ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

「使ってやる。暗黒に…染まれ!」

「"弱肉強食"って言葉を知ってるか?強き者が弱き者を喰らう…弱者に生きる価値はない!!」


演:宮原華音


変身する仮面ライダー

仮面ライダードレッド(零式弐式参式)


概要編集

特撮番組『仮面ライダーガッチャード』の登場人物。

錬金術を悪用する錬金術師の集団《冥黒の三姉妹》の一人にして、その次女。ライオンのようなペイントが施されたフェイスベールを愛用しており、機動性を重視したような黒い衣装を纏った鋭い眼光が特徴。


宝太郎が初めて交戦した相手であり、劇中でも何度かドライバーを奪い取ろうと画策するなど宝太郎が持つガッチャードの力(=ガッチャードライバー)を奪う任に忠実なほか、第15話では自分の命を犠牲にした必殺の一撃を情けを掛けられた形で無駄にされたことで更なる憎悪を抱くなど、幾度の交戦を経て武人として宝太郎個人への敵視を強めていく。


その類稀な身体能力や宝太郎に敗北した後の第16話では「まだ修復に時間が掛かりますわ」とラケシスに忠告されていることから、普通の人間とは肉体の構造から別の存在と思われていたが、第32話にて自身はあくまで作られた人形のホムンクルス(人造人間)」であることを明かした。


長女のアトロポスに対しては名前で呼んでいる。クロトー自身も三女のラケシスから名前で呼ばれている。


人物像編集

クロトーさん

男性的な口調が特徴で普段は冷静だが、一度戦闘に入れば感情を露にするなど本性は好戦的。その本質は弱肉強食であり、力そのものを強く渇望している。

その一方で、私情に走ることなく目的を優先するなど任務には忠実。


他の姉妹との関係も悪くはなく、第8話ではマルガムの作戦を建てていたラケシスに「必要になったら助太刀する」とも話す、第16話ではグリオンに操作された彼女を心配し変身が解けたところを救出するなと、野蛮なだけの人物ではない姿も見せている。


中盤以降は一度グリオンへ反旗を翻そうと提案したラケシスに対しても、「もしそれを聞かれたら本当に消される」と口止めしていたりと冷静な描写も増えてきている。第30話に至っては、グリオンが不在となった後ですらラケシスに「アトロポスは自分が説得するから戻って来い(意訳)」と説くなど、作られた存在とはいえ姉妹への愛情は決して嘘ではないようだ。


なお、第32話でギギストに望む物を聞かれた際に彼女が思い浮かべたのは、力を手に入れ強くなった自分の姿…ではなく、自分達姉妹3人が全員で揃っている情景であった。


もっとも、グリオンへの心酔する場面や態度もアトロポスとは異なりグリオンへ心から忠誠を誓っている訳ではなく、グリオンのあまりの強さに逆らえば無事では済まない恐怖心から来た深層心理である。上述のクロトーの回想でもあくまで勢揃いしているのは三姉妹のみで、グリオンは一切脳裏に浮かんでいない。


本編中では触れられていないが、『未完計画』ではクロトーのモデルは「何者にも負けない力を追い求めていた格闘家」と明かされている。


能力編集

三姉妹の中では格闘能力に優れる武闘派であり、建造物を蹴り一つで破壊するだけでなく、ケミーの攻撃を足技のみで互角に渡り合うほどの実力を持ち、三姉妹では最前線でのオフェンス的役割を担う。


また、ケミーの意思を奪ってマルガム化するなど、錬金術師としての腕は他の二人にも劣っていない。なお、後にグリオンから力を授けられた後は属性を超えた金色の多重錬成マルガムにも変貌できるようになり、戦闘能力が大幅に上昇した。


仮面ライダードレッドへの変身後でもファイトスタイルは変わらず、力による真っ向からの格闘戦で敵を叩きのめす。しかし、流石に錬金術師としての力量そのものは主であるグリオンには劣るらしく、肉体に多大な負担の掛かる3重錬成タイプの仮面ライダードレッド参式は最初はヴァルバラドを圧倒していたが、使いこなすことができず、負担に苦しんでいる隙を突かれて当時格下であったスパナに敗退を喫している。


これらの強引な多重錬成は本来の強化型錬成に求められる補完などの掛け合わせの効果を全く無視した歪な物であり、クロトーの「より強い力で力を屈伏させる」思想を体現したかのような戦闘法となっている。


なお、第32話以降は冥黒王から更に力を与えられたことでより容姿が一変し、より凶悪さと強大な力を手に入れた「クロトーレビス」となった。


クロトーレビス編集

「ああ…身体が疼く……!!我慢の限界だ…私は、望みを叶える……黒装…!!ウオオオーッ!!戦わせろォォ!!!」


データ

身長:196.1cm

体重:65.4kg

特色/力:格闘/衝撃波


第32話にて、ギギストの力を分け与えられたクロトーの新たなる姿。複数の赤く黒い牙の意匠が施された黒い装甲を纏う。仮面ライダーどころか厳密にはマルガムですらないことからか、この姿へとなる際には「黒装」と独自の掛け声を用いる。

分類としては人間体の顔が露出している変則的な姿だが、一応怪人であると思われる。


クロトーが持つ類まれなる格闘センスを激烈に開花させた結果、近接戦闘能力がこれまでのクロトーとは比較にならない程強化されている。ケミーカードやドレッドライバーがなくとも変身可能なのも独自の強みと言える。


劇中では地面を力強く踏み付けるだけで衝撃波が発生させたり仮面ライダーマジェードを軽く返り討ちにするレベルの脚力向上に加え、防御力もかつてドレッド参式にもダメージを与えたヴァルバラッシャーの銃撃やムーンケルベロスの「ムーンケルベロスノヴァ」を軽く弾き飛ばす程パワーアップしている。


しかしホムンクルスとしての高い完成度が仇となっているのか、この力を手に入れてからはクロトー本人の精神状態も不安定な物と化しており、精神状態によって戦闘力に大きな影響を及ぼすことが示唆されている。


クロトーレビス(暴走強化態)

第40話では、ジェルマンの気紛れからさらに彼の力をも分け与えられ、まとめていた長髪を振り乱し、さらに赤いドレッドヘアーが追加された進化態(通称:「パーフェクトクロトー」)へと強化された。


ギギストだけではなくジェルマンのパワーも追加されたことで更に能力が強化されており、仮面ライダーウインド仮面ライダーヴァルバラドヴァルバラドの面々を次々返り討ちにする強烈な強さを手に入れた。しかし、その代償に精神はさらに不安定となり、通常時でも理性が薄れた状態となってしまう。


第44話ではガエリヤの占星錬金術によって事実上の洗脳状態となった代わりに、ギギストとジェルマンの与えた冥黒の力がリセットされ、グリオンの力を与えられるよりさらに前の初期の姿に戻されている。これに伴いクロトーレビスへの変身能力も失われ、必要時には再びドレッドに変身するようになったが、元に戻された後のファイヤーガッチャード戦では変身せずとも加速の攻撃を見切って優位に立っていた。


活躍編集

第1話ではカマンティスを悪意で飲み込み、マンティスマルガムへと変貌。ガッチャードライバーを託された宝太郎と、一緒にいたりんねを追い詰めるが、仮面ライダーガッチャードスチームホッパースチームホッパーフィーバーを受けて退散した。


その後は一般人が変貌したマルガムが起こす事件を静観していたが、グリオンの指示を受けたアトロポスに従い、強力なマルガムを生み出すように暗躍する。

ドレッド零式

第14話では遂にドレッドライバーの力により仮面ライダードレッドへの変身能力を獲得した。

第15話では己のプライドを賭けて数十枚ものレプリアントルーパーを読み込ませてドレッドライバーの力を限界まで引き出し、ラケシスが止めるほどの負担を帯びながらもガッチャードを倒しに掛かるがユーフォーエックスの力でドレッドと分離されて助けられてしまい、ドレッドを撃破された。

渾身の一撃を無駄にされた挙げ句下に見ていた敵に情けを掛けられてプライドを酷く傷付けられたクロトーは、宝太郎により強い殺意を見せて撤退するのだった。


「フザけた真似を……許さない……!!次こそ必ず、お前を地獄に落としてやる!!!」


第16話ではドレッドの負荷とガッチャードの攻撃による傷で休養しており、代わりによって洗脳されオロチマルガムへと変えられたラケシスを心配する姿もあった。


グリオンの活動が本格的になってからはケミー回収などに回されることが多くなっており、第19話ではヨアケルベロスを回収した…が悪意人形にカードを奪われて吹き飛ばされるという不憫な目にも遭っている。ラケシス程ではないにしろグリオンへの不信感、というより捨てられることへの恐怖と焦りが次第に強まってきているようである。

フード

第22話では自ら名乗り出たことでグリオンに力の一端を与えられ戦闘力が大幅に向上、服装が変化しただけでなく自身が変貌したマンティスマルガムは悪意人形と同じく「黄金マルガム」へと変化し、遂にはラケシスすらも成し得なかった異なる属性を掛け合わせた多重錬成のマルガム「サーベルマンティスマルガム」へと変貌した


その後、サーベルタイガーマルガムからの入れ知恵を利用してズキュンパイアの「フルパワーズッキュン」で全人類の生命力を吸収し、ズキュンパイアと結合することで更に強力なマルガムへと進化するためにズキュンパイアを捕縛、無理やりエネルギーを放出させるも、その凶行にブチ切れたりんねが仮面ライダーマジェードムーンケルベロスに変身したことで圧倒され、宝太郎の説得でズキュンパイアが解放され、仲間となってしまう。


ズキュンパイアを強奪しようと襲いかかったものの、スーパーガッチャードの「ズキュンパイアストラッシュ」(通称「ズッキュン斬り」)によりサーベライガーとカマンティスがメロメロ状態になり、悪意による結合が緩んでしまう。そこに後ろからマジェードの「ムーンケルベロスノヴァ」を喰らい、最終的に仮面ライダーファイヤーガッチャードの「スチームホッパーバーニングフィーバー」とのダブルライダーキックによりマルガム化を解除させられてしまった。


満身創痍のまま錬金アカデミーに帰還したが、グリオンから「君ともあろうものが、ズッキュン、させられたのかい…?」と聞かれた際には、「いえ!私はしてません!」と否定した。


第25話では前話にてプテラノドンマルガムがいちのせ連合等から奪い取ったゴリラセンセイバグレシアを使用しゴリラマルガム・ラフレシアミクスタスへと変身、マジェードとヴァルバラドへ攻撃を仕掛けるも仮面ライダードレッド壱式に返り討ちにされたり結局マジェード達に敗北を喫しケミー2体を奪い返される等散々な目に遭うが、なんとかドレッドライバーは回収し撤退した。


なお、本エピソードでは回想シーンにて10年前のかつてのグリオン事件においてジャングルマルガムやラケシスと共に錬金連合に襲来、風雅と2度目の戦いを繰り広げていたことが判明する(この時のジャングルジャンは一度目の対決時にどさくさに紛れて入手していたとのこと)。


この時代ではまだグリオンへの心酔も現在より強かったらしく、風雅にグリオンを呼び捨てにされた際怒りをあらわにしながら様付けしていた。

ロミジュリ

第26話では自分たちを裏切ろうとしたラケシスに対して「ラケシス…あれほど忠告したのに…」と呟き、自ら始末しようとしたがまだ仲間意識が残っていたこともあって葛藤が生じてしまい、アトロポスに始末を任せざるを得なかった。


第27話ではグリオン、アトロポスとともにウロボロス界へ赴いたが、暗黒の扉を開く儀式を阻止しようとする宝太郎達がテンライナーでウロボロス界に来たことで非戦闘員でありながら宝太郎達ライダーに力を与える存在である鶴原錆丸銀杏蓮華を危険視し、アトロポスとともに対峙。


しかし、思いの外彼らが粘り、肝心のアトロポスの洗脳もズキュンパイアの能力を応用した対洗脳シールドに阻まれたため、結果自身が対処する他なかった。しかし、格闘術で2人を圧倒しアイザックを破損させた。


しかし、宝太郎がケミー達を救出し、仮面ライダープラチナガッチャードに変身。グリオンの野望を砕き、敗北した主が扉の向こう側にいる得体の知れない存在に掴まれ、吸い込まれる様を目撃し唖然としたが、直後にアトロポスが「まだ終わってないよ。」と呟いたことで再起を図る決意を固めた。


ラケシスがグリオン達の元を去ってからはしばらく前線に出ていなかったが、続く第30話では、彼女を連れ戻すために錬金アカデミーを強襲し、仮面ライダードレッド参式に変身。しかし、強大な負荷に耐えきれず実力を発揮できないままヴァルバラドに大苦戦を強いられ敗北。


トドメを刺される直前でラケシスに庇われたものの結局彼女を取り戻すことすらできずミナトの機転で逃げられてしまったクロトーは、たった一人で慟哭するしかなかった…。


第32話では、ドレッド参式を使いこなせなかったことをアトロポスに指摘され、お兄様共々用済みとして見限られてしまう。新しく更なる力を求めてアノマロカリスマルガムを撃破していた宝太郎を襲撃するが、彼から「グリオン亡き後戦う理由」「自身のガッチャ」を聞かれたことで思い悩むようになる。


そこに、別世界からハンドレッドの軍勢が乱入し、とある存在によって宝太郎やハンドレッド共々異世界の迷宮に送り込まれてしまう。襲いかかるカッシーン達を前に迷宮を抜け出す間だけ共同戦線を張ることにし、私は、私が思うがままに戦う!と自分なりに答えを出したことで迷いを振り切り、宝太郎と共闘してカッシーン軍団と対決。


ドレッド弐式の力でカッシーン軍団を圧倒。ガッチャードとのコンビネーションを駆使してカッシーンの隊長であるアルファを撃破、遂に迷宮から脱出した後に宝太郎から仲間になるよう誘われるが、「いつかお前を倒す!」と本人の前で宣言し、誘いを断っていた。


しかし、突如現れた「冥黒の王」に捕まえられたクロトーは「望む力を与えよう」という言葉と共に邪気に包まれ、邪悪な鎧を身に纏ったクロトーレビスとして変わり果てた姿にされてしまう…。


続く第33話ではハンドレッド達が変身したダークライダー軍団と対決するスパナ達の元に乱入し、クロトーレビスへと黒装して洗脳されたマジェードや仮面ライダーグレアと対決するヴァルバラドを一方的に叩きのめす。グレアを倒し満身創痍となったスパナとラケシスにも容赦せず襲い掛かるクロトーだったが、すんでの所でラケシスへの攻撃を躊躇し、そのまま止めを刺すことなくその場を立ち去るのだった。


第34話では、自ら超兵器の強奪を志願するが、ギギストはその件について意に介さなかった。


第36話では、謎の卵奪取のために宝太郎を狙うことを宣言したギギストに対して「やつを殺すのですか…?」と一瞬戸惑いを見せていた。

しかし、ギギストの命令に従いクロトーレビスに黒装しマジェード・ムーンケルベロスと交戦、足止めに一役買った。

ガッチャードがスケボーズマルガムを撃破した際に「やったな…」と呟いたが…?


第37話では、ギギストから真の狙いを聞かされたが、「マルガム如きで仮面ライダーに勝てるのでしょうか?」「お言葉ですが、(宝太郎が)そう簡単にマルガムになるでしょうか…?」と疑問を投げかけた。しかし、アトロポスから「口出しは無用だよ」だと注意されてしまった。


第39話では、更なる力をギギストに要求したため、ギギストからさらに力を授けられた。しかし、その力を制御できず心身の不安定さはさらに悪化。


ラケシスを取り戻すためアトロポスとともに現れ、襲撃。半ば理性を無くしラケシスだけでなくアトロポスにも見境なく襲い掛かる中、ラケシスを助けに来たりんねと戦闘になり、圧倒。しかし、ラケシスの機転で撤退されてしまった。

その後、階段にてアトロポスに膝枕をしてもらいながら「ラケシスを取り戻す…。たとえどんな手を使ってでも…!」とその闘志を滾らせていた。


第40話では、ジェルマンから主・グリオンの顛末を意気揚々と煽るかのように語られたことで激怒し襲いかかったものの軽くあしらわれ逆に「君も表舞台に立ってもらおう」という理由で新たに力を授けられる。


それにより理性はさらに薄れ、冥黒王らに操られるままクロトーレビス(進化態)へと黒装、体の回復に努めていた風雅の拠点を襲撃。風雅の義体が変身した仮面ライダーウインドと互角に渡り合い、ついに義体をも操れなくなった風雅の本体を追い詰めるに至るが、宝太郎達が救援に来たことで一瞬の隙を突かれて撤退を許してしまう。


その後、「ラケシスを取り戻し、家族に戻る」という妄執に取り憑かれるまま彼女を襲撃。彼女が鉄鋼したヴァルバラドを徐々に圧倒し、変身解除に追い込んだ。しかし、彼女を手にかけようとした瞬間スパナが割り込んだ事で仮面ライダーヴァルバラドと交戦。しかし、彼すらも意に返さず圧倒。変身解除に追い込んだ。


第41話ではそのまま生身のスパナを痛めつけていたが、スパナが黒炎の力を発動させたことで怯み、更にジェルマン打倒に必要な戦力を削がれることを良しとしないギギストの介入により動きを封じられ、そのまま強引に撤退させられた。


第43話では、グリオンからの抱擁を受けるアトロポスの姿を見て嫉妬心を募らせたような悲しい顔をしていた。


第44話では、ラケシスを取り戻すべくりんねに襲いかかるもガエリヤに連れ去られ、彼女から苦しみを解放してもらったことで彼女の軍門に下ることに。

その後、彼女の命令で嘗て自分たちが目をつけていた狩谷や矢吹恭一などマルガムに変貌したことがある犯罪者たちを脱獄させた。


第45話では、聖の元に向かおうとした加治木を殴り飛ばし、矢吹を止めようとし宝太郎を妨害。そのまま彼女を誘拐した。

その後、消去された記憶を受け入れられない聖の姿を見て嘲笑していた。

しかし、その最中グリオン、アトロポスと鉢合わせしてしまい、ガエリヤの軍門に下っていることを指摘され、「三姉妹で一緒に居たい」という心境を吐露。グリオンにラケシスを許すよう懇願し、グリオンは承諾していた。

その後、宝太郎と矢吹、聖が生み出したバッテリーマルガムと加治木の戦う姿をガエリヤと傍観した。


第47話では、ガエリヤからアトロポスを連れてくるように命令され、冥黒の炎の力でケミーとの101重錬成を行おうとするスパナの様子を傍観していたアトロポスを連れ戻した。

その後、アトロポスが拘束されている様を目撃し、ガエリヤに「話が違います!」と反論したが、聞き入れてもらえず一蹴されるかのように跳ね除けられた。


第48話では、跳ね除けられた影響で一時気絶していたものの、拘束されたりんねとアトロポスの姿を見て、「ラケシス…!」と呟き、彼女に助けを求めようと駆け出して行った。

しかし、アトロポスの異変を察知したのか引き返して彼女の元に行こうとしたが、彼女を救うことはできず「間に合わなかった…!」と呟き、悔しさと悲しさを滲ませながらその場で崩れ落ちた。


第49話では、スパナとラケシスの前に現れ、アトロポスの死を伝えたが、ラケシスは薄々感じ取っていた。そして、「もう一度、家族とともに暮らしたい」と自身の夢を吐露するが、その直後ギギストが出現。ラケシスを守るためドレッド弐式に変身するがガエリヤの賢者の石の力を手に入れ強化されたギギストに終始防戦一方のまま追い込まれ、戦闘不能になる。

ギギスト撃破後に何とか目覚めるが、その最中グリオンがラケシスを殺害する様子を目の当たりにしてしまう。

立て続けに起こった姉と妹の受け入れ難い死を前に、彼女の顔は絶望と後悔、恐怖で真っ青となり、その場を後にした。


最後(ネタバレ注意)編集


「私は力に溺れ、本当に望んだものを喪った…。アトロポスも…、ラケシスも…。本当に欲しかったものは"家族を守る力"なのに…。」

「グリオン!家族を奪った、お前を絶対に潰す!それが私の戦いだァ!」


姉妹を失ったクロトーは、自分の願いが「家族と幸せに暮らすこと」「自身が欲していた"力"は"家族を守るため"の力」だったと改めて自覚。そして、姉妹達の弔い合戦をすべく単身巨大キューブ内の玉座の間に乗り込み、ドレッド参式へと変身するとグリオンへ攻撃する。

しかし、参式といえども賢者の石を全て手中に収め完全体となったグリオンとの戦闘力には大きな開きがあり、生身のグリオンに防戦一方となる。最後の力を振り絞りレベルナンバー10のレプリケミーを全て使用し放ったオーバーカタストロフィも防がれ、遂に致命傷を負う。

丁度その時に乗り込んできた宝太郎に「お前にさえ出会わなければ私は、望みに気づくことすらなかった。」「負けるなんて許さない...許してたまるか!...絶対に望みを叶えて見せろ!...一ノ瀬宝太郎。」と檄を飛ばすと、先に逝った姉妹達の走馬灯を見て、2人の手を掴もうとしながら消滅した。

(その際、現世で消滅に至らなかった他の姉妹とは異なり核である錬金人形も確認できたが、それは悪意人形にライオンの顔が描かれた物だった。)

 こうして、力を求めんが故に冥黒王達に振り回され続けた一人の"人間"はようやく自身の本当に求めたものを手に入れる事が出来た。


彼女の消滅によって冥黒の三姉妹は全滅した。








本編外での活躍編集

ザ・フューチャー・デイブレイク編集

クロトー/夏映画

「良いな、懐かしい顔がいるじゃないか」


20年後の別世界ではグリオンに見限られたのか、未来の宝太郎の同士として行動を共にしている。そのため、本来の好戦的な性格も見られず、彼を呼び捨てで呼んでいる。特に彼の怪我を見つけるなり肩を貸したりレジスタンス達を支えたりと、未来の宝太郎程ではないにしろ好戦的であったクロトーとは打って変わってかなり丸くなった。

20年経っても未だにその格闘能力や容姿は健在だが、デイブレイク前と異なり、ベールが白くなっている。

中盤では過去から来た現代の宝太郎らとドレットルーパーの大軍に挑むもオロチマルガムに変貌したラキネイレスの攻撃を受けて戦線から離脱している。


『我ら3年G組』編集

女番長としてラケシス、スパナとクラスのてっぺんを争っており自分達のタイマンに巻き込まれた学級委員長の宝太郎のことをそっぽ向きながら気にかけており、宝太郎のスペシャル弁当を食べるためにわざわざめんどくさい方法で彼のカバンから取っている。


ファイナルステージ編集

「もっと!もっとだ!お前達の声が、仮面ライダーに力を与えるんだろ!?」

信者の錬金術で蘇ったグリオンの禁術によって一時的に記憶を失った状態で再錬成され、再び宝太郎やスパナ達の敵として立ちはだかる。しかし、今まで何度も戦ってきた宝太郎に必死の呼びかけで記憶を取り戻したクロトーは、もう自らは力に溺れる人形ではないと断言。ファイヤーガッチャードと共にドレットルーパー軍団を瞬く間に撃破した。


その後の復活した冥黒王に苦戦する宝太郎達を応援する会場の人々にかつてと真逆の応援を呼びかける姿を見せている。その後はグリオンが再び倒されたことで禁術の効果も消えたが、最期には宝太郎にエールを送る形で笑顔のまま消えていった。



余談編集

  • 名前の由来はギリシャ神話に登場するモイライ(モイラ)の一柱・クロトー
  • 演者の宮原女史は『仮面ライダーアマゾンズ』にて駆除班の紅一点・高井望役で出演しており、駆除班メンバーからの令和ライダーシリーズ出演は大滝竜介役の馬場良馬(『仮面ライダーゼロワン』にて、縁結びマッチ/ガエルアークマギア役で出演)、福田耕太役の田邊和也(『仮面ライダーリバイス』にて、若林優次郎若林優一郎役で出演)、志藤真役の俊藤光利(『仮面ライダーギーツ』にて、ケケラ役で出演)と藤尾隊長役の笠原紳司(同じく『ギーツ』にて、鞍馬光聖/仮面ライダーギャーゴ役で出演)以来5人目となる。
  • 衣装デザインの石川彩希女史曰く「アクションが映えるように翻るデザインにしている」「田崎竜太から腹出しの指示があり、宮原女史が乗った」「腹出しに伴いハーレムパンツを着用して露出度を調整しエキゾチックな雰囲気を出した」「腕ガードは大好きなアマゾンズへのリスペクト」という背景が、石川氏のX及び未完計画での宮原女史のセリフから語られている。
    • なおオリジナル衣装なので破損すると撮影の進行に支障をきたすことから、地面を滑るように転ばず「点」で着地するなど、衣装を大事にしながら激しいアクションをこなす結構な無理難題をこなしている。
    • ただ、さすがに冬場にあの腹出しの格好はキツかったのか、第22話からは(劇中では「強化」の形で)衣装が若干変わり、腹は隠されちょっと厚着になっている。
    • 視聴者のみならずスタッフ陣も宮原女史の体調を気にしていたらしく、石川氏もその声を受けて「冬服」として新しくデザインしたとのこと。
    • 第32話でまた衣装が一新されたことで、視聴者からは「強化する度に露出度が減っている」と指摘されている。なお、このクロトーレビスは実質クロトー固有の怪人態に相当する姿であり、ある意味人間態の部分がある昭和ライダーの一部幹部怪人の継承とも言える。
      • 一部ではレビスの外見から同時期に展開されている仮面ライダーのソーシャルゲーム『ライドカメンズ』を連想したファンもいる模様(特にこの属性
      • 第40話ではレビスの衣装について、今度は長髪を振り乱し赤いドレッドヘアーのメッシュが追加されており、この髪は赤いエクステ以外はほぼ地毛とのこと。
      • 第44話以降は、夏場の撮影ということもあり元の腹出し衣装に戻された。
      • またレビスの衣装は仮面ライダーのスーツからの視界と同様に視野が狭いようで、スーツアクターとほぼ同じ感覚でアクションをしているとのこと。
  • 仮面ライダードレッドの変身ポーズについて、当初は指の骨を鳴らしながら変身するつもりだったが、スタッフから「そういうライダーがいる」と前例を出されたため断念することになった。
    • また、上記の通りドレッドへの変身形態数はクロトーが1番多い。
  • 物語が進むにつれて、家族も同然である姉妹と共に幸せに暮らすことを夢見ながらも、グリオンへの恐怖、ラケシスの裏切り、ギギストやジェルマンから与えられた力の暴走、アトロポスの消滅、ラケシスの死亡等それとは全くかけ離れた状況へと追い込まれていく様が描かれたことで視聴者からは「苦労人」と呼ばれて同情されている。

関連タグ編集

仮面ライダーガッチャード 錬金術師(仮面ライダーガッチャード)

冥黒の三姉妹 クロトー

武闘派 戦闘狂 シスコン

関連記事

親記事

冥黒の三姉妹 めいこくのさんしまい

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 307352

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました