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ビースト・ザ・ワン

びーすとざわん

映画「ULTRAMAN」に登場したスペースビースト第一号
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データ

イドロビア
身長3メートル
体重920キロ


レプティリア
身長10メートル
体重4万4千トン

ベルゼブア
身長50メートル
体重9万千トン

ベルゼブア・コローネ
身長50メートル
体重12万トン

概要

映画「ULTRAMAN」に登場。声優小西克幸
ダークザギが地球に呼び寄せたスペースビースト第一号であり、これを地球まで追ってきたウルトラマン・ザ・ネクストとの戦いがウルトラマンネクサスまで続く地球での長い戦いの嚆矢となった。

共存不可邪悪な生命体である事が明確に描写されており、性格狡猾かつ残忍。単純な戦闘能力だけでなく、後述の精神攻撃などの搦め手も用いて状況を有利に進めるなど高い知能を持つ。
ベルゼブアに進化すると、口から超絶火炎光弾という強力な火炎弾を吐くことが可能となり、これで新宿一帯に甚大な被害を与えたほか、ネクストとの空中戦でもラムダ・スラッシャーとの激しい応酬を繰り広げた。

生物吸収することでその能力を得ることができ(例:ヤモリと同化→カベに張り付いて歩行可能となる)、劇中では様々な生物を取り込んで幾度もその姿を変えていった。
海上自衛隊の隊員である「有働貴文」の肉体を、記憶や生命を含めて完全に支配・同化しており、度々彼の姿や言葉を利用した精神攻撃も使用した。

劇中の活躍

青い発光体「BLUE」の姿で地球に飛来し、有働貴文の肉体を乗っ取る事でイドロビアの姿となって(小説「“N” THE OTHER」では、地球到着時に付近にいた海洋生物を取り込んだ、中間型とも言える姿も描かれている)自衛隊の基地で暴れ回った後、有働の恋人である水原沙羅に毒薬弾を撃ち込まれて逃走。
最初のデュナミスト「真木舜一」の存在を感じ取り、接触を試みる(というより真木=ネクストを殺害する)ためにとある施設内に出現するが、彼を囮にした自衛隊特殊部隊BCSTの一斉攻撃でダメージを受ける。しかし周囲のヤモリ吸収レプティリアに進化して自衛隊を蹴散らし、アンファンスに変身したザ・ネクストと戦闘、一体化したばかりで戦い慣れしておらず、思うように実力を発揮できないネクストを相手に終始優位に戦いを進めるが、最後は深手を負わされて一度は撤退する。

その後は新宿の地下に身を潜め、人間を密かに襲って捕食しながらダメージの回復を図っていた。
自体を察知した自衛隊によって包囲され、沙羅に強化された毒弾薬を撃ち込まれるが、既にザ・ワンは毒に対する免疫を構築していたために効果はなく、怒り狂ったザ・ワンは沙羅を殺害しようとする。

しかしこの時、有働の姿を利用して沙羅を挑発した為、彼女と共に行動していた真木の怒りを買ってしまう(真木は、まだ有働の意識が僅かながら残されていると考えており、説得することも視野に入れて行動していた)。真木がネクストに変身すると同時にザ・ワンもレプティリアの姿に戻り、最後の戦いの火蓋が切って落とされる。

真木がネクストの姿で戦うことに慣れていたこともあってか、今度は一転して劣勢となり蹴り飛ばされて壁に叩きつけられて窮地に陥るも、ネズミを大量に吸収した事でベルゼブア進化し、地上に脱出して暴れまわる。
ネクストもジュネッスにパワーアップし、新宿副都心を舞台に一進一退の攻防を展開、飛翔したネクストを追う形で今度は街中のカラスを吸収し、飛行能力を持つベルゼブア・コローネとなった。
ネクストとの激しい空中戦を繰り広げ、活動限界の迫っていたネクストを追い詰めるが自衛隊の攻撃に気を取られた隙にラムダスラッシャーでを切り落とされてベルゼブアに戻ってしまい(この際切断された翼はカラスに戻っているが、「ネクサス」の放送短縮によって未登場となったビーストの中にカラス型のビーストがいる事から、後にビースト化している可能性がある)、地上へ墜落。
最終的にネクストの「エボルレイシュトローム」を受けて分子分解されるも、この段階のネクストの力では分解された細胞を完全消滅させることができず、水色の破片となって世界中に飛散。後にそれぞれがスペースビーストへと自己進化し、ウルトラマンネクサスやナイトレイダーとの戦いに繋がっていった。

漫画版

コミカライズ版『ウルトラマン THE NEXT』では、水原沙羅の毒薬弾がザ・ワンの進化を助長したという描写が追加されており、ザ・ワンはわざと有働の姿で沙羅を挑発して殺意を煽ることで、意図的に毒薬弾を撃ち込ませている。また、ザ・ネクストの攻撃で一度死亡するが、微かに残された有働の自我にザ・ネクスト=真木への復讐心を刷り込む事で蘇生したり、沙羅への愛情を利用して彼女を体内に取り込ませるなど、より狡猾かつ卑劣な存在として描かれている。

ウルトラマンF

小説『ウルトラマンF』では、ゼットンウルトラマンが倒された後の地球にブルトンが作った超次元微小経路という非常に小さな経路を通過し出現。出現当初は僅か1g程度の細胞の状態だったが、僅か短時間でベルゼブア・コローネへと進化して新宿で暴れ回り、実地実験のために出動したウルトラアーマーを装着した巨人兵士と対決する。
マッドバズーカで右側の頭部を破壊され、空中へ逃走しようとするがスパーク8で撃墜され、翼を烏へと分離させるもアラシ隊員のマルス133で全羽が倒され、無重力弾を受け大ダメージを受ける。
最後のあがきとしてエネルギー切れ寸前の巨人兵士を巻き込み、爆発した。

このとき爆発によって東京中にザ・ワンの細胞が飛散し、そこからスペースビーストが大量発生する危険性があったが、イデ隊員が巨人兵士のバリアを拡張してザ・ワンと爆発をバリア内に封じ込めたため、バリア内で全ての細胞が燃え尽き、かろうじてビーストの大量発生は回避された。

関連のある怪獣

スペースビースト

ガルベロス ノスフェル リザリアス

この三体のビーストは、いわば「ザ・ワンに戻りそこねた」個体であり、ビーストの中でも相当強力な個体である(一部媒体では「上級スペースビースト」とも)。

イズマエル

ガルベロスをベースに、ダークザギが回収した全てのビーストの細胞を組み込んだ最強のスペースビースト。言うなれば「強化型ザ・ワン」である。
なお、イズマエルの頭部は既存のどのビーストにも見られない独自のものになっているが、これもザ・ワンの頭部が強化・変異したものなのではないかとする説もある。

バグバズンブルード

バグバズンの進化系バグバズングローラーが生み出したスペースビースト。
実際はザ・ワンとそれほど繋がりがあるビーストではないが、「X」登場時に「ダークサンダーエナジー」で強化された時に、両肩からベルゼブアに酷似した突起物が発生するという小ネタが仕込まれた(なお、形態こそ様々だが、ベルゼブアのものに酷似した突起物自体は他のビーストも持ちあわせている)。

その他

ベムラー

デザイン上のモチーフ
外見で言えばレプティリアが一番近い。また、ベルゼブア・コローネの姿はベムラーの没デザインがモデル。
元々「ULTRAMAN」自体が初代ウルトラマン第1話のリメイクというコンセプトの為、物語の各所にもそれを意識した演出が組み込まれている(地球に飛来した際のネクストとザ・ワンの姿がそれぞれ赤い玉と青い玉であるなど)。
後に「ウルトラマンX」の第20話ネクストの進化態であるウルトラマンネクサスと対決している。

余談

なお、裏設定ではザ・ワンよりも先に地球へとやって来ていた個体がいるらしいが、ザ・ワンとの関連性は不明(ザギとは全く関係ない純粋なスペースビーストだったのかもしれない)。

また、映画製作時期やネクサス初期の設定では「ウルトラマンとビーストは対をなす」存在であったため、現在よりもはるかに重要なポジションを担う存在であったと思われる。
劇中においてもウルトラマンへの発言から同等の存在、かつ、ある程度互いの性質を熟知している様子が伺えた。
おまけに、ネクサス初期の凪の記憶における母親の仇には、有働と同様の突起物が現れるシーンが存在するなど、映画だけに終わらない存在であった可能性が高い。
極めつけがダークザギの設定変換に伴い廃案となったダークルシフェルである。
背中の突起物、全身のパーツ構成、青い眼など、ザ・ワンを彷彿とさせる容姿がいくつも存在する。このことから、ザ・ワンの究極形態がこの存在であったのではないかとする意見もあるが、今となっては答えはアンノウンハンドの中である。


関連タグ

ULTRAMAN(映画) ウルトラ怪獣 スペースビースト ダークザギ
ウルトラマン・ザ・ネクスト ウルトラマンネクサス ウルトラマンノア

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