図鑑データ
「Hoi ! 貴方が噂のこの艦隊の提督ね!
私は、オランダ軽巡 De Ruyter! わかる?
わかるわかる? そ、結構、いいから、私! 任せて。」
概要? はいっ、これ。Graag gedaan.
2019年秋イベント「進撃!第二次作戦「南方作戦」」において新規実装された、初の『オランダ海軍』所属の軽巡洋艦娘。同イベント第三海域第二ボスマスにおいて、ドロップで入手することが可能である。
海外の軽巡洋艦としては通算5隻目で、連合国所属としては2隻目である(1隻目はオーストラリア軽巡のパース。どちらも第三海域で入手できるのだが、突破報酬として入手できるパースのほうを先とする)。
容姿? やっばーい!
金色の瞳に赤毛の持ち主。前髪がいわゆる「ぱっつん」なのだが、それとは対照的に、後ろ髪には緩やかな癖がついている。また、横髪はかなり長い上に、ゆるやかな縦ロールとなっている。さらに、そのうちの一房ずつを左右で三つ編みにして、ウォースパイトと同じように頭の後ろに回している。そのような髪型と幼い顔立ちゆえに、人形のような印象を抱かせる。
服装は黄緑を基調としたセーラー服で、オレンジ色のスカーフが非常に長く、はっきりとはわからないのだが、後ろのほうで結わいているようである。また、襟元の部分には金色のベルがあり、そこから二筋の鎖がスカーフと同じく、背中のほうへと伸びている。
スカート自体はプリーツスカートなのだが、その一部に網目状のスリットが入っている。また、両脚には膝までを覆うのオーバーニー(短めのニーソックスの一種)を履いている。
艤装は、船体を前後に分割した形状のものを腰に装着し、そこに連装砲三基が備え付けられている上に、右手に単装砲を所持している。これは、当時の日本海軍の軽巡洋艦に対抗するために採用された案をモチーフにしている。また、太腿の部分に装着されているのは連装機銃で、これもまたその当時の兵装を参考にしたものとなっている。
他の艦娘に見られない珍しい艤装装備位置として水上機カタパルトをカチューシャとして頭部に装備している点である。カタパルト持ちは専用の艦載機射出演出があるアーケードに実装されたらどうなるのだろうか…
【クリスマスmode】
2019年12月20日に早速【クリスマスmode】が実装された。此れまではイベント終了後実装が多かったかが、イベント期間中の実装は珍しい。
また、同月24日のオンメンテ以降は更に、表情や手の形が微妙に異なる上に右手にプレゼントボックスを携えた【イブ表情差分】に差し替えられている。稀に見るハイペースっぷりである。
尚立ち絵から胸部装甲は薄いと見られていたが、【クリスマスmode】において着痩せするタイプだった事が判明した。
【節分mode】
2020年1月14日、イベント終了とともに【節分mode】が実装された。
早くも順応し、日本の風習に興味津々の様子。いったいどこで習ったのだろうか?
と思っていたら彼女の口から「セッツブーン」という単語が。
…やっぱり君か。
なお、中破するとピンク色の可愛らしいパンツが丸出しになる。
やっばーい、性格かぁ。まだ早い気もするけど、やっちゃう、感じ?
一人称は「私」で、プレイヤーのことは「提督」と呼ぶ。
見た目通りの幼い言動が特徴で、提督にタメ口で話すなど基本的に陽気で自由奔放な性格。時報においては彼女然として提督を振り回す印象も受ける。ところどころで「わかるわかる」や「やっばーい」という言葉が口癖のように出てくる。また「夜のお仕事」という言葉や、たまに出てくるギャルっぽい言い回しが、某イタリア駆逐艦を髣髴とさせる。…というか、声帯の妖精さんが同じである。
どうやら、日本の重巡に対しては相当なトラウマがあるようで、ABDA艦隊として共に戦ったヒューストンとパースを一瞬日本の艦隊と見間違えてパニックに陥る様子が見られる。見間違えだったと気が付くと落ち着きを取り戻すと同時に、3時のおやつに誘う。
夜の時報では某三水戦を二水戦と勘違いする場面がみられる。こちらに関しては特に動揺してはいないようだ。
朝はストロープワッフルを作るだけではなく、ご丁寧に食べ方までも指導してくれる。また、昼は焼いたパンに目玉焼きとハム、チーズを挟んだものを振る舞ってくれる。
また、夜はジャガイモ料理を作ろうとするのだが、逆に提督の作った肉じゃがを振る舞われて無邪気に喜ぶ様が見られる。
性能発見! 皆、戦闘始まるから、用意して!
Lv1の状態では雷装値は【0】で、雷撃ができない。レベルアップや近代化改修で1以上にすることによって、他の軽巡洋艦と同様に雷撃ができるようになる。これは大淀と同じ特徴で、史実で魚雷発射管を装備していなかった事に由来する。しかしゲーム上それではあまりに有用性が低くなってしまうので、バランス調整として大淀と同様に雷装能力が備わっている。
また、初期から3スロットが解放されているが、Lv50で改造後も3スロットのまま。これについては、同時実装のパースも同様であり、同じ特徴は日本海軍の阿賀野型にもみられる。この3艦種は全長や排水量などで近い数字の為、意図的に合わせている可能性もある。
火力は改造後で最大【70】でこれは矢矧改や大淀改と同値で軽巡内では3位タイ。反面雷装は【60】で軽巡ワースト2位(最下位は大淀改の【49】)で夜戦火力は【130】と龍田改二と同値で下から数えた方が早いレベル。
対空値は改軽巡としては高めの【75】まで伸びる。最も専門の防空艦が同じイベントで実装されている他固有の対空CI等は持たない為生かせる場面は少ない。また対潜値も最大で【50】といまひとつ。海防艦娘を使った改修を行ったりケッコンカッコカリしない限り、先制対潜は不可能。
デ・ロイテル改の初期装備である「Bofors 15cm連装速射砲 Mk.9改+単装速射砲 Mk.10改 Model 1938」は、軽巡洋艦用主砲としてみると優秀な部類。尚且つデ・ロイテルに装備ボーナスもあるので昼の砲火力要員として割り切るって運用するのも有効。特に期間イベント等で前半海域で自軍の主力部隊を温存する場合手軽に切っていける。2021年3月30日のアップデートで軽巡フィット補正が追加。改修こそ実装されていないもののの、スペックそのものは軽巡フィット砲最強格となっており、今後改修が実装されれば、多くの日本軽巡にも最強のフィット砲になると見られている(阿賀野型改二や夕張改二以外の日本軽巡は主砲の装備ボーナスに恵まれていないため)。
主砲装備ボーナス表(※1)
装備名 | 性能 | 装備ボーナス | 備考 |
Bofors15cm連装砲 Model1938 | 火力6、対空5、回避2、命中3、 | 火力+2、対空+2、回避+1 | 実質火力8相当 |
Bofors 15cm連装速射砲 Mk.9改+単装速射砲 Mk.10改 Model 1938 | 火力7、対空6、回避3、命中3、装甲-1 | 火力+2、対空+2、回避+1 | 実質火力9相当 |
※1 ゴトランド及び阿賀野型へもデ・ロイテルには劣るが装備ボーナス有
余談? ちゃんと当たってる?
- デ・ロイテルのドロップ率自体は、初出時のイベントにおいてはかなり高めに設定(甲S勝利で6%、A勝利で3%らしい)されていたようである。これは時報において、ヒューストンやパースへの言及がお互いに行われているからで、入手を比較的容易にすることでちぐはぐになるのを防ぐという運営なりの配慮ということだろうか。しかし、ドロップ艦の宿命か、入手できるかどうかは提督自身のリアルラックと運営側の乱数次第なので、ボスに勝利するたびに「デナイ?デル?」と祈りを捧げ、出なかった際には落胆して「デナイ……デス」とつぶやいたり、それが続いたことでストレスが溜まり「デナイ?デロ!」や「デロ!イッテル!」と怨嗟の声を上げる提督がそこかしこにいたとか。
- 11時の時報で、提督に「Java」の行方を尋ねてくるが、これは前級の軽巡洋艦で、共に戦い沈んだジャワのこと。デ・ロイテルは元々、建造中止になったジャワ級3番艦「セレベス」の代艦として建造されたので、彼女にとっては艦級こそ違えど、姉のように慕う存在なのだろう。
- 艦名の由来は、英蘭戦争の英雄ミヒール・デ・ロイテル提督からで、オランダ海軍では代々受け継がれてきた由緒あるもの。軽巡洋艦名としては2代に渡って受け継がれ、当艦が初代。2代目は当初「デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン」として起工したが、当艦が戦没した為その名を受け継いだ。また、戦列艦時代から数えると5代目になる。
- 彼女の船体は、2002年にジャワ海で眠る姿が発見されていた。しかし、2004年に再調査した際には船鐘が盗まれており、その後2016年11月に、違法サルベージによって船体そのものが消失していた事が発表された。このため、現代の彼女に会うことは叶わないので、生まれの故郷であるオランダを訪問するといいだろう(実際に、ゴトランド実装後、ゴトランドが建造された地へ赴いた提督がいる)。
- 見慣れない名前である為、デ・ロイヤルという読み間違いが多発。中にはデトロイトと読み間違えた提督も。彼女の所属はオランダ海軍、デトロイトはオマハ級である。
関連イラスト、この時間はやめとく?
関連タグ、私が預かっちゃお。いいよね? 艦隊、前へ! 私についてきて、いっくよー!
軽巡洋艦で同型艦のいない艦級
日本海軍:大淀(艦隊これくしょん)、夕張(艦隊これくしょん)
スウェーデン海軍:ゴトランド(艦隊これくしょん)
軽巡洋艦娘一覧
枢軸国 | 連合国 | 中立国 |
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