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ジル(クロスアンジュ)

じる

ジルとは、「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」の登場人物。
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CV:本田貴子

「お前にはもう何もない。皇女としての権限も人としての尊厳も何もな・・・ようこそ、生き地獄へ!」

概要

アルゼナルの総司令官を務めるノーマの女性。冷厳な性格で、反抗する者に対し容赦のない厳罰を与える。その非情さから多くのノーマ達から恐れられ、アンジュにも辛く当たることが多いが、決して根っからの悪い人物ではなく、周囲に翻弄される形でアルゼナルに送り込まれてしまったアンジュを気遣うような面も見せている。戦場へ送るノーマ達の兵士としての責務を知り、指揮官としての責任感の強さも窺える。
人望も厚く、マギージャスミンのみならず監査官であるエマからも尊敬の念を抱かれているなど、周囲からは慕われており、マナを扱える人間達に存在を否定されたアルゼナルの人間達にとって、唯一信じる事が出来るのがジルという存在であった。

かつてはヴィルキスに搭乗しドラゴンと戦った元兵士であったが、その機能を完全に発揮出来ず、最終的には右腕を失い、メイルライダーの資格も失ってしまい、現在の右腕は機械の義手になっている。
言うまでもなく身体能力も高く、ナイフでアンジュの服だけを切り裂いたり、軽々と組み伏せるなど、かつて兵士であった頃の実力が垣間見える。ただし、義手はあまり丈夫ではなく、アンジュを拷問した際に壊れた上に、右腕の古傷も開いてしまったため、修理したジャスミンに「そいつはあんたほど頑丈じゃない」と窘められている。

その内にはドラゴンと戦う為の道具にされ続け、人間としての尊厳を認められていないノーマ達の自由を勝ち取る使命感を秘めており、エマやアルゼナルの一般隊員には内密で、「リベルタス」という計画を実行に移す機会を伺っている。内容は不明だが、リベルタとはイタリア語で”自由”を意味する事から、自分達ノーマを軽蔑するマナやその社会のシステムに対する反抗作戦と思われ、世界を解放する事らしい。
また、世界を裏側から支配する存在、エンブリヲとは浅からぬ因縁があり、彼に対し激しい敵意と憎悪を秘めている。
この世界の成り立ちやドラゴンの本当の正体についても知っており、12話ではそれが語られることになるが、彼女はそれらを他のノーマたちに隠蔽していた。

しかし、物語が進むに連れ、次第にノーマの同胞を救うという理想や使命感よりも、自らの個人的な復讐を目的とした独善的なやり方が目立っていく事になり、アンジュだけでなく信頼を得ていたタスクからも「変わってしまった」と、失望されていく事になる。
一方的に自らの考えを押し付け続けられているアンジュからは、「訳の解らない絵空事や無意味な使命感に酔いしれる変質狂」と酷評されてしまっている。

ネタバレ

ここから先は本編に関するネタバレになりますので、ご注意ください。












その正体は、アレクトラ・マリア・フォン・レーヴェンヘルツという名のガリア帝国第一皇女で、マナ世界の王族から初めて生まれたノーマである。10歳の頃にノーマと発覚してアルゼナルに送り込まれ、公式には病死した事にされている。
入所当初はアンジュ同様に荒れた生活を送っていたが、王族の血と指輪を所持していた事でヴィルキス覚醒に成功した事から、作り物のマナ世界を破壊する使命に目覚め、第一次リベルタスを決行しようとする。

しかし、アレクトラが最後の要件(永遠語り)を習得していなかった為にヴィルキスの更なる力を引き出す事が出来なかった事やエンブリヲ側の高い戦闘力により、上記のように失敗に終わってしまう。エンブリヲとは、この時より浅からぬ因縁を持ち、仇敵として狙っていた事が公式サイトの登場人物紹介で明かされており、タスクの回想によればジルの部隊は彼が使用されていたと思われる黒いパラメイルにより全滅された模様。

実は、リベルタスが失敗に終わってしまった真実は、ジルがエンブリヲによって篭絡されてしまった事が原因であり、負傷しながら幻惑を振り切って帰還した彼女は、当時の司令官であるジャスミンの腕の中で、ジル以外のメイの姉やタスクの母親を含めた仲間達が死亡し、さらにジルがヴィルキスを使いこなす事ができずに仲間を救う事が出来なかった事に涙を流した。この「女としての弱さ」に負けてしまった屈辱ゆえか、エンブリヲに関しては憎悪を剥き出しにしている。
一方で、現在もジルは「エンブリヲ様」と寝言を呟いてしまうなど、エンブリヲに篭絡されてしまった呪縛に逃れられずにいる。

アルゼナルに収容されたばかりのアンジュに対し、容赦なく腹蹴りをしたり、彼女の服や下着を剥ぎ取り、「身体検査」という名目で拷問を行った。
世間知らずなアンジュに厳しく接しつつも、兵士としての自覚を促したり、彼女の身勝手な行動によりゾーラ隊長以下三名を死亡させた際は、安易に戦いの場から降りることを許可せず「戦って死ね」と叱咤した。
一方で、乗機を失ったアンジュにヴィルキスと一度は没収した彼女の指輪を与えたり、彼女が稼いだ金をはたいてモモカを買い取ろうとした際も「金さえあればここでは何でも手に入る」として難なく許可する等、他の兵士達よりも優遇していると思われる寛容さも見せている。
アンジュがヴィルキスを使いこなせるようになって以降、エマ監察官には内密で「リベルタス」という計画を実行に移そうとしている。その為には、計画の要であるヴィルキスが必要不可欠であり、皇族の血を引く彼女に渡し、彼女の血と指輪、そして「永遠語りの歌」によって、ヴィルキスは「真の姿」を現す事に成功した。しかし、その計画には多数の死者が出ることが予想されるとメンバーの一人であるジャスミンが難色していた。

アンジュが止むを得ない事情でヒルダ達と共に脱走した際も、タスクにアンジュの追跡・送還を依頼しており、帰還後は財産等を没収しながらも、再びヴィルキスのライダーに任命している。しかし、これらの過度なひいきは、自身を慕いヴィルキスのパイロットに志願していたサリアの反感や暴走、そして離反と裏切りを招く要因にもなっている。
もっとも、サリアにヴィルキスの操縦適正がない事に加え、自身によくも悪くも似ており妹のように感じていた彼女にリベルタスに深入りさせまいという配慮であった。(もっとも、第一中隊の指揮官に抜擢するなど、責任を与える事で精神的な成長を願っていた節もあるが)
その後、ドラゴンの総攻撃によってアルゼナルのプラントが大打撃を受け、更にはジュリオ率いる大規模艦隊の襲撃でアルゼナルが使い物にならなくなったので、仕方なく地下に隠しておいた超巨大潜水艦に逃げ込むも、ドラゴンの正体をアルゼナルのメンバー達に隠し続けていただけでなく、ろくな抵抗の出来ない状況にある仲間達を見捨てる行為をサリアに行わせた等が仇となり、肝心のアンジュには反抗され、いざこざの中で彼女は行方不明になるという大きな失態に繋がった。
後に再会して合流した後も、争いを回避できる可能性の出始めたドラゴン達を使い捨ての道具にしようとし、更にはそれに反対したアンジュに対しモモカを人質にして従わせようとする。また自分自身さえも含めた同胞のノーマ達を「リベルタス成功の為の道具」などと平然と発言した事でタスクや仲間たちを失望させ、またしてもアンジュの脱走を招く事になる。
格納庫でアンジュと一騎打ちに敗れたジルは、単独でエンブリヲの元へ向かおうとしたが、ヒルダ達に取り押さえられる。かつてのリベルタスの失敗した真実を明かし、今後もエンブリヲに操られる可能性を考慮し、ジャスミンから司令官の任を下ろされる事になる。ジル本人も言い訳などはせず、後任としてヒルダに後を託した。
その後、時空融合が始まった直後、帰還したアンジュの説教を受け、過去のケリをつけるために、最終作戦「ラストリベルタス」への参加を決断する。
エルシャからもたらされたラグナメイル・レイジアで出撃し、クレオパトラを駆るサリアと交戦、
ドラゴンたちの援軍の足止めに利用されている隙にエンブリヲを追跡し、演技で騙して近づき、義手に仕込んでいた凍結バレットで凍らせ生け捕りにしたかに見えたが、突如動き出したヒステリカのレーザーを脇腹に受け重傷を負ってしまう。
追いかけてきたサリアによってアウローラへ運ばれるものの、死を悟って治療を拒否し、格納庫でサリアと最期の会話を交わし、今まで辛く当たっていたことを謝罪して息を引き取った。

スーパーロボット大戦Vでは

クロスアンジュ初参戦となる今作にも登場。アルゼナルが『機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』のオーブ連合首長国に密かに支援を受けていたり、ソレスタルビーイングやミスリルと共同戦線を張っているため原作よりは環境に恵まれている。それでもやはりリベルタス遂行にこだわるのは原作通りだが原作中盤で見られた問題行動(ドラゴン達を使い捨てにすること前提の作戦を立てる、それに反対したアンジュを従わせるためにモモカ拘束、無断出撃、寝返ったサリア達を助けない方針で決め込むなど)、暴言(味方の人間や自分含めて『すべてはリベルタス遂行のための道具』発言など)が概ねカットされているためアンジュには原作程不信感を持たれず対立することもなくなり状況の悪化を重ねることもない。

中盤終わり頃に自らの過去を味方に語るも似たような経験をしたことがあるスメラギ・李・ノリエガに諭されてこれがきっかけで再び前線で戦う決意をしてスポット参戦。ここで条件を満たしているとシン・アスカ達の説得で原作より早いタイミングでクレオパトラの力を引き出したサリアにエンブリヲの攻撃から守られ傷を負うことなく生存、サリアとの関係も修復され以降は自軍部隊に正式参戦。原作では叶わなかったエンブリヲに引導を渡すことも可能になる。エンブリヲに対する未練も明確に断ち切っており仲間入りした後は『すべてが終わったら異性のパートナーを探したい』と発言するなど前向きになっている。またこの時冗談混じりにクルツ・ウェーバーからベルファンガン・クルーゾーをパートナー候補として薦められたりしている。

原作では中盤辺りまでは『厳しくも有能で頼れる司令官』だったのだがそれ以降は『リベルタス遂行にこだわるあまりに暴走した末に失態を重ね仲間たちからの信頼も殆ど失う』という残念な一面が目立った彼女もスパロボ補正を受けたことで救われたと言える

関連イラスト

クロスアンジュ天使と龍の輪舞グッズ案



関連タグ

クロスアンジュ天使と竜の輪舞 アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ 
『身体検査』と言う名の拷問 ビッチ
吐き気を催す邪悪

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