『HOPPER1!』『STEAMLINER!』
「これがエクスガッチャリバーの、ガッチャードの新しい力だ!」
『クロスオン!』
「行こう…ユーフォーエックス!」
『マーベラスオカルト!』
「変身!!」
『ガッチャーンコ!X!』
『UFO-X!スーーパーーー!』
「そうか、俺は"スーパーガッチャード"だ!!」
クロトー「どうしてユーフォーエックスが力を貸す…!?」
「支配したんじゃない、認めてくれたんだ…仲間だって!!」
概要
仮面ライダースーパーガッチャードが変身する形態。第13話にて初登場。
ホッパー1とスチームライナーの2体のケミーに加えて、レベルナンバー10のユーフォーエックスのパワーをクロスオンさせた超高等多重錬成形態。
外見にはユーフォーエックスの意匠が大きく反映されており、黄色いUFOを被り、胴体と両腕で合わせて3つのUFOが体に合体しているというこれまでのガッチャードと大きく異なる印象の形態となっている。頭部もすっぽりとUFOに覆われているので、元から被るマスクと合わせて二重構造の形となっている。アーマーは半透明であり、マフラーも同様になっている。各形態共通のゴーグルはリトルグレイのような見た目になっており、さながらガッチャードのマスクに寄生しているかのよう。必殺技の際は、まるで意思を持っているかのように瞳がまたたく。
変身バンク
ガッチャードライバーのレバーを引くと宇宙のような空間に移動し、スーパーガッチャード素体の腕に巨大なUFOから生成された二つの小型UFOが付き、最後に素体が巨大なUFOに吸い上げられると同時にアーマーが装着され、変身が完了する。素体がアーマーを装着するため動き回るクロスエックスレックスのバンクとは対照的。
素体がUFOに吸い上げられる際のポーズは捕まった宇宙人を連想させる。
スペック
身長 | 199.7cm |
---|---|
体重 | 104.0kg |
パンチ力 | 20.8t |
キック力 | 16.3t |
ジャンプ力 | 28.0m(ひと跳び) |
走力 | 5.5秒(100m) |
3体のケミーと多重錬成したことで、これまでのガッチャードやドレッドを凌駕する性能を手に入れた。パワーとジャンプ力はそれまでの最高値を大きく更新しており、強化形態に相応しい一段上性能を誇る(走力は既出形態最速のアッパレスケボーと同じ)。
リトルグレイの顔を模したマスク部分の「ライダグレイゴーグル」は変身者の意思によって空中や無重力空間での挙動及び前腕の「クロスレコーダー」を司り、複眼の「スーパーベクトアイ」は人間の視力を20倍に強化しあらゆる物理現象の流れを大小問わず様々な矢印で視認することができるマスクのシールドになっている「ユーフォメット」は高い機密性を誇り紫外線等の有害な宇宙線を完全に遮断し両サイドのパネルに浮けた太陽光などを酸素に変換して宇宙空間での活動が可能となる。
胸の「クロスアストラ」は透過性放物面鏡で通称「オーマイガッチャ粒子」と呼ばれる超運動エネルギーを持った特殊宇宙線の力で浮遊する。
両腕に搭載された「ホッパリングラッシャーエックス」は通常のスチームホッパーからレベルナンバー10の力が上乗せされ更に強化されている。
さらに両前腕の「クロスレコーダ」は分離・遠隔操作が可能となっており、片方がアブダラクタービームで捕捉した対象をもう片方の位置まで転送することも可能。
劇中ではこのユーフォーエックスの転送能力を利用してガッチャリバーから青いビームを放出し、ドレッドと錆丸を分離させた。
また、戦闘中に瞬間移動することも可能。
ファイヤーガッチャードやプラチナガッチャードといった強化形態が出た後も瞬間移動や分離といった能力の有用性から時折登場している。
最終話に再登場。仮面ライダーエルド相手に使用したが黄金化光線を食らったことで敗北した。ちなみにこのシーン、スーツ的には同じくレベルナンバー10同士の戦いだったりする。
必殺技
- ユーフォーエックスシャイニングフィーバー
両腕の「クロスレコーダ」を操作して対象を捕縛・自身の近くに転送、捕縛させたまま空中に浮遊させて自身も空中で円盤のように回転しながら連続ライダーキックを放つ。
- エクストラッシュ (ユーフォーエックス)
エクスガッチャリバーで青いエネルギーを纏った斬撃を放つ。
ガッチャーブラザーズ
スーツアクター:???
第45話に登場したクロスユーフォーエックスの特殊形態。仮面ライダーレインボーガッチャードの能力・レインボーブレスによって生み出されたガッチャーブラザーズ・スチームホッパーがエクスガッチャリバーとレインボーユーフォーエックスのカードを使って更に変身した姿。こちらは複眼部分と胸の炉部分が標準と違い虹色になっている他、ユーフォーエックス、ホッパー1、スチームライナーの意思が入っている点で異なっている。
公式サイトではスーパークロスユーフォーエックスという名称となっている。
余談
UFOモチーフの仮面ライダーはトラユーフォーフォーム以来。
その独特な頭部の見た目からあの形態を思い出した視聴者も多かった模様。形状が形状なので、視聴者からは「動きづらいからすぐに出番が無くなるのではないか」と予想されていたが、蓋を開けてみれば物語終盤まで活躍し続けるという初期強化フォームながら八面六臂の奮闘を見せた。レベルナンバー10が最後まで最強として説得力があったのは紛れもなくこの形態(というかユーフォーエックス)の活躍が大きいからである。
要因としては純粋な戦闘特化スタイルだったクロスエックスレックスとは異なり、特殊能力に重点を置いたことでこのフォーム唯一無二の個性として確立できたことが大きいと思われる。
スーツは夏映画にてユーフォーエックスと縁がある錆丸の憑依戦闘形態として流用された。