図鑑データ
「余がNelsonだ。貴様が余のAdmiralという訳か。フッ……。なるほどな。……いいだろう。
見せてもらおう、貴様の采配を、な。愉しみだ。」
概要、出撃するぞ。各艦、遅れるな！
2018年初秋期間限定イベント『抜錨!連合艦隊、西へ!』の最終海域クリア報酬として実装。ブリティッシュ艦娘としては2隻目の戦艦娘である。『艦隊これくしょん』に登場する海外艦のうち、戦艦の艦級が2種実装されたのはイギリス海軍が初となった（同盟国のアメリカ海軍は逆に空母の艦級を複数揃えている）。
2021年1月現在実装から2年以上が経過し、その間2回の欧州遠征で一応のドロップ入手機会が設けられたものの、後述する特殊砲撃の汎用性の高さゆえか所持できる数が1提督1隻までという制限が設けられている。
これまで再実装まで期間が長く開いた艦娘や現在の所持数からのドロップ制限等はあったが、所持数制限が1隻までというのはネルソンが初。
2021年夏イベントにて再入手機会が訪れ、さらに同イベントのE2及びE3を『乙』難易度以上にて選択した提督に限り2隻目と邂逅する機会も設けられた。以降も欧州イベントにて何度か入手機会が設けられているが、当然提督のリアルラック次第であるうえドロップ率もさほど高くない。
その為同じくビッグ7にして同型2番艦であるロドニーおよびその特殊砲撃の実装も長らく期待されており、そして2023年、姉と同様の特殊砲撃を引っ提げてついに実装と相成った。
今後は姉妹二人により一定の条件のもと発動できる新たな特殊砲撃の実装も予定されているとのこと。
Enemy ship is in sight… 容姿…さあ、始めるぞ！
金髪碧眼の持ち主で、先任のウォースパイトやアーク・ロイヤルよりも胸部装甲は厚い。
衣装は「王族」を思わせるウォースパイトや「騎士」を思わせるアーク・ロイヤルと異なり、より軍人・軍艦あるいは「貴族」をイメージさせるもので、首元の緋色のアスコットタイには他のブリティッシュ艦娘の大型艦と同様に薔薇のコサージュが付いている。ボトムスはボタン留めの黒いラップスカート。この軍人然とした出で立ちは史実のイギリス海軍中将ホレーショ・ネルソンにイメージを寄せた結果だと考えられる。Lv50で改になると艤装や服装の一部が迷彩仕様となり、右側の第2砲塔上部には対空ロケットランチャーが増設される。
背部の艤装はリシュリューと同様に艦の前部甲板を模したユニットを右側に集中させたデザインで、左側には副砲を備えた艦後部を模したユニットが付く。これらのユニットは腰部に保持されたマスト状の基部から可動式のアームで繋がれている。また、頭部のカチューシャは艦橋を模したものである。
ちなみに背部の艤装は後述の「nelson touch form」への変形機構を有する点が大きな特徴で、ネルソンの前方へユニットが移動して左側にあるジョイントと合体し、さながら「1隻の戦艦（艦娘部分を艦橋に見立てる）」ような形態へと変貌する。
なお、彼女のイラストのポーズはビスマルクのzweiまでのポーズを反転させたようなものになっている。史実では実際に交戦しなかった彼女とビスマルクの繋がりと言えば…？
うん、余が出よう。なぁに、これもビッグセブンの性格、気にするな。
『艦これ』史上初の「余」を一人称とする艦娘。これは名前元の人物の葬儀が（当時君主のみに限られていた）国葬で執り行われた事と貴族として「子爵」位を持っていた史実に由来すると推測される。ちなみに二人称は「貴様」。特徴的な口癖として語尾に「な」をつける際には一拍置いてその部分にアクセントをつける事が多い。ただし、戦闘中は一泊置くような余裕はないためか普通のアクセントになっており、日本語に不自由しているという表現ではないと思われる。
一人称に反してその性格は高貴さとは程遠く、傍若無人で血の気の多く豪快な質である。ビックセブンの一隻であることを誇りにしており、武人気質なところがあることからも一見は長門に似た人柄に思えるが、連合艦隊旗艦としての責務を重視する彼女と比べると「大いに酒を飲み」「大いに喰らい」「大いに戦う」など自分本意なところが多く、攻撃的。見た目は貴族令嬢なのだが、中身はアマゾネスかバーバリアンか。
もちろん脳筋なため細かいことは一切気にしないし、相手の聞く耳すら持たない。本来であれば問題になるであろう「背面指向できない主砲9門」も「知らん! まあ、問題ない!」と断言し（ただし、図鑑ボイスでは提督の指摘に「今回は見逃してやろう」と言っていたり、改になると主砲を褒められて「そうか！」「見る目があるな！」とあからさまに上機嫌になるので、実際はかなりコンプレックスになっている節がある）、朝食もそこそこにウォースパイトを見るなり腹ごなしとばかりに演習をし、午後も午後とて長門を見つけ演習をたっぷり2時間（しかも彼女の発言から手加減抜きのガチ戦闘を）堪能するなど、海軍軍人らしい豪傑肌というべきか。
一方で「各々がその責務を果たせば、勝てる！」と史実のネルソン提督の言葉を引用するように、自分の力を過信しているわけではなく艦隊のチームワークを何よりも重視している。彼女の思想の極致が艦隊の連携攻撃「ネルソンタッチ」と言えるだろう。
その豪放な性格よろしく家事は一切出来ないため、秘書艦任命時は主に提督の料理スキルを当てにしている。もちろんその腕前には太鼓判を押しており、本人にその気があるなら彼女をオーナーとしたレストランの開業などを勧めている。実は金持ち？
また、家事はできないがそこはイギリス艦の誇りなのか、紅茶だけは自分で淹れる拘りがあるようだ。実装直後は「秘書艦と提督の机」の設定がされておらず（同時実装のマエストラーレが最初から「コーヒー」で設定されていた事から、設定ミスだった可能性もある）、設置しても「緑茶」が出されていたが2018年10月10日のアップデートで対応し他の英国艦と同様に「紅茶」が置かれるようになった。ただし英国に最初に伝わったお茶は「緑茶」の方だった為意図的に初期は緑茶が置かれていた可能性も指摘されている。
前述の通り大変な酒飲みであり、時報でも午後7時から22時および午前1時から午前5時までラム酒やスコッチを中心に飲み倒しており、気がつけば他の酒飲み艦娘なども集まって大いに盛り上がっている。なお、イタリアの小娘はイギリスの戦艦相手故か、「一緒に酒を飲んでいいか」とネルソンに許可を取ってから飲み始めるという彼女の性格を考えればかなり気後れした様子を見せているが、上記の通りネルソンの方がその辺りを気にしない豪快な性格だったため、無事打ち解けた模様。
なお、午前3時から午前5時の間は寝付けなくて執務室にやってきたアークロイヤルと酒を飲んでいるが、ここで彼女が絡み酒な上、酔うとソードフィッシュについて語りだして止まらなくなる一幕も語られている。さすがにアークの絡み酒には「飲みすぎじゃ…」と引き気味に水を勧めている。ここまで酒を飲んでも22時に気分が良くなっている様子を見せた程度で泥酔するような事は一切ないどころか、むしろ泥酔したアークロイヤルの介抱までしているため、酒には滅法強いと思われる。
余談ながら、一連の絡み酒の間に三水戦の夜戦に巻き込まれた同郷の艦娘が彼女の下にやってくるが、その艦娘というのが共にH部隊に編成された軽巡洋艦シェフィールドである。まあ当のネルソンは笑い上戸になっていたのか大層愉快だった（というか、1時間前に三水戦の夜戦出撃を無視して飲んでいる）模様。
(当のシェフィールド自身の時報内では三水戦の夜戦は回避しているが酔ったネルソンに絡まれている)
また、陸奥からアイスティーの差し入れを貰った際に長門に「貴様もできた妹がいるな」と陸奥の事を褒めており、間接的に妹のロドニーの事にも触れている。
雨に関しては「雨音を聞きながらの酒もいい」と飲んでる。
2019年春イベントで実装されたアメリカ海軍のビッグ7の1隻であるコロラドの時報の中で特殊砲撃の発動条件に絡む「陣形」について語り合っている。
勿論ネルソンは「複縦陣」推し。一方のコロラドは「梯形陣」推しである。
(ちなみに日本艦では磯風が「単縦陣」推し、初霜が「輪形陣」推しである)
余は各性能がその責務を全うすることを期待する。続け！
流石天下のビッグセブンというべきか基本的な性能は高水準で纏まっており、改造後のステータスでは素火力（114）・装甲（104）で長門改二やアイオワ改に迫り、耐久（93）に至ってはわずかながら二者を凌駕している。更には燃費も安く、両者と比較すると遥かに運用しやすい。しかも燃料に限ればウォースパイトに次いで日向と並ぶ低燃費であり、火力に対するコストパフォーマンスは高いと言える。
だがその反面回避は最大58と低く、対空や索敵、運の値も長門・アイオワにはいささか劣る。水上機の搭載数も最大スロットですらたった2機と少ない。他にも長門のように51cm砲系列は搭載できず、アイオワと違って低速であるなど相違する点は多く、彼女たちに対して完全互換とは言い難いため、彼女を愛する提督はその特性を活かせる運用を目指す必要があるだろう。
なお「16inch Mk.I三連装砲」系列の主砲を装備することで「火力+2、装甲+1」の装備ボーナスが付加される。特に現在実装されている中で最上位の「16inch Mk.I三連装砲改＋FCR type284」であれば基本火力「+23」にボーナス分の「+2」が加算され実質「+25」の砲となる上、「QF 2ポンド8連装ポンポン砲」を同時に装備すれば固有の対空カットインが出せる。何より彼女には後述のネルソンタッチがある為、一概に数値だけの比較では判断できない。
ネルソンを旗艦として海域出撃を行った場合、ある特定の条件を満たした状況下では固有特殊攻撃Nelson Touchが発動する場合がある。これを用いた大火力は圧巻の一言に尽きるが、各種条件や発動率そのものを理解して「どのタイミングでカードを切るか」という提督の判断力が問われる。詳細については当該記事を参照のこと。
ちなみに実装後ほどなく開始となった秋刀魚漁への適応はといえば、4スロットの低速戦艦であるためせいぜい水上機と探照灯でのフォロー程度しかできない…と思いきや、ネルソンタッチで6-5の夜戦マスでの手数を増やしS勝利を安定化させることで、道中の安定性や秋刀魚のドロップ率を確保するという戦法が見出され、結果多くの提督から漁に直接貢献しないにもかかわらず秋刀魚漁旗艦として大抜擢されるという珍事が発生。当の本人が着任早々の奇祭に困惑する中、彼女を旗艦に据え漁に出向く艦隊が各地に現れることとなった。
翌年以降も秋刀魚漁にて敵艦隊を蹴散らすうえで大きな役割を果たしており、中でも2021年の「帰ってきた鎮守府秋刀魚祭り」では、同時開催のイベント海域でも秋刀魚漁ができたうえにイベント特有の出撃制限も無かったため、所持済みの提督たちにとっては彼女率いる艦隊による出撃が鉄板の攻略・周回法となった。
ところでこれは蛇足ながら、実装直後の秋刀魚祭りにて、「特殊砲撃に参加する3人の艦娘が同時に画面に映る」というネルソンタッチの仕様上、秋の限定グラフィックなどの一風変わったいでたちの艦娘たちが参加するようにしてこれを発動させると、所謂「公式クソコラ」を誰でも簡単に作れることが判明している。
ネルソンタッチ自体が通常海域でも使いやすい特殊砲撃であること、水上艦であればどの艦娘でも通常・中破にかかわらず参加できる関係で素材が豊富なこと、さらにネルソン自身の発動時専用グラフィックにインパクトがあることなども手伝い、おかげで以降季節ごとの限定グラフィックが追加される度に、面白い構図を探ってネルソンタッチをする姿が各地の鎮守府で確認されているそうな。
ネルソン「真面目に戦ってくれ」
関連イラスト！気に入った！
関連タグか…よろしい、タグの確認は大切だ。…何？ 余に持ってこいと？ 何を？ 何故だ？
イギリス海軍 RoyalNAVY ネルソン級戦艦 ネルソン級(艦隊これくしょん)
空母：アークロイヤル(艦隊これくしょん)･ヴィクトリアス(艦隊これくしょん)
軽巡洋艦：シェフィールド(艦隊これくしょん)
駆逐艦：ジャーヴィス(艦隊これくしょん)・ジェーナス(艦隊これくしょん)
ビッグ7：長門(艦隊これくしょん) 陸奥(艦隊これくしょん) コロラド(艦隊これくしょん)
欧州水姫：ゲージ破壊時のボイスで、彼女の一人称が「ワタシ」から「余」に変わる一幕がある。しかし、その外見はどう見ても深海版ビスマルク
