CV:不明(赤崎千夏?)
バカ…メ……ヤクタタズドモ…メ……マタ…シズンデシマエ…
ノコノコト…ヤクタタズ…ドモ…ガ………シズメェ……ッ!
概要
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』2016年冬季イベント『出撃!礼号作戦』に初登場した深海棲艦。艦級は重巡洋艦で、人型の深海棲艦はこれまでに何種類か確認されたが、姫クラスとしては初登場となる。
同イベントは小規模の作戦の為、最終海域も含めて三つの海域しかないイベントであるが、その最終海域となるのE-3『捷四号作戦』の侵攻部隊 旗艦艦隊の旗艦として登場する。
容姿
白髪金眼、額に非対称な二本角(左の方が大きい)を備えた美女。
特徴的なのは白いウツボを思わせる巨大な艤装であり、合わせて二本(二頭?)が胴回りから生えているように見える(コンプティーク16年6月号に載せられた設定ラフによると、艤装は「腹部」から生えているとのこと)。艤装の頭部からはそれぞれ二門の砲が突き出ており、さらに腰にも両側に一基ずつの連装砲を備えている。これらの特徴は重巡ネ級と類似するものが多い。
最終形態では蛇体のような艤装の各所がひび割れ、朱色のオーラが噴き出しているような描写になっている。
ちなみにウツボのような艤装は最終形態から中に鉄くずが詰まってるように思えるが、乗っても痛くない程度に弾力があるらしい。
フード付きの服を着ており、服両手には黒いグローブが確認でき、また、左足はイタリア艦のそれによく似た赤白ストライプ柄のソックスで覆われている。
重巡夏姫
2016夏イベでは「重巡夏姫」という夏仕様で登場。
ストローで飲み物(黒い液体)を飲んでいて、艤装にもたれかかって思い切りバカンスを楽しんでいるようにしか見えない。
性能は重巡棲姫比べ、耐久値が非常に高くなっているが、開幕で雷撃がない他、ギミックで装甲が弱体化する。
性能
サーア、ヤッテシマエ…
耐久値は400前後ほどあり、装甲も生半可な攻撃ではまともなダメージも与えられない。また、搭載してる主砲の射程が「長」で火力も並の戦艦娘を上回る数値であり、厄介な事に最終形態時には開幕雷撃まで放ってくる。開幕雷撃する重巡洋艦とか怖い・・・
ウァァァアッ!…オノレェッ!
夜戦でも彼女のぶっ飛んだ攻撃性能は遺憾なく発揮される。
ゲージ削り段階ではカットインをバンバン飛ばしてくる上に、最終形態では連撃を飛ばし、さらに甲作戦の最終形態は、僅差ではあるものの南方棲戦姫の夜戦火力を上回る超火力でこちらの艦隊に甚大な被害を与えてくる。
おっかねえ・・・
錚々たる顔ぶれ
そんな彼女が随伴艦として従えているのは、ボス旗艦への攻撃をことごとく吸収し、幾度となく海域クリアを阻んできた戦艦棲姫。しかもダブルで。難易度が甲作戦だと、更に空母棲姫も1隻護衛についてくる。あのメガダイソンや駆逐艦詐欺ですらやらなかった暴挙である。
つまりは今回のイベントのラスト、甲難易度に挑む提督は、総勢4隻もの姫クラスの深海棲艦を相手取る事になる。全力の決戦艦隊支援を出したとしても、第一艦隊のみでこれらの姫クラスを昼間戦までに撃沈するのは実質不可能に近いので、第二艦隊に夜戦で旗艦を撃沈してもらうのをただただ祈るしかない・・・
2017年冬イベントでの再登場
『偵察戦力緊急展開!「光」作戦』に再登場。E-3『トラック泊地沖』の輸送ゲージ側のボスである深海任務部隊 強襲戦隊旗艦として登場する。連合艦隊なので12隻での艦隊を組んでいる。
あくまで輸送作戦でのボスであるため、重巡棲姫を倒さなくてもA勝利すれば問題ない。そしてこの海域では潜水艦6隻で挑戦するのが基本であり、中破艦がいない状態で突入し、支援をケチっていなければA勝利程度ならよほど潜水艦が低レベルでもない限り簡単に突破できる。
そう、突破だけなら簡単にできるのだが…。
このイベントにもやはり装甲破砕ギミックが存在し、その条件は重巡棲姫のマスと離島棲鬼のマスで「S勝利」することが条件となっている。
何が厄介かというと、このS勝利が楽に達成できるものではないという点である。
輸送時と同様に潜水艦隊で挑むと、道中は楽なものの肝心のボス戦では潜水艦では火力不足なためにカットインが入っても重巡棲姫に2桁ダメージしか与えられないということが頻発する。つまりカットイン+クリティカルを期待する必要がある。
一方で水上艦隊で挑むと、道中で空母ヲ級flagship(甲だと改になる)やイベント初参戦の戦艦レ級がお出迎えし、ボスに辿りつく前に大破撤退しやすい。しかし、ボスに辿りつけさえすればS勝利は簡単である。
いずれにせよ大量の資材を失うことになりやすく、ここで無駄に資材を失うよりは装甲破砕せず深海双子棲姫を倒してしまった方がいいという提督もいるほどである。
なお、もう一方の条件である離島棲鬼のほうはこちらも連合艦隊である上に空襲戦を1回挟むだけで戦えるので、夜戦突入前にS勝利できてしまえるほど簡単である。
ヤクタタズドモニ…コノワタシガ…ムネンダ、コンナ……。イヤ、ムシロ、ココロガ…カラダモ…これは……そういうことなの?私は、本当は……
考察
史実でのモデルは明言されていない。
ただし、主砲が四基八門であること、左足のソックスなどから2016年冬季イベントで同時に実装された新規艦である重巡「ザラ」との関連が推測できる。
一部では同回のイベントモチーフとなった作戦が礼号作戦であることから、同じく重巡であり礼号作戦で重要な役割を果たした「足柄」と何か関係があるのでは?と推測する提督も存在したが、史実で足柄が戦没したのは礼号作戦より後のことであるなど、疑問符も多い説である。
また、重巡棲姫が登場した最終マップの作戦名称が「捷四号作戦」であること(史実での『捷号作戦』とは、マリアナを失った日本軍の対米決戦計画である。予想される決戦海域に応じてそれぞれ番号が割り当てられ、このうち捷一号は米軍のレイテ島侵攻を受けて実際に発動された)、敵主力艦隊が「重巡を旗艦とする水上艦隊」であることなどから、史実において栗田艦隊の旗艦を務めた重巡「愛宕」との関係を疑う説も存在している。ただし重巡棲姫の台詞にある「バカメ」が台詞として実装されているのは愛宕ではなく高雄であるなど、こちらもまた確度は高いとは言えない。
いずれにせよ過去にも複数の元ネタを推測できる深海棲艦が存在した以上、単独の艦をモチーフにしたわけではない可能性もある。今後の研究が待たれるところである。
余談
深海一の大声自慢
最終段階がめっっっっっちゃ う る さ い。
叫ぶ、攻撃するにしろダメージを受けるにしろとにかく叫ぶ。
『シズメ……シズメェッ!』
『ウヴェァァァッ!ニクラシヤァァァ…!』
――と腹の底から憎悪を込めて吐き出してくるのだが、その怨霊…もとい音量が尋常ではない。
最終段階で対峙した提督の多くが、そのあまりの大音声にびっくりさせられたとか何とか。
甲作戦だと敵艦隊もカッチカチの重量打線で、仕留め損ねることも多く、何度もこの大絶叫を耳した提督は多い。
あと、時期的にこんな混ぜ物も。
あまりに似すぎているため声帯の妖精さんが両方とも同じ人なのではないかとも疑われたが、
現在では、「新規深海棲艦の中の人=実装イベの報酬艦の中の人」の法則や、
重巡棲姫の浄化ボイスがザラの声に似ていることから、
いずれにしても明確な根拠は存在しないため、鵜呑みにしないように。
その他
実装以前
彼女が実装される以前には、オリジナルの重巡棲姫のイラストをpixivに投稿するユーザーもいた。
まさかの
第2回「艦これ×三越コラボフェア」にて深海側のキャンペーンガールに抜擢された。
白と黄色をベースにしたパーカーを着こなし、艤装へのお土産を確認している。
……てか、アイツら姫と別個体だったのかよ(汗)
銀座三越前駅の円柱ポスターにも採用され、よく見ると紙袋の端に例のろでお型のおもちゃが……
関連イラスト
関連タグ
集積地棲姫・・・同イベの同期
ルンガ沖重巡棲姫・・・21年春に登場した重巡の姫クラス深海棲艦。こちらも相当やかましい