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概要

かつて冥黒王ギギストが創造したガイアードドラゴナロスを起源とし、万物を模して『ガッチャード』世界の錬金術で造られた、101体の人工生命体

生きた錬金術とも呼べる存在であり、個体ごとの多種多様な能力を持つ他、自らの大きさや重さの操作などが出来る模様。

ウロボロス界にて「ライドケミーカード」の状態で九堂風雅に管理されていたが、ガッチャードライバーを奪わんとする冥黒の三姉妹の襲撃の際にこの世に解き放たれてしまった。

外見は千差万別だが、両眼やライト、センサーにあたる部分は複眼になっており、身体の何処かに矢印の意匠があるのが共通した特徴。

錬金術により生み出されたためか、メカニッカニ(カニ+メカ)、ギガロドン(メガロドン+戦艦)などいくつかのケミーは複数の要素を持つ。

また、どこぞのモンスターよろしく、自分の名称を元にした鳴き声で感情を表現する(ホッパー1は「ホッパー!」、スチームライナーは「スチーム!」等)。

なお、クロスウィザードズキュンパイアニジゴンは登場人物たちと流暢に会話しているが、彼ら以外は鳴き声以外の台詞を発している描写は今のところ見られない。

極々稀だが自らを再錬成し、新たなケミーへと進化することも可能(マッドウィールマッハウィール、スチームライナー→テンライナーなど。しかし後者は持ち主の錬金術によるもの)。またホッパー1→クロスホッパーのように後述のレベルナンバー10のケミーの力を借りる形でも再練成による進化もでき、ギガントライナーのよう複数体のケミーの力を受け継いだ姿へ再錬成も可能。一度進化すれば、ケミー本人の意志で進化前後の姿を切り替えることができる。

人間の強い感情に惹かれやすい特性を持っており、善意と響き合えば心強い仲間となるが、悪意と結合することで人間を媒介に怪人マルガムを生み出し災いを振り撒いてしまう、人の心次第で善にも悪にもなる表裏一体の存在である。

公式によるとマルガムは暴走して意識を失ったケミーが悪人に憑依してしまった状態であるらしく、身体の構造としては質量を持ったエネルギーであることが窺える。

しかし現状一部個体しか見受けられないものの、悪意無しならば人間に憑依その力を付与することもできるケミーもいる。

性格もケミーによって異なるが、純粋な存在であるが故に基本的に好奇心旺盛で加減を知らないため、第1話で解放されてしまった多くのケミーが縦横無尽に暴れ回り、無意識の内に人間社会を混乱させてしまっていた。

流暢なコミュニケーションができるケミーや再練成の姿があるケミーは物語の中でも特に影響が大きいケミーたちでもあり、登場人物やケミー自身の成長を描く物語にとって重要な役割を果たしている。

ちなみに、アントルーパーヴェノムダケ等複数個体によって構成されているケミーもいるが、自我は一つに統合されており、あくまで一体のケミーとして扱われる。

一覧

ケミーは種類やモチーフによって以下の11属性に分ける事ができる。

インセクトジョブビークル
アニマルアーティファクトプラント
オカルトエンシェントコズミック
ファンタスティックニジゴン/レインボー

一覧についてはライドケミーカードや各項目、下記の関連動画を参照。

ケミーの掟

錬金術師達の間では、ケミーの掟なるものがある模様。

劇中で判明したものは以下の通り

  • ケミーは悪意に触れさせてはならない(第1話)(※1)
  • ケミーを目撃した者の記憶・記録はすべて消し去るべし(第1話)(※2)
  • レベルナンバー10を支配してはならない(第11話)(※3)
  • 新たなケミーを一から錬成してはならない(第42話)(※4)

※1:前述の通り、マルガム化して多大な被害を出す危険性がある為。

※2:ただし、ある程度の調節はできるらしく、第15話ではミナトの独断でエックスレックスの写真(ピントが合わずブレているが)のみ残される形となった。また、錬金術師以外でも仮面ライダーは適用外らしく、ギーツライダー達やカグヤとバトラーは特に記憶消去されてる描写はない(ただ前者は他三名はともかく一名が錬金連合の調査官が昔からの関係者、後者は異世界人だから特に支障がないと判断されて適用されてない可能性がある)。因みに記憶はなくなっても痕跡は一部残るらしく富良州高校ではケミーに関する出来事が七不思議となっている

※3:いずれも強大な力を持っており、絆を結んだり認めてもらう以外の方法で強引に支配しようとしても支配する方によほどの力がないと簡単に逃げられたり反抗される為。文脈的には「してはならない」というよりは「しようとしてもできない」が正しい。

※4:たとえ人工と言えど強い感情に引き合う性質を持つのは変わらないため、もし研究中に何らかの原因でマルガム化してしまえば更なる被害を及ぼす可能性もあるからである。

亜種

レプリケミー

冥黒の三姉妹が作り出したレプリケミーカードに封じられた、ケミーの姿と性質をコピーして生み出された模造品。

全体的にカラーは暗めで、目元に怪しく光っている様なエフェクトが付いており、不気味な印象を持たせる。

基本的に模造したケミーとそっくりの姿だが、レプリスチームライナーなど、変身やフォームチェンジに使う個体は姿が異なる。

ケミーの兄弟やクローンとも呼ぶべき存在で意思もあるが、単なる道具として複製されたためか自我が薄いだけでなく、使用者である仮面ライダードレッドにエネルギーを吸い付くして利用されるだけの生け贄にされており、使われるたびに絶命・消滅している。

デイブレイクケミー

仮面ライダーガッチャードデイブレイクが使用するデイブレイクケミーカードに封じられたケミー。

基本的には通常のケミーと同じ姿だが、全体的に赤やオレンジ色に染まっており燃えているような見た目になっている。

ガッチャードデイブレイクは既に101体目のケミーを除いた全てのデイブレイクケミーと絆を結んでおり、この点から上記のレプリケミーとは違い、明確に意思があるケミーだと思われる。

トワイライトケミー

仮面ライダーマジェードの覚醒と共に、封印しているライドケミーカードがトワイライトケミーカードへ変化したケミー。仮面ライダートワイライトマジェードが使用する。

メタルケミー

仮面ライダーヴァルバラドの覚醒と共に、封印しているライドケミーカードがメタルケミーカードへ変化したケミー。仮面ライダーヴァルバラド黒鋼が使用する。

アルティマケミー

仮面ライダーガッチャードの覚醒と共に、封印しているライドケミーカードがアルティマケミーカードへ変化したケミー。仮面ライダーガッチャード・アルティマスチームホッパーが使用する。

レジェンドライダーケミー

仮面ライダーレジェンドが使用するレジェンドライダーケミーカードに封じられたケミー。

歴代仮面ライダーの力を映し撮ってケミーへ抽出したもので、ライダーのモチーフが反映された姿をしている。

『ガッチャード』世界のケミーとは異なる存在だが、ガッチャードにも使用可能。

ダークエーテルケミー

グリオンが使用する専用のライドケミーカードに封じられたケミー。

なお、『ザ・フューチャー・デイブレイク』のダークエーテルがこれに該当するかは不明である。

新種のケミー

金剛ラボラトリーが錬金連合の目から隠れて研究・錬成を行っている人工のケミー。

上記の通り、一部のケミーは複数の要素を合わせた容姿をしているが、それ以上に異なる要素がガッチャンコしたような、どの属性にも当てはまらない姿を持つ。

裏でグリオンと繋がっていた錬金連合の不信感から、10年もの間、研究が続けられてきたが成果を上げられず、不完全ながらも錬成できたのはカメドーンのみと実用化には程遠い。

最終話にて、アルティマスチームホッパーの力を手にした宝太郎が仮面ライダーエルドの錬成した黄金やドレットルーパー軍式の大群勢などを素材として錬成した新たな惑星。

ここにエルドを転送し倒した後は、地球上で活動しづらくなったケミーたちを全てここに移住させている。

空気中の酸素濃度に関しては人間の暮らす地球と大差はないが、地質に関しては未知数であるため、改めて人間とケミーが共存できる世界になり得るのかどうか、錬金アカデミーによる実地調査が進められている。

無論当然だが、出来たばかりなので手付かずの自然が辺り一面に広がっている

公式によると「質量保存の法則」によって「存在はしているが質量が無い惑星」という設定が与えられており、太陽系の公転バランスなどに影響は一切ないとの事。

その一方で人間の暮らす地球ではケミー達が新たな地球に移住した事と、一連のケミーの騒動から数ヶ月経ったことで、ケミーや錬金術師に纏わる噂が徐々に風化していき、都市伝説の存在として扱われている。

最終回の後日談を書いたファイナルステージにて復活したマルガムが現れた際には、宝太郎は移動用のスチームライナー以外のケミーを持ってきておらずスパナやりんねも同様に持ってきていなかった。(そもそも脅威が去ったとなれば当然ではある。)その後、ミナトや鏡花の手で「忘れ物」として持って来てくれたことから、普段はここに住んでおり有事の際にはカードに入ってるようである。

サブタイトル

サブタイトルにはその話に登場する個体か、メインを飾るケミーの名前が入る法則性がある。

初期はストレートに名前が入っていたが、ストーリーが進むにつれて凝った形で挿入される事が多くなっている。

第33〜35話は、レジェンドライダーケミーカードとして、レジェンドライダーのケミーの名前が含まれている。

最終話はケミーそのものがタイトルに入っているので、(強引な見方だが)実質的に101体全てのケミーがサブタイトル名に含まれたということになる。

話数サブタイトルケミー
第1話ガッチャ!ホッパー1ホッパー1
第2話追跡、錬金、スケボーズスケボーズ
第3話ブシドー、見つけたり。アッパレブシドー
第4話アントルーパー・ラビリンスアントルーパー
第5話燃えよ!斗え!レスラーGレスラーG
第6話超A級☆ネジれスターホークスター
第7話さよならサボニードルサボニードル
第8話グレイトなきずなグレイトンボ
第9話ダッシュで京都!修学旅行!ゴルドダッシュ
第10話炎の京都!〜悲恋・ケミー雷電事件〜ライデンジ
第11話キャッチ!スパイだ!?ライダー失格!?キャッチュラ
第12話暴走ライナー!暗黒ライダー!スチームライナー
第13話とりもどせ!ユージョー×フォーエバー!ユーフォーエックス
第14話パクっとレックス!キケンなエックスエックスレックス
第15話掴めハッピー!輝けガッチャリバー!ハピクローバー
第16話クライシスXmas!オロチ事変ジャマタノオロチ
第17話ムーンブレイク・メッセンジャーネミネムーン
第18話駆け抜けろ!進化のファイヤーロードタイムロード
第19話りんねの夜明け!変身・マジェード!ヨアケルベロス
第20話微笑む天使(エンジェル)、笑えぬ真実エンジェリード
第21話マッドウォリアー!黒炎のヴァルバラド!マッドウィール
第22話愛は刃(サーベル)!ケミー・ストーリーは突然にサーベライガー
第23話いつも心にズッキュンズキュンパイア
第24話直下!禁断の鋼鉄ライダー!テンライナー
第25話若きセンセイの過ちゴリラセンセイ
第26話悪意をハバム、漆の風(ウインド)ギガバハム/クロアナ
第27話ガッチャ!クロスホッパークロスホッパー
第28話ベロベロ怪奇!蓮華の里帰りベロソル
第29話この村は泣いているナインテイル
第30話ライバル上!?ガッチャとジュリエットザ・サン
第31話闇のふたり、互いを信じて。マックラーケン
第32話現る大王!人形たちのジレンマダイオーニ
第33話伝説(レジェンド)ライダー?100年早いな!レジェンドケミー
第34話オンリーワン!全ての道はゴージャスに通(ツー)アークワンケミー/ゼロツーケミー
第35話ゴージャスタイム!レジェンダリーは終わらないレジェンダリーレジェンドケミー/ナンモナイト
第36話ケミーの起源(キゲン)!我は理解するゴキゲンメテオン
第37話ホッパー1とたからものホッパー1
第38話の彼方にニジゴン
第39話ガッチャ完(カン)了!クライマックス101!オジーラカンス/パクラプター
第40話邪悪降臨!三倍(バイ)偉大な冥黒王スタッグバイン
第41話神の模造品(トレース)、虹の祝福(グレイス)!テンフォートレス
第42話レッツ捜索!102体目と兄の想いパイレッツ
第43話愛・哀・AI?憎しみを消(ケ)すケスゾー
第44話ディープな記憶が開くときディープマリナー
第45話運命の出会い、愛憎分岐点(ジャンクション)!ジャングルジャン
第46話黒き占星、黒鋼の宣誓ゴリラセンセイ
第47話大激突!宝太郎VSスパナダイオーニ/ゲキオコプター
第48話黄昏(トワイライト)にさよならをトワイライトユニコン/トワイライトザ・サン
第49話メタルウォリアー!白銀のヴァルバラドメタルマッハウィール/メタルダイオーニ
最終話キミと僕のCHEMY×STORYケミー

余談

  • 名前の由来は英語で錬金術を意味する「alchemy」。
  • 作品の展開上「ケミーを悪者にしない(対象年齢である子供たちに好かれるために)」という暗黙の了解があり、(消耗品の道具として酷い扱いがされるレプリケミーのみが例外だがどちらかというと被害者側)その結果怪人に変身する人間達の殆どが救いようのない自己中心的な連中だらけ(怪人に変身してない者にも似たような者も存在する)となっており、その治安の悪さは風都にも匹敵しかねないほど。 参考:世紀末ゲーム
  • 様々なモチーフをキャラクター化するに辺り、鳴き声で感情を表現できる声優がキャスティングされている。
    • 声優だけでなく、今作の登場人物を演じる俳優陣や制作陣が兼任している場合もある。
  • 監督曰く、「ケミーはポケモンという認識で間違いない」とのこと。
  • ケミー達のCGは東京コミュニケーションアート専門学校の学生に協力してもらい、産学連携プロジェクトの一環として制作してもらったとのこと。

外部リンク

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