誘導分岐
- 太平洋の島嶼に見られる原始的な宗教において神秘的な力の源とされているもの。本項で解説。
- 旧約聖書に登場する食物。モーセの祈りに応じて神が降らせ、飢えに苦しんでいたイスラエルの人々を救ったとされる。
- 『聖剣伝説』シリーズにおける根幹の概念。マナの樹。
- 『マビノギ』におけるMP。人の存在が持つ源となるエネルギー。この世の万物と通じ合う力。イウェカが出る夜に満たされる力。太陽から来るエネルギーの源・エルグに変化させることができる(だが、エルグはマナには戻らない)。
- 『D.Gray-man』の登場人物。→マナ・ウォーカー
- 『ドラッグオンドラグーン』の登場人物。幼女。→マナ(DOD)
- 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場するプリースト。→マナ(FE聖戦)
- 『遊戯王』の登場人物→マナ(遊戯王)
- 『武天のカイト』に登場する登場人物。→咬竜掌のマナ
- 『WHITE ALBUM』の登場人物。→観月マナ
- 『pop'n music』の登場人物。→マナ(ポップン)
- 『ドキドキ!プリキュア』の登場人物。→相田マナ
- 『ウルトラマンギンガS』に登場するアンドロイド。→アンドロイド・ワンゼロ
- 『モンスターストライク』アニメの登場人物。→マナ・リビングストン
- 黒羽猫氏によるオリジナルキャラクター→マナ(ダークマター)
- 『クロスアンジュ』における世界で人類が進化の果てに得た能力。これを持たない女性はノーマと呼ばれ迫害の対象になる。その実態は…。
- 『ポケモンXD』の主人公の妹。→マナ(ポケモン)。
神秘的な力として
神秘的・魔法的な力の根源とされている。狩猟が上手かったり足が速い奴にはマナが宿っているし、当て易い投槍にはマナが宿っている。口が上手い奴の言葉にはマナが宿っているし、主とも言えるような強い動物にはマナが宿っている。飲み水が湧く泉にも、木の実が良く取れる森にもマナが宿っている。……という信仰。アニミズムの一種。
マナ信仰の特徴的な点として人格がないことが挙げられる。善意も悪意も敵意もなく、多神教とは異なり神の概念ではない。あくまで「神秘のエネルギー」という位置づけである。
マナ自体に元ネタとなる人格が存在しない、「あの人はマナが多い」という表現がある。数値化しやすいため、あらゆる神話や世界観に非常に合わせやすい。そのため、多くのゲームなどにおける魔法のエネルギーは、このマナをモチーフにしている。
一応折口信夫以来、日本人の霊魂観はマナで止まっているとされる。その日本語で、マナは「セジ」「スジ」「イチ」「ウヂ」「シャチ」「フツ」と言われる。武器関係が「マナをプールさせるもの」であるために、フツヌシは剣がどうとかの神とされるとか、饒速日命以来、軍事関係と上司へのマナの付与を仰せつかってきた物部氏は、娘さんが生まれると普通の名前で物部布都とつけた。なお藤原氏も大昔はお上へアストラルフォースとしてのマナをつける儀礼の氏だったらしい。
そういう信仰であるため、スプーンだのふわふわのもこもこだの、ぴらぴらしたものだのという「マナを集める呪具」を神棚へ置き、神様の像はおかないことも結構多いので、太平洋戦争敗戦後に進駐に来たアメリカの人は、とりあえず「鳥居」を神像であるとした。
関連タグ
徳間ガメラ:マナをベースとした能力と出自を持つ。
マウイ(ディズニー):当初のデザインは禿げ頭だったが、「マナ」伝承を意識した長髪のデザインに変更された。