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「艦これ」いつかあの海で

かんこれいつかあのうみで

『「艦これ」いつかあの海で』とはゲーム『艦隊これくしょん』を原作とするテレビアニメの第2作目である。公式が用いている略称は「いつ海」
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「止まない雨は…ないっ!」


経緯編集

2015年8月9日に開催されたリアルイベントにおいてアニメ第1期劇場版の制作が発表された。これに際して、アニメ版Twitterアカウントから「TVシリーズの続編も並行して制作を進めて参ります」とアナウンスされていた。>該当ツイート


その後劇場版が2016年11月に封切られたのに対し、長らく続報が無かったが2019年1月4日に日本武道館で開催されたイベントにおいてPVが公開され、正式にTVアニメ新シリーズの制作が発表された。>該当ツイート


2021年1月3日、C2機関の公式ツイッターアカウントにおいて、「2022年にも放送する事になりました」と言う報告がなされた。>該当ツイート


2022年3月26・27日に開催されたAnimeJapan2022においてリアリベ参加者以外へのPV公開並びにキービジュアル、主要制作メンバー、キャスト、登場艦娘(一部)が公開された。また、会場来場者限定で本編1話・2話の抜粋映像が公開された。

発表同日に公式サイトもオープンし、本格的な情報発信も始まった。


その後、4月に特報映像が公開。2019年の新春ライブで参加者限定でPVが公開されてから3年の時を経て、ようやくアニメ映像の正式公開となった。


作品単体でのTwitterアカウントは長らく開設されなかったが、2022年9月6日に前作のアカウントを引き継ぎ、過去ツイートを全消去して再利用する形で始動した。なお、Twitter運営の公式バッジは以前から取得していない。


10月3日にはPVが公開された。


ちなみにゲームへのプロモーションは意図していないとのことだが、第1話放送後ブラウザ版への新規着任提督が急増したため急遽開放可能なサーバ枠を増強する事になった。>該当ツイート


そんな本作から入った提督を待ち構えるのは鎮守府秋刀魚祭りでいいのか、というのは運営もセルフツッコミしているが。>該当ツイート

※ついでに第1話放送当時はブラウザ版は南瓜集めである。


第1期及び劇場版との関係編集

2015年冬アニメとして放送されたテレビシリーズ第1期とその劇場版との対比により、KADOKAWAが2019年11月に公表した中間決算資料を始め商業上の理由で「続編」もしくは「第2期」と呼ばれる場合もあるが、製作側では前シリーズとのストーリー上の連続性を否定している


実際、第1期・劇場版とは設定が大きく異なっており、具体的には

  • 時代設定が1940年代前半の戦時中
  • 艦隊編成はおおむね史実通り
  • 損傷が大きすぎると艦娘として戦うことが出来なくなり、除隊される

等が挙げられる。

また、前作には無かった提督や一般人の描写があり、特に提督が明確に描写されたことと、これに伴う男性声優の起用はシリーズを通じて初めてのことである。

なお、雪が降っているのに何故か提督や一般人の服装が明らかに夏物だが、これが作画ミスなのか何か意味があるのか、単にこの世界の住人は艦娘みたいに冬だろうが薄着で問題ないのかは現状不明。


なお、本作品のモチーフであるレイテ沖海戦時点では、第1期・劇場版の主要メンバーのほとんどが史実では既に戦没している。(特に空母の喪失が激しく、主要メンバーでは瑞鶴以外は全て戦没している)

…それどころか正規空母級の艦娘は作中に一切未登場。さらに言えば名前すら登場していない(ゲーム内未実装の信濃はもちろん、1話時点では健在であったであろう瑞鶴雲龍型にも言及すらない)、軽空母級も瑞鳳は1話以後は行方知れず、作中で稼働が確認されたのは龍鳳鳳翔だけ。


前半での決戦において多くの艦艇を喪失した事が提督の発言からも示唆されていた事から、本作における空母の残存戦力は史実の大日本帝国海軍末期並になっている事は既に予想されていた。

そして8話で実際に『再建』された最後の機動部隊は…低速/小型の軽空母(龍鳳についてはゲーム準拠の改二で高速)2隻と、先に呉から脱出した四航戦を中核に構成されており、その予想は概ね的中する事となった。

史実で末期一航戦を編成していた隼鷹は不完全な状態とはいえ佐世保に健在、葛城は呉空襲で飛行甲板こそ破損したが航行は可能…のはずだったが、この世界では「8話時点で中〜大型空母は既に戦力化可能な艦が0」だった可能性が濃厚で、航空母艦の残存戦力は実際の太平洋戦争末期より悲惨なものとなっていた


尤も、本作では上記の除隊設定があるため、史実で沈んでいる艦娘達が生還している可能性は否定できない

事実、第7話では史実に則るなら本編開始前に既に沈んでいるはずの朧と漣の無事が確認された

(一方、史実基準で内地に健在だったはずの隼鷹・天城・葛城が一切出てこなかった事から、単に担当絵師の監修が得られたか得られなかったか、という大人の事情だという指摘もある)


「史実」との違い編集

概ね史実の太平洋戦争末期の日本軍と同様の歩みを見せている本アニメだが、明確に異なる点もいくつかある。


  • 最上がスリガオ海峡夜戦から生還。他の1YB3Hの面々と違い、戦力としても残存している
  • 第二七駆逐隊白露の除籍を以て時雨のみになったと思しき描写がある(本来五月雨がまだ残存しており、史実における解隊は五月雨も失われた後。ただし五月雨もレイテ沖海戦以前に沈んでいるため、解隊を省いて描写しているだけの可能性もある)
  • 金剛が台湾で潜水艦の雷撃を受けたが、生還。なお、この時護衛していたのは浦風のみで史実で同行していた矢矧磯風浜風雪風は佐世保にいた。
  • 時雨がヒ87船団に参加した際に潜水艦に襲われるが、生還
  • 清霜完部隊に参加し、生還。史実の清霜(駆逐艦)は先立つ礼号作戦で既に戦没しており、本来この作戦に参加していたのは作中では既に呉にいた初霜
  • 1942年にキスカ島付近で撃沈された朧、1944年1月に敵潜の雷撃により撃沈された漣、1944年11月にマニラ湾で放棄された曙が伊203がいる時期の呉に健在
  • 史実では1945年7月の呉軍港空襲で大破着底となった榛名が無事空襲下の呉から脱出に成功。なお、四航戦・大淀は先んじて呉から脱出しており無事だった。

見ての通り、史実で沈んだはずの艦娘の生還というケースが目立つ。


一方で、尺やストーリーの都合もあってか、前向きな部分でばかり史実と異なるわけではない。

  • ヒ87船団に旗艦の神威旗風らが最初から不参加になっており、彼女らの行方は結局不明(尤も、史実通りであれば旗風は船団護衛中に撃沈され、神威は香港で最終的に放棄されるという『運命』であったので、登場しなかった事が一概に負だとは言い難い所もある)。
  • 呉に竣工直後であるはずの葛城が在泊しておらず、7話時点で稼働可能な空母にも換算されていなかった(当初は鳳翔も稼働可能空母扱いされていなかったが、後に最後の機動部隊の一員として稼働している事が確認された)。
    • 8話においても軽空母と航空戦艦で機動部隊が『再建』され、最後の機動部隊であると作中で明言された。この時点で不完全な状態とはいえ佐世保に健在だったはずの隼鷹、呉に竣工直後の状態で停泊していたはずの最新鋭・中型・高速の天城・葛城を差し置いてわざわざ小型・旧式・低速の鳳翔が戦力化されていた(史実基準では1943年時点で既に外洋航行が不可能な練習空母であり、再戦力化の為の整備が必要)点から彼女らが、ひいては作中に登場しなかったその他の空母達がどのような状態であったか/どうなったかは推して知るべし。雨は止まなかった…。

ストーリー編集

「艦娘」其れは、脅威に立ち向かう力


海の底より生まれくる敵性艦艇群「深海棲艦」と呼ばれる異形の敵に唯一対抗できる存在である、在りし日の艦艇の魂をその身に宿す少女、「艦娘」。

しかし、圧倒的な物量を誇る深海棲艦隊の前に、艦娘たちは傷つき、あるいは斃れ、人類は劣勢に立たされていた。

そんな中で、駆逐艦「時雨」が「第一遊撃部隊第三部隊」(1YB3H)に配属されるところから物語は始まる。しかし、その艦隊は旧式戦艦2隻に航空巡洋艦1隻、駆逐艦4隻という寄せ集めともいえるような部隊であった。起死回生を企画した作戦の一翼として主力部隊の囮にも見える任務で、「時雨」たち1YB3Hは運命の海峡へと出撃する。


登場人物・艦娘編集

艦娘編集

暫定版。第〇遊撃部隊第×部隊は〇YB×Hと略す。時雨以外の駆逐艦娘駆逐隊所属は省略する。

時雨主人公。駆逐隊の所属は第二七駆逐隊第二一駆逐隊(4話~)、艦隊所属は第二水雷戦隊(1話冒頭)→1YB3H(1話~4話)→第二水雷戦隊(4話~)。初登場時点で既に改二だったが、第7話にて改三となった。マイペースなところがあるが、心優しい性格(そんな余裕がないというのもあるだろうが、ゲームと比較して自信過剰にも見える内面性は薄い)。雪風からは「グレ」と呼ばれる。
山城扶桑の妹。1YB3H旗艦(1話~4話)。気性が激しく、1YB3Hの編成当初は遅れてきた時雨と最上にきつく当たっていた。部隊を率い、スリガオ海峡に突入する。第4話で艦娘として戦えなくなったため除隊した。その際に時雨に二式爆雷改二が収められた木箱を託し、第6話でこれが時雨を救うことになった。
扶桑山城の姉。1YB3H第二戦隊(1話~4話)。おしとやかな性格で気性が激しい山城を度々咎める。第4話で艦娘として戦えなくなったため除隊した。なお、この時指輪をつけており、成田提督の嫁艦だった模様
朝雲1YB3H(1話~4話)。部隊編成当初は「駆逐艦ごとき」と言い放った山城に食ってかかった。山雲と仲がいい。第4話で艦娘として戦えなくなったため除隊した。
山雲1YB3H(1話~4話)。ぽわぽわとした言い方をする。朝雲と仲がいい。第4話で艦娘として戦えなくなったため除隊した。
満潮1YB3H(1話~4話)。朝雲・山雲の姉ではあるが、2人とは微妙な距離感がある。第4話で艦娘として戦えなくなったため除隊した。
最上1YB3H(1話~4話)→第二水雷戦隊(7話~)。部隊唯一の海上航空兵力。ムードメーカーで、部隊の雰囲気がギスギスしていた時も場を和ませた。山城達とは違い捷一号作戦後も艦娘の力を失っておらず、部隊が解散となった第4話以降は佐世保鎮守府付となっている。第7話で改二となった。
那智2YB旗艦(1話~3話)。改二の状態で登場。最上の瑞雲による誘導をうけ、部隊を率いスリガオ海峡に突入する。
足柄2YB第二十一戦隊(1話~3話)。改二の状態で登場。八重歯が可愛い。ゼロ距離射撃もやるほどの攻撃的な砲戦を行う姿は正に飢えた狼
阿武隈2YB第一水雷戦隊旗艦(1話~3話)。改二の状態で登場。那智の指揮のもと、スリガオ海峡に突入する。なお、隷下の駆逐艦はいつ海でも言うことを聞いてくれなかった。
2YB第一水雷戦隊(1話~3話)。阿武隈の指揮のもと、スリガオ海峡に居座る敵前衛艦隊を攻撃する。第7話では朧達と共に潮に差し入れを持ってきているが、史実では既に沈んでいるはずなので退役している可能性もある。なお、釣りが趣味なのは変わらない模様。
2YB第一水雷戦隊(1話~3話)。同上。
大和1YB1H旗艦(1話~3話)。言わずもがな最強の決戦戦力。第3話では主力部隊旗艦としてレイテ湾に居座る敵主力艦隊撃滅を敢行した。なお、霧に隠れてシルエットになってしまっているが1話にも登場している。
能代1YB1H第二水雷戦隊旗艦(3話)。改二の状態で登場。第3話では切り込み部隊である二水戦を率い敵主力艦隊に突撃する。矢矧の台詞から第5話時点で轟沈ないし退役している模様。
金剛1YB2H旗艦(3話)。第6話にて物語の裏で潜水艦に襲われたものの奇跡的に中破で帰還した事が語られ、第7話では回復に向かっている事が明かされた。が、最終回でもEDになるまで登場しなかった
榛名1YB2H第三戦隊(3話)。第7話では金剛の安否を心配して落ち込んでいたが、金剛の回復を知らされて元気を取り戻した。
矢矧1YB2H第十戦隊旗艦(3話)→第二水雷戦隊旗艦(4話~)。改二の状態で登場。第3話では第十戦隊旗艦として敵主力艦隊撃滅の一翼を担った。第4話で姉の能代が務めていた二水戦旗艦となる。山城が記した捷一号作戦での戦闘詳報を読んだりと、時雨(と雪風)のことは気に掛けている様子。
雪風1YB2H第十戦隊(3話)→第二水雷戦隊(4話~)。言わずと知れた奇跡の駆逐艦。時雨からは「ユキ」と呼ばれている。史実ではヒ87船団に加わらなかったが作中では食い過ぎが理由で留守番となり出撃する磯風からは非難の眼差しを受けていた。なお、腹痛を起こした第6話の最速放送は放送延期により1/20(1/19 25:00)となっており、雪風の就役日だった
浜風1YB2H第十戦隊(3話)→第二水雷戦隊(4話~)、ヒ87船団(6話)。どこがとは言わないがでかい。改乙の状態で登場。第1話で時雨を呼びに行ったり、第4話で磯風と共に時雨と食事をしたりと、何気に時雨との絡みが多い。
磯風1YB2H第十戦隊(3話)→第二水雷戦隊(4話~)、ヒ87船団(6話)。改乙の状態で登場。
大淀提督の秘書艦。時雨と提督がシリアスに会話している中、あのスリットがチラチラ画面に映ったり提督が窓を開けたら風でスカートがめくれそうになって慌てて抑えたり(提督はこの時大淀の方を全く見ていないのであしからず)と妙にラッキースケベな描写が多い。第6話で完部隊に加わり提督付秘書艦任務は矢矧に預ける。
白露時雨の姉。改二の状態で登場。本編開始前に重傷を負い、艦娘として戦うことが出来なくなったためか鎮守府を去る。状況が状況のためか儚げな人物として描かれていたが、第7話の回想シーンではゲームと大差ない人物像と思われる描写で登場していた。
龍鳳/大鯨1話にて、時雨の護衛を受ける。第3話の回想シーンでは大鯨として登場。第6話で佐世保に帰投する形で登場しヒ87船団を編成する。第6話までの間は登場する度に改造形態が変化していた(第1話:龍鳳、第3話:大鯨、第6話~:龍鳳改)
2YB第一水雷戦隊→第二水雷戦隊(4話~)、完部隊(第6話)。改二の状態で登場。
初霜2YB第一水雷戦隊→第二水雷戦隊(4話~)、完部隊(第6話)。改二の状態で登場。
朝霜1YB1H→第二水雷戦隊(4話~)、完部隊(第6話)。改二の状態で登場。
清霜1YB2H→第二水雷戦隊(4話~5話)、完部隊(第6話)。第7話で北号作戦から無事帰還した。
冬月第二水雷戦隊(4話~)。対空能力に優れた駆逐艦。第5話の演習では涼月と共にその対空能力の高さを見せつけた。涼LOVE。なお声帯の妖精さんは第6話まで最速放送放送時間の一部被っていた番組ヒロインと同じ声。※アニメ1期の主役の声帯の妖精さんでもある。
涼月第二水雷戦隊(4話~)。冬月の姉。おっとりとした性格で、自身の庭園でかぼちゃを育てている。お冬さんLOVE。
第二水雷戦隊(4話~)
神通かつての第二水雷戦隊旗艦。第5話で名前と写真が登場。
阿賀野矢矧の姉。第5話で姉妹4人で映った写真が登場。
酒匂矢矧の妹。第5話で姉妹4人で映った写真が登場。この世界では阿賀野・能代と一緒にいられた模様。8話では本人が登場した。
伊58伊47第5話の演習で対抗艦隊の一員として登場するも、雪風の爆雷で一撃のもとに撃破された。
択捉日振大東第5話にて矢矧の台詞の中で輸送護衛に従事している姿が登場。
対馬同上。声帯の妖精さんは引退しているが、台詞がないので無事登場を果たした。
第四号海防艦同上。択捉達とは別行動。
第三〇号海防艦同上。第5話ではよつと行動を共にしていたが、第6話では御蔵らと行動を共にしている。
日向伊勢第1話の編成表確認シーンでモブとして初登場。また、山城経由で最上に特別な瑞雲(夜間に飛ばしていることから試製 夜間瑞雲(攻撃装備)と思われる)と強風改(妖精さんの一致からいつ海放送中にゲームで実装された強風改二説有)を託した。第6話で完部隊として南方に進出するシーンで登場。ヒ87船団組に先んじて出撃する。
御蔵倉橋屋代第6話にて龍鳳を護衛中の時雨たちの救援に駆け付けた。
浦風第3話の援軍1YB2H登場シーンと第6話、第7話にて名前のみ登場。物語の裏で金剛と行動を共にしていたが潜水艦の魚雷の直撃を喰らってしまい、生還したものの退役したとのこと。
北上呉鎮守府所属(第7話)。
利根呉鎮守府所属(第7話)。第3話の援軍1YB2H登場シーンでも登場。呉所属の面々の中ではリーダー的存在。「利根」と書かれたダサTシャツを着ている
青葉呉鎮守府所属(第7話)。ワレアオバが黒歴史の模様
呉鎮守府在泊(第7話)。
伊203呉鎮守府所属(第7話)。
迅鯨呉鎮守府所属(第7話)。ご存知提督LOVE勢だが、この世界での提督との関係は不明(利根と北上の会話から呉鎮守府にも提督がいると思われるので成田提督とは関係ないと思われる)。余談だが、初登場が7話なのになぜか4話~6話まで収録されたBlu-ray/DVD2巻のCMを担当しており、CM内でセルフツッコミした他、艦娘Radioでは由良に「撮影に呼ばれたので3巻のCMかと思ったら登場していない2巻のCMだった(意訳)」とこの一件を愚痴っていた。
呉鎮守府へ訪問した元艦娘(第7話)。潮に差し入れを持ってきた。なお、史実に則るなら第1話前に既に沈んでいるため、退役している可能性有。
鳳翔呉鎮守府所属(第7話)。大和に同行している。
有明第7話にて時雨の回想シーンで登場。
夕暮第7話にて時雨の回想シーンで白露、有明と共に登場。ただし放映当時は未実装であった(ゲーム内実装は第7話最速放送から約半月後)ため「名前も分からない謎の新艦娘」状態であった(もっとも他のメンバー構成から勘付いていた視聴者もそれなりにいた模様)。
村雨夕立第7話にて時雨の回想シーンで登場。改二の状態となっている
早霜秋霜第1話でモブとして登場。互いに談笑していた。
長波島風同上。長波は改二の状態で登場。互いに談笑していた。
摩耶同上。改二の状態で登場。
鳥海同上。改二の状態で登場。藤波と談笑していた。
藤波同上。鳥海と談笑していた。
岸波同上。
沖波同上。改二の状態で登場。
浜波同上。藤波の背後にいた。
瑞鳳同上。身長が伊勢達と大差なかったため、話題になった。
秋月初月同上。行動を共にしている。
武蔵1YB1H(第1話)。第1話でシルエットが登場。第1話時点では大和と行動を共にしていたが、第3話では未登場のため、轟沈あるいは大破で離脱したものと思われる。その他1YBの面々は第1話では大和・武蔵同様にシルエットで登場しているが、この2人は艤装が特徴的なので一番分かりやすい。
桐?最終回のみ登場した、ゲーム未実装の謎の艦娘。艦隊編成から、松型駆逐艦の艦娘である可能性が高いと見られていたおり、Blu-ray/DVD最終巻初回生産特典の戦闘詳報の最終話の解説でも機動部隊の艦隊編成に桐がいる事が記載されている。
海風山風江風春雨最終回EDのみ登場。
五月雨涼風同上。10年目にして初めて雨宮千遥艦の私服が描かれた事で話題になった。
ヴィクトリアス最終回の友軍艦隊として登場。
ジャーヴィス同上。
ジェーナス同上。
シェフィールド同上。
ネルソン同上。
フレッチャー同上。
ウォースパイト同上。ボイスあり。
サウスダコタ同上。ボイスあり。
ワシントン同上。ボイスあり。
アイオワ同上。ボイスあり。

1話でモブとして登場した機動部隊本隊の面々は以降出番がなく、第4話では提督が所持している書類内の戦況図に本土方面より南下する機動部隊本隊らしき航路が示されているが、その後は四航戦大淀、及び最終話の編成図上に記されていたを除き行方不明になった。

その後再建された機動部隊にもその姿がなかった事から、1YB・2YBの生存と引き換えに史実と同じく囮としての使命を全うし、悲惨な末路を辿った可能性も考えられる(ただし史実通りなら桐は海戦直前に迷子になって落伍しているのだが)。

もっとも、戦闘艦全員が実装されていると異なり機動部隊のみまだ本隊だけでも放送時点で桐に加えて5が未実装であったから出しにくかったのではというメタな可能性も考えられなくはないのだが。

なんなら、艦娘として戦えなくなっただけで生還している可能性は否定できない。


また、史実でその時点で健在/生還していたはずの艦娘が劇中での登場は愚か、その『存在』すらも示唆されていなかったという事例も存在する。

本来白露除籍後も第二七駆逐隊として行動を共にしていたはずの五月雨(劇中の二七駆は既に時雨のみ健在という事になっている。が、彼女は白露沈没後もまだ健在で1944年8月に喪失なはずだった。ただし、本作第1話の時系列は史実における1944年10月なので本編中に五月雨がいない事自体は特に矛盾していない)、ヒ87船団の旗艦である神威や同船団の一員であった旗風、呉空襲時呉に停泊していたはずの天城葛城等々。


なお、最終回EDには宗谷が登場するシーンもあるが、彼女のみ艦娘としての姿ではなく実物の方の出演というイレギュラーな形となっている。


軍人・軍属編集

提督第4話より登場。視聴者からの通称は「成田提督」。階級章より中将と推測される。捷一号作戦後時雨に休暇を勧めるなど、戦況が厳しい中でも艦娘への気遣いを怠らない。
艤装整備長CV:京本政樹。佐世保鎮守府に所属する初老の整備長。最上からは「おやっさん」と呼ばれている。なお、登場場面では深海大サーカスで使われたBGMのアレンジ版が流れ、彼の口から「鎖」という単語が出てきている

・余談(「史実で艦これ」式雑想)

 第1期では艦娘と提督以外の人間が出てこなかった。第2期で提督に加え艤装整備長が登場したが、彼の身分が武官なのか、文官なのか。兵科なのか、各部なのかでストーリーも大きく変えることになりかねない。

 というのも、史実寄りシナリオ展開だと、機関科所属では兵科でも指揮権がないので、例を挙げると、鎮守府が空襲を受けた場合は、艤装整備長が佐官だったとしても、尉官の兵科士官の指揮命令下に入り、重要な機械などを工場内の待避壕に入れ、自身は武官の下士官・兵や文官身分の工員・技手・技師らとともに、消火活動や負傷者の応急処置などにあたらなければならないことになる(実艦でも主計科の下士官・兵は軍医部の応援で、衛生兵の手伝いを行っている)。

 はじめから指揮を執ることを想定しない軍医、主計、技術といった各部士官でも、同じである。(各海軍工廠や略称の「空技廠」のほうが通りのいい航空技術廠など、技術系部門や主計科・軍医科・法務科は武官=軍人身分でも非戦闘要員の各部が多数派の部署もある。)

 文官の技師の可能性も否定できない。

 武官である少尉以上の兵科士官が戦死または重傷で指揮を取れる者がいないといったよほどのことがない限り、基本的には武官の各部士官、機関科士官ともども、戦闘には関与しないしできないことになっている。文官ならなおさらである。

 とまれかくまれ、「艤装整備長」が海軍士官の○○と名乗り、何らかの形で登場する可能性は否定できない。(タグは「京本提督代理」となるのだろうか…?)

『艦隊これくしょん』はゲーム、各メディアミックス、リアルイベント、すべて謎だらけである。

 



スタッフ編集

原作C2機関
監督三浦和也
シリーズ構成・脚本田中謙介
キャラクターデザイン・総作画監督能海知佳
音楽大越香里
音響監督今泉雄一
アニメーション制作ENGI

スタッフはアニメ第1期・劇場版から刷新されており、原作のメンバーが制作に全面的に参加している。(原作者クレジットもKADOKAWA・「艦これ」第二水雷戦隊と並びC2機関も名を連ねている)


アニメーション制作は前作のディオメディアではなく、前作最終話の「特報」時点では設立されていなかったKADOKAWA子会社のENGIへ引き継がれている。


2022年3月のAnimeJapanでは「リソースの集中とクオリティの向上」を理由に掲げ、全8話の特別編成とすることが発表された。ところが、ENGIは本作と同じ2022年秋アニメとして『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』(第2期)と『新米錬金術師の店舗経営』を制作しており、特に前者は監督が本作との掛け持ちとなっていたため、視聴者からは「リソースの集中」を疑問視する意見が続出した。そして、後述のように他2作が予定通り年内に完結したのに対して本作は第3話で作画崩壊発生、次話以降を3週間延期したばかりでなく第6話以降の放送が翌年に持ち越される事態となっている(これにより、奇しくも6話以降は前作の元請であるディオメディアが手掛ける別作品と同クールで放映されることとなったが)。


本作だけ同時期の他2作と異なり制作への支障が出たことに関しては予算不足も指摘されており、2019年以降にENGIが元請で制作したテレビシリーズは同時期の2作を含めて大株主でもあるサミーが必ず製作委員会に参加していたが、本作の製作委員会(「艦これ」第二水雷戦隊)には参加せず出資を見送っている。


なお本作放送中の2022年12月には、監督の三浦和也と総作画監督の能海千佳が翌年放送予定の新作『Unnamed Memory』で起用されたが、本作のスケジュール破綻の影響が直撃したのか2024年に延期されている。


各話リスト編集

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
EpisodeⅠ出撃の日田中謙介三浦和也槙麻里奈鯉川慎平、栗原学、鈴木政彦、能海知佳
EpisodeⅡ海峡へ田中謙介福元しんいち栗原 学、能海知佳関 友治、山野井亜実、仁内博樹、Lee Minjae、Park Gayoung
EpisodeⅢ海峡夜戦田中謙介三浦和也槙麻里奈鯉川慎平、鈴木政彦、増井良紀、宇井川真明、青沼ひかり、田守優希、渡辺真由美、手島勇人、Studio MarBean
EpisodeⅣ佐世保田中謙介三浦和也金澤由季西川真人、齋藤香織、櫻井拓郎、澤 佳岳、金 申英、小枝アニメーション
EpisodeⅤ二水戦田中謙介三浦和也佐々木こうじ髙橋こう平、沼田彩夏、上戸はじめ

  • 第4話は放送の12時間前に「制作上の都合」を理由として3週間後に延期され、以降第4話~第5話までは当初予定より3週間遅れで放送。第6話は1/19以降に、第7話は2/12以降に、第8話は3/25以降に順次放送予定。

音楽編集

主題歌編集

  • 「時雨」

歌:龍玄とし

作詞:minatoku

作曲:Kaori Ohkoshi(大越香里)


エンディングテーマ編集

  • 「未来(いま)」(第1話~第6話、第8話)

アーティスト(演奏/歌):C2機関"1MYB"

作詞:minatoku

作曲:Kaori Ohkoshi

  • 「佐世保の時雨」(第7話)

アーティスト(演奏/歌):C2機関"1MYB"

作詞:minatoku

作曲:Kaori Ohkoshi


挿入歌編集

  • 「DIVA DIVA」(第6話)

歌:龍玄とし

作詞:龍玄とし・minatoku

作曲/編曲:龍玄とし



関連タグ編集

艦隊これくしょん 艦これ派生作品

艦隊これくしょん(アニメ) 劇場版艦これ


成田提督

外部リンク編集


※前作のディオメディアとは異なり、ENGIのスタジオとしてのアカウントは存在していない。

























以下ネタバレ注意!























最終的に艦隊は劣勢を覆す事はできず壊滅。時雨も改三になった甲斐なく轟沈した事が示唆された(なお、時雨に限らず登場した艦娘全員が轟沈した決定的瞬間は画面に映っていない。しかも涼月と冬月のような史実生還組も同じ描写で退場しているため、一概に轟沈したと断定できない点もある)。


そう、結果から言えば奮戦空しくバッドエンドであった。沈む運命を乗り越えた艦娘『達』の力を以てしても、敗北の運命まで覆すことはできなかったのだ。



そしてここは現実の未来(いま)…あるいは現実とよく似た別の世界。


そこには平和な世界、現代の日本で平穏に暮らす、艦娘達の姿があった


EDには宗谷(船)軍艦防波堤、山田記念病院(初霜の錨)といった提督にはおなじみのスポット、東京スカイツリーを始めとした観光地が写っていた。


劇中で轟沈したはずの時雨達がいかにして現代日本に似た世界に転生したかについての経緯はぼかされており、EDシーンからそれを窺い知ることは難しいが、そもそも艦娘自体史実の艦の魂を宿した、いわば転生した存在なので再び転生を果たしたとしても不思議ではないだろう(ちなみに提督や艤装整備長も転生を果たしている)。


なお、放送終了後のインタビューでは「やらなければならなかった話」とされており、当初から敗北ENDになる事が前提で製作された事がうかがえる。

このインタビューや最終話で呉鎮守府が深海棲艦の総攻撃を受けたという事からも、当初の予定通りにサービス終了し、鎮守府が深海棲艦の総攻撃を受けて壊滅するはずだった艦これこそがモチーフの一つであった可能性も考えられる。


その後、ブラウザ版ではいつ海最終回記念ボイスとして先輩主人公が時雨に「いつ海お疲れさまでした!」と作品を名指しして労っていたため、ブラウザ版の世界ではいつ海が劇中劇となっている可能性が浮上したりもしている(時雨側もそれに返事を返すボイスが実装されているが、さすがにいつ海については触れていない)。

一つだけ言えるのは、あの結末を知ってなお、吹雪と時雨は静かな海を取り戻し未来(いま)へ向かう戦いを諦める気はさらさらないという事である。


なお、アニメ化を記念して第1期主役の吹雪担当絵師のしばふ氏、第2期主役の時雨担当絵師の玖条イチソ氏がそれぞれ吹雪・時雨のペア絵を公式に発表、雑誌(しばふ氏=週刊ファミ通、イチソ氏=みたいな!)に採用されている。













Blu-ray/DVD3巻初回生産特典の最終戦闘詳報にて、最終話の解説および一部登場人物の解説で最終話の戦いが勝利に終わった事に触れられており、最終話が敗北ENDではなかった事が判明した

なお、この戦闘詳報内で解説されている艦娘達(ちなみに時雨は1巻の戦闘詳報で解説済みなのでここでは解説されていない)が最終話の戦いを生き延びたのかはほぼ触れられていないが、雪風は最終話以降も二水戦として活躍したとも読み取れる内容になっている。雪風が生き延びているのは史実準拠だが、雪風を「二水戦の一翼」と表現している事から、他にも最終話以降も二水戦として活躍している艦娘がいる事が示唆されている

なお、この戦闘詳報、設定上は矢矧の手によるものなので、作中世界でも矢矧が最終話の戦いを書き残した(=生還している)可能性も考えられる。

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