で使用したロケットボトルのみ。ロケット→宇宙飛行士→惣一と繋がる。
    • スタークのデザインも、首周り等よく見れば宇宙服の意匠が取り入れられている。
    • nascitaのロゴマークも立ち上る湯気がコブラに見えるという考察も。
      • ちなみにnascitaとは、イタリア語で『誕生』を意味する言葉である。
  • そもそもが、ファウストによって記憶を奪われたらしい戦兎がその日のうちにパンドラボックス関係者(しかも側面のパネルまで所持している)である惣一に拾われたこと自体、出来過ぎていた。
    • 第13話では、拾われてから日が浅い戦兎に「正義の味方になってくれ」と言ってビルドドライバーを手渡すシーンと、訳が分からないままフルボトルとビルドドライバーを淡々と使用してビルドへと初変身してスマッシュと戦う戦兎のシーンがあった。ドライバーは適合者が限られる危険な代物であり、戦兎なら使いこなせるという確証が無ければ渡せるものではないため、全てが計算尽くで関係を築いていたことが分かる。

いわゆるおやっさんポジションの人物だが、裏の顔であるスタークは佐藤太郎を殺害したり、その殺人の冤罪を龍我に着せたり、子供をスマッシュに変貌させたり、研究所の警備員を何人も毒殺したりなど、既に取り返しのつかない罪をいくつも重ねている。今後彼に待ち受けているのは悲惨な末路か、あるいは贖罪の道か……?

余談

スタークとの関連性を早くから疑っていた視聴者は多く、その一環で「マスターク」というあだ名をつけられていたりする。実際に正体が判明したことでその通りのあだ名となった。

仮面ライダー555花形仮面ライダーゴースト仙人など実は敵側と繋がっていたおやっさんポジションの人物は過去にも存在しているが、明確な敵として立ちはだかるのは前例にない。

時系列上では本編第14話後に位置する『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』では、既に戦兎たちと敵対しているにも関わらず、事件の黒幕のヒントや新たなフルボトルを戦兎に与えたりと、本編と同様に食えない性格を垣間見せている。

関連タグ

仮面ライダービルド 石動美空 桐生戦兎 おやっさん
トリックスター
ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA:シンラ役で出演している

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