演:坂巻有紗
※この記事には劇場版仮面ライダーガッチャードのネタバレが含まれます
概要
『劇場版仮面ライダーガッチャードザ・フューチャー・デイブレイク』に登場するキャラクター。
普段は白い仮面とフードを付けており、素顔はラケシスと瓜二つ(アトロポスは『ラケシスの遺体を再利用した』と推測している)。衣装も同じ黒だがベールのみ赤となっている。
人格面は物語序盤のラケシスと同じく陰湿で残忍な面を持つが姉二人に情を抱いていた彼女とは異なり、出来損ないの人形としてクロトーたちを見下している。口調もお嬢様のような品のあるものではない。
オロチマルガムに変貌し、未来でアトロポス、クロトー達を翻弄する。
また、空気を媒介に錬金術で錬成した真空波による切断能力や常に所持した白い日傘を武器や防具としても扱うことが可能である。
動向(ネタバレ注意)
デイブレイク世界の人類の避難所をアルザードと共に襲撃し、親子を執拗に狙い誘拐。
その際に一ノ瀬宝太郎、クロトー、アトロポスと相対し交戦。クロトーとアトロポスの2人には素顔を晒した上でわざとラケシスの演技をすることで同情を誘うなど、卑劣な心理攻撃を行っていた。
そして攻撃の手を止めたアトロポス達を「クソガキが!」と嘲笑いながらオロチマルガムとなり、アトロポスとクロトーに深手を負わせる。
宝太郎「この卑怯者ォォ!」
それが宝太郎/仮面ライダーファイヤーガッチャードの怒りを買い、スチームホッパーバーニングフィーバーを喰らって撃破される。
その身体は呆気なく崩壊し、口琴を残して土塊となり、デスマスクの中では最初の退場者となった。
余談
オロチマルガムは本編でラケシスがグリオンに洗脳される形で変貌したマルガムであり、第16話が本編とデイブレイクの世界線の分岐点となるエピソードとなる上、未来の宝太郎/デイブレイクにとっては自身の右目を奪った敵でもあるため、かなり因縁の深いものとなっている。
ちなみに彼女が変身するオロチマルガムは、本編と違い黄金仕様になっている。
なお、本編では人間に近づいていたことで遺体が残ったラケシスだが、他の2人は肉体が消滅してしまっている。ここから、この時空におけるラケシスは人間に近づいていない状況であるので遺体が消滅する可能性が高いと思われる。
そのため、遺体の再利用とは生前のラケシスの複製、錬金術による再生といった形でおこなわれた可能性がある。