概要
日本サッカー協会(JFA)により編成されるサッカーの日本代表チームに関するイラストにつけられるタグ。
特記ない場合、年齢制限のない男子チーム「男子Aナショナルチーム」(「フル代表」)を指す。
最初の国際試合は、1917年に東京で開催された第3回極東選手権競技大会の中華民国戦(5月9日)。(この時は東京高等師範学校の単独チーム。)
1930年の第9回極東選手権競技大会には単独チームではなく東京帝国大学主体ではあったが、初めて全日本選抜が編成された。日本は中華民国と同位優勝、これが初タイトル。
1936年のベルリンオリンピックでは、早稲田大学ア式蹴球部主体の選抜チームの全日本が1回戦でスウェーデンを破った。(ベルリンの奇跡)
戦後、1968年のメキシコシティ五輪で銅メダルを獲得。
(当時はアマチュアのみ。1984年から条件付きでプロ選手も出場可、1992から23歳以下の選手のみ、現在は1996年大会よりオーバーエイジ規定追加。)
しかしFIFAワールドカップの道は遠く、出場権は1954年のFIFAワールドカップ・予選でW杯予選に初参加して1998年のFIFAワールドカップ・アジア予選までかなりの年月を要した。(オリンピックも1992年まで予選敗退。)
現在はオリンピック代表は1996年以降、ワールドカップのA代表は1998年以降連続出場。
ユニフォームの話
多くの国は国旗や王室などに関わる色をユニフォームに採用することが多いが、ご存じの通りサッカー日本代表はどちらにも当てはまらない青を採用している、
起源には諸説あるが、有名どころでは戦前多くの名選手を輩出した東京帝国大学チームのカラーにあやかったというものがある。
実は一時期赤を基調とした時期もあったのだが、その時の代表があまりにも弱すぎて青に戻った。
ラモス瑠偉はじめ一部からは国旗に準じた赤と白にしてほしいという声もあるが、既に90年の伝統を誇る青に愛着を抱くファンと関係者は多く、今後も青が使用され続ける可能性が高い。
日本のほかにはイタリア、ニュージーランド、オーストラリアなどが国旗と関係のない色を採用しており、この他にも意外と多かったりする。気になる人はwikipedia英語版の「ナショナルカラー」の記事を参照のこと。
2022年FIFAカタールW杯サッカー日本代表
背番号順表記(下記理由※1後述)
ポジション | 背番号 | 選手名 | 所属クラブ |
GK | 1 | 川島永嗣 | RCストラスブール(フランス) |
GK | 12 | 権田修一 | 清水エスパルス(日本) |
GK | 23 | シュミット・ダニエル | シント=トロイデンVV(ベルギー) |
FP | 2 | 山根視来 | 川崎フロンターレ(日本) |
FP | 3 | 谷口彰悟 | 川崎フロンターレ(日本) |
FP | 4 | 板倉滉 | ボルシアMG(ドイツ) |
FP | 5 | 長友佑都 | FC東京(日本) |
FP | 6 | 遠藤航 | VfBシュトゥットガルト(ドイツ) |
FP | 7 | 柴崎岳 | CDレガネス(スペイン) |
FP | 8 | 堂安律 | SCフライブルク(ドイツ) |
FP | 9 | 三苫薫 | ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン(イングランド) |
FP | 10 | 南野拓実 | ASモナコ |
FP | 11 | 久保建英 | レアルソシエダ(スペイン) |
FP | 13 | 守田英正 | スポルティングCP(ポルトガル) |
FP | 14 | 伊東純也 | スタッド・ランス(フランス) |
FP | 15 | 鎌田大地 | Eフランクフルト(ドイツ) |
FP | 16 | 冨安健洋 | アーセナル(イングランド) |
FP | 17 | 田中碧 | フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ) |
FP | 18 | 浅野拓磨 | VfLボーフム(ドイツ) |
FP | 19 | 酒井宏樹 | 浦和レッズ(日本) |
FP | 20 | 町野修斗 | 湘南ベルマーレ(日本) |
FP | 21 | 上田綾世 | セルクル・ブルージュKSV(ベルギー) |
FP | 22 | 吉田麻也☆ | シャルケ04(ドイツ) |
FP | 24 | 相馬勇紀 | 名古屋グランパス(日本) |
FP | 25 | 前田大然 | セルティックFC(スコットランド) |
FP | 26 | 伊藤洋輝 | VfBシュトゥットガルト(ドイツ) |
☆→キャプテン
※1 FP→「フィールドプレイヤー」 今回はGK以外のポジションであるFW、MF、DFを区別せず、まとめて表記されている。因みに、新型コロナウイルス流行により、メンバーは23人から26人に拡大し、一試合の交代枠も5枠に変更されている。
歴代の代表選手
過去に日本代表の召集経験があり、2022年時点で現役の選手一覧
※1 選手兼監督
※2 高原直泰は選手兼監督をしながらチームを運営する「沖縄SV株式会社」の代表でもある。
※3 松井大輔は現役を続けながら、フットサルでも選手として契約しプレー。フットサルもY.S.C.C.横浜でプレー。
※4 リザーブチーム
※5 水沼宏太は、父・水沼貴史と共に親子で日本代表。
Wikipediaの荒らしについて
2022年FIFAワールドカップカタール中の2022年11月27日日本時間19:00(現地時間13:00)に行われたコスタリカ戦で日本代表が敗北した事を受けて、伊藤洋輝選手、森保一監督のWikipediaのページが荒らされ、管理者と一部利用者にのみ編集可能な保護設定がされる事態となった。
当試合で、バックパスを連発し、「消極的」と見做されるプレーをしていた伊藤洋輝選手のページには、「コスタリカのスパイ(名前を変えられていた)」、「バックパス製造機(おそらく職業を変えられていた)」と書かれ、日本代表監督森保一監督は紹介文に「日本無能監督」と追加されていた。→※1
この同様の事件が、2018年FIFAワールドカップロシアでも行われていた。日本がセネガルと試合した際(2018年6月24日開催)、川島永嗣選手が前半に相手のシュートをパンチングしたら、そのボールが相手の先制点を生み出す事となった。その際、川島永嗣選手のWikipediaのページが荒らされてしまった。名前が「パンチャー川島」「ロケットパンチ川島」となったり、肩書が「ボクシング選手」「プロボクサー」と書き換えられたりし、一時間に200回以上書き加えられる事態となった。→※2
これらの事件は、「荒らし」が目的のユーザーによるものである。匿名性があるが故に、ワールドカップ自体が四年に一度の一大イベントであり、非常に注目されるがためにこのような事が起きると推察される。なお、こうした荒らし行為はサッカーに限らず、重大なニュースや不祥事を起こした芸人や俳優のページでも見られる。
以上のような荒らし行為は当然許される訳はないし、そもそも荒らしても即差し戻しを食らうので意味がない事も併記しておく。
関連タグ
サッカー 代表
青/ブルー:チームカラー。
SAMURAI BLUE(サムライ・ブルー):愛称のひとつ。
なでしこジャパン:女子サッカーの日本代表の愛称。
橘朔也:2022年にカタールで開催されているFIFAワールドカップにおいて、日本代表が格上のドイツ、スペインに勝利し、コスタリカに敗北したことから「格上の相手にしか勝てないって、橘さんと一緒じゃねぇか」とネタにされ、「ギャレン」がトレンド入りする事態にまで発展した。尚、橘さんを演じていた天野浩成は当初何故トレンド入りしたのか分からなかったという。