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艦これアーケード

かんこれあーけーど

『艦これアーケード』とは、DMM.comが運営しているブラウザゲーム『艦隊これくしょん』のアーケードゲーム版である。『艦隊これくしょんアーケード』ではなく、『艦これアーケード』が正式なタイトル。
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概要

ブラウザゲーム艦隊これくしょん』のアーケードゲーム版であり、運営はセガ・インタラクティブ、開発はセガ・インタラクティブ第2研究開発本部(AM2研の後継)が担当。

ちなみに本作のシンボルキャラクターを伊勢日向の二人が務めているのは、「い」+「ひゅう」=「せが」で、運営元のSEGAと引っ掛けているからとされている。

なお、ゲームデータの保存にはゲームセンターのカード販売機にて発売されているAime(アイミー)カードやバナパスポートカード、またはおサイフケータイ対応の携帯電話が必要だが、ゲームデータを保存しないゲストプレイも可能(母港メニューの編成、出撃、補給、入渠以外の機能は使用不可、海域でドロップした艦娘カードの購入は可能)。

稼働までの経緯

ポート24の艦これアーケードに関する項目も併せて参照。

2015年1月にアーケード用として開発されていることが発表されたのが最初であり、当初は2015年夏頃の稼働を予定していた。この時はセガ(当時)と角川ゲームス・「艦これ」運営鎮守府の共同開発であり、ブラウザ版のプロデューサーも務めていた田中謙介も本作の開発に参加していた。

2015年1月23日から25日までの3日間に最初のロケテストが実施され、翌2月のJAEPO2015にも出展されたが、ブラウザ版とほぼ同じようなゲーム内容だった為、納入するゲームセンター側の評価は芳しくなく、導入を見送るカスタマーもあったという。(このままの内容ではわざわざゲームセンターまで足を運んでプレイのたびに金を払うか甚だ疑問で、ぶっちゃけこれならばプレイ料金は基本無料で手間も待つ時間もかからず、自宅で気兼ねなくプレイできるブラウザ版で十分という結論にプレイヤーが辿り着くのは想像に難くない)これが後に稼働日から問題となった需要と供給のバランス合わない遠因となる。

JAEPO2015開催後にセガの上層部の発破(というよりかなり厳しい叱責)があり、アクション性の高い現在のシステムに生まれ変わる事になる……のだが、実際はセガ上層部の鶴の一声はない
なお、書籍「艦これスタイル」に掲載された本作のエグゼクティブプロデューサーであるセガの大崎誠氏へのインタビューによると、当初はセガ側がブラウザ版の再現に重点を置いていたが、ブラウザ版のプロデューサーである田中謙介氏から「ブラウザと同じじゃ無くていいじゃないですか。これだけリッチなハードとソフト、もっと動的に使ってみたい!」と後押しされてシステムが大きく変化したと明かしている。

同年7月のプライベートショウに出展されたバージョンは前述した当初のシステムと現在のシステムの中間に当たり、プレイヤーが介入する余地が増えたことで来訪者からは高評価を得ている。この時同年秋稼働予定に延期され、最終的に2016年春に再延期された。全面的な見直しによってセガ・インタラクティブ単独での開発に移行し、田中謙介は本作の開発から手を引いている。

2016年初頭の最終ロケテストを経て同年4月26日に全国のゲームセンターで稼働を開始。都市圏では常時稼働率100%、場所によっては数時間待ちは当たり前で、その盛況ぶりは11年前にセガからリリースされた業務用作品『三国志大戦』の稼働当初さながらであった。

謎の超美少女練習巡洋艦K(自称)の艦これアーケードはちみ(以下略



ゲームの特徴

3Dモデルで作成された艦娘深海棲艦が様々な場面で見せる動作と、プレイヤー自身が艦隊を操作して指揮するアクション性のある出撃画面が特徴。
基本的な流れ自体はブラウザ版と同じで、初期艦や出撃する海域もブラウザ版に準じている。ただし、演習遠征近代化改修連合艦隊対空カットイン基地航空隊などのシステムは本作では廃止されている。任務はリリース当初は実装されていなかったが、後に『REVISION2』にて導入された。また、対潜水艦用の装備は当初からあったものの、対潜水艦戦は後に西方海域が解放されてから導入されている。ちなみに弾着観測射撃は『REVISION6』から導入されている。

3Dモデル

艦娘は母港・戦闘シーンのどちらでも3Dモデルで動き回り、多彩な表情や仕草を見せてくれる。
また、母港画面では視点を操作して後姿を眺める事も可能で、イラストではなかなか判別しづらかった服装や艤装の細かい部分まで見る事ができる。
更に母港画面ではタッチスクリーンで突っつくと台詞に応じた大きな動きを伴う反応を返してくれる為、見ていて飽きない。ただし、あまり眺めているとGP不足に陥り出撃に支障が出てしまう。
なお、縦方向には少ししか動かせないので下から覗く事は不可能。あしからず。

出撃

出撃時には各海域ごとに定められた一定量のGPが必要となる為、不足している場合は追加クレジットを投入して画面右上の「GP購入」を押してGPを追加しなければ出撃できない。
また、1つの戦闘海域には作戦時間が設定されており、この時間内に主力艦隊と交戦できなければ海域攻略に失敗となる。

艦これアーケードの筐体図
【艦これアーケード ロケテスト2015年の漫画(簡易版)】


本作は敵の主力艦隊(=ボス)を探して海域を探索する「索敵フェイズ」と接触した敵艦隊との砲雷撃戦を行う「戦闘フェイズ」の二段階に分かれており、筐体に備えられた操舵輪とエンジンテレグラフを使って艦隊を操作する。エンジンテレグラフは原速(最遅)⇒第一戦速~第五戦速⇒一杯(最速)の7段階に切り替え可能だが、速度を上げるごとに疲労の蓄積量も多くなり、疲労度がMAXになると戦闘時における命中率が低下し、更に疲労度が一定値に下がるまで原速状態にまでスピードダウンしてしまう(疲労度は画面右下の船速メーターで確認可能)。
また、編成した艦娘の速度に差がある場合は遅い艦が艦隊からはぐれてしまう事もある。

索敵フェイズ

索敵フェイズでは艦隊の周囲や通過した航路以外の未索敵のエリアは敵やアイテムが表示されない為、偵察機を運用可能な航空母艦航空巡洋艦航空戦艦がいなければ敵艦隊や偵察機と鉢合わせしてしまう危険性が高い。
これらの艦種は索敵フェイズにてタッチスクリーンで任意の地点を指定して偵察機を飛ばす事で遠方の索敵が行えるほか、攻撃機爆撃機を搭載していれば砲雷撃戦突入前に敵艦隊に先制航空攻撃を仕掛ける事が可能。
ただし、偵察や航空攻撃実行後は画面下の各アイコンのゲージが満タンになるまで再度実行する事ができなくなる。
また、1-4以降の海域からは敵艦隊も偵察機を飛ばしてくるので、自軍の艦隊が捕捉されると先に航空攻撃を受けてしまう事になる。この敵からの航空攻撃は非常に強力で、軽巡洋艦や駆逐艦が一発で大破となり、撤退に追い込まれる可能性が高いので注意が必要。
なお、海上にはアイテムが落ちている事もあり、接近する事で回収できる。

ちなみに道中に出没する敵艦隊とは必ずしも交戦する必要がなく、うまく回避すれば損害を抑えて主力艦隊へ直行する事も不可能ではない。仮に道中の艦隊と接触しても、戦闘時間内を逃げ切れば判定が敗北になる代わりにやり過ごす事ができる。

戦闘フェイズ

敵艦隊との距離や位置を把握し、主砲・副砲・魚雷・航空攻撃・爆雷/航空爆雷を駆使して制限時間内での敵撃破を狙う。ブラウザ版では砲雷撃戦開始前に同航戦・反航戦・T字有利・T字不利の4つの交戦形態をランダムで選出していたが、本作では自艦隊と敵艦隊との位置によって交戦形態がその都度変化していく。
また、敵艦隊を中心にしてに近距離、中距離、遠距離を示す円が目安として表示されており、艦娘の装備によって攻撃可能な距離が異なっている。
つまり、長射程が欠点にもなりうるブラウザ版とは違い射程が長ければ長いほど有利となっている。

主砲
航空母艦を除いた水上艦の主兵装。有効射程内に入ると対象となる敵艦に円形状の照準が表示され、その照準の外側から円の中心に向かって灰色のリングが収束していき、リングが照準の内側に入った瞬間を見計らって発令ボタンを押す事で射撃が成立。複数の艦娘の射程距離が重複する場合は「〇艦一斉射撃」となる。
主砲発射後は主砲のアイコンに表示されたゲージが満タンになるまでその艦娘は主砲を撃つ事ができず、チャージ時間は大型艦であるほど長くなる傾向にある。リングが照準内に入る前に発令ボタンを押すと相手を挟むようにして着弾する夾叉弾となり、敵艦隊の体勢が崩れて次の攻撃が当てやすくなるほか、リングの収束する速度が遅くなり、更には敵艦の攻撃をキャンセルする事もできる。
『REVISION6』から導入された弾着観測射撃は航空機触接後サイトが変更されてからタイミングを合わせることで発動する。

副砲
ボタンを連打する事で射撃可能だが、主砲と比べて火力が低くもっぱら主砲のチャージ中の隙を補う為に使うケースが多い…と思いきや、連射できる関係上敵艦の耐久をゴリゴリ削る事もできるのでむしろ中型艦だとこちらがメインウェポンになる事も。
至近弾を浴びせる事ができれば夾叉弾と同様に敵艦隊の体勢を崩す事ができる。アイコンのゲージがなくなるとチャージが完了するまで次弾を撃てないのは主砲と同様。
ちなみに重巡と戦艦は副砲が標準装備だが、その他の艦種は副砲を装備しないと使えない(駆逐艦のみは装備できる副砲が機銃だけなので副砲使用不可)。このため、ブラウザ版と比較して15.5cm三連装副砲の需要が異様に高い。

魚雷
相手の移動先を予測して発射する。残弾数が設定されており、ゼロになるとその時点での戦闘において撃てなくなる(戦闘終了後は再度発射可能となる)。当てるには予測射撃といったテクニックが必要となるが、当たれば強力。
また、見た目よりも当たり判定が広く、掠るような軌道でも命中判定がある。雷巡は雷撃の威力が高い分発射する魚雷の数が他の水上艦よりも多い。
ちなみに甲標的は、後述する航空攻撃と同じ形で敵艦隊に触接させる事で、その艦隊との戦闘開始時に開幕雷撃を放つ事ができる。

航空攻撃
戦闘範囲全域が射程圏であり、チャージが完了すればすぐ攻撃が可能。ただしチャージ時間はかなり長く、搭載艦が中破以上の損害を受けたり、航空戦や敵の対空砲撃で艦載機が撃墜されて搭載数がゼロになると航空攻撃はできなくなる。また、夜戦では使用不能。

爆雷・航空爆雷
対潜水艦戦で使用。攻撃を行うには投射範囲内に敵潜水艦を捉え続ける必要がある。ブラウザ版とは違い、航空爆雷は軽空母や航空戦艦だけでなく正規空母も実行可能。その一方で軽空母の航空爆雷はシナジーがかかっており高い対潜火力を発揮する

夜戦
制限時間内に敵艦を全滅できなかった場合、夜戦に入り残存艦への追撃戦を行う事が可能(残り作戦時間を超過しても夜戦は必ず選択できる)。ただし、夜戦での制限時間は短い為、速攻で勝負を決める必要がある。空母や大破した艦は参加不能な点と昼戦ではあまり火力が出ない軽巡洋艦駆逐艦の本領が発揮される点はブラウザ版と同様だが、昼間戦終了の時点で自軍の艦隊に大破した艦が多いと夜戦のアイコンが選択できなくなる。

その他、ブラウザ版とは異なる点を以下に挙げていく。

  • 敵の着弾予想地点は赤い円で表示され、攻撃開始までにこの範囲内に取り残された艦娘は敵からの攻撃を受けてしまう。したがって被弾を防ぐにはこの円をうまく避けるプレイヤースキルが重要であり、スピードを上げて一気に突っ切る以外にも、速度を落として高速転回を行い避けることもできる。
  • ブラウザ版では夜戦でのみ発動したカットイン攻撃だが、本作では昼間戦でも条件が成立すれば発動する場合があり、更にこの時点で敵を仕留められなかった場合は発令ボタンの連打数に応じて追加ダメージを与えるQTEが発生する。
  • 敵の攻撃から旗艦を庇う際にも発令ボタンを連打するQTEが発生。表示されたメーターが満タンになるまで連打する事で成功となり、攻撃対象となった艦娘を他の艦娘が庇い、代わりにダメージを受ける(庇う側となる艦娘はランダムで選出)。メーターが一定値に到達しなければ失敗となるが、逆に言えば庇いたくない場合は任意で止められる。
  • 艦娘が被弾するタイミングで操舵輪を「面舵」(右)か「取舵」(左)に切り回避するQTEがランダムで発生する。
  • 敵潜水艦はアクティブソナー(プレイヤーのタッチで発動)を使用して探知しないと攻撃できない。また、探索中は敵潜水艦が浮上している時でなければ位置を把握できず、把握できないまま接触してしまうと先制雷撃による強襲攻撃を受ける事になる。

カード

艦娘入手時にその場でカードを印刷するシステム。「通常」、「ホロ」、「中破ホロ」の3種類がある。
ホロと中破ホロのカードは運の数値が通常のカードよりも高く、特に中破ホロカードは運が大幅に上がる代わりに装甲が低下する為、やや玄人向けである。
既に手持ちのカードと同じ艦娘のカードが出た場合は、カードを同時に読み込ませる事で艦娘を強化する事ができる(実質的な近代化改修)。重ねる枚数に制限はない(但し読み込める枚数には限界がある為、バランスを考慮すると5~6枚程度が適切と思われる)。ちなみにカードリーダーに読み込めるカードの枚数は全部で36枚までであり、つまり最終的には36枚1デッキとしてプレイする事となる。
更に一定レベルに達した艦娘を使い続けると改装された「改カード」が低確率ながら建造・ドロップで入手できる。
2017年5月現在では、改造で艦種が変わる艦娘と白露、村雨、千歳、千代田を除く改専用グラフィックは未実装。
ちなみに筐体毎にその場でカードを印刷している為、印刷ミスがたまにあるのはご愛敬。

ホログラムカードについて

出撃後の艦娘カード排出時には着任挨拶で鎮守府の中を進んでいくのだが、この時に艦娘が控えている部屋の奥の廊下で那珂島風が踊っている演出が出るとホログラムカードの排出が確定となる。

ゲームシステム

GP

本作は『ボーダーブレイク』等で採用されている1クレジット100円でGP(=ゲームポイント)を購入してプレイするスタイルをとっている。
GPは以下の場合に消費され、GPがなくなるとプレイ終了。

母港画面
1GP/秒。ゲーム開始直後、出撃からの帰投直後や建造によるカード印刷中or設計図入手時はボーナスタイムが設定され、その間はGP消費が止まる。

出撃
出撃する際、海域毎に設定されたGPを消費。ただし出撃中はGPの消費が止まる。

資源不足
補給・入渠・建造・開発時、資源が足りない場合にGPを資源に変換する事ができる。ただしレートは悪い。
GPが残ったままプレイを終了する事も可能だが、余ったGPは資源に変換される為、次回プレイ時に引き継がれる事はない。

GPの購入は初回プレイ時は初期艦+300GPで1クレジット。
2回目以降はエントリー時に1クレジット300GPか3クレジット900GPを選択する。
3クレジットの方が入手できる資源が少々お得だが、店舗によってはクレジット制限があり、3クレジット900GPは購入できない場合もある。

母港画面

秘書艦を中心に360度見渡す事が可能。
艦娘を突っついて反応を楽しんだり、執務室の模様替えも可能だが、残り時間(GP)には注意。
ゲーム開始時と艦隊帰投時には十数秒間のGP無消費時間が存在する。

建造・ドロップ

建造でもドロップでもカードの発行には毎回1クレジットが必要。何が出てくるかはクレジットを投入する段階では一切わからないようになっている。
なお、建造は2017年5月現在1度のプレイに付き最大5回まで。
前述した通り、同じ艦娘のカードを複数枚読み込ませる事で艦娘の性能が上がる仕様の為、ダブりも決して無駄にはならない。

また、『REVISION5』からは建造時に艦娘をカードとして印刷するか設計図にするか選択できるようになった。設計図にするとカードは印刷されないが、3枚貯めると確定で改カードを印刷できる(その艦娘がデッキにいる必要有。また、改二カードは現状この方法では印刷不可)。なお、無印ノーマルだともらえる設計図は1枚だが、ホロカードや中破カード、改、改二はもらえる設計図の数が増える。未改造ホロカードの時点で設計図3枚なのでホロカードが出たら改造のチャンスと言える。

クレジットを消費してカードを発行すると、ドロップの場合は印刷が完了するまでの間に提督が鎮守府の廊下を歩いて新たに着任した艦娘が待つ部屋へと向かうシーン(スキップ不可)が挿入され、この時にすれ違う艦娘達をタッチする事で様々なリアクションが返ってくる。更にたまに出てくるや、踊りをする島風那珂が出現するとレアカード確定という噂が流れているが、因果関係は未検証。
建造の場合は数十秒GPの消費が止まってその間の時間は母港画面で他の作業ができるようになる(印刷が行われない設計図入手時も同様に数十秒GP消費が止まる)。

海域に出撃した場合、道中で撤退しても帰投時に必ず一隻はドロップするようになっており、更に海域をS勝利で突破すると、レア艦娘がドロップしやすい「追撃戦」というボーナスステージ的な海域に1度だけ出撃可能になる(あくまで出撃できるのが1度だけであり、出撃後再び条件を満たせば再出現する)。
イベントの場合は最終海域(前段作戦・後段作戦で分かれている場合はそれぞれに用意されている)をクリアすると確定でイベント限定の艦娘がドロップする「掃討戦」というボーナス海域に1度だけ出撃可能になる。こちらは1度出撃すると再度前段作戦or後段作戦の最初の海域からゲージを削りなおして最終海域までクリアしないと掃討戦は再出現しない。

「自分で狙うより手っ取り早いし安く済む」という理由でレアな艦娘カードやとにかく出にくい改カードをカードショップで購入する米帝提督も多数。買い手がいるからには売り手もいる訳で、既に提督間での幾多の取引が昼夜を問わず繰り広げられている。
ただ、ゲームを始めて間もない頃は使用できる資源量が限られている為、金に物を言わせて序盤からいきなり大型艦を使うのはお勧めしない。下手をすれば資源が枯れ果てて身動きすら取れなくなってしまうだろう。

開発

開発は1回の出撃につき4回まで。(後述する「第二開発」含む)
『REVISION2』からは、一定の条件を満たす事で開発する装備を絞り込める第二開発が可能になった。

資源

『艦これ』における重要な要素だが、本作では艦隊をおつかいに出して資源を回収させる「遠征」がない為、自然回復かGP購入時の付属資源ぐらいしか獲得手段がない。資源の備蓄上限値は「司令レベル×200+800」。
自然回復量はブラウザ版の二倍程度で、司令部レベル10位なら24時間で、レベル99でも一週間位でカンストする。開発・建造には一回のプレイにおける回数制限がある為、連続プレイや乱開発しない限りはまず枯渇する事はない。

余談だが、補給は編成画面から直接行えるようになった(というより補給専用の画面はない)。

入渠

ブラウザ版で導入されていた入渠の待ち時間は廃止された為、高速修復材は「資源を消費せずに入渠できる」という効果に変更された。GPでも代用可。

轟沈

轟沈してしまった艦娘は「ロスト」にはならず「出撃不可」となる点がブラウザ版とは異なり、本作では以下の方法で艦娘を復帰させる事ができるようになっている。

復活600GP(2クレジット相当)を消費して応急修理女神を発動する。費用がかかるがペナルティ無しで再出撃可能。
復帰艦娘のレベルリセット、司令部レベルダウンのペナルティが発生する代わりに無償で再出撃できる。
保留後で復帰したい時はこれを選ぶ。轟沈してしまった艦娘を再度活用する場合は対象のカードを読み込んだ後、改めて「復活」または「復帰」を選ぶ必要がある。

実装艦娘

全てブラウザ版にも実装されている艦娘。本作限定の艦娘は存在しない。艦娘の追加実装は月末に1回のペースで行われている。
2017年5月現在、実装されている艦娘は以下の通り。

駆逐艦娘

回避・速力・夜戦火力に優れた艦種。特に海域航行時の旗艦速力は艦隊速度に大きな影響を与える為、駆逐艦を旗艦にすると回避行動を取りやすくなるという利点がある。『REVISION2』より交戦時の速度が艦隊の速度を平均化したものに変更された為、旗艦に据える以外の選択肢も生まれた。
ただし、型毎の速度のムラが大きく、史実通り島風がぶっちぎりの快速を誇る一方、秋月の速度はより大型の重巡すらも下回る(自慢の対空攻撃もあまり機能していない事もあり、本作における秋月の持ち味はレアなだけと揶揄される事も…)。
また、吹雪朝潮改大潮だけが若干速度が速めに設定されている。

一方で耐久・攻撃力・射程共に低い為、昼戦でのダメージ貢献度は低く、1発の被弾が即大破に繋がりやすいピーキーな仕様となっているが、次発装填までの時間が最短という事もあり、夜戦では戦艦以上の火力を叩き出す。また、豆鉄砲とは言え一斉射撃の補正強化も出来る為、決して昼戦でも「いらない子」にはならない。

やり込み次第では同名カードで登録上限まで登録し、練度さえ高ければ出撃の為の編成制限が存在しない海域の中で最も難易度の高い3-4を駆逐単艦で攻略する事さえ可能。


軽巡洋艦娘

駆逐艦寄りのバランス型で、駆逐艦の約2倍程度の耐久・装甲を有し、速力も駆逐艦に次いで速いなど、駆逐艦では耐久度の面で不安のある海域に向いている。また、この艦種から中射程射撃を行え、索敵機を飛ばせるようになる。火力は駆逐艦と(装備以外では)ほぼ同じである為、速力と耐久度のトレードオフ関係にある。
『REVISION2』では重巡の価値が見直された為、火力・装甲で劣る軽巡の立場は多少悪くなったが、対潜能力を持つ点でまだ差別化は十分可能である。
速度のムラは駆逐艦よりは抑え目であり、最速は球磨型、最遅は天龍型となっている。


重雷装巡洋艦娘

いわゆる雷巡。ブラウザ版と同じく雷撃に特化した艦種。甲標的の運用も可能。
雷撃特化型故に雷撃を当てる事に慣れなければならず、おまけに魚雷が1戦につき2回しか撃てない為にプレイヤーの腕が試される。本領が雷撃と夜戦である為、速攻には不向きなのが難点か。


重巡洋艦娘

戦艦寄りのバランス型。耐久・火力・装甲が駆逐艦・軽巡の約2倍程度となり、昼戦での安定度が一気に増す。当初は速度重視とも火力重視とも言いがたい器用貧乏が災いして採用率が低かったが、『REVISION2』では個別の速度も重視されるようになった事で(現在実装済みの重巡は)揃って速度に優れているので採用率は上がったものの火力面では依然として中途半端な面は否めない。主砲を入れず副砲ガン積み構成が現在の主流である。
最上型は改になると航空巡洋艦へと改装され、索敵フェイズで偵察機を飛ばしたり、航空攻撃を行えるようになる。
なお、速度のムラは古鷹型が若干遅い程度で全体的に軽巡並の速度を持つ。


航空巡洋艦娘


空母娘

艦隊の参謀ともいえるポジション。索敵機の索敵範囲が広く、広範囲航空攻撃や先制攻撃、敵航空機の迎撃など戦術的価値の高い行動を多く取れる。
…のだが、行動間隔や夜戦参加不可などの制約が多く、操作も煩雑になり忙しくなりやすい。
また、ブラウザ版に比べ航空戦での被撃墜数が段違いに高く、そもそもの搭載数が少ない軽空母ともなると数回航空戦に持ち込むだけで無力化されてしまう事も。
特に行動頻度の低さは致命的であり、敵からの航空攻撃も現状は「島風を旗艦にして逃げ切れば問題ない」と言うレベルである為、本作ではどうにも不遇の存在。下手をすれば単なる戦闘機キャリアと化してしまう事さえ…
使い方をよく考えないと途端に無力と化す為、プレイヤーの状況判断が試される艦種である。

水上機母艦は空母とは若干仕様が違い、水上機(と言うより瑞雲)による攻撃と主砲による攻撃の両立が可能。空戦能力を下げた代わりに空母程制約が多くはない艦種と言える。
但し速度は龍驤とどっこい。
なお、アーケード初のイベントでは難易度乙に限り水上機母艦が必須となった。

速度は結構ピンキリであり、搭載数の関係から当初は主に赤城加賀がメインで使われていたが、『REVISION2』での調整により軽巡・重巡並の速度を誇る蒼龍飛龍が使いやすくなった。
一方で軽空母は龍驤と祥鳳型が速めである以外は戦艦と同レベルかそれ以下という困った速度の持ち主ばかりである為、普段使いでは提督の愛が試されるが、対潜に関してはシナジーがかかっていることもあり高い火力を発揮する。

正規空母

軽空母
水上機母艦

戦艦娘

火力・装甲が重巡の約2倍程度となり、射程も「長」となるまさに動く要塞。
戦艦・空母相手以外ではアウトレンジからの強力砲撃を連続できるのは大きな強み。
また、ブラウザ版と同様に伊勢型扶桑型戦艦は改造する事で航空戦艦となり、水上機の運用が可能となり、昼戦・夜戦・航空戦と広い対応幅を備える万能性を持つ。

問題は速度。
高速戦艦である金剛型はともかくとして他の戦艦は非常に足が遅く、旗艦が駆逐艦・軽巡だと最大速力時に艦隊から脱落するリスクがある。
また、改装すると航空戦艦は若干速くなり、他は比叡を除いて軒並み遅くなると言う困った特性も持つ。
その為、本作ではある程度の速度と火力を備えた金剛型が花形となっている。
ただし、アーケード初のイベントは航空戦艦が必須となっていた為、航空戦艦入手の為扶桑型と伊勢型を血眼になって探した提督が多かったとか何とか。
故に一番人気が低いのがレアリティが最も高い長門型と言うよく分からない現象を引き起こしている。


今後の実装が告知されている艦娘


春雨 時雨改二

深海棲艦

登場する深海棲艦は解放されている海域に準じたもの。
稼働開始当初は海域はExtra Operation海域を除く北方海域までだったが、2017年2月現在は西方海域まで解放されている。2017年6月より南方海域の一部が解放予定。

駆逐イ級 駆逐ロ級 駆逐ハ級 駆逐ニ級
軽巡ホ級 軽巡ヘ級 軽巡ト級 雷巡チ級
重巡リ級 軽母ヌ級 戦艦ル級 空母ヲ級
輸送ワ級 潜水カ級 潜水ヨ級 戦艦タ級

ボスユニット

泊地棲鬼 泊地棲姫
装甲空母鬼 装甲空母姫
南方棲鬼 南方棲戦鬼

イベント

第三回『艦これ』観艦式にて本ゲームにもブラウザ版と同じく期間限定の高難度ステージ攻略イベントが実装されることが公表された。

その第一弾としてブラウザ版『艦これ』最初のイベントでもあった敵艦隊前線泊地殴り込みが2016年10月27日から翌月11月25日まで開催された。

同イベントでは1-4までの海域を攻略済みである事が参加条件であり、更に前述の通り一部の海域では航空戦艦および水上機母艦などが必要になるという規定が加えられ、イベント内の特定の海域では敵艦隊が2つ同時に出現する事もあった。

続いて2017年春頃に第二弾となる南方海域強襲偵察!が4月26日から翌月31日まで開催された。なお4月26日からは前段作戦のみの実装で、後段作戦は5月11日からプレイ可能。
参加条件と出撃制限は前回のイベントと同様だが、今回から乙作戦掃討戦クリア後に甲作戦が解放されるようになった。敵艦隊からの砲撃サークルで新たに至近弾影響範囲が実装。
同イベント限定で「伊勢改」「日向改」のカードがオリジナルイラストで排出される他、甲作戦の掃討戦で排出されるカードには甲種勲章が印刷されるようになる。

プレイする際の注意

上述したように、本作は稼働開始当初から行列ができるほどの人気ぶりを発揮しており、現在ではそういった状況も落ち着いてきたとはいえ、やはりピーク時には順番待ちが発生するような事もままある。 各設置店舗には混雑時の為のエントリーシートの記入や投入クレジット制限などのルールが設けられており、他のプレイヤー達の迷惑にならないよう、プレイする際はくれぐれもマナーに注意されたし。

評価

ブラウザ版『艦隊これくしょん』や『艦これ改』とは違って艦娘のグラフィックは精巧な3Dモデルで表現され、戦闘時のアクションもよりリアルで迫力のある映像として描写されており、加えて羅針盤およびターゲット補正などをはじめとする運ゲー要素の強かったブラウザ版に比べて戦闘フェイズでの行動もほぼ全てのプレイヤーの判断で制御できるアクティブなシステムであることから、『艦これ』プレイヤーからは分かりやすく進めやすいゲームとして受け入れられている。

艦娘カードの入手についてはやはりランダム性が強いという点はブラウザ版と変わりないが、本作はATCGである為、カードショップで売られている中古品を購入したり、他のプレイヤーに掛けあって双方の欲しいカードを交換し合うという手段もあり(実際本作に限った話ではないが、店によってはそういうトレード希望用の掲示板を設けている所も存在する)、自身が欲しいと思っているカードを揃えるのも“比較的”容易になっている。
システム上、カードは一度ゲーム内で登録さえすれば基本的に所持している必要はない為、所持にこだわらないならば他のプレイヤーから借りるという選択肢もある。

しかし、それ故か本作とブラウザ版を露骨に比較して本家(および運営)への批判に走る者(特に「同時期の期間限定イベントに嫌気が差した」という理由でブラウザ版を離れたというユーザー)も出てきているが、そもそものゲーム性や主要の客層(ブラウザ版が規約上18歳以上しかプレイできないのに対し、本作は全年齢対象である)が異なる上、何よりアーケードゲームという都合上遊ぶだけでも金がかかり、他のプレイヤーの存在を考えると長時間台を占有する事もできず、加えて設置されている店舗も限られているなどの事情からブラウザゲームやコンシューマゲームのように「いつでも気軽にプレイ」とは行かないので、どれが優れているかは一概には言えないし、本来決めるべき事ではない事には留意する必要がある。

そのせいか稼働当初より早くも(『艦これ改』の基本的な仕様やデザインがブラウザ版とさほど変わらないという事もあって)何かしらのコンシューマ機への移植を求める声も上がっているが、セガがこういうアーケードゲームの移植には消極的な事から現時点ではその望みも薄いと言わざるを得ない。

また、稼働当初は各所でゲームセンターが用意したパソコン等の録画媒体が設置され、プレイ動画をニコニコ動画youtubeに投稿できたのだが、現在では角川ゲームスからそうしたサービスを停止するよう通達されたとして、現在では殆どの店舗の録画媒体は撤去されている。

関連イラスト

主にゲーム中の艦娘の動きを題材にしたものが多い。

艦これアーケードの涼風
艦これアーケード


艦これアーケードで新事実に驚愕する天龍ちゃんの巻
目を見て話せと迫ってくる中破姿の霞ちゃん



攻略情報がなかなか出てこない事情から、初心者ガイド漫画もちらほら見られる。

艦これアーケード初心者ガイド漫画描いてみた
謎の<略>練習巡洋艦K(自称)の艦これアーケード 砲撃回避術



稼働前は格闘ゲームレトロゲームをイメージして描かれたイラストもあった。

艦これアーケード キャラ選択画面
深海棲艦バスター



こちらは単に艦娘がアーケードゲームをやっているイラストである。

艦これ×アーケードゲー娘 ハーレーダビッドソン 木曾&鳳翔



別名・表記ゆれ

艦これAC 艦アケ
※公式では『艦これアーケード』を正式名称としており、上記のような略称の使用は禁止しているそうです。

関連タグ

艦隊これくしょん SEGA アーケードゲーム

ボーダーブレイク:SEGAが開発・リリースしているアーケードゲーム。艦これアーケードに採用されたNu基盤の原型である「RING基盤」を初採用したタイトルでもあり、「GP」という概念を用いたプレイ時間を初めて導入した。
ヒーローバンク新甲虫王者ムシキングなど:同じくSEGAによって運営され、同様のカード印刷システムを採用するアーケードゲーム。
三国志大戦:2代目(2016年冬稼働)が上記と同じくカード印刷システムを採用している。ただし上記のものとは違い、両面オンデマンド印刷。その為、他のプレイヤーは使用できないという『艦これアーケード』以上に厳しい制約となり(本作はレベル、装備といった艦娘の状態がプレイヤーのものに準拠する)、トレードするには専用のターミナルを経由する必要がある(参考)。
Fate/GrandOrderArcade:2018年稼働予定。近年のセガの方針からカードは印刷ではないかと疑われている。

外部リンク

公式サイト
ニコニコ大百科 - 艦これアーケード ゲームシステムについてより詳細に書かれている。

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