ピクシブ百科事典

氷室幻徳

ひむろげんとく

氷室幻徳とは「仮面ライダービルド」の登場人物である。
目次[非表示]

「大義の為の…犠牲となれ…!」

演:水上剣星

では、隣のホテルでその概要について朝まで語り明かそうか……

東都政府首相補佐官。及び東都先端物質学研究所所長。年齢は35歳。
採用テストで満点を取った桐生戦兎を採用し、火星で発見されたパンドラボックスの研究を命じる。
父は東都の首相の氷室泰山

スカイウォールの惨劇に居合わせてパンドラボックスの光を浴びた一人であり、その所為か西都北都に対抗するための軍備増強を提案するというタカ派的な思想を持っている。

第3話にて、P/Rのマークが描かれたフルボトル(ロケットフルボトル)を持ちながら「スタークの奴…いよいよ動き出したか」と意味深な発言をしているが、その時点ではファウストとの関係性は不明であった。

そして第6話の終盤、ブラッドスタークからの指示で戦兎をファウス
トの秘密研究所へと行くように仕向けていたことが判明し、彼らと繋がりを持つ人間であったことが明かされた。
また、間接的にはあるが万丈龍我の恋人、小倉香澄を殺した人物でもある。

正体と真の人物像

第7話で明かされたその正体はファウストの幹部たちのリーダー・ナイトローグの変身者。
仮面ライダーを軍事目的に運用する事を目論み、ファウストの創立者である葛城巧の研究データを利用している。

第10話で、パンドラボックスがブラッドスタークに強奪された事件の際、心労で倒れてしまった泰山から東都の実権を託されたため、遂に彼の野望は本格的に始動する事になる。

第12話でパンドラボックスをブラッドスタークに奪われ、東都とファウストの関係が発覚しそうになった時、難波重三郎と共に、秘書である内海成彰に「ナイトローグに変身し、自分の身代りになれ」と命令。(具体的な指示の描写はなかったが、第13話で難波のアイデアだった事が明かされた。)
ナイトローグを捕縛に来た政府のガーディアンと戦ってるところにビルドが現れ、戦いに敗れたナイトローグが内海の姿に戻り、内海が報道陣の前で演説を行って死のうとしたところをビルドが阻止。その場から逃げた内海は戦兎に本音を語るが、その途中で幻徳が内海を狙撃し、内海は川に落下。その後の記者会見にて、全ては内海が行った事であると嘘の発表を行った。

表向きは国の為に首相代理として誠意ある態度を見せているが、裏では敵であるファウストのリーダーとして暗躍している上、人体実験を行っている事にも「モルモットの顔など覚えてない」と語るなど全く罪悪感もない。また前述の通り、自分の身を守る為なら周りの人物を犠牲にする冷酷な心の持ち主である。

北都との戦争が始まった第2章では東都軍の総司令官の立場も兼任し、二つの立場を利用して戦兎と龍我ら仮面ライダーを軍事利用することを政府発表。パンドラボックスの防衛を言い渡し、その見返りに二人の罪の抹消を提示する。

悪人のような言動が目立つとは言え、性格については上記の通りパンドラボックスの光を浴びた事によって現在のようになった可能性も否めず、一概に絶対悪とは断言できない状態でもある。
幻徳自身も、自分がパンドラボックスの光を浴びた影響で醜く歪んだ性格になり、欲望のままに生きるようになってしまった事は自覚している様子。

都合が悪くなると激昂するなど短気な面も多く見られる一方で(23話以降は言動が落ち着いたものとなっている)、スタークに何度勝手な行動をとられても最終的に不問にし再度彼の言葉を信用する(そしてまた勝手なことをされる)、他の二都を挑発し北都との戦争が勃発して数日で防衛ラインまで攻め込まれると「開戦から数日でこの有様だ」と言いながら戦兎たちを招聘する(見方によっては想像より北都軍が強力だったため泣きついてきたようにも見える)などのイマイチ完全な悪人ではなく人間味を感じさせる甘さから、本来の性格は素直で争いごとや駆け引きには向かないタイプだったのではないかという見方が強い。実際に劇中にて父である泰山から、昔は優しかったと言われている。
第18話ではオープニングのあらすじ紹介にも登場。戦兎が北都との戦争に参入することに喜ぶ様子を見せ、そんな幻徳の言葉にやる気を無くした戦兎に対して「じゃあ、言わない」とやはり素直な様子を見せている。

また戦兎の正体が葛城巧であるということも教えられて初めて知り、パンドラパネルに対応するベストマッチ同士のフルボトルを他の都が持っている理由を知らないため、敵組織のリーダー格でありながら事態の裏で何が起こっているのか知らない、と蚊帳の外に置かれている節がある。

ちなみに科学についての知識はからっきしで、ファウストでの実験はブラッドスタークに任せきりであった上(彼の独断専行に強く抗議出来なかったのはこのためと思われる)、東都先端物質学研究所所長の地位にも「親父のコネで就いた」と第37話で白状している。一応、仮面ライダーに変身できる原理を「ネビュラガスの注入とスタークによる遺伝子改造」とちゃんと把握して説明できていた為、あくまで科学者レベルに達していないだけで実験の大まかな内容は把握していたようだ。
所長としての業務やファウストでの役割は機材、設備確保や政府に対する工作、難波重工との交渉等の実務だったと思われる。忘れられがちだが科学者は実験機材や資金がなければ何もできないので、それを確保するという幻徳が果たしていた役割は大きい(それを正しい方向に使えていたかどうかは別として)。

第40話で初めて私服姿が明らかになったが、服装のセンスは壊滅的。その場にいた戦兎らは敢えて突っ込まずにいようとしたが、石動美空からは「放送事故レベル」とストレートに酷評されている。
なお、当人は「ダサい?誰が?誰?俺?フッ、見る目ねぇな」と全く動じていないなど自らのセンスには疑いを持っておらず、そのクソダサい服もなんとオーダーメイドであるというから、もはやどうしようもない。


劇中での活躍(第13話以降)

  • 第13話

パンドラボックスをブラッドスタークに奪われた事から、東都にライダーシステムを導入しようとするが、当の難波重三郎からは逆に協力関係を打ち切られ、その事でブラッドスタークと交戦するが、敗北。
戦闘直後に、ブラッドスタークから自分が難波重工の新たなパートナーになったと伝えられ、パンドラボックスの所在が難波重工の重要保管施設である事を教えられる。
東都政府の特殊部隊を動かせば、北都や西都と戦争になる。と言う言葉から、半ばブラッドスタークに唆される形で戦兎にパンドラボックスの所在の情報を教える。

  • 第14話
出演シーンはないが、ブラッドスタークの正体である石動惣一からナイトローグが幻徳である事が暴露される。
  • 第15話
14話にてスタークが持ち去ったパンドラボックスを捜索しており、nascitaへのガサ入れを実行したが見つからず、地下室の存在にも気づかなかった。このため父・泰山を利用して戦兎・龍我をおびき出しパンドラボックスを回収しようとしたが、惣一=スタークが現れず失敗。結局パンドラボックスを奪い損ねたため惣一を責めるも、代わりにある秘密を教えられる。
その後の戦闘で、戦兎に「甦れ、お前の本当の姿を!お前の狂気を、野心を!全てを思い出すんだ」と謎の言葉を投げかける。
戦兎に敗北した後、ファウストの一員であることを泰山に知られてしまう。厳しく叱責され、連行されていく幻徳に、戦兎は戦いの最中は理解出来なかった彼の言葉の意味を問いかける。
すると幻徳は皮肉めいた表情で哄笑しながら衝撃の事実を明かすのだった。

「石動が俺にこう言った。『葛城巧は生きている。姿を変えて…』
 お前だよ、桐生戦兎。お前が悪魔の科学者、葛城巧だ…!」
  • 第16話
惣一から聞かされていた戦兎=葛城の過去を語り、その残酷な真実に打ちひしがれる戦兎に背を向けた幻徳は「俺はこのままでは終わらない」と言い捨て、その場は去って行った。
その後、自室で身辺整理をしていたところ(首相代行が逮捕となると世間の混乱は免れない為、異動などの口実で表向きは穏便に退任させてから厳罰を与えようという泰山の思惑と思われる)、泰山が再び倒れたという報を受ける(幻徳に義理を果たすべく、スタークが泰山に毒を打ち込んでいた)。
それにより首相代行に返り咲いた幻徳は、首脳定例会の場でパンドラボックスを見せつけながら「もう狐と狸の化かし合いは止めにしませんか?」と露骨に挑発。その挑発に乗った北都の多治見首相は東都に宣戦布告し、遂に戦争の火蓋が切って落とされる。
  • 第17話
東都に侵攻を始めた北都の戦力に対して、戦兎と龍我を拘束し、一般市民に対しては「仮面ライダーを軍事兵器として採用する」という方針を打ち出す。
二人に発信機付きの腕輪をつけた後に、龍我には完成したスクラッシュドライバーを使用するように促す。
  • 第18話・第19話
あくまでも東都を守る為に戦うと告げる戦兎に対して「理由などどうでもいい」と満足そうな様子を見せており、テレビ局を乗っ取った仮面ライダーグリス率いる北都軍に対し、戦兎達にテレビ局に向かうように指示した。
その一方で、自身はスクラッシュドライバーを北都に横流しした難波重工に抗議をしようとしたが、その際に難波重工の窓口となった内海と再会。彼が生きていた事を知って驚きつつも、何故北都がファウストのノウハウを得ているのか理由を問い詰めたが、内海は一切返答しなかったため何も聞けずに終わった。
その後は戦兎と話し合い、北都軍に奪われてしまわないよう、ビルドが所持しているフルボトルを東都各地に分散する。しかし、何故かグリスにはボトルの隠し場所がバレてしまっており……。
  • 第20話
パンドラボックスを難波重工総合科学研究所の地下3階に隠すというダミー情報を流し、グリスとハザードスマッシュ達を罠に嵌める事に成功。その隙に龍我を北都に進軍させ、独断で北都と戦争を繰り広げようとしたが、そこへ美空の力で回復した泰山が姿を現し、遂に親子の縁を切られ東都からの追放を宣告されてしまう。このままでは終わるまいとナイトローグになってパンドラボックスを奪い去ろうとしたが、後を追ってきたビルドと対峙し、またしてもラビットタンクスパークリングフォームに敗北を喫した。
しかし「まだ終わらない。俺は貴様等の前に現れる、更なる力を手に入れて……!」と言い放ち、トランスチームガンの煙でその場から姿を消した。そして……

また会えたな...葛城。(22話以降の活躍)

  • 第22話・第23話

西都のガーディアンに拘束されていた多治見首相の前に、謎の戦士・仮面ライダーローグが登場。
リモコンブロスエンジンブロスと戦っていたビルドとクローズの前に姿を現したローグは、ラビットタンクスパークリングフォームクローズチャージの力でも歯が立たないほどの圧倒的な戦闘力を見せつける。
そして彼等の前で変身を解除したローグの正体は……

氷室元首相代理


「また会えたな、葛城」


黒い外套に身を包み、ただならぬ凄みを漂わせた氷室幻徳だった。

東都から追放された彼は、西都の仮面ライダーとなって帰ってきたのだ。


  • 第24話
「俺は全てをかなぐり捨てた……ただ強さを求めて……」
戦兎達と対峙しつつ、幻徳は地獄の日々を回想する。

東都追放後、密かに西都に渡った幻徳は、今や難波重工の一員となった内海を待ち伏せし自分を仮面ライダーにしろと脅すが、内海から土下座をするよう強要される。無論彼は激昂するが自身のプライドと東都への復讐心を天秤に掛け、屈辱に身悶えしつつ土下座するも、内海から右手を踏みにじられ嘲笑われた。
(もっとも、難波会長の指示とは言え、全ての罪をなすりつけられた上に射殺されそうになった内海からすれば、その程度は物の数にも入るまいが。)

しかし、せっかくプライドを捨てて土下座までしたのに、内海は「誰が仮面ライダーにすると言った」と冷たく一蹴。理由も説明されぬまま鎖につながれて幽閉され、理不尽な暴力に晒されて精神崩壊寸前まで追い込まれる。
ようやく姿を現したスタークから「お前を最強の仮面ライダーにしてやる」と言われたものの、スクラッシュドライバーに適合できず無様に倒れてしまい、「お前の野心はそんなものか!当てが外れたな、始末しろ」と宣告されてしまう。
だがガーディアン達に袋叩きにされている最中に遂に覚醒し、仮面ライダーローグへと変身した。
そして新たな力を手に入れた彼は捲土重来を果たし、戦兎達と再び敵対する事となったのである。

東都政府がパンドラボックスの保管場所を移そうとしていることを盗聴を通じて知り、西都が官邸にスパイを潜り込ませていたことに苦々しい顔をするも、奪取の命令には従い鷲尾兄弟やガーディアンを伴い侵攻。父・泰山と再会しパンドラボックスを奪い取ると、スカイウォール付近まで移動しビルドたちと交戦する。戦いの中で「復讐の意志はなく、今度こそ自らの手で国を纏めるという野心だけで仮面ライダーになった」と語る彼は、愛や仲間という理想のために戦う戦兎を一蹴しトドメを刺そうとするが、そこに突然、両目を緑色に発光させた石動美空が現れる。

  • 第25話
前触れもなく現れた美空は、謎の念動力によってスカイウォールの壁を操り穴を開けると、ローグ・リモコンブロス・エンジンブロスの三人をそのまま西都に吹き飛ばしてしまった。
その後、難波チルドレンの存在を知った戦兎達がスパイを見つける為に奔走する中、偽のパンドラボックスの在り処にリモコンブロス・エンジンブロスの二人が向かう一方、自身はスパイから伝えられた本物のパンドラボックスの場所に向かい、そこで一人パンドラボックスの番をしていた赤羽と対決。食い下がる赤羽を力の差によって圧倒し撃破する。
駆けつけた戦兎・龍我・一海の三人は赤羽の最期を見届けた後、赤羽の仇を討つためにビルド・クローズチャージ・グリスに変身して対決。圧倒的な力を見せつけ三人を追い詰めていくローグの前に美空が現れ、前回のようなことが起きてはたまらないと美空を狙うが、それをクローズチャージに防がれ、ビルドがこの局面を打破するためにハザードトリガーを使用しハザードフォームに変身。オーバーフローモードになったビルドによって遂にローグとして初のダメージを負う。
しかしやられてばかりの彼ではなく、自我を失い暴走したビルドを上手く誘導してグリスに押しつけた後、その隙に自身はパンドラボックスを奪取。クローズチャージのスクラップブレイクをもクラックアップフィニッシュで跳ね返した後、フェニックスボトルの力を使ってその場から撤退した。

  • 第27話
東都と西都の代表戦で一勝一敗となり、幻徳は最終戦で戦兎と対決する事になる。
最終戦の場に立ったローグは、ビルドのラビットタンクスパークリングフォームを前にして圧倒しつつも、かつての桐生戦兎である葛城巧は、科学の発展の為には戦争を肯定し、ライダーシステムは戦争の為の兵器であることを糾弾。
そんな幻徳に対し戦兎は、科学は人々の幸せの為にあり、ライダーシステムも平和利用の為の正義の為に使われるものであると反論するが、幻徳はハザードトリガーという破壊しか生み出さない道具の存在と、結局はそれを使うことでしか戦うことのできない戦兎を非難し叩き伏せていく。

それでも自分を応援する仲間達の姿を見て奮い立った戦兎は、かつての葛城巧が犯した過ちを償い、過去の自分を超える為に開発した新アイテムを取り出し、ハザードトリガーのオーバーフローを制御した新フォームラビットラビットフォームに変身。新たな力を手に入れたビルドはローグの戦闘力すらも上回り、遂にローグを場外にまで吹き飛ばしてしまう。
しかし、ラビットラビットフォームのデータは難波チルドレンの一人であった紗羽が既に西都に流しており、内海によってデータがローグのスクラッシュドライバーに転送されてしまう。

  • 第28話
紗羽が盗んだデータによってラビットラビットフォームの能力を知ったローグとビルドの戦いは形勢が逆転。かつて北都を通して東都から奪ったダイヤモンドボトルの力でラビットラビットフォームの攻撃を防ぎ、今までの防戦一方の戦いから一転して攻勢に移る。
勢いづくローグは、かつての自分は自尊心と虚栄心で固めただけの半端者であり、今度こそかつての自分の捨て去り、自分一人の力で全てを手に入れると宣言し、ビルドを執念深く攻め続ける。

しかし、既に難波重工と決別することを決意していた紗羽から、人質に取られていた鍋島の家族が一海に救出されたことがビルドに告げられ、後顧の憂いを無くしたビルドはもう一つの新フォームであるタンクタンクフォームに変身。データにない新フォームを前に圧倒されていく。
愛と平和の理想が脆く、簡単には達成できない信念だとしても、人々が愛と平和を謳えるような世界を作る為に戦うと宣言したビルドにローグは遂に敗北。
こうして長い戦争は東都の勝利で幕を下ろすことになった。

代表戦の後、戦兎を労う為に現れた父・泰山に「もう良いだろう?帰ってこい、東都に」と声をかけられるも、そんな父の手をとれずに、幻徳は何も言わずに代表戦の場を後にした。
その心中は罪悪感からくる贖罪の路への意思か、リベンジか、この時点ではわからないが…。

  • 第30話
スタークがパンドラボックスの力で形成したパンドラタワーにて、西都軍が何故今も東都に攻め込んでいるのかを内海に問い詰めていた(このことから、自身の敗北は受け入れていることが伺える)。内海が「お前が知る必要はない。私に従えば良い」と白を切った事で「お前の犬になったつもりはない!」と怒りを露わにするが、そこへ割って入った惣一から「忘れた訳じゃないよな?お前の命運は俺達が握っている事を」と告げられる。その際、惣一に胸元を指差される描写があったが…?
その後御堂の顔をした難波と内海の話を密かに立ち聞きして、難波が御堂を消して成り代わっていたことを知る。

  • 第31話
スタークの手によって砂浜のような異空間と化したパンドラタワー内に現れ、クローズと戦う。万丈から香澄を死に追いやったことを責められ、それすらも万丈のハザードレベルを上げるためのスタークの策略だったことを明かしてクローズを討ち倒す。
割って入ったビルドとも戦うが、戦っているふりをしつつ前話で知った御堂が難波に成り代わっているという事実と、自身にはチップが埋め込まれていて反逆すると消滅させられることを戦兎に告げる。難波とスタークがパンドラボックスを開ける前に奪うように言い、わざと必殺技を受けて敗退した。

  • 第32話
パンドラボックスが奪われたことに焦る難波重工は、幻徳と内海を一海の農場に派遣。一海の農場の仲間達を人質に取ってパンドラボックスと引き換えに取引しようとしたが、一海が予定の時間に現れなかった為、幻徳に人質を始末させようとする。しかしローグに変身した幻徳は人質を始末するかと思いきや「作戦が失敗した以上、人質を殺す意味はない」と人質を解放し、内海が引き連れていたハードガーディアンを破壊する。しかし内海に体内のチップを作動させるスイッチを押され、変身が解けて苦しんでいたところに暴行を加えられてしまった。
その後は西都軍の一員として再び東都政府を襲撃。政府官邸に現れた彼は「アンタに用がある」と泰山を捕らえ、彼を連れ去ってしまう。


33話以降の活躍

  • 第33話

ここから若干ネタバレあり














前話の第32話で、エボルドライバーの要求の為に父の氷室泰山を誘拐したが、何故か幻徳は泰山と共に脱出しようと企んだ。
脱出寸前でスタークや内海達に妨害されたが、そこでスタークは幻徳の真実を告げた。
10年前のスカイウォールの惨劇でパンドラボックスの光を浴びて幻徳は好戦的な性質になっていたが、人体実験によりネビュラガスを注入され仮面ライダーになったことにより、パンドラボックスの光の影響を受けなくなり、以前のような野心にあふれた性格ではなくなったとの事。彼が再登場時に言った「地獄」とは、仮面ライダーになるために受けた拷問紛いの実験のことではなく、人格が元に戻ったことで光を浴びてから積み重ねてきた過ちに気付かされたことだった。
(過去の自分の過ちを悔いる点では葛城=戦兎と同様だが、あくまでもその犠牲が2次的なものだったうえに記憶を失っている彼と比べ、幻徳の場合、直接手を下した・命じたものであるうえにその記憶が存在してしまっている。『地獄』と彼が表現するのも納得である)

しかし、元に戻ったにもかかわらず何故仮面ライダーになり、苛烈な暴力を用いてまで国を纏めるという目的を果たそうかとしていたかというと、それは自身が汚れ役に徹して日本を再び一つに纏めた後、泰山に首相として国を治めてもらう為であった。
全てが解決した後、父親に国を託そうとしていた彼にとって、内海が密かに伝えていた「取引終了後に泰山を始末しろ」という命令は難波重工との決別を決意させるに十分だったのだ。
(この点では、難波重工はスマートに事を運ぼうとしてむしろ墓穴を掘ったことになる)

結局その場はスタークが2つ目のスイッチでチップを作動したことで脱出に失敗したものの、その際に内海が落とした1つ目のスイッチを回収した彼は戦兎に連絡し、彼に体内のチップの信号を変えて貰うことで自身が消滅するリスクをなくす事に成功。そこからは本格的に難波重工に逆らうようになり、泰山達からエボルドライバーを奪おうとするスタークと対峙し、クラックアップフィニッシュで彼を変身解除に追い込んだ。

しかし変身が解けた惣一に気を取られていた美空が内海にエボルドライバーを奪われ、それが惣一の手に渡ってしまい、惣一は仮面ライダーエボルに変身。エボルの圧倒的な戦闘力にはローグの力をもってしても歯が立たず、変身が解けてエボルにトドメを刺されそうになるも、直後に彼を庇った泰山が代わりに攻撃を受けてしまい……。

  • 第35話
龍我が体をエボルトに乗っ取られた後、唯一エボルトの手に渡っていないフェニックスボトルを持っていたため戦兎達と合流。野心家だった時とは別人として戦兎には一応信頼されているが、幻徳自身はそれでも罪が消えるわけではないとやはり強い罪悪感に苛まれていた。
話し合いをしている最中、エボルトの瞬間移動で戦兎や一海諸共パンドラタワー内部に強制転送され、フェニックスボトルを狙う仮面ライダーエボルを食い止めるために変身して応戦。前のような一方的な蹂躙はされなかったがやはりエボルの力は強大で、自分を囮にして戦兎にパンドラパネルを回収させる活躍を見せたが、エボルの攻撃でパンドラタワーの外まで吹き飛ばされてしまう。

  • 第36話
美空に憑依したベルナージュの能力によってnascitaに戻った後、「俺の役目は終わった」とどこかへ去ろうとし、一海に「ちょっと付き合え」と引き留められる。なお、地下室への入り口が冷蔵庫であることには、第15話にてパンドラボックスを探しに来た時からこの時まで全く気付いていなかったらしく、自分が出てきた場所を思わず二度見していた。

一海に連れられて幻徳が来た場所は、かつて自らが死に追いやった北都三羽ガラスの墓前だった。「まだお前を許したわけじゃない」と語る一海に戦いを挑まれるも、戦う理由を見いだせないまま惨敗。しかし一海の目的は幻徳を倒すことなどではなく、この戦いは幻徳を仲間として受け入れるための彼なりの「けじめ」であった。

一海「あいつらが言うんだよ…。カシラ、小っちぇな、って…。」

そう口にし、「俺たちは待ってる」と言いつつ去る一海を、幻徳は一人無言で見つめていた。

  • 第37話
ファウストの研究所跡にて、戦兎がエボルに憑依されたこと、自分がクローズに変身できなくなったことを龍我から聞かされ、また変身できるようにしてほしいと依頼される。しかし泰山のコネで研究所を任されただけの彼は「自分は科学者でも何でもない」と断るしかなく(そもそも変身にはスタークによる遺伝子改造が必要な為、エボルト抜きでは仮面ライダーは作れない可能性が高い)、自分の戦う意味も見出せず茫然自失のまま佇むだけだった。

そんな中、エボルが龍我・一海に戦兎の自我と引き換えにパンドラボックスを要求。取引場所でエボルの護衛として現れた鷲尾兄弟と戦闘となり、一海=グリスは追い込まれてしまう。絶体絶命の状況下、リモコンブロス・エンジンブロスの必殺技を弾き返しグリスの前に現れたのは…。

「待たせたな、ジャガイモ」

たとえ赦されなくとも、自分に国をまとめる資格がなくとも、もう一度この国をまとめるための礎となるために迷いを振り切った、幻徳=ローグその人であった。
戦意を取り戻したローグは鷲尾兄弟を一蹴、ヘルブロスに変身して迎え撃つもローグはこれすらも圧倒し、文字通り瞬殺。龍我の再変身を見届け、グリス・クローズマグマとともに必殺技をエボルに向け叩き込む。

だが、そのエネルギーはエボルが持ち出したエボルトリガーに吸収されてしまい…。

  • 第38話
戦兎の肉体から分離し完全体となったエボルに対し、身体への負担を覚悟で再変身し龍我・一海とともに立ち向かうも歯が立たず、3人を連れて撤退。エボルに「賢明な判断だ」と評された。

その後、葛城巧としての記憶だけが戻った戦兎にかつての自分の罪を責められ、自身の胸中を語るも、「今更虫が良すぎる」と言われ、言い返せなくなってしまう。直後、内海に呼び出され、エボルを倒すため難波重工と手を組むことを持ちかけられる。強大すぎるエボルの力を前に一海以外のnascitaの面々はやむなくこれを受け入れることとなった。

そして難波重工によるエボル抹殺作戦が決行され、幻徳たちも現場に急行するも、エボルはその凄まじい戦力を以てすべて返り討ちにしたばかりか難波重工の抹殺部隊を文字通り消し去り、難波会長をも殺害してしまう。
かつて自らが手を組んだ組織の瓦解、そしてかつて自らが葬り去ろうとした男が狂気に飲み込まれる様を、彼は驚愕とともに見つめるしかなかった。

  • 第39話
仮面ライダーマッドローグと化した内海と戦い、その戦闘力の前に圧倒され重症を負うも、心配して遅れてやってきたグリスに連れられ龍我・葛城とともに撤退。nascitaにて滝川紗羽から治療を受け、内海を悪の道に落とし込み人生を狂わせたことに強い後悔を感じていたことを打ち明ける。
その後、東都政府が内海率いる軍勢に襲撃されると、立つのもやっとの状態にもかかわらず戦闘に出向こうとし、葛城に自身の信念を語る。

「俺はお前らを利用して戦争を引き起こした。何をどう償っても許されることじゃない…。だが今は、今だけは、この国をまとめるために戦わせてくれ…」
「頼む…もう一度だけ、信じてくれ…!」

直後に倒れてしまい、結局戦闘には参加しなかったものの、この言葉が戦兎の記憶の復活、そしてビルド最強の姿誕生への鍵となった。

  • 第40話
戻ってきた戦兎に遂に共に戦う仲間としてようやく認められ、晴れて「ゲンさん」という愛称をつけてもらえた(感動的な場面ではあるが、この愛称、どこかで聞いたことがある気が…)。

仮面ライダービルド 40話


また、ここにきて私服がクソダサイという衝撃の新事実が発覚してしまう。
詳細は第41話ともども「幻徳ショック」の記事を参照。

第42話予告編の映像を見る限り、次回はまともな服を着ているようだが……。

  • 第42話
東都官邸がエボルトによる襲撃を受けたため現場に急行、葛城忍の所在をエボルトに問い詰める戦兎をなだめつつ撃退を試むも力及ばず、目の前で東都官邸を消滅させられてしまう。確固たる信念を持ち国のために尽力していた父・泰山を誇りに思っていたにもかかわらず何もできなかったことにショックを受けており、しばらくは茫然自失の状態であった。

そんな中、ライダーたちをロストスマッシュにする土壌を作るため、マッドローグが市街地で破壊活動を開始。戦兎らとともに撃退に向かう幻徳だったが、戦う理由を見いだせぬまま劣勢に立たされ、内海扮するマッドローグから嘲笑を受けてしまう。しかし、戦兎の「自分たちを信じて託してくれた人たちのためにも、ここで終われない」という言葉を聞き、父・泰山の遺志に応えるべく再び立ち上がる。そしてマッドローグを撃破することに成功したのだが、そこに突如現れたのは戦兎=葛城巧の父・忍であり…。

  • 第43話
忍が変身するビルドに一海・龍我とともに応戦するも、圧倒的な力の前に敗北を喫する。エボルトと手を組んだ父を前に冷静さを失い、エボルトの力により暴走する龍我を止めるためとはいえ彼に重傷を負わせてしまった戦兎に対し、撤退後、「今のお前とは一緒に戦えない」と告げ、一海ともどもnascitaを出て行ってしまう。しかし二人は戦兎の心境を案じており、エボルトの野望を阻止し忍をもとに戻すため、北都のファウストの施設に侵入する。

  • 第44話
侵入した先であっさり捕まり、ネビュラガスを投与されてしまう…が、これは一海ともども自身のハザードレベルを上げるための策であり、投与が済むなり施設から逃走を開始。ガスを投与されたてで思うように力を使えず追い詰められるが、救出にやってきた戦兎と龍我のおかげで事なきを得、nascitaに帰還。
その後は一海からお手製パスタのレシピを教えてもらい、実際に作って振舞っていた…まではいいのだが、一口食べただけで美空と紗羽が悶絶し、一海も悲鳴を上げるほどという凄まじい味になってしまい(あろうことか龍我は普通に食っていた)、一海にnascitaから締め出されてしまう憂き目に遭ってしまった。ちなみにこの出来事がきっかけで、戦兎はエボルトを倒すヒントを忍が伝えていたことに気付くことになる。

翌朝、龍我・一海ともども紗羽が仕掛けた発信機をもとに、一人エボルトとの戦いに向かう戦兎を追いかけ、4人そろってエボルトと対峙。一海と二人がかりでエボル完全体の動きを止め、龍我がこれを弱体化させる隙を作ることに成功。弱体化したエボルに戦兎がとどめを刺し、ついにエボルトは爆散した。

龍我・一海とともに勝利をかみしめる中、突如4人の前に忍が現れ…

  • 第45話
忍からその行動の真実を伝えられた戦兎たちがパンドラボックスを運び出そうとする中、接近する内海の気配に真っ先に気づき、銃口を向ける。だがこの時の内海は自身の一部を分離させ生き延びていたエボルトに憑依された状態であり、忍を殺害したエボルトがほどなく憑依を解除し復活。一海も戦闘中に昏倒したため、不利と判断した幻徳は戦兎たちを連れ撤退する。
その後、戦兎や龍我とともに市街地に大量出現したクローンスマッシュの迎撃に向かうが、先の戦いで一海にも自身の一部を憑依させていたエボルトがこの間に美空が持っていたロストフルボトルを回収。ついに10本のボトルすべてを集め究極の姿を手にしたエボルトに吹き飛ばされてしまう。それでもどうにか戦兎と合流し、4人同時にライダーキックを浴びせて一部のボトルの浄化・回収に貢献した。

  • 第46話
龍我が白いパンドラパネルを取り出す様子を『うぇ~い』と書かれた謎の扇子を持ちつつ眺めていた。
その後、最終決戦を前にバーベキューをすることになり、乾杯の前置きやら『乾杯』と書かれた文字T(ご丁寧に全員分)やらの準備を張り切って進めていたようだが、ことごとく空回りしてしまい、いじけて一人流しそうめんをしていた(しかも取れてない)。また、持っているタオルが妙にかわいらしい柄で、一海が美空のものと勘違いし歓喜とともに顔をうずめてしまう有様(しかもご丁寧なことにいい匂いがする)。一海は泣いていい。
余談だが幻徳のタオルと本物の美空のタオルは実際に柄がそっくりであり、間違い探しレベルの差しかない。

翌日、戦兎らとともにエボルトの待つパンドラタワーに出向き、3人とともにタワーに突入するが…。

  • 第47話
タワー内でエボルトの分身が擬態したエンジンブロス・リモコンブロスと遭遇、戦兎と龍我を先に行かせ一人戦う。

「大義のための…犠牲となれ…!」

かつての自分とは確かに違う、確固たる自らの信念とともに戦いを挑む幻徳。しかし2対1と数で上回る相手を前に劣勢に立たされる。ここで内海までも目の前に現れ万事休す…かに思われたが、そこで突如ヘルブロスに攻撃を仕掛けた内海の真意を知ることとなり共同戦線を張ることになる。合体したヘルブロスには2人がかりでもさすがに苦戦したが、内海の連絡を受け後からやってきた紗羽の協力もあって撃破に成功した。

しかしそこにエボルトが現れ、その戦闘力の前に重傷を負ってしまう。さらに、秘策を用いて一人戦い続けた内海も紙一重で敗れてしまったばかりか、その内海が自分のせいでサイボーグと化していた事実を突きつけられ、愕然とする。心身とも痛めつけられた幻徳に、エボルトは容赦なくスチームブレードを振り下ろすが、ここで内海は身を挺して彼と紗羽を庇い、またしても『自分のせいで目の前の誰かが犠牲となる』光景を目の当たりにすることに。その事実を前に悲痛な叫びをあげながらどうにかその場を撤退し、パンドラタワーの頂上に到達する。

だが、そこで待っていたのは、あだ名で呼び合うほどの仲だった一海の死というあまりにも残酷な現実だった。































悪党の仮面とともに戦い続けた男が掴んだもの(第48話のネタバレ注意)

頂上にたどり着いた戦兎らの前に姿を現したエボルト。戦兎・龍我とともに幻徳もケガを押して戦いに挑むが、ただでさえ桁違いの戦闘力のブラックホールフォームに手負いの状態で挑んだ幻徳は一方的に痛めつけられ、そのダメージで肉体の消滅が始まってしまう。幻徳を退けたエボルトはそのままロストフルボトルを回収、怪人体となり、あげく月を吸収してさらなる強化を遂げ、ビルドとクローズの変身を一撃で解除させてしまう。そのままブラックホールの力で地球を飲み込まんとするエボルト。
戦兎たちにもはやなす術はないかに思われた。

しかし。

「最後に…力を貸してくれ…!」

誰よりも深手を負っているはずの幻徳が、一海の言葉を胸に立ち上がる。
「なあ、もしこの国が生まれ変わったらよ…また政治家になれよ」
「…もう十分償ったんじゃねぇのか?少なくとも…俺はもう赦してる」
「今のお前なら…親父さんの後を立派に継げるはずだ」

唯一変身を解除されていなかった幻徳は、エボルトリガーを攻撃しエボルトの動きを止めるため、独り無謀とも取れる戦いに打って出た。
エボルトの苛烈な攻撃を受け続け、ローグのマスクが割れる。世界の、そして自分自身の消滅が刻一刻と迫る中なおも気力を振り絞り戦い続ける幻徳。その心には、最後の希望である仮面ライダーを信じ続ける人々の願いが、しっかりと届いていた。

「聞こえるぞ…みんなの声が…祈りが…!」
「親父…やっとわかったよ…国を創れるのは力を持つ者じゃない…力を託せる者だって…!!」

「これで最後だ…大義のための…犠牲となれ…!!」

人々の願いを背に、渾身のライダーキックを放つ幻徳。エボルトリガーを機能不全にするために喰らいつくが、エボルトの力はそれすらも跳ね除け、幻徳を変身解除まで追い込む。ハザードレベルの強化処置の影響で命が喰われる

「後は頼んだぞ…桐生…戦兎…!!」

地球の、祖国の未来を仲間に託し、幻徳の命と身体は砕け散る。彼の戦いぶりをエボルトが無駄死にと嘲笑った矢先、突如エボルトの動きが止まる。
そう、幻徳が最後に放った決死の一撃により、エボルトリガーは破損していたのである。これによりエボルトは行動不能に陥り、戦兎たちは反撃の機会、さらには白いパンドラパネルを用い新世界を生み出す時間も得ることができた。
自らの暗い過去と向き合いつつ、仲間のため、人々のため、必死に戦い続けた男の命がけの行動は、間違いなく明日の地球を拾い上げ、祖国の未来を切り拓いたのである。

「親父…少しは近づけたかな…」





















新しい世界で……(最終回ネタバレ注意)

エボルトもスカイウォールの惨劇ももともと無かったこの世界で、新たに日本国首相に就任した父・泰山を秘書として補佐していた。
第1話のように滝川紗羽から取材を申し込まれ、夕方までに執務室で応対することを約束するなど、至って誠実な対応を見せている。決してホテルには誘っていない
私服姿は見せていないので、この世界ではどうなのかは不明である。ただし、一海がこちらの世界でも美空に一目惚れしたように、その人の本質的なところは元の世界と何ら変わっていないとすれば……。



スピンオフ

幻徳が語った地獄の日々は「仮面ライダービルド Blu-ray COLLECTION」に収録されるスピンオフ「ROGUE」によって詳しく語られる予定。
ちなみに、幻徳が東都を追放されてから戦兎たちの前に姿を再び現すまで、劇中では2週間ほどしか経っていない。それでこの変わりようなのだから、地獄を本当に味わってきたのであろう。


余談

ビルドについて取材しようとした紗羽に対し、「では隣のホテルでそのヒーローについて朝まで語り明かそうか」なる台詞を吐いて第1話から視聴者を騒然とさせた。小さいお友達はその意味が分かったのだろうか……?
そのため、一部のネットユーザーからは「ホテルおじさん」(本人公認済。平ジェネFINAL初日舞台挨拶で"ホテルおじさん役"と自ら発言した)「ナンパおじさん」「銭湯おじさん」(9話の風呂シーンから)と呼ばれている(テレビ朝日の仮面ライダービルド公式ブログでは更に「蒸血おじさん」と呼ばれていることを水上氏自身が取り上げている)。さらに平ジェネFINALの打ち上げパーティーで「一話の紗羽さんとのホテルのくだりは、是非続きをやりたかったのですが…」なる趣旨の発言をして会場の爆笑を誘ったという。
他にも、「げんとくん」(実際16話でスタークに呼ばれた)やスタークの「マスターク」に倣って「ヒムローグ」とも呼ばれている。

演者の水上氏は雑誌インタビューにて変身動画で見せたようなコミカルなキャラクターを演じてみたかったと語る一方で、「コメディリリーフが多い『ビルド』の作品世界を締めるには、幻徳のようなシリアス担当が絶対に必要なんです。」とも語っており、幻徳の事を「真面目な悪役」と意識して演じている様子。実際幻徳もその通りの行動を貫いているはずなのだが、ネット上では悪役のはずなのにどこか人の良さや抜けた一面を感じさせるシーンからネタキャラとして愛されつつある。第15話でのシチュエーションや態度がどこぞの神に似ていたことから顔芸キャラ、スタークの件も併せて不憫系キャラとして愛されている面も。

第23話で強キャラの仮面ライダーローグになって再登場したのだが、一部の視聴者から前回に初登場したローグの後頭部に「割れ物注意」と書かれていた事から「割れ物おじさん」、第24話で土下座して仮面ライダーになる事をお願いした事から「土下座おじさん」、 第26話で戦兎を正体である葛城巧との過去を吐露しながら戦う姿を見て「葛城大好きおじさん」、ラビットラビットフォームの必殺技が直撃し吹っ飛ばされた時の姿勢が片仮名の『ヒ』に見えた事から「ヒ室幻徳」、35話での変身時手元を確認しながらボトルを挿す仕草が可愛いと相変わらずネタにされている。
更にスピンオフでは彼の意外な趣味意外な好物が明らかになり、そのギャップも一部でネタにされている。
あまつさえ、本編第40話で見せたファッションセンスはあまりに破壊的であり、このインパクトを受けて「ファッションクソダサおじさん」と呼ばれた上に「威風堂々」「親しみやすさ」Tシャツが「バンコレ!」から商品化までされてしまった
本当に徹底的なまでにダサいファッションなのだが、演じる水上氏は真逆のファッションモデルを務めブランドを立ち上げるようなファッションの世界に通じる人物であり、「生半可に普通の衣装を着せても着こなしてしまうからあそこまでダサくしたのでは?」と推測する視聴者もいる。

前述の通り物語上では真面目なシリアスキャラなのだが、ホテルの件やYouTubeで流された変身講座のインパクトが強かったせいで未だにネタ扱いされてる珍しい例である
東映公式でもスピンオフ「ROGUE」のトークイベントを行う際、「9時まで渋谷TOEIで語り明かそうか」と明らかにホテルネタを連想させるサブタイトルをつけるなど、もはや水上氏だけでなく東映公認のネタになっている。

なお、一連の事情が明らかになってから、「例のホテル発言もパンドラボックスの影響だったのではないか?」という解釈もネット上ではしばしば見られる。

その一方で彼の異常なまでの野心やライダーとして成長していく過程に魅かれて、ネタキャラ扱いされるのを嫌う視聴者もいるので、SNS等で書き込んだり発言する際は注意しよう。
またこれは過去にネタ扱いされたライダーのキャラクター全てにいえる事であるが、ネタにしている視聴者全てが幻徳を完全に馬鹿にしている訳ではなく、彼の成長も理解している人も多いので、ネタキャラにしたからという理由だけで相手を過剰に批判するのも控えよう。

関連タグ

仮面ライダービルド
東都 ファウスト ナイトローグ 仮面ライダーローグ ダークヒーロー ホテル ワニ 闇堕ち
キャラ崩壊 変なTシャツヤロー

呉島貴虎:こちらも組織のトップにいた人物。幻徳同様、仮面ライダーに変身する人間をモルモット扱いしていたり、『特に信用しちゃいけない人』の話をやたらと信じてしまい自分だけ蚊帳の外にされる人物である。
ウヴァ:真面目に目的を果たそうとして散々な目に合っている、特にずる賢い相棒には出し抜かれてばかりいる、仲間に酷い仕打ちをして報復される、そして視聴者にネタキャラ扱いされている等類似点がある。
ジャベル:幻徳と同じく髭を生やした敵キャラクターで、グンダリ無駄遣いおじさん等視聴者から○○おじさん扱いされている点も似ている。
藤宮博也:「彼なりの正義を貫いたつもりが黒幕の計画のうちだった」「自分の過ちに気づき廃人同然となる」「改心前と改心後で変身する姿が違う」「変身後の名が『悪』に由来」など共通点多数。奇しくも登場する物語の主人公は「天才物理学者」である。

pixivに投稿された作品 pixivで「氷室幻徳」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 771643

コメント