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どうしようもないな

本当に、どうしようもない


CV:関俊彦


概要編集

クロスアンジュ天使と竜の輪舞 」の登場人物の1人。

物語の鍵を握る謎の美青年であり、アンジュ達にとっての最大の敵。

ジルからは皮肉をこめて「神様」と呼ばれている。ただし本人はこれを「チープな表現」として好んでおらず、「創造主」「調律者」を自称している。


長い金髪で若い外見をしているが、マナ国家の為政者達よりも一段高い位置より世界を睥睨したり、さらに失われた太古の兵器や技術を所有するなど全てが謎に包まれた存在である。

一見すると温厚な紳士的青年のように見えるが……本性は異常なまでの潔癖性と独善性に満ちた思想の持ち主。ノーマのことを「害虫」呼ばわりするだけでなく、自らの理想にとって都合の悪い者・嫌悪感を抱いた者に対しては躊躇無く排除の対象と見做す(コレは世界であっても例外ではない)など非常に傲慢。言動もどこか芝居がかっており、劇的な展開を好むなど劇場型犯罪を演出する愉快犯じみている。

その一方でノーマが「先祖返りを起こしただけの『普通の人間』であること」を承知していることからも、ノーマ自体への差別意識はない。さらには瀕死の人間を(死んだ人間すら)救ったりと不可解な行動も見せる。


ヒステリカを始めとする本来女性以外パイロットのいないハズのラグナメイルを6機も所有しており、ヒステリカはガンダムの様な頭部と六枚羽の黒い翼を備えている。ヒステリカの操縦には機体に搭乗せず自由に動かすことが可能。






























ネタバレ編集

その正体は、マナを生み出した張本人である科学者。現在の世界の仕組みを構築した創造主であり、実質的世界の支配者。

500年以上昔に本来の地球で新エネルギー・ドラグニウムを生み出したが、これが遠因となって世界大戦、文明崩壊、地球汚染を招いてしまった。世界と人類の現状を憂いだエンブリヲは旧地球を見捨て、生き残った中の賛同した人類を率いて平行世界のもう一つの地球へ逃れ、そこで争いや差別の無い理想郷を築こうとした。そうして生み出したのが、あらゆる者が思考で操作できる高度な情報化テクノロジー「マナ」であり、そしてそれを扱える新人類・「ホムンクルス」達を創造している。

しかし、マナシステムを完成させるためにエンブリヲは旧地球に舞い戻り、ドラゴン化することで何とか地球を復興させようとしていた残留人類から、ドラゴンの始祖・アウラを奪い、ミスルギ皇国の暁ノ御柱に押し込めて、それをマナの供給源にし、表向きはマナを無限の力とする世界の構造を作り上げた。

そんな中、マナを扱えない旧人類を自らの理想にとって邪魔な存在と見做しており、彼らを世界から一方的に排除してしまう。更にはマナを扱える者達の中からもマナを扱えない女性「ノーマ」が生まれる予想外の事態が発生してしまい、自身の作り上げたシステムの破綻を目にすることになった。

これらの問題の解決手段として「マナを扱えない人間全てを差別の対象にすることでマナを扱える人間達の社会を安定させる」という歪んだ思想を持つに至り、ノーマを反社会的存在と見なす差別意識を世界に植え付けることで世界を自らの創造した「マナを扱える者達『のみ』が暮らすことを許される」歪んだ社会に作り変えてしまった。

しかも、有限であるアウラのドラグニウムを補給するために、アウラ奪還に来るドラゴンを、「防衛」の名の下にアルゼナルのノーマたちに狩らせ、凍結したドラゴンの死骸からドラグニウムを抽出するという仕組みも構築している。

とどのつまり、エンブリヲという存在は、マナというエネルギー、ノーマを差別対象とする社会構造、そしてノーマとドラゴンによる戦いすらも、その多くを陰謀によって作り上げた元凶と言える。

ヴィルキスの真の力を動かすために必要な歌「永遠語り」はラグナメイルの力を歌の形に変換したものであった。

現在の世界人類殆どの祖は自らが作り出しているためか、彼らを「命のある人間」というよりも、「自分のための労働力となる道具」という認識しか出来ていないようである。マナを介してマナを扱える人間を操ることも可能。

当然ながら、このあまりに独善的で横暴極まりないやり方は、排除から逃れた旧人類の反抗を世界各地で招くことになっており、またヴィルキスを強奪した彼らがアルゼナルのノーマ達と結束する切っ掛けにもなっている。


本人曰く「既に1000年の年月を生きている」というほど、若い姿のまま生き続けており、時間と空間を自由に操ることができ、何度殺されても瞬時に生き返って死体も消え失せてしまい、更には瀕死の重傷者も死人も生き返らせることが可能。指先で触れた相手の痛覚と快楽を自由に操るなど、もはや人間の外見ながらも人間とは呼べない、正真正銘の「化物」と言える。また、その力で時空の嵐を引き起こして人間も物体も融合させることができ、タスクの父親や仲間たちも石の中に埋めてしまった。サラたちの世界にも後述の目的の実験として時空の嵐を仕掛けるが、これはアンジュとサラの共同戦線により阻止された。

古の民の末裔であるタスクは、この超越的な力とそれを扱うエンブリヲのことをハイゼンベルクの悪魔、そして不確定世界の住人と呼んでいる。


他人の心を掌握することにも長けており、サリアやエルシャなどを助けて相手の弱い部分や欲する部分を見抜いて懐柔し、ダイヤモンドローズ騎士団を作らせた。ただしエンブリヲ自身は彼女たちを道具としてしか扱っておらず、(むしろ戦友であったアルゼナルのメイルライダー同士が戦うさまをいい見世物とばかりに楽しんでいた節すらある)サラにアウラを奪還され、さらにタスクやドラゴンたちに追い詰められて形勢が不利になったと悟った瞬間、あっさりと彼女たちを時間稼ぎの為の捨て駒として見殺しにしている。


かつてジルも彼と戦っていたが、彼女がタスクの父親に片思いをしていた心を漬け込んで懐柔され、一時的に彼に篭絡されていた。今はそれを振り切っているようにも見えるが、ジルの中ではエンブリヲへの因縁を秘め、仇敵として狙われている。

アンジュに対しては毅然とした態度をされたことから、彼女にも特別な関心を寄せるようになり、執着するようになる。


旧世界の人間は獣の如く野蛮で好戦的な種族を見なし、高度情報ネットワークで結ばれた賢い人類「マナ」とマナに溢れた世界を作り出したが、マナの人間が次第に与えられることに慣れ、自ら考えることを放棄するように堕落に陥る。これに薄々感づいたエンブリヲは密かにアンジュたちの世界とサラたちの世界を融合して一つの地球に作り直そうと目論み、実験として旧地球に時空の嵐を仕掛けた。


自分に銃を向けるアンジュを言葉巧みに操り、全裸にさせて接吻をするが舌を噛まれて拒絶される。琴線に触れたのか「ドラマティック!!」と異常に興奮しつつアンジュに求婚を申し付ける。アンジュの意志は完全無視しで勝手に妻に認定するが、もちろん拒絶されて以降執拗に執着し続けるようになり、覗き見ていたサリアはショックで身を震わせている。


その後、マナの供給を強制停止し、世界中で事故や災害が起こりマナに依存していた人間たちを混乱に陥れ各地で暴動が起こる。そして時空融合で多くの人間とドラゴンを巻き込む大量殺戮を敢行。自分たちは助けてくれると思い込んでいる為政者達もバッサリと切り捨てている。


本体編集

ここから先はエンブリヲの本体と結末に関するネタバレになりますので、ご注意ください。




















約1000年前に本来の地球に存在した世界最高峰の素粒子研究所であるオリジナルのアルゼナルの研究員であったエンブリヲは、統一理論、超滞留性粒子、多元宇宙などを発見し、新たな大航海時代への幕開けとして有人次元観測機ラグナメイルを開発して別世界への進出を目指す計画を進めていた。しかし最初に開発したラグナメイル「ヒステリカ」に機乗して別世界へゆく実験の最中に突如発生した局地的インフレーションによってシステムが暴走し、本来のアルゼナルごと時空の狭間に飛ばされてしまう。そこは時の流れが完全に停止した世界であり無限の時間を手に入れたエンブリヲは不老不死の存在となり、ここからラグナメイルによる別世界への干渉と自分の理想の妻探しを始めることとなる。

全宇宙から孤立し、特異点でもたどり着けない時空の狭間には時空跳躍システムが開放されたヴィルキスのみが辿り着ける場所であり、そこにいる本体とヒステリカを同時に叩くことがエンブリヲを完全に葬る方法であった。


時空融合で多くの人間とドラゴンを巻き込む大量殺戮の最中、アルゼナル側にドラゴンが加勢し形勢逆転するやいなや、ラグナメイルをドラゴンの群れに強制移転させて時間稼ぎの捨て駒にする。結果ターニャとイルマがドラゴンに食い殺されてしまう。

ジルに身体を凍結させられるも、ヒステリカの光線で彼女に致命傷を負わせて「古い女に用はない」と突き放して立ち去る。

本体の異空間にアンジュを連れ去り、「猿(タスク)に汚された」と殴りつけ、愛による浄化とて暴行せんとするが。しかし時空を超えてタスク達が駆けつけてきたおかげで未遂に終わる。


旗下のラグナメイルを呼び寄せ総力戦となるも、ヒルダ・サリア・サラにラグナメイルは壊滅し、本体はタスクに、ヒステリカは自身を拒絶するアンジュに「千年の中から選んでやったというのに! 私の愛を理解出来ぬ女など、もはや不要!」と吐き捨てるが「何が愛よ! キモい髪型でニヤニヤしてて 服のセンスも無くて いつも斜に構えてる恥知らずのナルシスト! 女の扱いも知らない 千年引きこもりの変態オヤジの遺伝子なんて 生理的に絶対ムリ!塵に還れ!私を抱こうなんて一千万年早いわ!」と痛罵された上で倒された。後のシーンでは不老不死を失ったことでミイラ化したエンブリヲが確認できる。


スパロボでは編集

『クロスアンジュ』が参戦する「スーパーロボット大戦V」、「スーパーロボット大戦X」でも暗躍し、他の版権作品のヒロイン達に目をつけて誘拐あるいは同盟者の取引に利用するなど、「女の敵」として女性キャラ達から憎まれているのは勿論、他作品の事件や悲劇に関わっているクロスオーバーも展開されており、敵キャラからも軽蔑や嫌悪の感情を抱かれている(特にこの人に至ってはエンブリヲの所業を見て半ば改心してしまう)。

このように黒幕然とした雰囲気は保たれているのだが、実は『クロスアンジュ』の世界観が組み込まれているスパロボ世界には、エンブリヲ以上の強大な力と背景を持ったが別に存在していて、彼はその真実を知らず、真の黒幕の掌で他の悪党達と一緒に踊っているだけの道化として扱われてしまっている(皮肉にも、自分をノーマだと知らなかった皇女時代のアンジュとある意味通じる物がある)。

最期は自分自身のミスで不死身のからくりを破られる醜態を晒し、プレイヤー部隊(特に女性陣)から痛烈に罵倒されたばかりか、利用目的で組んでいた者達から見捨てられたり、後ろから撃たれるなど散々な屈辱を受けて敗北した後、原作通りアンジュやタスクに引導を渡されている。


尚、上述の真の黒幕による種明かしは必ず彼の死亡後に行われている


ソーシャルゲームである「スーパーロボット大戦X-Ω」でも数々のイベントで他作品の女性キャラに絡んでおり、ヒステリカが報酬として配布されたイベントの公式ツイートで「スパロボシリーズ札付きの女の敵」とまで言われてしまっている。


余談編集

無惨とエンブリヲエンブリヲとポプテピピック

ネタのようなあだ名をつけられることが多い。

登場前からも、OPの描写から「眼力だけで服を飛ばす(脱がす)マン」と呼ばれていた。

なお、劇中でも催眠術等でアンジュを攻めた際にアンジュの服を本当に眼力で破っている。

また、アンジュに舌を噛まれて反抗された際には、怒るどころか「ドラマティック!!」と感激している上に、彼女にプロポーズめいた発言までしているなど、実はドMなのではないかと思わせる描写も見せる。

その後第24話でタスクと相対し、アンジュとの関係を仄めかして挑発するも、既に美味しく頂いた後だと宣言されて返り討ちに遭う。そして付いたあだ名が「処女厨」であった。

キーボードで「エンブリヲ」と入力するのが面倒くさいのか、作中での動向から名前をまともに入力するのも嫌気が差すのか、一部を取ってという呼び方も各種SMSで見られる。


マナを持つ人間がエンブリヲの意思に操られるシーンはゴジラファイナルウォーズに登場するX星人のそれを思わせる部分がある。

自身と地球人とのハイブリッドであるミュータントはテレパシー能力に強く反応する性質を持つ「M塩基」という特殊な塩基を利用してM塩基の埋め込まれた生命体(ミュータントのみならず、怪獣も含め)を自由自在に操ることができる点が共通。


ちなみに アンジュの担当声優である水樹奈々日村勇紀と番組で共演した際、前述のセリフを日村氏に向かって言う、と企画があったのだが、内容があまりにも実在の日村氏に当てはまるものだった為、周りから「これ、日村向けに書かれたセリフじゃないよね?」とツッコミが入り、それに対して水樹は「本編で本当に言ったセリフです」と返したため、日村本人は「(俺のこと言ったんじゃないのに)何で俺こんな傷ついてんの…?」とぼやく、という事態が発生した。


またシャドウバース(アニメ)に登場するレオン・オーランシュというキャラの見た目がエンブリヲと酷似しており、髪型も着ている服も喋り方も全て一致している。


関連タグ編集

クロスアンジュ天使と竜の輪舞 ジル(クロスアンジュ)

ラスボス ヒステリカ 全ての元凶 諸悪の根源 絶対悪 女の敵 美形悪役 チート 変態という名の紳士


関連人物

ナオミ(クロスアンジュ):ゲーム『クロスアンジュ天使と竜の輪舞tr.』では彼女の死を見過ごそうとするが、予想に反して彼女は生き延びた。

そして……。















【CAUTION】以下、『天使と竜の輪舞tr.』のネタバレ注意!!編集






















「数ある世界のたったひとつにすぎないかもしれない。だが世界は確実に変わる」

「君というたった一人の存在がトリルとなって、旋律を揺らしたのだ」


PlayStation Vitaで発売された『クロスアンジュ天使と竜の輪舞tr.』では、主人公かつオリジナルキャラのナオミがエンブリヲの陣営に付いて戦うルートがある。

そのルートでのエンブリヲは何と改心し、本当の意味で全ての過ちを正す「世界の修復」のために奔走したため、アニメやスパロボで行った数々の所業を知るプレイヤーを驚かせた。


アニメやスパロボ、アニメに準拠したリベルタスルート&ドラゴンルートとの違いは、自分のもとに来たアルゼナルのメンバーを蔑ろにしなかったこと


  • サリアとの関係は比較的健全
  • クリスとは互いを尊重する友人関係を築く
  • エルシャが大切にしている子供に対して優しく接した

と、甘言で唆した後に掌を返すことをしなかった。

加えて最終決戦の前には、二つの世界の真実とこれから行う「世界の修復」の重大さをナオミ・サリア・クリス・エルシャに話した上で改めて自分に付いてくるか選択肢を与えている。

その結果として彼女たちが離れることも覚悟して。


このルートにおけるエンブリヲが行った「世界の修復」は、アニメやスパロボで行おうとしたような「全部壊してリセット」という暴挙ではなく、「今生きる人間の存在を残した上での新世界の創造」(現世界での記憶は残らない)である。

アウラをアウラの民に対して返還しないことについては、世界修復に必要という理由だけでなく、全世界のエネルギー源が一斉に断たれることで起きてしまう甚大な被害を考慮した結果であり、自分が創造してしまった世界とそこに生きる人間に対する贖罪とも取れる。


アルゼナルの現実にも責任を感じ、彼女達を「新しい友」として友好と協力を持ちかけたが、ジルからは激しく反発されノーマ陣営とはやはり敵対することになる。

彼なりの善意でアルゼナルの面々に接しようとはしたが、生来の上から目線な言動・態度が災いし毛嫌いされてしまう。それでも「言葉だけではなく、行動で示す」と諦めず、ジルとの交渉が決裂するまではアルゼナルの復旧に力を貸した。

リベルタスを「それも一つの生きる道」と肯定しつつ、それに固執し過ぎているジルの姿を、自分に責任があることを理解しながらも心苦しく感じており、サリアを勧誘したのも彼女が叶うことのない希望にすがっているのを見かねたためだった。


僅かではあるが、本作ではエンブリヲの過去にも触れられている。

かつては天才児であったようで、幼い頃からかなり難しい本を読みふけり、同時に書いていたらしい。

「ドラゴニウムのエネルギー変換における制御方法と実装の基礎」や「プリナムチャンバーの幾何学的形状変化が内燃機関の出力に及ぼす影響について」などはエンブリヲの著作であるらしく、やはりこの世界の根幹を作った優秀な人物であったことが分かる。

一方で、自分で「我ながら名著だ」と自画自賛したり、子供に読ませる本を選ぶ際に自著の本を推したり、プリティ・サリアンのことを「あれはなかなか……」と評すなど天然かつ残念な面も見せている。



かつてエンブリヲは、パラメイルの初飛行の際に死ぬ運命にあったナオミを静観し見捨てたが……彼女はどういう訳か死の運命を覆して生き残った。

ナオミの生還はエンブリヲでさえ予想外の結果であり、これが確率上の偶然ではないと感じたエンブリヲは、彼女のように運命というものは変えられるものだと確信する。

これによってアニメやスパロボにおける独善的な部分は鳴りを潜め、この世界をより良いものとするために動き出すことに。

このことから、アニメでエンブリヲが言っていた「千年間待った女性」とはアンジュではなく、ナオミのような女性だったのかもしれない。


「すまない、優しき乙女よ……」

「君と出会えてよかった。……ありがとう」


ナオミとの交流によって、エンブリヲは自分が存在出来る可能性が半々になる=永遠に次元の狭間に取り残されるというリスクを負ってでも新世界でナオミと共に生きる未来を願うようになり、直前まで迷いながらも最後に彼女の言葉を聞いて自身の選択が間違いではないと確信。

ナオミ達ダイヤモンドローズ騎士団と共に最後の戦いに臨み、その果てに世界修復を完遂した。


「ありがとう、ナオミ」

「今この瞬間、私の悲願は為された」

「思いは可能性を凌駕した。真に新しい世界が創出されようとしている」

「君たちが望む、共に生きる世界。その答えが……ここに」


世界修復によって生み出された新世界におけるナオミ達を見る限り、彼の願いは果たされたのは確かなのだろう。

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