概要
小公女セーラに登場する弁護士であり、セーラの父親が経営している鉱山に多額の出資を行っていた。
プロローグではミンチンと対面しており、寄宿生として学院にやってくるセーラの専用部屋の内覧及びセーラの身に何か起きないよう家具の配置や置き方などを指示した。
また、その上馬車のジャンプ(セーラ命名)を手配するなどこの時点では特に嫌味の1つもない、極めて普通の人物かと思われたが・・。
ネタバレ注意‼︎
衝撃の事実
セーラの父親が経営する鉱山が破産し、それに大量の出資をしていた彼は負債の回収の権利を主張してセーラの遺産にあたる家具一式もろとも没収してしまった。ボナパルトも処分されたが、エミリーは取り上げられなかった。
またその際に父親を亡くして喪失状態のセーラに「親バカにも程がある」「今日からここの持ち物は全てお前のものではないからね」など嫌味をぶつけ鼻持ちならない本性をむき出しにする。
その後身寄りのないセーラの面倒を学院(ミンチン)に押し付け下働きとして雇わせることをミンチンに提案する。
無論、セーラの誕生パーティを開いたことによるミンチン学院の損失も大きかったため、奇しくもバロー弁護士とミンチンのセーラに対する憎悪の念だけは一致している。(誕生パーティは断っていたし、鉱山の破産は父親が原因なのでセーラにとっては理不尽すぎる仕打ちだが)
その後しばらく出番がなかったが、セーラが自分の事務所を訪ねてきた時に「ラルフは友人に騙されて破産した」という旨の言葉を告げ、この友人の存在がのちの重大な伏線になっている。