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内海成彰

うつみなりあき

『仮面ライダービルド』に登場する主要人物の一人。
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演:越智友己

リスクはあったが、最高の概要だった。

東都先端物質学研究所所長・氷室幻徳の秘書。年齢は28歳。 元は優秀な科学者だったらしい。
パンドラボックスの解析を行うことになった桐生戦兎を監視している。

第7話でナイトローグに変身した氷室と、ブラッドスタークの小競り合いを無言で傍観しており、彼もまたファウストの一員である様子。

第9話では研究員たちに研究の成果を一晩で纏めるように命じる等ブラックな一面を見せており、戦兎に「サイボーグ」と揶揄されていた。
第19話のあらすじではそれが露骨にコラージュされた「サイボーグ内海」が登場する。
更に大活躍した第39話のあらすじで再び「サイボーグ内海」がでてくる。

第12話で幻徳の指揮の元、東都政府のファウスト壊滅作戦が開始された。多くのテレビカメラや報道陣が集まる前で、必要以上に派手な立ち回りを見せるナイトローグの姿に、駆け付けた戦兎と滝川紗羽は「パフォーマンスのような違和感」を感じる。
それでも放っておくわけにもゆかず、戦兎はビルドに変身して新兵器カイゾクハッシャーでローグを撃破するが、変身解除して現れた素顔は何と内海だった。彼は報道陣に向けて「武力を行使してでも、かつての誇り高き日本を取り戻したかった」ともっともらしい動機を叫び、桑田のようにフルボトル内のネビュラガスを振りかけることで自決しようとするも、ビルドに止められる。
彼はこの「ファウスト壊滅作戦」という茶番のためにナイトローグに仕立て上げられ、捨て駒にされたのだ。

そして逃げ出した内海は、追ってきたビルドに本音を告白する。

「どこで道を間違えたんだろうな… 俺は、ただ… 他愛のないことで笑って、人の想いに泣いて… そうやって普通に生きたかっただけなのに…」

と後悔の念に打ちひしがれながら呟く内海。そしてビルドに、

「俺のようにはなるなよ… 桐生戦兎」

と語りかける。彼はビルドの正体を知っていたのである。
だが「今ならまだ引き返せる」と言いかけた内海の肩を幻徳の撃ち放ったライフル弾が貫く。彼は谷川に転落し、姿を消した。

後日、幻徳の「自分の秘書がしでかした不祥事」に関しての謝罪会見があり、 アジトからも様々な証拠物件が発見されたが、東都政府や難波重工とのつながりを示す痕跡は何一つなかった。
幻徳は内海一人を生贄にして、表向きはファウストを壊滅させた形にし、「仮面ライダー軍事兵器化計画」を水面下で推し進めていくのであった。

お久しぶりです、氷室さん(第18話以降の行動)

しかし第18話では、死んだはずの彼が難波重工の代表として幻徳の前にその姿を現した。実は、幻徳に狙撃されて谷川に転落した後、流された先でスタークに助けられていたのである。なお正式には、難波重工開発担当とのこと。
これ以降は彼が難波重工の窓口となったが、「何故北都がファウストのノウハウを得ているのか」という幻徳の問いかけには何も答えようとしなかった。

なお、仮面ライダーグリスが使用しているスクラッシュドライバーは難波重工に移った内海が開発したと幻徳は推測しており、後述のネットムービーで彼が作ったことが確定した。なお戦兎に開発した理由を問い詰められた時には「あの設計図を見て血の騒がない科学者はいない」と即答しており、筋金入りの科学者であることが窺える。

第23話では、かつて最上魁星が作り出したカイザーシステムを元に、その改良型であるリモコンブロスエンジンブロスのシステムを開発していたことが判明する。

第24話では自分の野心のために仮面ライダーになる事を要求した幻徳に対して、土下座を要求した上に土下座した幻徳の手を踏みつけて嘲笑うというエグいシーンを見せる。
もっとも、上記のように幻徳は内海を替え玉に仕立て上げて射殺しようとした上に、すべての罪をなすりつけた経歴がある為、その事を根に持っていたと考えればこうした行動に走った彼の気持ちもわからなくはない(実際にアドバイスしたのは難波重工の会長であるが)。第18話で幻徳と再会した際にかなり冷淡な態度を取っていたのも、これが原因と考えれば辻褄が合うだろう。
内海も案外と執念深い性格の持ち主なのかもしれない。
その後は幻徳に対して敬語を使わなくなり、「お前」呼ばわりするなど完全に立場が逆転することとなった。

第25話で石動惣一から、幼い頃から難波重三郎に忠誠を誓うよう洗脳され、「難波チルドレン」として動いていた事が明かされた。その為、初めから難波重工のスパイとして幻徳の秘書を務めていた事も判明する。

第26話から第28話で行われた東都と西都による代表戦では、同じ難波チルドレンである紗羽から渡された戦兎側の要であるラビットラビットフォームのデータを仮面ライダーローグこと幻徳に送り、ラビットラビットフォームの動きを封じる事に成功する。

しかし内海とは違い、戦兎たちと過ごす時間を通じて難波の手先である自分と決別する気になっていた紗羽は戦兎に事情を白状してしまっていた。
紗羽がデータを渡しに来たことも、戦兎がラビットラビットフォームでの苦戦を演出したことも全ては2人の計画の内であり、猿渡一海が人質にされていた鍋島の家族を解放すると、戦兎はもう一つの隠し玉であるタンクタンクフォームに変身。
内海が集めたデータでも対応できない猛攻に、ついにローグは倒れ、代表戦は東都の勝利に終わってしまった。

怒った御堂首相は難波を責めるが、難波は部屋にスタークを招き入れて御堂を殺害させ、自分の顔を御堂に仕立て上げて西都を乗っ取ってしまう。
この計画は内海には知らされていなかったようで、流石の彼も一部始終を見ながら動揺して後退りする事しか出来なかった。

その後は難波重工の恐ろしさに改めて恐怖を感じたためか、第32話では奪われたパンドラボックスと人質にした北都の人間と交換を一海に要求し、要求を拒否した為人質を殺そうとするという非情な行動を行う。第33話ではエボルドライバーとの交換の為に氷室泰山首相を仮面ライダーローグこと氷室幻徳に誘拐させる。

ただ上記の作戦は両方とも幻徳によって阻止され、怒った幻徳に詰め寄られた際には怯えて後ずさりするが、幻徳に仕込んだ消滅チップの作動によって事なきを得る。第32話では倒れた幻徳に小走りで向かって情けない蹴りを浴びせる等、殺されかけたので当然ではあるが幻徳への恨みは非常に根深い。

その幻徳に「間違ってると知りながら難波の洗脳から抜け出せない愚か者」と指摘された時に図星のような態度を見せたり、氷室首相に「お前らに国をまとめる資格はない」と言われた時に「黙れ!」と激昂するなど彼の中に迷いが見られる描写もある。

第33話の終盤で美空が持っていたエボルドライバーを力づくで奪い、「全ては難波重工の為に」と叫んで惣一に渡し、最凶の仮面ライダーである仮面ライダーエボルが誕生。幻徳もローグに変身して立ち向かうが、手も足も出ず、とどめを刺そうとした瞬間に氷室首相が幻徳の前に立ちはだかり、首相は死亡。その様子を不敵な笑みを浮かべて眺めていた。

第35話にて「パンドラボックスはまだ開けない」と話す重三郎ともどもフルボトルを回収するエボルの様子を見物していたが、エボルが勝手にパンドラボックスを開け始めたため止めに入り、一蹴され吹き飛ばされてしまった。




※第38話以降のネタバレ注意!



















ならば答えは一つだ(第38話以降のネタバレ注意)

エボルトから科学者としての能力を買われ、自分の部下になるように2本目のエボルドライバーを見せられるが一度はこれを拒否する。その後、難波の命令でエボルトを抹殺するべく、幻徳たちにも協力を仰ぎ総力を挙げてエボルトを倒そうとするが、彼の圧倒的な実力になすすべもなく鷲尾兄弟難波重三郎は殺害されてしまう。難波重工が事実上の壊滅に至り、再び決断を迫られる内海は…

「…ハァッハァッハァッハァァッ!」

「ならばァ!答えはひとつだァ!!」

「あなたにィ!忠誠をォ!誓おォォオオ!!」

「ヘェェエンシィィン…」

マッドな世界



狂ったような笑いを上げながら、エボルトから渡された難波の遺品である杖を破壊。彼に忠誠を誓い、エボルドライバーとフルボトルを受け取り仮面ライダーマッドローグへと変身を遂げた。
(※ただし、ハザードレベルがエボルドライバーの適性値より低いせいなのか、それともエボルドライバーが強力すぎるのかは不明だが、変身の際に苦しみ、顔に血管のようなものが浮き上がっている)

今まで忠誠を誓ってきた存在がエボルトによって消され、科学の道を誤った方向へ進んでしまった挙げ句、エボルトに忠誠を誓い始めるなど、名前通りのマッド(=気の狂った人)、あるいはキャラクターモチーフ通りの"コウモリ"になってしまった。
(※彼の名誉のために補足すると、元々難波チルドレンだった彼は強大な権力者の下で生きる以外の生き方を知らず、その難波が消えたとあればより強大なエボルトに付くのも無理からぬ話である。また、自分のために命をかけて死んだ部下のことなど屁とも思わず「自分の命だけ助かればよし」という難波の自己中な内心が大っぴらになった聞くに堪えない醜すぎる命乞いを聞いてしまった直後だったことも考慮すべきだろう。しかも皮肉なことに、内海はエボルトに人間の面白さを感じさせることによって間接的とはいえ地球を救っている。)
尚、これ以降、基本的に冷静沈着で口数の少なかった性格は、エボルドライバーによって手に入れた絶大な自信に満ち溢れて、狂気的なまでにハイテンションになり、エボルトと自分以外の全てを露骨に見下したり、戦闘では意味なく奇声や笑い声を上げながら、相手を必要以上に甚振る事で自分の力を誇示するかの様な攻撃を繰り出すなど、エボルト同様の傲慢且つ残虐で好戦的なものへと豹変した(これを裏付けるように、変身時には常に狂気に満ちた笑みを浮かべている。)が、この性格の豹変の原因がエボルドライバーを使用した事による副作用のものなのか、それとも前述の発狂によるものなのかは現段階では不明。

一方、御堂死亡以降の難波重工時代と同じく、自分が間違っているという自覚こそあるものの、上述のように、人に支配される以外の生き方について知らないが為に、「俺は間違ってない」と自分に必死に言い聞かせているかのような節も見受けられる。

東都、難波、エボルト、主人を転々としていく彼の行く末やいかに・・・

ハザードレベルを上げる7つのベストマッチ

  • 前編

スタークの指示で、グリスとの代表試合に臨む戦兎のため、スマッシュホログラムを呼び出すなどして彼の特訓に付き合う。
その後、ハザードフォームの自動変身解除機能の追加に必要なデータを取るため、自らナイトローグに変身してスマホウルフハザードフォームに変身したビルドと対決。案の定途中で暴走されるが、呼び出したスマッシュのホログラムを盾にしながら上手く立ち回り、何とかハザードトリガーを外してビルドの変身を解除させることに成功、十分なデータを収集することもできた。
「リスクはあったが、最高の実験だった」と実験結果に満足する姿は、間違いなく一人の純粋な研究者のそれであった。

なお、このエピソードの冒頭ではコーヒーを淹れるのが上手いという意外な特技が判明。戦兎からも「カフェ開けますよ」と絶賛されている(ただし、内海自身は「それは首相補佐官の秘書にも科学者にも向いてないという皮肉か?」とあまり嬉しくなさそうだった)。

  • 後編
ビルドクジラジェットフォームがボルテックフィニッシュでネビュラヘルブロスを倒した後、戦兎と合流し、戦兎に「何故戦うのか」と問う。その際に戦兎が告げた「自分が発端となった戦争を何としてでも終わらせないといけない」という言葉には何か思うところがあったようで…。
戦兎がネビュラヘルブロスに変身していた(正確には人体実験により無理やり変身させられていた)青年を病院に送る一方、内海はその場に残されていたネビュラスチームガンを回収する。

その後は難波重工実験室にて、先程の戦闘データからバイカイザーのバージョンアップ版であるヘルブロスを完成に至らせたのである。更に完成したヘルブロスから変身者のいらないクローンヘルブロスを造り出しており…?

なお、内海がこのエピソードでヘルブロスに変身したことから、もしかしたら彼もバグスターウィルスの抗体を持っているのではないかという可能性が浮上している。

この時、彼がこのストーリー中で変身に使用したバット(ナイトローグ)とエンジン(ヘルブロス)の二つは、後に彼がマッドローグに変身するのにも使われることとなる(ボトル自体は別物だが)。

余談

橋から転落してすぐに姿が見えなくなったことと平成ライダーでは伝統の生存フラグである「水落ち」をしたことで彼が再登場するのでは、と予想する視聴者も少なくなかった。
そしてそれは、6話ほど経過した後の第18話にて実現した。

幻徳と同じようにナイトローグに変身して戦えている事から、彼もまた3以上の高いハザードレベルに達している事がうかがえる。ただし戦闘力は本物のナイトローグほど高くはない様子。
と思われていたが、上述のようにネットムービーでは機転を利かせてハザードフォームを相手に深手を負わずに立ち回っている(ハザードフォームは所謂「初登場・販促補正」全開の頃である)。対して幻徳のナイトローグは初登場から話数が経過し、北都陣営相手に陰りを見せていたラビットタンクスパークリングフォームに手も足も出せずに惨敗しており、トランスチームシステムはハザードレベルの上昇がなく変身者の経験が強さに直結するため、用意があったとはいえ知略面も考慮すれば本当は彼の方が強いのではないかという可能性も。

優秀な科学者だったとはいえ、北都のスクラッシュドライバーや西都のカイザーシステムなど葛城巧が関わったものを安易に作成できる事や、目的がない限り人助けをするはずがないブラッドスタークが彼を助けた事を考えると生前の葛城と何らかの関係があった可能性が考えられるが…。

冷徹な印象が強い一方で、ネットムービーや本編などでフルボトルを振る手つきや蹴りを入れるシーンなどのアクションがやけにぎこちなく、ネタにされる一方でそこが可愛らしいという意見も。

悪の道へ進んだ本編でも幻徳に浴びせた妙なフォームの蹴りや、難波会長の演説を流すためにドローンを操縦してるシュールなシーンなど、大嫌いな元上司と同じく一部の視聴者からネタ扱いされている。
そしてマッドローグに初変身した第38話では上記の台詞を発した際に叫んだ時の顔芸&主題歌が流れているという状況が前作の神と被った事でネット上では半ば祭りと化した。
この豹変をエボルトは大いに気に入り「この星を滅ぼすのはやめた!」とまで言ったため、「自分の株を下げて地球を救った男」とも言われる。
まあ、Be the oneの歌詞とは逆に侵略者の仲間になることによって明日の地球を思いっきり投げ出してるけどな!

関連タグ

仮面ライダービルド ファウスト 氷室幻徳 難波重工 難波チルドレン 仮面ライダーマッドローグ
科学者 美形悪役 コウモリ 参謀 マッドサイエンティスト

ブレン:外見や組織での地位が類似する平成二期第6作敵幹部。自分を陥れた相手に正当な報復攻撃を作中で行った点、一部の視聴者からネタ扱いされてる点も類似(但し、成り行きもあったとはいえ、主人をコロコロと変えていった内海と正反対に、彼はだた一人に忠義と愛を注ぎ続けた)

あとはハンカチ



檀黎斗主題歌をBGMに叫んだ台詞が話題になった点やベルトの開発技術を持っている点など類似点がある。というか前作を見ていた人ならこれ以外思い出せないはず。

かわいそうな人

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