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邪神イリス

じゃしんいりす

邪神イリスとは、特撮映画『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』に登場する怪獣。
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別称:柳星張または邪神

体長99m
重量199t
触手最大到達距離1,999m
最大飛行速度マッハ9
武器
  • ジーン・スナッチャー
  • テンタクランサー
  • 超音波メス
  • アンチプラズマフィールド
  • スピア・アブソーバー
  • オーバーブースト・プラズマ

能力値については、映画の公開年である1999年に合わせてある。ただし、これが劇中に登場した成体についての数値なのか、それとも完全体のものなのかは不明。

概要 

守護神 & 邪神
邪神イリス



古代文明・アトランティスによって作り出された怪獣のひとつ。奈良県南明日香村に、「柳星張(りゅうせいちょう)」の名で遥かな昔から卵の状態で封印されていた。ギャオスの突然変異種であるが、頭部にわずかな面影があるくらいで、他は似ても似つかない成長を遂げる。
南方を守護する幻獣朱雀に対応しており、北方を守護する玄武に対応するガメラとは対になる関係ではないか劇中で推測される。
「イリス」という名前は、劇中に登場するヒロイン「比良坂綾奈」がかつて飼っていた猫の名前から。
その元ネタであるギリシャ神話の虹天使イリスも、怪鳥ハーピーとは巨神族に作られた成功作と失敗作の関係にある。

全体として人型に非常に近い形をした、異色の怪獣。
あらゆる生物の遺伝子を吸収して自らに組み込み、自在に進化していく能力を持つ。つまり、作中でヒト型に成長したのは比良坂綾奈との接触が故であり、他の生物との接触を果たしていれば全く別の姿になったことも考えられる。

両肩から2本ずつ、計4本生えている伸縮自在の触手、両腕(っぽく見える触手)には槍状の鋭利な手甲、部分的に発光する胴体、背中にはガメラの甲羅によく似た外殻に加えて4枚の翼状の突起、頭部で光る単眼などが特徴。
ガメラと同様に、人間と交信する事で力を増幅する性質から、勾玉に似た交信機のような物質を持っている。しかし、ガメラと違ってイリスは、対象となる人間と生態融合を遂げることでその力を最大限に発揮する。


手甲はのように敵に突き刺す強力な武器になり、その威力は頑丈なガメラの甲羅を刺し貫くほど。

オーバーブースト・プラズマ


触手は最大2km近くまで伸長可能で、ガメラのプラズマ火球をも払いのけるほどの強靭さと器用さを持つ。また、触手の先端からはギャオスのものより遥かに強力な超音波メスを放つ。そのほか、ガメラの血液を取り入れた際には「オーバーブースト・プラズマ」という強化版プラズマ火球も取得していた。

背中から「生体エネルギー」という謎の媒体をジェット噴射することによって飛行・加速し、触手が変形した皮膜のような翼で制御することによって、マッハ9という凄まじい飛行速度と、戦闘機F-15Jを凌駕する機動性を発揮する。

邪神降臨
ガメラ3 空中戦


泳いでいるかのような飛行時の姿は「美しい」の一言に尽きる。劇中では月夜の雲上というシチュエーションも相俟って、禍々しい性質とは裏腹に優雅ささえ感じさせる姿を見せる。

邪神降臨


また、ご覧の通り、注意して見ると、空中では脚も変形している。

消化器官に当たるものが確認できず、頭部にも口は無い。その代わりに、触手と手甲の先端部に吸引孔があり、触手などを対象に打ち込む事で体液を吸い取って栄養を摂取する(摂食と同時に、対象の遺伝子を吸収する)。
幼体がカタツムリのような姿だったのに対して、進化後は人間に近い姿をしているのは、人間を捕食してその遺伝子を取り入れたため。捕食の対象が異なれば、劇中に登場したものとは全く別の進化を遂げ得たと考えられる。
作中では人間との生体融合を遂げる前に失敗し、ガメラ化をも果たせずに死亡したため、完全体としての戦闘力は未知数のまま

ちなみに、幼体がファンシーでかわいらしい見た目をしているのにもちゃんと理由があって、最初から人間のメスに母性本能を起こさせて世話させる&接近するためのアピールとしての選択手段だったのである。

また、未使用に終わったが昭和ギャオスが持っていた消火霧も披露する案があった。

  • なお、デザイン段階では念力を主武器として使う動かない彫刻のような存在や、一輪車のタイヤのような姿などなど多種多様なものが考えられていた。

劇中の行動

南明日香村に、「大いなる災いをもたらす忌むべきもの」としてその存在が伝承されており、卵の状態で、洞穴の奥深くに封印され続けていた。
柳星張の監視役を担う守部家の刀自によると、人智の及ばぬ何らかの力(恐らくはマナを操る古代文明の技術)で封じられていたらしく、「江戸時代に力自慢の関取が動かそうと試みたが、ぴくりとも動かなかった」という。そして、「もし少しでも動いてしまえば、世界が滅ぶことになる」とも。

前作に登場した宇宙怪獣・レギオン撃滅のためにガメラが地球上のマナを大量消費したことで、封印が綻びていたところへ、ガメラとギャオスの戦いによって両親を殺された比良坂綾奈が偶然に祠を訪れ、彼女によって柳星張の封印は解かれてしまう。

イリス(幼体)


卵から孵化した直後の柳星張は、カタツムリのようなタコのようなフジツボのような奇怪な姿をしていた(つぶらな瞳の持ち主であり、顔だけ見れば結構かわいい)。綾奈が両親と共に喪った愛猫の名を取り、「イリス」と名付ける。
ガメラへの憎悪に燃え、周囲から孤立する綾奈の心に付け込み、自らを保護させて成長して行く。綾奈は「この子もガメラに仲間を殺された」と言っていたが、イリスにとっての彼女は道具でしかなかった。

イリス


自身を倒そうと行動を開始したガメラを超える能力を手に入れるため、綾奈の命と引き換えに無数のギャオス幼少体を産ませ、これにより人類を滅亡させようと、綾奈との融合を目論む。しかし一度目の融合は守部家の長男・龍成によって阻止された。目的のためだけに見境なく振る舞う悪魔の様な所業は、タイトルにも「邪神」と冠されて然るべきもの。

綾奈との融合に失敗したイリスは手段を変更、近隣の住民や付近のキャンプ場にいた人間だけでなく、綾奈の恨みを晴らすかのように彼女を疎んじていた親戚たちや、綾奈とその弟の悟をいじめていた女子高生の夏子、早苗、知美達をも片っ端から捕食して栄養分と遺伝子を吸収し、急激に成体へと成長する(捕食される人間役の一人として仲間由紀恵が出演していたが、該当シーンは鑑賞する子供の精神衛生が気にかかるほどグロい)。
出動してきた自衛隊の小隊を山中で遁滅させ、綾奈の身柄が京都に移されたことを察知して飛び立つ。

紀伊半島上空で航空自衛隊のF-15、次いで追跡してきたガメラとの壮絶な空中戦を展開。やがて共に京都へと降下する。
京都市中心部で激しい肉弾戦を展開するが、憎悪に燃えながらその戦いを見つめる綾奈との交信によってか、凄まじい戦闘力でガメラを圧倒し、ついにはその腹部を手甲で貫いて瀕死に追い込む。
そのまま京都駅内部で再度、綾奈との融合を試みるが、彼女の身を案じる龍成の介入によって綾奈が正気を取り戻す。その悲鳴に呼応するかのように立ち上がったガメラに彼女を奪還され、融合と完全体への進化は遂に失敗。

京都駅構内で屋内戦へと突入したイリスは、ガメラの右手を潰し、その遺伝子情報からプラズマ火球をも自らのものにする。とうとうガメラに止めを刺すかと思われたが、右腕を犠牲にして火球を受け止めるというガメラ渾身の一撃「バニシング・フィスト」を腹部に打ち込まれ、爆発四散。その頭部はガメラに踏み潰された。

  • ちなみに、初期案では、なんと最後はガメラがイリスを捕食して止めを刺す予定だったらしいのだが、(スタッフ的にも)あからさまに大人の事情すぎるので変更になったとか。要は散々今まで喰い散らかしてきて最後に喰われるというイリスの因果を、当初サブテーマとしてあった恋愛論と絡める事で興味深い繋がり方になる予定だったらしい。

関連イラスト

イリス
うおっまぶし
いりす幼体
ガメラ3
虹の女神
終末を告げるもの
平面怪獣


関連タグ

怪獣 映画 触手神 ガメラ 平成ガメラ 比良坂綾奈
暗黒種デーボス ハイド・ジーン…あらゆる生物の遺伝子を吸収して自らに組み込み、自在に進化していく言った点では共通している。
スペースビースト キメラアント アパロイド バイド…こちらも他の生物を取り込み、成長・進化をする事ができる。
超獣 使徒…デザインのイメージ

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