特徴
主に学校の部活動によるスポーツ振興が主流ではない欧州ではよく見られる形態である。戦後以降はスポーツにおいて欧米両者の影響を強く受けている日本のサッカー界では学校の部活動と並行して定着している形態ではあるが、部活動に比べてチーム数が少なく、年齢区分で第2種に分類されるユースチームが特に少ない傾向にある。
スポーツ少年団との違い
- クラブユースは民設民営のスポーツクラブのことを基本的に指す。
- 月謝が高いところが多い。(自治体による補助金で賄われないことがある)
- 保護者の負担が少ない。(スポーツ少年団は保護者同士の連携によって運営されている)
- 選手の通学先に捉われない。(スポーツ少年団は通学先単位で組織が形成されることが多い)
主な大会
- 年間のリーグ戦
日本サッカー協会と傘下の各都道府県サッカー協会が主催。第2種のユースチームと第3種のジュニアユースチームにおいてビックタイトルの中では高校サッカー側と同様にトップの扱いとなる。第2種に限って東西に分けた扱いの全国リーグが存在する。
- 日本クラブユース選手権大会
夏のトーナメント戦大会。オープントーナメントなのでクラブユースチームであればクラブ形態は問われない。
- Jリーグユース選手権大会
通称Jユースカップ。冬のトーナメント戦大会。第2種限定の大会でもある。Jリーグ在籍クラブのユースチームが主に参加する大会だが、JFL以下の在籍クラブのユースチームやトップチームが存在しないクラブのユースチームも日本クラブユース連盟枠(4枠)で出場できる。なお、Jリーグ側と連盟側で予選方法が別れていて、それを勝ち抜いたチームが決勝トーナメントで争う。
- タウンカップ
正式名称は『日本クラブユースサッカー選手権(U-18)Town Club CUP』。Jリーグ在籍クラブを除いた第2種限定の大会で、主にJユースカップ決勝トーナメント出場を逃したチームによって争われることがある。