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曖昧さ回避

  1. 太陽系第4惑星。本項で詳述。
  2. 三菱第二次世界大戦期に製造していた航空機ガソリンエンジン
  3. 北朝鮮が開発しているミサイル。

概要

基礎データ

太陽からの距離2億2790万km
直径6794km
表面積1億4400万km²
質量6垓4191京t
重力0.38(地球を1とする)
公転周期687日
自転周期1.03日
表面温度最低−140℃、平均−43℃、最高20℃
分類岩石惑星(地球型)
衛星の数2

太陽系惑星の1つである赤い(赤いのは地表に錆びた鉄が含まれるため)。地球のすぐ外側を公転している。惑星では金星に次いで明るく(ただし、公転しているので地球からの距離により大きく明るさが変化する)、肉眼でも容易に視認でき、オレンジから赤っぽい色をしているのを確認できる。望遠鏡を使うと、表面の模様や極の氷冠なども確認できる(ただし、小口径の望遠鏡だと、2年ごとに地球に接近する時でないと難しい)。


直径は地球の半分、表面積は地球の4分の1(地球の陸地の総面積とだいたい同じ)、質量は地球の10分の1くらい。地表は気温が低く(大半が氷点下)、重力が弱い上に地磁気もないため、大気も非常に薄い(気圧は地球の1%もない)。液体の水もほぼ存在しない。


地表は概ね北半球が低い平原になっていて、南半球には高原が多い。太陽系で最大級のであるオリンポス山は北半球にある。

表面にのような構造が確認され、イタリア語から英語に訳する際に表記が似た「運河」に誤訳されたこともあり、かつては火星人が居るのではないかとも言われ、SFの題材になることも多い。


衛星フォボスダイモスがある。どちらも表面がごつごつしていびつな形であり、ジャガイモに似ている。


西洋占星術において

守護星座は牡羊座蠍座は副守護星)。年齢域は35~45歳相当で、奇しくも壮年の世代にあたる。目標のための行動力の他、闘争心や個性の表現を司るが、怒り・攻撃性・衝動性・欲求不満などのマイナス面も大きく出やすい。

アレスとの関連が強く、争いをもたらす星とされて忌まれる時代もあった。


創作での扱い

先述の通り小説『宇宙戦争』以来、火星には運河がありタコみたいな宇宙人がいるという設定の作品が雨後の筍のごとく現れたが、さすがに第二次世界大戦後はここまでありきたりな設定の作品はめっきり減った。

所謂火星人らしい火星人が最後に登場したのは『マーズ・アタック!』に出てくる脳味噌丸出し軍団くらいではなかろうか?


月に比べ比較的テラフォーミングが簡単ということもあり、「人類の手により草木が生い茂り、水と緑あふれる第2の地球」みたいになっている作品も多々ある。


以下、(タコが攻めてこないタイプの)火星が登場する作品の例

  • 鉄腕アトム:プロトタイプ『アトム大使』で宇宙移民と地球人の半数づつが金星と火星に移住。後に『火星隊長』で開拓が行われるも、X字型の宇宙生物の軍勢が押し寄せる(火星人ではない)。そして最終回『火星から帰ってきた男』で、遂に火星原住民が登場。
  • キャプテンKen:アメリカ人が21世紀初頭に到達、テラフォーミングにより200年後には西部開拓時代のような生活を送る。火星原住民もいるが、人類側に弾圧されている。
  • 21エモン:舞台となる2018年(アニメでは2050年)時点でだいぶ緑化が進み、運河も完成。観光用にタコを改造した火星人もどきが家畜として飼われているが時々脱走する。
  • ドラえもん:35億年前に「種まく者」が生命の種をまくも失敗。死の星となる。またドラえもんは、進化退化放射線源で火星のコケを進化させて火星人を創造するが、火星人たちは地球人を凶暴な種族と認識し、ロケットで遠くの星に移住してしまう。
  • ウルトラQ:火星に住む謎の存在からの警告と推測される宇宙怪獣ナメゴンが、無人探査機に乗せられて襲来する。またバラのような宇宙植物が生えているらしい。
  • ウルトラマンバルタン星人は火星に移住しようとしたが、彼らの嫌うスペシウムが山ほど火星では産出されるため断念し地球を侵略しようとした。
  • ウルトラマンタロウ暴君怪獣タイラントウルトラマンエースと激突。
  • ウルトラマンGゴーデスが出現し、ウルトラマングレートに倒されるも細胞は地球に飛来。
  • ウルトラマンダイナ2007年にはすでに基地が作られており、10年後の第1話では主人公のアスカ・シンがダイナに変身するきっかけを作る。そして最終3部作でも火星が舞台となる。
  • 銀河鉄道999:最初の停車駅。惑星開拓に1世紀もかかったのだが、その頃には機械人間技術が進みすぎて全くテラフォーミングの意味を失ってしまった。
  • 宇宙戦艦ヤマト2199:西暦2114年に植民が始まり、以降その子孫は「マーズノイド」と呼ばれるようになる。地球人との違いとして白い髪に赤い瞳が挙げられる。山本玲とその兄はマーズノイドに当たる。2170年代より独立を巡って地球と二度に渡る内惑星戦争に発展し、最終的に敗戦しマーズノイドは地球に強制移住という形になっている。2199ではイスカンダルの使者との接触ポイントが置かれ、続編の2202でも臨時ドックが作られているなど地球圏の拠点として内惑星戦争後も使用されている。「ヤマトという時代」において内惑星戦争前後のことも語られ、火星側がとある船に似た残骸を回収したことが語られている。
  • 無敵鋼人ダイターン3:主人公破嵐万丈その父が住んでいたのだが、彼らの作り出したメガノイドにより征服される。
  • 無敵ロボトライダーG7:都市開発がすすめられ、主人公たちも何度も訪れている。
  • 宇宙大帝ゴッドシグマ:21世紀半ばに開発が進められたが23世紀からやってきたエルダー星人にフルボッコにされ滅亡。
  • 忍者戦士飛影:2200年には既に地球並みの気候が整っているが、ハザード・パシャにより掌握される。
  • 蒼き流星SPTレイズナー:1980年代には米ソが上陸し開拓を始めるも、グラドスにより滅ぼされる。
  • メガゾーン23:住人は過酷な環境で生きるため遺伝子改造で新人類デザルグとなり、火星解放政府を樹立して地球連邦から独立しようとしたため、火星は破壊されてしまう。
  • 超時空要塞マクロス:2009年にはすでに基地が完成している。『マクロス7』に登場するガムリン木崎はここ出身。
  • 機動戦士ガンダムF90:なぜか宇宙世紀では殆ど歴史が語られない火星であるが、本作ではジオン残党(まだおったんかい!)により勝手にアジトにされる。また、それ以前にもジオン残党同士で内紛が起こっている。
  • 機動武闘伝Gガンダム:既にリゾート地になっているので、本作を『W』『AGE』『鉄血』の未来ではないかとする説もあるっちゃある。
  • 新機動戦記ガンダムW:OVA『EndlessWaltz』でテラフォーミング計画が始動。
  • ∀ガンダムイーゲルは過去に火星での地上戦で用いられたという設定のMSである。小説版では黒歴史の記録として凄惨な戦争の様子が描写される。
  • 機動戦士ガンダムAGE:テラフォーミング中に風土病「マーズ・レイ」が併発し、地球人に見捨てられた開拓民たちが後にヴェイガンを名乗る。
  • 機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ:ガンダムシリーズで初めて火星テラフォーミング史が語られた。しかし貧困や地球側の圧政に耐えかね鉄華団が蜂起する。
  • 銃夢:多くの犠牲の上に達成されたテラフォーミング後に、ドイツ語文化圏の地球人が入植しており軍閥が割拠している。
  • YAIBA:詳細不明であるが、最終回で鉄刃峰さやかが魔剣クサナギに乗り火星に出発した。
  • 機動戦艦ナデシコ:ナノマシン散布により地球並みの気候となるも、木連により無人兵器による攻撃を受け、地球軍の戦艦が落下して壊滅。しかも、劇場版では木連の残党が「火星の後継者」を勝手に名乗りまたも攻撃される。本作においては火星原住民(?)による超古代文明があった設定。
  • 魔法先生ネギま!:22世紀にはすでにテラフォーミングが完成している。3-Aの出席番号20番、超鈴音はここ出身の宇宙人で未来人で異世界人の超能力者
  • 電脳戦機バーチャロン:テラフォーミングは失敗しており、『マーズ』のOPナレーションにも「見捨てられた赤の惑星」と言われている。現在は「マーズクリスタル」を巡る限定戦争が、特捜部隊MARZの監視下で催されている。
  • ARIA:2150年ごろにテラフォーミングが完成し星全体が海に覆われ「惑星アクア」に改名。舞台となる2301年にはネオ・ヴェネツィアという水上都市が完成。
  • テラフォーマーズ:21世紀半ばにゴキブリが送り込まれテラフォーミングが開始されるも、26世紀にはゴキブリが謎の文明により改造され、凶暴な生命体テラフォーマーとなり、地球からやってきたクルーたちを殺して回る。
  • 仮面ライダービルドパンドラボックスが発見された。実は既に凶悪な侵略者により滅ぼされている。
  • トータル・リコール:植民地が築かれて多くの労働者が搾取されているが、地表はまだ酸素が薄く建造物の外では生きられない。
  • キャプテン・スカーレット:ミステロンと名乗る謎の異星人の基地があり、ミステロンが地球からやってきた人類の火星探索隊の探索車を詳しく観察しようと検知器を向けたところ、ブラック大尉率いる火星探索隊はこれを迎撃用兵器と誤認、攻撃して基地を壊滅させてしまった。この事件により人類がミステロンの復讐対象となってしまう。
  • サンダーバード(1966年劇場版):火星探索に向かったZERO-X号の探索車が彼方此方にあるとぐろ状の不思議岩石を見つけ、サンプルとして持ち帰るべく探索車の機関砲破壊したところ、実は岩石ではなく単眼状の生物であり、この生物の群れの怒りを買ってしまい蛇状の生物が吐く火球集中砲火を浴びる羽目に。

…なんか滅亡とか侵略とかばっかりなのは気のせいである。



火星がモチーフのキャラクター


関連イラスト

火星の夕陽First-Mars


関連タグ

惑星 火星人 フォボス ダイモス

マーズ アレス アンタレス ロバート・A・ハインライン

占星術で火星を表す。

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