概要
ゲーム艦隊これくしょんの味方側キャラクターである「艦娘」が何らかの形で敵側である深海棲艦に変化したイラストに付けられるタグ。
深海棲艦の正体に関する説の一つ「過去に艦娘だったものが深海棲艦になった姿」に則り、艦娘が轟沈→深海棲艦になった姿として描かれることが多い。
※あくまでも説の一つに過ぎない事をお忘れ無く。
艦娘と深海棲艦の関係を匂わせる公式発言・設定は以前からあったが、2014年夏イベントの空母棲姫(加賀+赤城?)、2014年秋イベントの駆逐棲姫(春雨?)など、特定の艦娘を連想させる敵が登場している。
また、二次創作などでは「艦娘と深海棲艦は同じ存在から分かたれた合わせ鏡のような存在」という解釈も多い。
- 史実的には違和感のない艦娘(ネタやその後的に)もいたり・・・
- 失敗ペンギンが深海棲艦化したものまである。
アニメ1期放映後では如月ショックの影響からか如月が深海棲艦化してしまったイラストが増えつつある。
中には艦これ以外のキャラが深海棲艦化したものまである。
各考察
艦これ改にて
艦これ改では既に西海岸及びパナマ運河(深海運河)が深海棲艦の支配下に置かれてしまっている。そして深海後方海域(西海岸)のボスマスはサンディエゴ、米海軍太平洋艦隊の基地(≒鎮守府)があるはずの場所である。
もしも艦これ世界の米国(に相当する地域)にもかつて艦娘が存在し、深海棲艦に敗北していたとすれば…そして深海棲艦化が事実とすれば、深海棲艦がinch表記の武装を使用している艦ばかりなのも、米国艦が出てこないのも説明がついてしまうといえる。
この場合、艦これの世界観が極めて凄惨なものとなってしまうという難点がある。特に彼女の明るさは全く違うものに見えてくる。とはいえ深海棲艦が深海運河を通じて大西洋にも進出していることがテキストで明言されているので、東海岸に戦力を集結させて防衛戦を繰り広げている可能性も十分にある。
ブラウザ版ではアイオワ実装以降次々とアメリカ海軍所属の艦娘が鎮守府に合流している。中には深海化していたと思われる艦もいれば全くその気配が感じられない艦も存在しており、またイタリア艦・英国艦・ドイツ艦・ソ連艦ベースとハッキリと分かる深海棲艦も多数登場した為深海棲艦が全て元米国艦であるというのは完全にミスリードである事が強調されている。
CVからの推測
2013年5月の初イベント「敵泊地に突入せよ!!」の時にボイス付きで喋った泊地棲鬼と泊地棲姫のCVは野水伊織。
当該イベントの目玉の新艦娘の翔鶴・瑞鶴姉妹のCVも野水伊織であり、当時の翔鶴は後のイベントの大和・武蔵のように終盤ステージの突破報酬だった。
2014秋イベントに登場した駆逐棲姫と空母水鬼は小澤亜李が演じていることが判明しており、コンプティーク2014年10月号では北方棲姫が金元寿子、中間棲姫が川澄綾子である事が明かされている。
この事から見ても各イベントのボスのCVは、その時に新規収録した艦娘の声優である可能性が高い。
設定としてどう関わりがあるのかは不明。
また、声の特徴から考えると飛行場姫と戦艦棲姫、港湾棲姫と離島棲鬼は同じ声優が演じている可能性が高い。上記の事を踏まえると演じているのはその時に新規収録した艦娘の声優である可能性が高い。
唯一の例外はコラボイベントだった迎撃!霧の艦隊で、ボス艦であるコンゴウの声優はゆかな、マヤの声優はMAKOだが、そのイベントをクリアした際に着任する伊401の声優は伊瀬茉莉也であり、両氏のどちらでもない。
イラストレーターからの推測
2015年夏イベにて、アキラ氏としずまよしのり氏がそれぞれ担当した水母棲姫と防空棲姫がボスを務める海域の突破報酬あるいはドロップ艦が同氏が担当する瑞穂と照月でそれぞれ全く同じイラストレーターによって手掛けられた艦娘と深海棲艦が登場した。
また、同様に2016年秋イベの深海棲艦である深海海月姫を担当したしずまよしのり氏は彼女のことを「深海棲艦側のサラトガ」と称している→外部リンク
深海棲艦の力を得てパワーアップ
これとは別に、能力としての深海棲艦化に着目したイラストもまれにみられる。
(→「深海棲艦化(能力強化)」も参照)
- 深海棲艦を吸収して半深海棲艦状態にパワーアップしたものや・・・
- 倒された深海棲艦の艤装を受け継いだ姿、などなど。
???「おまえもまさしく強敵(とも)だった」
これもある意味深海棲艦化?
- 深海棲艦は全般に「悪」の象徴として描かれる傾向にあるが、「悪」を「ワル(不良)」に置き換えるとあら不思議、深海棲艦化した姿がスタイリッシュに映ってしまうのが面白い。
- またハロウィンネタなどで(飽くまでコスプレの域を出ないものの)「なんちゃって深海棲艦化」したものも。
関連イラスト
お願い
艦これ以外の艦船擬人化作品(主に戦艦少女)のキャラクターが悪落ちしているイラストにも当タグが付けられている事が有る。
「深海棲艦」は艦これ独自の名称である、艦これ以外の作品は誤用の範疇を完全に逸脱してしまう。戦艦少女の場合は「深海軍化」、アズールレーンは「セイレーン化」などのタグを使用するように。
関連タグ
鹵獲:「轟沈」をこう解釈して変貌の過程を描くイラストも多いが、殆どがR-18となっている。またこちらは、逆の場合も該当する。
飛行場姫:元ネタが占拠された日本軍の飛行場。この飛行場はホニアラ国際空港として現役である。
ネタバレ注意
艦隊これくしょん(劇場版)にて明かされた事実。
艦娘は轟沈されると深海棲艦となり、深海棲艦が轟沈されると艦娘になる場合があることが判明。つまりは敵と味方をループしてるのである。
作中では強い未練を抱いた艦娘が深海棲艦化し、その元いた場所に還りたいという思い故にかつての仲間たちと戦う羽目になると説明されている。
劇場版で如月が(撃沈した輸送艦の中から)戻ってきたとき、如月は深海棲艦化し始めており、時間経過にともなり侵食が増し、角まで生え、最終的には半深海棲艦化した。(しかしまだ半分だったためか睦月のピンチの時には深海棲艦側ではなく睦月の方を助けた)
また加賀は一度轟沈し、深海棲艦になったが再び轟沈されて艦娘に戻った過去があったことが判明。
さらに、深海棲艦が轟沈されて艦娘になるときは稀にだがその記憶を引き継ぐ場合があり、加賀はその記憶を引き継いでいた。
作中及び本予告に於いて(双方でややセリフが異なるが)、「戻ってこれるかもしれないんでしょ」と言い放った瑞鶴に、「二度とそんなこと口にしないで」「それは…辛く苦しいことだから」と諭す場面があり、深海棲艦化は彼女にとってトラウマになっている事が窺える。(回想場面で深海棲艦だった頃の加賀と思われるヲ級が登場しており、深海棲艦化するほどの未練を抱いてしまった事を加賀が自嘲する場面もある。さらに加賀は瑞鶴に「あなただって本当は…知っている事」だと続けており、瑞鶴もかつて深海棲艦化していたと思われる)
そしてアイアンボトム・サウンドの中心には深海棲艦化していた吹雪がいた。(劇中描写からして光と闇に分かれた吹雪の闇の吹雪と見るべきか)
但し注意してほしいのは、劇場版は公式作品ではあるが公式設定ではない、ということである。
実際、アニメ第二期いつかあの海ででは山城が健在であるにもかかわらず海峡夜棲姫が登場するなど、他の公式作品にも描写が矛盾するものは多々存在する。
あくまでこれも解釈の一つとして捉えたい。
なお、本編とは関係がない余談ではあるが、「如月の深海棲艦化および睦月との共闘」という劇場版の展開を妄想で描き、公開2日前に投稿した猛者がいた。