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仮面ライダーエルド

かめんらいだーえるど

特撮番組『仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダー。本作のラスボス。
目次 [非表示]

「待っていたぞ」

エルドラゴン「エルドラゴン…!」


『エルドラドライバー!』


「これが私の理想を形にする……力だ」


『EL DRAGON!』


「変身……!」


エルドラゴン「ゴールデンブレス…!」


『イース・トン・エオーナ!エル・ドラード……!』


CV:鎌苅健太

スーツアクター:齊藤謙也


変身者

グリオン


概要編集

仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダー。初登場は第49話の終盤、グリオンが変身する。


3人の冥黒王を取り込んで手に入れた賢者の石の99%に加え、ニジゴンが保有している1%の不足分は自らの魂と錬金術によって生み出したダークエーテルケミー「エルドラゴン」を使用することで補っている。

黄金郷(エルドラド)を目指すべくあらゆる力を結集して到達した、グリオンの完全体と言っても良い存在である。


変身編集

ダークエーテルケミー・エルドラゴンを封じたダークエーテルケミーカードエルドラドライバーに装填、ベルト中央の部分を展開して変身する(ドレッドライバーと同じ手順)。


変身シーケンス編集

巨大なエルドラゴンの幻影から吐き出される金色の「ゴールデンブレス」がグリオンの全身を覆ってアンダースーツを形成、分離・変形したエルドラゴンが各種アーマーとして装着されることで変身が完了する。仮面ライダーレインボーガッチャードの変身とほぼ同じであり、主な差異はブレスが虹色から黄金へ変わっている点。


外見編集

異なる歴史を進んだ未来のグリオンが変身する仮面ライダードラドと酷似しており、曲線を描く双角や三つ眼型複眼などを有している。

一方で、鮮血のように赤い複眼を光らせた黄金のアーマーを装備しており、永遠の輝きに執心するグリオン本人の欲望が全面的に押し出された外見となっている。


皮膜状の翼を象ったマントを背中に生やし、マスク部分は骸骨が牙を剥き出しにしたような造形となっているなど、その姿は暁の錬金術師のおとぎ話に登場する『三つ目の悪魔』が金色の鎧を纏ったような容姿となっており、戦士として洗練されたガッチャードたちとは異なる禍々しい怪人のような風貌は、さながら『黄金の悪魔』である。


胸部には本来のアーマーの上に分厚い追加装甲が存在し、戦隊ロボのような重厚感も併せ持っている。


スペック編集

身長213.5cm
体重187.3kg
パンチ力99.9t
キック力99.9t
ジャンプ力99.9m(ひと跳び)
走力0.9秒(100m)

レインボーガッチャードと比較するとキック力とジャンプ力は劣っているが、パンチ力や走力は勝っている(平成作品ではクリエイターゲーマーと同等)。賢者の石1つ分相当の力によってレインボーガッチャードやガッチャーブラザーズをものともしない実力を発揮している。各部の武装も驚異的な能力を持つものばかりである。


まず胸部に埋め込まれた「エルドコア」は賢者の石そのものを変身者の心臓として機能させることで理論上の不死を実現している。胸部から全身に血管のごとく張り巡らされているライン「エリクシスブラッド」は心臓となるこのコアから絶え間なく生み出される霊液エリクサーを血液として全身に巡らせる血管(動脈)の役割を果たしており、賢者の石が生み出す無限のエネルギーを全身に供給している


この賢者の石は全身にも断片として装備されており、これらもまた「無から有を生み出す」「あらゆる物質を破壊する」「あらゆる物質を金に再錬成する」といった超常的な力をもたらす。


アーマーやスーツ全体が純粋な黄金と融合したことで「コンキスタケミドール」という体に変化しており、腐食や劣化などのあらゆる状態変化を完全に排除し永遠性を獲得するに至っている。


頭部の黄金に輝く3本の角「ゴールデントライデント」はそれぞれが「空間支配力を高める」「占星錬金術を用いた未来予測」「全ての錬金術を使いこなすための知識と技量を授ける」といった、3体の冥黒王達を彷彿とさせる力を発揮する。


ただし、オリジナルのガエリヤと同様にこの未来予測はあくまでも完全な物ではないらしく、劇中では新しいドライバーを錬成した宝太郎の行動に驚く姿も見られている。


エルドラゴンに似た目の模様が繋がって左右非対称になっている特徴的な造形の赤い複眼「モノクルコンパウンド」はホムンクルスの視力を高め、右目には稼働しているドレットルーパー全ての視界を同時に見ることができる。


背中に装備された翼である「ドラゴニアエール」は極超音速飛行を可能とし、わずかな羽ばたきにより発生した衝撃波だけでも大多数の物を破壊させてしまうとされる。この翼は移動時や必殺技の発動にも使用される。


ドライバーの機能により、各冥黒王の特性であった神働術、占星術、錬金術の力も自由自在に変身可能。劇中では比較的早期に撃破されてしまったために見せずに終わってしまったがドレッドと同様にレプリケミーから能力の抽出も可能であり、圧倒的に手数が多い。


加えてドライバーの帯は「ウロボロスレンジ」という錬金術効果範囲律帯であり、ドライバーを腰部に固定しその範囲を絶対的な領域として隔絶する機能を持つ。

これにより自身がガッチャードに対して行った『変身アイテムをなんらかの特殊能力で使用不可能な状態にする』『ドライバー等を物理的に破壊するといった力の源への攻撃』といった仮面ライダーに対しては致命的となる手段も通用しないと思われる。


最大の特徴として対象を黄金に染める黄金化光線を放つことができ、この光線に触れた対象は瞬時に黄金化し動きを封じられる実質的な即死技である。この力はエルドラゴンも使えるためエルドから分離して放つ場面もあった。


最終決戦では黄金化光線によって相手の手数を封じていき、行動を制限することによりガッチャードの各フォームに対し優位に立ち回っていた。


しかし、黄金化光線による黄金化は完璧なものではなく、実際は金メッキでコーティングしただけであり、ライダー名が「エルドラド」ではないのもグリオンでは黄金の理想郷を創造することはできない暗示ともとれる。



使用アイテム編集

仮面ライダーエルドへの変身時に使用する変身ベルト。『ザ・フューチャー・デイブレイク』の物は普段持ち歩いている金色のルービックキューブ型錬金具を錬成し直した物だが、TVシリーズのエルドラドライバーは3つに分かれた賢者の石を逆三角形に並べ再錬成することで誕生した(レバーの外観にそれが見受けられる)。

外見、構造はドレッドライバーと酷似している。


なお、宝太郎は劇場版にて既に一度エルドラドライバーを目撃していたためか、周囲の面々と比べると特に驚いていなかった様子(劇中ではドラドと姿の違うエルドの姿を見てから驚嘆する表情を見せている)。


グリオンが錬金術を使って生成したダークエーテルケミー・エルドラゴンを封じ込めたダークエーテルケミーカード。オリジナルのニジゴンとは異なり、2枚ワンセットではなく1枚のカードのみを使用する。


必殺技編集

  • テウルギア

ゴルダキュービックラティオを1回転させて発動する神働術。空間に赤黒い波動を発生させ、周囲の敵を吹き飛ばす。


  • アストロロギア

ゴルダキュービックラティオを2回転させて発動する占星術。単体では劇中未使用。なお、音声自体はウル・エルドラードクライシスの発動時に使われている。


  • アルケミア

ゴルダキュービックラティオを3回転させて発動する錬金術。地面から複数の岩石を錬成し、相手に叩きつける。


  • エル・アブソリュート

エルドラドライバーのレバーを閉じ、再び展開することで発動する必殺技。全身にエネルギーをチャージし、ライダーキックを放つ。アルティマスチームホッパーの「アルティマフィーバー」と激突するが、101体のケミーの力を集約したアルティマスチームホッパーには勝てず、競り負けてしまった。


  • ウル・エルドラードクライシス

エルドラドライバーのレバーを閉じ、ゴルダキュービックラティオを3回転させてから再び展開することで発動する超必殺技(この際、テウルギア、アストロロギア、アルケミアの音声も流れる)。なお、劇中ではベルトを操作する場面は描かれておらず、音声のみが流れた。空中に浮かんだ巨大な黄金のルービックキューブから大量のドレッドルーパー軍式を召喚し、人や街を黄金に変える。他の必殺技と比べても規模が桁違いの大技である。


  • ディミオルギア

レプリケミーカードをスキャンした状態でゴルダキュービックラティオを1回転させて発動する必殺技。劇中未使用。


  • カオスカタストロフィ

レプリケミーカードを4枚以上スキャンした状態でゴルダキュービックラティオを1回転させて発動する超必殺技。劇中未使用。



余談編集

  • 変身音の「イース・トン~」はギリシャ語で『永遠』を意味し、簡単に訳すると『永遠なる黄金郷』というニュアンスになる。



関連タグ編集

仮面ライダーガッチャード

エルドラドライバー ダークエーテルケミーカード エルドラゴン

グリオン 仮面ライダードラド

ダークライダー ラスボスライダー チートライダー

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令和ライダーラスボス

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