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スーパーロボット大戦X

すーぱーろぼっとたいせんえっくす

『スーパーロボット大戦X』とは、2018年3月29日発売のシミュレーションRPG。
目次 [非表示]

智の神が守護する異世界 その名は、「アル・ワース」

数奇な運命に導かれ 鋼の戦士たちが始まりの地に集う

これは、幻光の世界で紡がれる物語


概要編集

前作Vに続く王道単発スパロボシリーズの第2弾で有り、VXT三部作の第2作目。エーアイスパロボを挟まずにVから約1年での発売となる。

対応ハードは『スーパーロボット大戦V』より引続きPlayStation 4及びPlayStation Vita。後日、Nintendo SwitchSteamでも発売された。


これまでの「X」はEXMXXOUXBXX-Ωと前後に何かを付いていたが20数年以上でやっと1文字のXが登場。

Vに引き続きPSハード・王道スパロボシリーズであるが、今回は完全な異世界「アル・ワース」が舞台という風変わりな雰囲気のスパロボとなった。原作で地球が舞台となる各作品は異世界召喚という形で参戦し、雰囲気的には『スーパーロボット大戦EX』や『スーパーロボット大戦NEO』に近い。

剣と魔法の異世界ものらしくファンタジー色の強い中世的雰囲気な世界観だがラ・ギアスともまた異なり、分岐選択及び終盤は宇宙空間も戦いの舞台となる。


初参戦作品は『Gのレコンギスタ』、『魔神英雄伝ワタル』、『バディ・コンプレックス』。

更にVの『宇宙戦艦ヤマト2199』に代わって非ロボットアニメ・艦艇メインの作品として『ふしぎの海のナディア』が参戦。Vにおけるヤマトが従来のファンにも好評であったため、それを受けて新しい流れを引き続き取り入れるべく参戦が決まった。


他に特筆すべきは復活参戦作品も多い点。

聖戦士ダンバインが『スーパーロボット大戦SC2』以来久々に据え置きスパロボに復活。

SKLではない方のマジンカイザーの参戦も久々であり、しかも今回はOVA版とも異なる、F完結編で初登場した時の姿で登場する(そのため名義は特定作品ではなく「オリジナル版」)。なお、マジンエンペラーGマジンガーZEROも続投する。ちなみにカイザー・ZERO・エンペラーGはすべて別機体。

またマジンガーシリーズの敵ユニットとしてグレートマジンガーの敵であった戦闘獣が台詞とボイス付きで復活というスパロボプレイヤーでも予想外の事態となった。

ガンダム枠ではベルトーチカ・チルドレン名義でHi-νガンダム第3次スーパーロボット大戦α以来の参戦となる。F91はDC戦争シリーズやαシリーズ同様にカミーユらと同じ時代という設定で登場。ただしクロスボーンは異なり、シーブックとトビアが別の時代の人間というこれまた変則的な参戦となっている。

また、バンプレストオリジナルからはサイバスター魔装機神THE LORD OF ELEMENTAL名義でOE以来となる版権スパロボ参戦。Vにおけるグルンガストヒュッケバイン同様のスペシャル参戦の為、OGシリーズと時系列的な関係は無い。

これまたV同様、早期購入特典により序盤から加入する。


一方で王道シリーズでありながらゲッターロボが不参加であり、ガンダム枠では初参戦以降Vまで常連であった機動戦士ガンダム00シリーズが初欠席。コズミック・イラ作品もBXに続いての欠席となり、宇宙世紀では珍しく機動戦士ガンダムUCが飛ばされ逆シャアの次がF91(設定上は第二次ネオ・ジオン抗争に便乗してクロスボーン戦役が勃発)になっている。


システム面ではVのパイロット育成システムなどをブラッシュアップしている他、戦闘デモにムービーカットインを本格採用(今までも一部採用している)。原作の映像を再撮影・加工して取り込んでいおり、再撮影不可能な古い作品も中割りまで分析してHD画質の16:9で書き直している。


Vから引き続き、参戦作品の主な楽曲を収録したオリジナルサウンドエディションも限定販売された。


参戦作品編集

復帰作品やHD機初参戦作品もスパクロには参戦している場合あり。

:完全新規参戦・CS機初参戦 :HD機初参戦 :前々作以前より復帰 :機体のみ参戦


参戦作品備考
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
◎機機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンD以来約15年ぶり(注1)
機動戦士ガンダムF91α2以来約15年ぶりの復帰
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz天獄篇より復帰
ガンダム Gのレコンギスタ完全新規参戦
無敵鋼人ダイターン3
聖戦士ダンバイン据え置き機ではIMPACTより約16年SC2より約10年ぶり(BXには参戦)
◎機聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine据え置きでは旧シリーズ以来の復帰(BXには参戦)
魔神英雄伝ワタル完全新規参戦
ふしぎの海のナディア完全新規参戦
勇者特急マイトガイン
マジンカイザー(オリジナル版)α外伝よりピッタリ17年ぶり(注2)
真マジンガーZ衝撃!Z編
真マジンガーZEROVS暗黒大将軍
天元突破グレンラガン天獄篇より復帰
天元突破グレンラガン 螺巌篇天獄篇より復帰
コードギアス 反逆のルルーシュ R2天獄篇より復帰
バディ・コンプレックス完全新規参戦
バディ・コンプレックス 完結編 -あの空に還る未来で-完全新規参戦
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞

注1:本名義では初参戦。Hi-νガンダムのリデザイン後の参戦も初。

注2:本名義では初参戦。設定面ではα3までオリジナル版のまま。


バンプレストオリジナル編集

アマリとイオリイオリとアマリ

本作でも男主人公と女主人公の2名で、キャラクターデザインは高河ゆん(ホープス除く)。

どちらも異世界アル・ワースの法と秩序の番人である魔従教団の一員である。

アル・ワースにおける魔法である「ドグマ」を使用する。


イオリ・アイオライト CV:新井良平

勝ち気かつ生真面目で、強い正義感を持った「菫青石(きんせいせき)の術士」。

幼き頃より修練を積んできたドグマ(魔法)で何が出来るか模索すべくゼルガードで旅に出る。


アマリ・アクアマリン CV:佐藤聡美

気弱で臆病な所もあるが、礼儀正しく真面目な「藍柱石(らんちゅうせき)の術士」。

心の底には強い決意を持ち、自分が何のために生きているか模索すべくゼルガードで旅に出る。


ホープス CV:野田圭一

キャラクターデザインは中島和恵

ドグマで創られた人語を解する魔法生物。自らの知識を広げるため、主人公と共に旅をしている。

ゼルガードに搭乗し、戦闘のサポートも行う。


ゼルガード編集

ゼルガード

所属アルワース・魔従教団
機種オート・ウォーロック
全長26.3m
重量37.3t
武装旋風の弐拾伍式:VARTEX、征嵐の壱拾陸式:TEMPESTAなど

今回の主人公機。メカデザインは浅井真紀

アル・ワースの法と秩序の番人である魔従教団が開発したオート・ウォーロック。

前腕部に装備された機械式の魔法陣で素早くドグマを使用することが出来るが、魔力の増幅率が不安定で乗り手の実力や状態によってダイレクトに戦闘力が変化する。


ゲスト参戦編集

マサキ・アンドー&サイバスター(魔装機神THE LORD OF ELEMENTAL名義)


異世界アル・ワース編集

本作の舞台となる世界(惑星であり、異次元宇宙である)。

ベースとなっている世界は『魔神英雄伝ワタル』『クロスアンジュ』『天元突破グレンラガン』。

V字をした巨大な大陸を持ち、東にはマナを持つ者が治める「マナの国」、西には獣人が生息する「獣の国」がある。中央部には創界山が位置しており、ドアクダーにより虹の色が奪われている。

この世界の法と秩序を維持する組織が魔従教団であり、主人公たちも当初はここで修業していた。


他の作品は、別の並行世界から集められたという設定。


  1. 平和の世界:『真マジンガー』『マイトガイン』の世界。 ワタルもここ出身。比較的安定している(ただし、悪党や脅威などは存在する)。
  2. 革命の世界:『ダイターン3』『ガンダムW(EW)』『コードギアス』『ダンバイン』の世界。ブリタニアと手を組んだドレイク軍との戦い・ゼロレクイエムを経てマリーメイア軍が決起し、その戦いの中でこちらの世界にやってくる。
  3. 戦争の世界:宇宙世紀ガンダムの世界。『クロスボーン』はその未来、『Gレコ』は更にずっと先の未来らしい。
  4. ナディアの世界:本作のタルテソス王国はアル・ワースに入植したアトランティス人の末裔の国となっている為、ネモ船長ガーゴイルらは元・異世界人となっている。
  5. バディコンの世界:主人公が未来にタイムスリップした後、主要勢力がこちらの世界に転移することに(実はゾギリア側には元の世界と行き来するルートがあったことが判明する)。

上記以外の別世界からやってきた人物らも存在することから、これら5つ以外にも異なる世界が存在することが示唆されている


作品で重要な悪役キャラ、エンブリオ・マリアンヌ・ガーゴイル・ドアクダー・闇の帝王・セルリック・エグゼブ・ブラックノワール・マジンガーZERO・グランゼボーマ・智の神エンデ(ラスボス)。



関連タグ編集

スーパーロボット大戦 スパロボX

PlayStation 4 PlayStation Vita


スーパーロボット大戦X-Ω:タイトルが微妙に異なるスパロボ作品。


VXT三部作編集


外部リンク編集

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