『Axis Powers ヘタリア』におけるベルギーはベルベルの項目を参照。
概要
面積 | 30528平方km(日本の12分の1) |
---|---|
総人口 | 1170万人(2023年) |
首都 | ブリュッセル |
言語 | オランダ語(フラマン語)、フランス語(ワロン語)、ドイツ語など |
宗教 | キリスト教(カトリック)が中心、ムスリムも増加中 |
正式名称はベルギー王国。「白耳義」と当て字されることもあり、例えば日本とベルギーの関係を「日白関係」と略することもある。ベルギー王室は日本の皇室とも交流がある。
ユーラシア大陸のヨーロッパ中西部に位置する。首都ブリュッセルにはEU本部やNATOの事務局が設置。
南北に隣接するオランダとルクセンブルクとは歴史的・地理的つながりが深く、「ベネルクス三国」と総称されることがある。
北半分がオランダ語系地域「フランデレン」(フランス名フランドル、英名フランダース)、南半分がフランス語系地域「ワロン」であり、その中間やや北寄りにある首都ブリュッセルは両言語の混用地域である。東端には若干のドイツ語圏が存在する多民族国家である。
近年は多数の移民を受け入れている国であり、人種的に多様な国へと変化している。
社会
立憲君主制を採用しており、国家行政の事実上のトップは首相である。
フランデレン・ワロン各地域による連邦制を取るが、言語民族の違いを背景に対立も見られ、時に「言語戦争」とまで呼ばれるほどの激しい対立を生じたことも(例として一つの大学を人員のみならず蔵書までオランダ語とフランス語とで分割)、政党もオランダ系とフランス系に分かれており、2010年には両者の対立が原因で541日間も内閣が存在しないという政治的空白も発生。
文化
ビールの名産地のひとつ。食文化としてはその他にムール貝とフリッツ(フライドポテト)が特に好まれ、「ゴディバ」「レオニダス」などのチョコレートメーカーも人気がある。
国技と称されるほど自転車競技(ロードレース)が盛んであり、ツール・ド・フランス総合優勝者輩出最多を誇る、クラシックと呼ばれるほど格式あるレースも多くが近郊で行なわれる事もあり、大勢の観戦者が押しかけて大声援を挙げる事もしばしば。
経済
豊かな高所得国であり、1人当たりGDPは日本と同水準である。
多様な製造業が発達しており、貿易輸出額がGDPを超えることもある。
平野が広がるフランデレン地域では農業が盛ん。南部ワロンのアルデンヌ高地では酪農や養鶏、養豚が行われている。元々はワロンの方が鉱物資源によって産業革命において先行したが、その衰退と共に工業の中心がフランデレンに移行し、南北での経済格差が問題となっている。
略史
ローマ時代の直前には由来にもなったベルガエ人が暮らしていた。ローマ時代にはゲルマン系との国境地域であり、さらにその後もフランスと神聖ローマ帝国(現在のドイツ等)の境界地域としての歴史をたどる。この影響か、ヘント(ガン)やブルッヘ(ブリュージュ)、アントウェルペン(アントワープ)など、中世の早い時期から多くの港湾都市や商工業都市が発達し、欧州有数の富裕な地域として知られていた。ブルゴーニュ公国領から変転を経て、北に位置するオランダなどと共に、スペインのハプスブルク家の所領となった。1581年にオランダが独立を宣言した際には同調せず、カトリックの多いスペイン側にとどまる。
その後オーストリアのハプスブルク領、フランス領、オランダ領を経て1830年に独立を宣言。南部に鉄鉱山や炭坑があったこともあり、工業国としても発展をみせた。
かつては永世中立国であったが、2度の世界大戦で2度までもドイツによりフランス侵攻のための通り道として蹂躙されてしまったことから、第二次世界大戦後はNATO(北大西洋条約機構)、EU(ヨーロッパ連合)に加入し集団安全保障体制をとっている。さらに、首都ブリュッセルにはEU本部が置かれるなど、境界としての立地を逆手に取った欧州統合の中心ともなっている。
渡航
査証免除取極により90日以内の短期滞在なら査証は不要(ただしシェンゲン協定により180日を超えない範囲)。
日本の外務省は危険情報は発令されてないがスリや置き引きに注意してほしいとのこと。
ベルギー関連のキャラクター
- ネロ・ダースとパトラッシュ(フランダースの犬)
- ステカセキング(キン肉マン)
- ベルベル(ヘタリア)
- ロゼッタ・パッセル(カレイドスター)
- エルキュール・ポワロ(名探偵ポワロ)
- タンタン(タンタンの冒険)
- 歯痛殿下(悪魔くん)
- 牛鬼カルフ(世界妖怪図鑑)
- エルミーヌ・ワロン(ステーションメモリーズ!)……上述のポワロと当国のワロン地方、オリエント急行が元ネタのキャラ
- ファル(千銃士)
- ドールズフロントライン
随時募集中
関連タグ
コンゴ民主共和国:ザイール時代ベルギー国王個人の所有地とされた