『Axis Powers ヘタリア』におけるオランダは蘭にいさんの項目を参照のこと。
概要
ヨーロッパの北西部にある立憲君主国。面積約41,000平方キロ、総人口約1,660万人。首都はアムステルダム。ただし、王宮や行政機能はハーグにある。
正式国名はKoninkrijk der Nederlanden(ネーデルラント王国)。「オランダ」は国内のホラント州にちなむもので、ポルトガル経由で伝わった呼び方である。
南に隣接するベルギー及びルクセンブルクとは歴史的・地理的つながりが深く、「ベネルクス三国」と総称されることがある。
サッカーの強国の一つ。2010年開催のFIFAワールドカップでは準優勝を果たした。このほか、スピードスケート・野球などが盛ん。特に野球は欧州では例外的に野球が盛んであり、野球オランダ代表は野球強豪国の一角である。
国土の大半が海面下レベルを含む低地(「ネーデルラント」の語源でもある)で、干拓によって生み出された土地が多い。
平成29年(2017年)3月にオランダ自由党のヘルト・ウィルダースと自由民主党との選挙戦が行われる予定である。
なお、この選挙ではEU崩壊や離脱を左右する選挙になるといわれている。
歴史
1581年に当時のスペイン(というよりスペイン王家のハプスブルク家)から独立を宣言、1648年に正式に独立国として承認された。
17世紀前半は東インド(現在のインドネシア等)に勢力を伸ばし海上貿易を支配したが、イギリスにより短期間で覇権を奪われた。
1639年から1854年まではヨーロッパの国では唯一日本との外交関係を維持していた。日本においては長崎の出島で交易を行っていた。
フランス革命以後の混乱期に一時フランスに本国が併合されてしまい、出島にあるオランダ商館が世界で唯一オランダ国旗を掲げていたという時期もある。
第二次世界大戦時には17世紀以来の植民地であった東インド(蘭印)を日本軍に攻略され、戦後紆余曲折を経てインドネシアの独立を認めざるを得なくなった。
この経過から現在も一定のレベルで反日感情が残存しており、1991年に元首のベアトリクス女王が公式訪問で来日した際には、これに配慮して晩餐会での挨拶に際し大戦時にインドネシアでオランダ国民が犠牲となったことを言及し日本国内からは批判の声があがった。
ただし、挨拶全体としては翌年開業が決まっていた長崎県佐世保市のテーマパーク・ハウステンボス等の現在の良好な両国関係の維持発展に力点を置いたものであった。
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