史実における戦艦については『戦艦』の記事を参照の事。
概要
圧倒的な火力と強靭な装甲を備えた、全艦種の頂点に君臨する海戦の花型。
メディアミックス作品などでも駆逐艦娘など幼い艦娘達から羨望の眼差しで見られていることも多く、ある意味艦娘達を代表する存在だと言っても過言ではないだろう。
容姿は立派なプロポーションの持ち主が多く、衣装は日本海軍所属艦娘は和装をベースとしている艦娘が多い。海外艦はその出身国をイメージした衣装を纏っていて差別化されている。
また、その殆どが巨大な砲塔を備えた大型の艤装を身につけている。そのために彼女らを秘書艦にすると執務室が見えないと一部から苦情が…
なお、艦娘音頭では後半で日本の戦艦として実装された艦娘全員の名前が歌詞に出てくる。
性能
戦闘時に敵味方のどちらかに一隻でもいれば、昼間砲撃戦の時間を延長させる(早い話が攻撃が二巡する)特性を持つ。
この特性上、砲撃戦で絶大な火力を発揮するが、その後の雷撃戦や夜戦などの戦闘は活躍できなくなる空母との相性がよい。
また、艦娘自体の射程が「長」もしくは「超長」に設定されているため、殆どの艦に対して先制攻撃が可能で、「やられる前にやる」のも得意である。(ただし戦闘システム上、HPの低い敵を優先的に狙う傾向があるため、脅威度の低い駆逐艦相手にオーバーキルなんて光景も「艦これあるある」である)
観測射撃
2014年4月23日のアップデートで追加された弾着観測射撃システムによって、制空権が優勢または確保された状態で水上偵察機または水上爆撃機を装備していれば、昼戦でも夜戦のように連撃やカットイン攻撃が可能となり、ただでさえ高い砲撃戦能力が更に増すなど、空母とのコンビネーションが非常に重要になっている。
特に「主砲x2+水偵+徹甲弾」の組み合わせは非常に強力であり、ほぼ戦艦のテンプレ装備となったほどである。
また、制空有利を望めない状況を想定するなら、弾着観測射撃を捨てて対空迎撃を重視、「大口径主砲x2+高射装置+三式弾」の組み合わせで対空カットインかつ夜戦連撃を両立した装備も可能である。(特に対空値の高い長門型がこの運用に向く)
口径フィット補正
戦艦娘だけの(重巡や軽巡にもあるが、装備条件の関係上戦艦にしか実質影響がない)特殊システムとして口径フィット補正がある。これは艦娘ごとに隠しステータスとして設定されている得意口径以上の大口径主砲を装備すると、命中補正にマイナスが加わるというもの。逆に得意口径の主砲を装備すると命中補正がプラスされる効果もある。
このシステムによって金剛型など低めの火力を46cm砲などの最上位大口径砲で補強していた艦娘は火力と命中率がトレードオフの関係となってしまった。幸い、大口径砲一つくらいなら大したマイナス補正にならないため、得意口径+大口径1個装備によって命中補正をプラスマイナス0にすることができる。
しかしこれが「連合艦隊」システムと併合すると、話は少し変わってくる。
連合艦隊編成では、僅かな命中率の差が攻撃の成否に影響するほど、艦隊全体の攻撃の命中率が大幅に引き下げられてしまう。
よって期間限定イベント海域で連合艦隊を編成する場合、多少火力が落ちてもフィット補正を優先した方が結果的に敵艦隊に多くダメージを与えられる“こともある”。
もちろん前例の方法で火力を重視しても問題はないが、昨今は弱体化ギミックや特定装備での特効ダメージといった手法でダメージ量を稼げるうえ、クリティカルヒットや乱数次第で有効打を通せるため、いま一歩ボス艦隊に砲撃が当たらないと感じたら迷わず切り替えるのも一考だろう。
以前は大和型のみ一切の口径フィット補正が設定されていないと検証結果が出ていた。これは他の戦艦の装備を搭載しても命中補正にマイナスが加わらない代わりに、本来の自身が搭載していた46cm砲を装備しても一切命中補正にプラスが加わらないという事であった。
唯でさえ通常海域での運用に制限がかかる大和型が更にフィット砲が無いためイベント海域での取り回しも難しいという一種のハンデを背負う結果となったいた。その為命中に「+」補正が付いている「試製砲」や改修を進めた装備、自身のレベルを上げて命中補正を補う等の他艦種以上の準備が必要となっていた。
2018年1月27日にランカー報酬で実装され、同年2月5日に46cm三連装砲からの改修で入手可能となった新装備の46cm三連装砲改に関して大和型へのフォット補正が有るような検証結果が報告されている。又2017年6月23日に実装されていた15.5cm三連装副砲改と組み合わせる事で更に命中補正が付き事も確認されている。主砲+副砲となる為、昼連撃を捨てる事になるが、元々大和型の火力は過剰な部分もある為、命中優先でこの装備を組み命中率を上げて確実相手にダメージを与えていく方法も検討に入る。
現在多種多様な戦艦用主砲が実装された事で再検証が進み「大和型には本来の46cm砲系列装備がフィット装備である」が判明した。正確には「試製46cm連装砲・46cm三連装砲で命中+3、46cm三連装砲改で命中+7」という事が検証で明らかになっている。これは武蔵改二実装を機に設定された説が現在濃厚の様である。これにより大和型は他戦艦級の命中補正が付いている主砲が基本不要となり本来の46cm砲を装備するだけで十分にその火力を生かす事が出来るようになった。又他艦種もフィット装備には装備ボーナスが付く物が増えた為それらの装備を本来の持ち主が運用する事でより的確な艦隊運用が行えるようになった。
また最大火力を有する「試製51cm連装砲」「51cm連装砲」は1期では長門型にはペナルティは存在していなかったが現在装備すると大きくマイナス補正が加わるように成っており、特殊砲撃の際に行動順を繰り上げるの使用する場合、連合艦隊編成では全艦隊に対して命中にマイナス補正が加わる仕様と合わさり、通常砲撃時に全く命中しないという事が発生する。
コスト
その戦力は、こちらの艦隊に2・3隻いるだけで突破力が段違いに上がるほどのものだが、運用コストや入渠時の修復時間はシャレにならないレベルなので、調子に乗ってぶん回しているとお後がマズイ事になる。
資材がものすごい勢いで減っていくのがおわかりいただけるだろうか。
雷撃戦
雷撃能力は一部を除いて一切無く雷撃戦では何もできないため、雷撃戦までに片を付けるか、回避を祈るか、ひたすら装甲と耐久で耐えるかになる。
夜戦
夜戦には砲撃で参加可能。
ただし、夜戦時の火力は「火力値+雷装値」で判定されるため、装備によっては駆逐艦に追い抜かれる上に、回避力上昇等の恩恵も殆ど得られない。
夜戦における攻防は、戦艦の装甲ですらないも同然の超高火力の応酬なので、喰らえば大ダメージ必至。
相手を仕留め損ねた場合、(主に修理費的な意味で)大損害を覚悟する必要があるなど、少々不利な条件となっている。
ただし、特定の装備の組み合わせの際に出る砲撃カットインは敵フラグシップ級戦艦でも完全にダブルスコア以上のオーバーキルで仕留める威力。
特に長門と榛名、伊勢型姉妹、ウォースパイトは運が高いためカットインが発動しやすい。
逆に運が高くないはずの扶桑型姉妹が立て続けに出して夜戦突入前の不利をひっくり返してしまったと言う例もある。
運任せが嫌ならば主砲x2、その他に余計な砲を積まない事でほぼ確実に発生する二連砲撃も十分に強力。
また、徹甲弾を装備する事で火力の低下もある程度避けられる。
同条件で駆逐艦や巡洋艦はそれ以上の火力を叩き出すため、不利といえば不利だが、十分に対応はできるため、総じてどの局面でも強大な火力を発揮できる艦である事に変わりはない。
アーケードでは
昼戦の砲撃戦の時間を延長させる効果は削除されたものの低練度の時から高い火力を持ち、巡洋艦娘では手こずるような戦艦クラスの深海棲艦の装甲をやすやすとブチ抜いてくれる。
ブラウザ版と違って射程は長ければ長いほど有利になるアーケードの砲撃戦においてアウトレンジから敵水雷戦隊を一方的に砲撃できるというのは大きなアドバンテージとなる。
またアーケードは遠征が無い分時間経過での資材の回復量が増えているのと高速修復材で入渠コストをチャラにできるためブラウザ版における最大のネックであるコストの問題も解消されている。
欠点は速力。
高速戦艦組はいいのだが低速艦は駆逐艦や軽巡洋艦が旗艦の時に彼女らの最大戦速に追いつけず落伍してしまう可能性がある上、砲撃戦時に敵からの攻撃を回避しにくくなってしまう。
また、改装すると金剛型と長門型は足が遅くなるという困った性質があり、高速表記の金剛型が低速表記の大和型に置いて行かれたり、航空戦艦化した扶桑型や伊勢型同速だったりというわけのわからないことになっていた。
そんな金剛型だが改二の実装により榛名改二が戦艦最速、他の3人が準最速という形になり、高速戦艦のイニシアチブを取り戻した。
もう一つの欠点が行動頻度の低さ。
火力が高い分主砲のリロード時間も長く、約13秒となっている。砲撃戦の時間は60秒なので一回の砲撃戦で動けるのは約4回、巡洋艦娘のリロードが約8秒であちらが6、7回動けるのと比べると見劣りしてしまう。
そのため巡洋艦娘の練度が上がり、戦艦クラスの深海棲艦の装甲を抜けるようになると総ダメージで劣る、という事態が発生することも。
とはいえ射程差を考慮すると巡洋艦娘が攻撃可能になるより先に攻撃した戦艦娘のリロードが済む場面も多く(同様の理由で攻撃前に中大破して装甲を抜けなくなるリスクもある)、また戦艦クラスの深海棲艦の装甲を抜けるようになるには高い練度が必要なので、実際に戦艦クラスの深海棲艦を相手にするなら露払いも兼ねて、低練度時から高いダメージを出せる戦艦娘がいたほうが、海域の攻略は安定する。
またフィット補正の導入により、フィット砲を装備するとわずかではあるがリロード時間が短縮されるようになったため、少しではあるが手数を増やせるようになった。
と、システム的には優遇されているほうであり、昼戦マップでは彼女らを1、2人混ぜたほうが安定して海域の攻略ができ、艦娘のレベリングが進んでいない状態で編成制限がかかっていない海域を攻略するなら無理に巡洋艦や駆逐艦で高速接近するよりも戦艦ガン積みのほうが攻略は安定するだろう。
特に主に期間限定海域で相手になる陸上型深海棲艦は難易度が高くなると装甲を盛られやすい傾向にあるため、巡洋艦でチマチマ攻めるよりも戦艦で重い一撃をお見舞いしてやったほうが効率がいい。ついでに三式弾を使った対空カットインもできるし。
高い速力を持つ金剛型改二やビスマルクら高速戦艦、速力は劣るが超長射程と圧倒的な火力を持つ大和型が花形となっており、改装すれば航空戦艦になる扶桑型、伊勢型は航空攻撃が可能になると共に高い索敵能力を得ることができるため一定の需要がある。故に鈍足かつ運用コスト面以外全てが大和型に見劣りする長門型を筆頭とした低速戦艦の人気が一番低いという状態になっている。
タイプ分け
史実での分類上は全て戦艦であるが、このゲームにおいては以下の3種類に分かれている。
高火力、高耐久の「戦艦」
長門型、大和型(大和改二・大和改二重除く)、クイーン・エリザベス級、ガングート級、ネルソン級、コロラド級、コンテ・ディ・カブール級(無印)が該当。
スペック的には戦艦娘の中でも最強を誇る反面、「低速」であるためルート固定の都合上出撃できないマップが多く、運用コストも最大である(クイーン・エリザベス級・ガングート級を除く)など運用上の問題が多い。
なお、改造前の伊勢型・扶桑型もこのカテゴリーに含まれるが、改造によって艦種が変化する(特に伊勢型は非常に低レベルでの改造が可能)ため、最後まで純戦艦としての運用が可能な長門型・大和型を指して「戦艦」と呼ぶ場合が多い。
現在では高速戦艦全般や航空戦艦の改二に対しては火力面で匹敵される面も見られるが、大口径砲のフィット補正などにより最大火力ではなお勝る存在として君臨している。現在長門型・大和型へ改二が解禁され火力面や装備の柔軟さ等で他の艦級を引き離す存在になったが同時に燃費が更に悪化した為イベントやEO海域での決戦兵器として運用されている。
また改造後は長門型・大和型は二式水戦改等の水上戦闘機を搭載可能となっており、航空戦においてある程度の制空に寄与することもできるようになっている。(ただし弾着観測射撃を行うには別途偵察機が必要)
弩級戦艦であるガングート級に関しては、速度が「低速」である事以外は上記の特徴は当てはまらず、中口径砲搭載不可、連合第2艦隊へ編成可能など下記の「高速戦艦」に近い特徴を持っている。
同じく弩級戦艦であるコンテ・ディ・カブール級については史実での魔改造っぷりを反映してか、未改装状態で「戦艦」、改以上では「高速戦艦」として扱われる。
クイーン・エリザベス級、と言うよりもウォースパイトが自身の武勲補正より、火力に対して燃料消費等が大変優秀な為、支援艦隊の仕様変更以降ほぼ編成に必須な程に重宝されている。
ビッグ7と称される長門型(の改二)及びネルソン級、コロラド級については、それぞれ一定の条件を満たした場合に独自の特殊攻撃システムを確率で発動するという特徴を持っている。
速力が高速の「高速戦艦」
金剛型、ビスマルク級、コンテ・ディ・カブール級(改以上)、ヴィットリオ・ヴェネト級、ノースカロライナ級、サウスダコタ級、アイオワ級、リシュリュー級・大和改二が該当。
他の戦艦とは異なり速力が「高速」であるため、高速艦のみの編成を要するため他の戦艦が出撃できない海域にも出撃できるのが最大の特徴である。
また、連合艦隊の第2艦隊(随伴護衛隊)にも組み込めるため、イベント海域でも取り回しが良い。
実装済みの内約半数に改二が実装されているため、最終的には純戦艦である長門型改と同等以上のスペックを有し、かつ出撃できる海域も多いという非常に優れた戦力になる。
ただし、前述のフィット補正のせいで、金剛型に限り最大火力では長門型に一歩譲る形となってしまった。
ヴィットリオ・ヴェネト級と金剛改二丙・比叡改二丙のみ、二式水戦改等の水上戦闘機・瑞雲等の多用途水上機を運用可能(金剛改二丙は多用途水上機のみ比叡改二丙は多用途水上機のみ)という特徴を得ており、大和型・長門型および航空戦艦同様に制空権確保・制空権争いの助力が可能である。また航空戦艦では無い為、潜水艦に攻撃を吸われる事もない。
なお、ゲーム中では巡洋戦艦と表記されることもあるが、高速戦艦と巡洋戦艦は厳密には異なる存在である(巡洋戦艦とは一般に、戦艦の砲を積んでいて高速であるが、装甲が巡洋艦並みに薄いものを指す)。史実において巡洋戦艦扱いされた事のある艦娘は、2020年現在実装されている中では、金剛型の4隻のみである。
多用途水上機を運用できる「航空戦艦」
伊勢型と扶桑型の改造後及び大和改二重のみが該当(改装を行う前から航空戦艦である艦は存在しない)。
「瑞雲」などの多用途水上機による対潜攻撃や航空攻撃が可能であり、搭載数も大幅に増加した一方、スペック的には他の戦艦と比べるとやや控えめであり、特に史実においては主砲を一部撤去してカタパルトを増設しているため、改造前よりも火力が下がってしまうというデメリットがある(火力以外の能力はすべて向上する)。その分燃費は低め。
戦艦としては唯一対潜攻撃能力があるため、砲撃の二巡化とあわせて潜水艦狩りでは大きな活躍が期待できる。
また、他にも敵に空母系が居ない場合の単艦での制空権確保、制空権争い時の助力など、他の戦艦娘に比べてやれることが多いのも特徴の一つ。
扶桑型は改二に改装する事で長門型に匹敵する砲火力を獲得し、第4スロットの搭載数が「23機」と軽空母並みの搭載数を獲得している。昨今にイベント海域では敵の搭載数の増加や艦載機の性能上昇で空母だけでは航空優勢に届かない事態も発生する場面も出始めた為、この搭載数と火力を生かした運用も広がっている。
伊勢型に実装された改二は運営から「大規模if改装」と銘打たれており、なんと艦の判定は航空戦艦のままで艦上戦闘機・艦上爆撃機・艦上偵察機が運用可能な上に水上偵察機・水上戦闘機・水上爆撃機との併用も可能なで伊勢改二は第3・4スロット、日向改二は第3スロットに「22機」が搭載可能で空母の編成が制限される場面でも艦上戦闘機を搭載して制空権に貢献出来る上、武蔵改二と並ぶ5スロット目を獲得し装備の柔軟性では他の戦艦を寄せ付けなくなった。その代わりデフォルトの射程は「中」となり主砲も第1・第2スロットにしか搭載出来ず火力等のステータスも回避以外は殆ど伸びていない。ただし特定の装備で火力等の補正が得られる為、出撃する海域に合わせた装備をより吟味する必要が生まれている。
各型とその艦娘
高速戦艦
金剛型
英国工廠からの技術を輸入して完成させた、日本初の本格的な近代戦艦。
全4隻。全艦改二実装済み。また、第3段階改装の「金剛改二丙」「比叡改二丙」実装と「榛名改二乙」の実装が予告済み。
史実でも旧式艦として方々に出撃を命じられたため、帝国海軍でも華々しい戦歴を有する。
- 金剛型 一番艦 金剛
たいへん賑やかで最初はイロモノに見えるかもしれないが、実際は自他ともに認める提督ラブでとても可愛い娘さん。
そのキャラクターから意外に思われるかもしれないが、史実に則るならば、登場する艦娘の中では竣工日・就役日基準で彼女がサービス開始以来10年にわたって最先任であった(竣工日は1913年8月16日。尚、金剛に先んじて進水したコンテ・ディ・カブールは1915年4月1日の、ガングートは1914年10月21日の就役である)。
2013年11月1日のアップデートにて、戦艦娘初の改二が実装。
2019年4月22日のアップデートで「第三改装」となる金剛改二丙が実装された。
- 金剛型 二番艦 比叡
何よりもお姉さまラブな艦娘。
かといって提督に対しては無関心というわけではなく、恋のライバルとして意識している。
その一方で上官としての敬意を持ち、2013年11月20日のアップデートで実装された改二状態での秘書艦任命時には手製のカレーを振る舞うなどの一面も。
史実で悲劇的な最期を遂げているからか、夜戦時の台詞を聞いて目を潤ませる提督が続出しているらしい。
ちなみに被弾するとダジャレを言う。
2020年4月23日の7周年に合わせて金剛改二丙に続き比叡改二丙が実装された。
- 金剛型 三番艦 榛名
礼儀正しく謙虚な性格の娘。
史実の榛名は金剛型の中で最も多くの海戦を生き延び、終戦まで生き残った。
それ故か、ゲーム内での榛名の運のパラメータも金剛型戦艦中で最高値に設定されている。
姉妹艦では最後の2014年7月28日のアップデートにて、金剛姉妹最後の改二が実装。
2023年5月1日、最初の告知から長らく経ったイベント海域終了直後に、対空強化型の改二乙・姉たち同様の夜戦強化型の改二丙が実装された。
- 金剛型 四番艦 霧島
本人は「頭脳派」を自称しており、実際そういった雰囲気の絵も多い。一方で史実では、第三次ソロモン海戦で戦艦サウスダコタを相手とする「戦艦VS戦艦」を経験していることもあり、特に二次創作では武闘派イメージが強く付加されることも多い。
2014年3月28日のアップデートにて改二が実装。
ビスマルク級
ドイツを代表する戦艦。
同時に第二次世界大戦時、ドイツが保有していたほぼ唯一の本格戦艦でもある。※
全2隻中1隻を実装。改二実装済み。
※シャルンホルスト級は政治的理由から小口径の戦艦砲しか搭載されず、戦艦として火力不足だった。
- ビスマルク級 一番艦 ビスマルク
2014年3月14日実装。
ドイツ海軍が保有していた戦艦で、『艦これ』における戦艦初の海外艦である。
金髪の巨乳であり、和風なデザインの多い戦艦娘の中でも一際海外っぽさが目立つ。
金剛型と比較すると、耐久や装甲の面でやや勝っており、その他の能力や燃費は若干劣る。
自信家な性格で、台詞の節々にそれが表れている。
建造にはドイツ艦を秘書艦にする必要があり、初めてお迎えする事になるであろうレーベレヒト・マースも高レベルの潜水艦娘を4人揃える事が条件のクエスト「海外艦との接触」をこなさなければならない為、入手への道のりは非常に長い。
多段階の改造を有し、改造設計図も2枚必要ではあるが、最終的には妹艦ティルピッツの雷撃能力を引き継いで魚雷を搭載可能になり、高速戦艦でも最強レベルの夜戦能力を獲得できる。
ヴィットリオ・ヴェネト級
フランスのダンケルク級・リシュリュー級に対抗して建造されたイタリアの戦艦。
全4隻中2隻実装。
イタリア製の優秀な砲による、高火力と「超長」という大和型並みの射程を誇るハイスペック戦艦。
特にローマは改時点で霧島改二を僅差で抜き去り、高速戦艦では現時点で2位に付けている。
2016年2月末に水上爆撃機・水上戦闘機を搭載可能になり、制空権への補助が可能になった。
ただ燃弾費の消費量が一部の国内産の改二戦艦よりも重く、改時点で改造設計図が必要なのが玉にキズ。
- ヴィットリオ・ヴェネト級 二番艦 リットリオ
2015年春季イベント『発令!第十一号作戦』のE-4『決戦!リランカ島攻略作戦』突破報酬として実装。イタリア出身の高速戦艦であり、『艦これ』初のイタリアン艦娘でもある。
いわゆるゆるふわ系の2番艦で、彼女を秘書艦にするとイタリア料理を振る舞ってくれる。
レベル35で改造(要改装設計図)すると「イタリア」に改名する。
- ヴィットリオ・ヴェネト級 四番艦 ローマ
姉のリットリオと同じく『発令!第十一号作戦』にて参戦。
ただし、同イベントでの入手経路がE-6『打通作戦!ステビア海を越えて』でのドロップのみであり、彼女を追い求める提督からは「ローマは一日にして成らず」と言わしめたとかいないとか。
史実ではかつての同盟国によって撃沈された事もあってかツンツン気味な性格であり、ドイツ軍の誘導爆弾・フリッツXの直撃を受けた際の痛みについて「絶対忘れない」と呟いたり、戦闘時に損害を受けると相手に復讐を誓うなど執念深い一面もある。
ノースカロライナ級
ワシントン海軍軍縮条約後にアメリカ海軍にて初めて建造された35000㌧級戦艦である。海軍休日時代の技術発展により、ノースカロライナ級は機関出力を一挙に4倍に増強し、前艦級より早い28ノット前後の速力を発揮できた。ただし、16インチ砲搭載戦艦としては若干装甲に難があった。
全2隻中1隻実装。
- ノースカロライナ級 二番艦 ワシントン
2020年秋イベント『護衛せよ!船団輸送作戦【欧州編】』のE-3の突破報酬して実装。やんちゃで子供っぽい口調のサウスダコタと違って、基本的な口調はかなり大人びている。ただし、大人ぶっているのではと思わせる部分が度々見受けられる。サウスダコタのことを互いに嫌いあっており、基本「あいつ」呼ばわりである。
サウスダコタ級
軍縮条約以後に建造された35000㌧級戦艦、ノースカロライナ級の弱点を解消し、防御力を向上させた艦級がこのサウスダコタ級戦艦である。
全4隻中2隻実装。
- サウスダコタ級 一番艦 サウスダコタ
2020年梅雨・夏イベント『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』のE-6『鉄底海峡の死闘突破報酬』として実装。勇ましい性格で、史実での第三次ソロモン海海戦時に起きた停電から電源についてよく気にしている。また、戦艦ワシントンとの仲は嫌悪であり、会ったそばからケンカ腰になっている。
性能としてはアイオワ改から火力と対空をワンランク下げたような性能。耐久面がほぼ同等であるにもかかわらず燃費が大幅に軽く、コスパに優れる。
- サウスダコタ級 三番艦 マサチューセッツ
2022年夏イベント海域『大規模反攻上陸!トーチ作戦!』の後段作戦海域のE-5或いはE-6のドロップ艦として実装。久々の新規実装におけるドロップ艦なため、邂逅するにはリアルラック及び資源の貯蓄量が求められた。姉と比べると落ち着いて見え、自称ビッグマミーとのことよりクラムチャウダーをご馳走してくれたり、膝枕を提案してくれたりするが、戦闘に入ると姉同様の激しさを見せる。
性能としてはサウスダコタとほぼ同様だが、初期値/最大値の運がサウスダコタより高い。
アイオワ級
アメリカが誇る最強の戦艦級。
大和型に匹敵する艦体を有しながら、米国驚異の造船技術で速力を維持してみせた“世界最新”の戦艦。
全4隻中1隻実装。
- アイオワ級 一番艦 アイオワ
PS Vita版艦これ改にて先行実装された後、ブラウザ版にも2016年春季イベント『開設!基地航空隊』海域突破報酬として実装された。アメリカ海軍所属のアメリ艦娘であり、『艦これ』初の(賠償艦でない純粋な)連合国艦にして、初の(艦としての形を保持している)現存艦モチーフの艦娘でもある。
アメリカ人らしくハイテンションで快活、反面日本の風習やイベントに気圧されている模様。
高速戦艦でありながら長門型クラスの絶大なパワーを秘めるため、連合艦隊の第2艦隊にこの反則的の超火力を持ちこめる。対空値に関しては120と、前首位の大和を大きく引き離してぶっちぎりの1位。
そのパワーを維持するために大和型に匹敵する消費も必要になる。
リシュリュー級
欧州の造船史に一石を投じたフランスの戦艦「ダンケルク級」の後継者。
しかし戦時には間に合わず、母港で敵部隊を迎撃したという経歴を持つ。
全3隻(未起工1隻)中2隻実装(竣工で考えると全艦実装)。
- リシュリュー級 一番艦 リシュリュー
2017年夏イベント『西方再打通!欧州救援作戦』E4海域突破報酬として実装された4カ国目の海外高速戦艦。改時点で金剛型改二に匹敵する性能と、アイオワ改に次ぐ装甲を持ちながら資材消費も金剛型改二とほぼ同等と優秀な艦。性格はマイペースそのものだが提督に対しては好意的。
- リシュリュー級 二番艦 ジャン・バール
2022年夏イベント海域『大規模反攻上陸!トーチ作戦!』の最終作戦海域E-6の突破報酬として実装。性能としては概ねリシュリューと同等で使い勝手は良好。性格も姉ににており、提督に対して好意的である、また、時報よりマサチューセッツとの絡みがある。
航空戦艦
扶桑型
日本初の純国産の戦艦級。
「違法建築」とまでいわれる独特の艦橋を有する。
全2隻実装。共に改二実装済み。
史実では戦艦のまま運用されたが、艦これではレイテ沖海戦に向けて航空戦艦に改造する計画が存在したことを受け、Lv20で航空戦艦に改装できる。
史実では非常に不遇だったためか、ちょっと暗くて辛気臭い姉妹。
(一方で、姉の扶桑もいきなり「いい天気ですね」と言いだす等こちらも危なげ)
ゲーム内でも運の数値が低く、素の能力値自体も戦艦全体では低い方だが、その分レアリティも低く中盤の戦線をよく支えてくれるはずである。編成任務もあるし。
航空戦艦に改造可能で、運数値も(他の艦と同程度までに)改善される。
姉の扶桑は10月24日のアップデートにて、妹の山城も11月20日のオンラインメンテナンスでそれぞれ改二が実装。
長門型にも匹敵する火力を手に入れ、初期装備に「試製41cm三連装砲」を持参し、フィット補正も41cm砲系統に適合できるよう改善された。
さらに第4スロットに23機という空母並みの航空機搭載スペースを確保、極めつけに上位の水上爆撃機「瑞雲12型」を持参してくれる。
伊勢型
史実上、航空戦艦に改装された戦艦級。
全2隻実装済み。
欠陥だらけだった扶桑型を改良して誕生したのが伊勢型戦艦であり、性能は、扶桑型のほぼ上位互換と言って差し支えない。
エンガノ岬沖での神業回避、呉軍港空襲まで生存した経歴から、低速でありながら回避に優れ、幸運も30と高め。
また、現実に航空戦艦に改造された唯一の艦級でもあり、レベル10で史実通り航空戦艦に改造できるようになる。搭載数は40(のちの更新で44に増加)と多く、防空・対潜戦力としても優秀な側面を持つ。
姉妹ともに「海軍12年式軍刀」を佩用する帯刀艦娘。
- 伊勢型 一番艦 伊勢
陽気で勇敢な一番艦。
公式HPでも看板娘の一人を務める戦艦娘の顔役。
公式4コマでは、何かにつけて日向にベッタリとくっついている他、吹雪達駆逐艦娘の教官役を勤める。
航空戦艦になると自身の能力をガンガン売り込んでくる。
フレンドリーで頼もしい一方、どこか調子の良い危なっかしさも見受けられる。
よみずいランド千秋楽で改二実装が報告された。「大規模if改装」という事で千秋楽のステージ上で実艦をイメージした図面が公開された。それは前方に三連装砲を2機集中させ、後方から艦の中央を突っ切って「全通式の飛行甲板を備える」正に前代未聞の姿であった。そして2018年6月13日のアップデートで伊勢改二が実装された。右に三連装主砲を2機、左には矢筒を兼ねた全通式飛行甲板を空母娘のごとく装備し左手には同様に弓を携えた、正に戦艦と空母の機能を併せ持った「改装航空戦艦」となった。また史実では装備する事は遂に適わなかったカタパルト発艦仕様の「彗星二二型(六三四空)」を持参する。さらに武蔵改二に続き第5スロットを備え「艦上戦闘機」・「艦上偵察機」すらも運用可能となった。
- 伊勢型 二番艦 日向
泰然とした冷静な姿勢の二番艦。
伊勢型の航空戦艦への改造が決まったそもそものきっかけは、彼女の第5砲塔が爆発事故で撤去されたことにある。
伊勢とは対照的にクールでツンケンしたイメージが強いが、航空戦艦に改造するとちょっとだけデレる。
「まあ、そうなるな」など、何とも掴み所のない印象深い台詞が多い。
のちに「瑞雲マニア」ともいえる性格付けがされ、独特の存在感を放つキャラとなった。
2019年3月27日のアップデート兼ねてより予告されていた日向改二が実装された。
彗星(六三四空)の新装備「彗星一二型(六三四空/三号爆弾搭載機)」の他最新鋭【瑞雲】隊とななる「瑞雲改二(六三四空)」「瑞雲改二(六三四空/熟練)」、更に「DDH-181 ひゅうが」を思わせる様な艦載【対潜哨戒ヘリコプター】「S-51J/S-51J改」や新型の【対潜オートジャイロ】「オ号観測機改/オ号観測機改二」も実装。同時に伊勢型改二専用の特殊攻撃【海空立体攻撃 / 瑞雲立体攻撃】も実装された。
戦艦
ガングート級
ソビエト連邦以前の“ロシア帝政期”に建造された“弩級”戦艦。
現在「艦これ」に実装されている中では敷島級に次ぐ古参の艦級。
ロシア・ソ連の国情から、旧式艦ながら戦後まで残存した。
- ガングート級 一番艦 ガングート
『出撃!北東方面第五艦隊』海域突破報酬として実装された。
艦これ史上初の純粋なソ連海軍所属艦(ただし解釈次第では編入艦と捉えられる場合も)であり、艦これ初の弩級戦艦を元にした戦艦娘でもある。
性格は男勝りで軍人然としている。
改で「Октябрьская революция」と改名する。
戦艦娘の中では低スペックに類するものの、実装当初からLv75で改二(Гангут два)へ改造可能なうえ、旧式戦艦特有の魚雷装備の経験からビスマルクdrei同様に雷装値があるため、夜戦では戦艦娘でもトップクラスの瞬間火力を有する。
そして低速ながら連合艦隊編成で第2艦隊に編入可能という特殊性も持ち合わせている。
クイーン・エリザベス級
- クイーン・エリザベス級 二番艦 ウォースパイト
『迎撃!第二次マレー沖海戦』海域突破報酬として実装された。
艦これ史上初のイギリス海軍所属艦、いわばブリティッシュ艦娘。そして「世界一の殊勲艦」として歴史にその名を刻む大戦艦でもある。
女王然とした見た目通りに、高貴で気品漂わせる英国淑女。かつてないほどに流暢な英語を披露してくれる。
実は金剛に負けず劣らずの高齢で、別名を「グランド・オールド・レディ」。(実は榛名・霧島と同年生まれ)
低速で改造までにLv75という長いブランクを要するが、育ち切れば金剛型の改二に比肩し得る高いスペックを誇りながら燃弾費は伊勢型改並みの安さという破格の性能を獲得する。また幸運の初期値も55という、あの雪風を超える豪運の持ち主。
ネヴァダ級
前級New York級戦艦から改良され、その後Colorad級に至るまでの戦艦の雛形として、「標準型戦艦」と称されるアメリカ戦艦。
局所的な防御性能を高め、45口径14inchながら扶桑級に匹敵する火力を獲得した。
- ネヴァダ級 一番艦 ネヴァダ
『抜錨!連合艦隊、西へ!』第五海域突破報酬として実装された。
第一次世界大戦・第二次世界大戦を経験した古兵で、アメリカ海軍の戦艦建造の方向性を決定付けた存在。
真珠湾攻撃・ノルマンディー上陸作戦・太平洋戦争と、名だたる戦場を駆け続け、クロスロード作戦でも爆心地との位置関係から生き残り、最後はデータ回収後にIowaの砲撃と魚雷で介錯され、真珠湾に沈んだ。
快活でフランクな女性で、就役の古さを指摘されると反発こそするものの、それを誇りとして果敢に挑んでいく。またマスコットとして、救命浮き輪を付けたヤギを連れている。
灰色の制服のジャケットは改でネイビーブルーに替わり、改Mod.2で三つ編みを解くなど、改装を経るごとにその姿を変えていく。
性能面ではWarspiteに近い低速/低燃費型で、支援艦隊向けながら、幸運値の高さを盾に砲撃戦での活躍が期待できる。
長門型
通常建造、並びに通常海域で入手できる中では最高クラスの戦艦。
戦時前後の日本の戦艦の“顔”であり、世界最大の戦艦「ビッグ7」の一角を担う大戦艦。
41cm連装砲を主武装とし、大火力と重装甲を持ち味に戦う堂々とたる戦いぶりを見せてくれる。
2016年2月の更新で、改造後に水上戦闘機の運用が可能になった。
- 長門型 一番艦 長門
『帝国海軍の顔』として国民から愛され、連合艦隊旗艦を長らく務め上げた名戦艦娘。
同型艦の陸奥と共に、初期実装の艦の中では最高の火力・耐久を誇る。
二次創作では、上述のイメージとは明らかにかけ離れたながもんという特殊なキャラ付けをなされることもあるが……。
戦後、アメリカに接収されてクロスロード作戦の標的艦にされながらも数度の核爆撃に耐えたためか、幸運値は30と高めになっている。
2017年5月22日の2017年春イベント終了と同時に改二(右)が実装された。連合艦隊の象徴として君臨していた頃の勇ましい雰囲気が前面に出ている。
火力は大和型に次ぐ大出力ながら、アイオワ級よりも燃弾費が安い。なにより駆逐艦向けの小口径砲・大発動艇系の装備が可能という独特の性能を有しており、戦艦離れした柔軟性を獲得した。
- 長門型 二番艦 陸奥
姉の長門と同じく『ビッグ7』の一隻。
「アラアラ」が口癖。
思わず一緒に火遊びしたくなるナイスバディを誇るが、後述の理由から火遊び厳禁である。
史実では停泊中に突如爆沈しており、それが影響してか運の値は驚異の1ケタ台であり、あの不幸姉妹をも凌ぐほどのとんでもない低さ。
この事件については諸説あるものの未だ決定的な証拠は出ておらず、真相は歴史の闇の中である。
そのためファンからの扱いは爆破オチ要員だったり、建造関連でも“陸奥になるビーム”等、長門とは別の方面でネタにされやすい。
ネタ成分を抜きにして見れば、台詞のそこかしこに艶っぽさが見え隠れする、面倒見の良い「大人のお姉さん」。
2019年2月27日のアップデートで陸奥改二が実装された。改造可能レベルは長門改二より1高いlv89。また長門改二と後述のネルソンと同様に特殊攻撃も実装。同時に発動条件となる「梯形陣」にも上方修正が加わった。
長門改二と異なり小型主砲や大発系(特二式内火艇のみ可)が装備不可の代わりにカ号観測機・WG42が装備可能となっている。
ネルソン級
長門型同様、世界最大の戦艦「ビッグ7」の一角を担う大戦艦。
前方集中配置というかつてない砲塔の位置と、軍縮条約を厳守したことが災いし、前衛的な戦艦でありながら「英国面丸出しのポンコツ」とネタされることもしばしば。
しかし砲塔の前方集中配置はその後の戦艦の方向を決定づけており、実は日本近代戦艦の祖でもある。
全2隻中1隻実装済み。
- ネルソン級 一番艦 ネルソン
『抜錨!連合艦隊、西へ!』最終海域突破報酬として実装された。
居丈高な性格と一人称が「余」という、貞淑なウォースパイトとは真逆の軍人肌。その態度に違わず、豪快で独特のカリスマ性を放つ。同時に結束力も重んじ、仲間想いで情熱的な面もある実直かつリーダーシップに溢れた艦娘。でも酒豪でところどころポンコツなのはご愛敬。
新システム「ネルソンタッチ」を有する特殊な艦で、味方との連携で大火力の連続攻撃を繰り出せる。またアイオワと同格の大火力ながら、燃料・弾薬は長門型改と同じと低コストなのもポイント。
- ネルソン級 二番艦 ロドニー
『船団護衛!輸送航路防衛戦』最終海域突破報酬として実装された。
豪快な姉とは違い、一人称は「私」で女性的な言動がデフォルト。一方で勝気で強い熱意を秘めた性分は姉妹でよく似ている。提督に対しても砕けた態度で接しており、上司と部下というよりも戦友や同僚といった接し方をしている。
一方で「木っ端微塵」を「木っ端ミジンコ」と間違えて覚えている節がある様子。
姉同様に「ネルソンタッチ」を備えており、敵艦隊への切り札としての運用が可能。ただし姉より微差で耐久(HP)が低いため、46cm砲系との相性が芳しくないという弱点もある。
コロラド級
先の二級と合わせて「ビッグ7」を成す最後の戦艦級。
列強各国が16inch(41cm)口径砲を搭載した大型戦艦を建造する中で、アメリカが後れを取り戻すべく計画変更の末に誕生させた。
急拵えゆえに万全の艤装を施すことが出来ず、さらにはアメリカ自らが発起したワシントン海軍軍縮条約によって3番艦ワシントンの解体を飲まざる得なくなるなど、波瀾に満ちた艦級でもある。
全2隻(&廃艦1隻)中1隻実装済み。
- コロラド級 一番艦 コロラド
『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』の最終海域突破報酬として実装された。
自信に満ちた高飛車な態度とは裏腹に、急拵えの建造計画ゆえの艤装の粗さから、ほかのビッグ7に対して些かコンプレックスを抱えている。
高飛車な割に世話焼きで、史実での性能や戦歴から提督諸氏からは“軽めのポンコツデレキャラ”として愛されている。
ビッグ7固有の特殊カットイン砲撃を有し、その条件から姉妹艦全員での発動が期待されている。
- コロラド級 二番艦 メリーランド
『血戦!異聞坊ノ岬沖海戦』の最終海域突破報酬として実装された。
姉コロラドの高飛車な性質に対して、彼女はぶっきらぼうで蓮っ葉な言動が多く、コロラドを「バカ姉貴」と詰っては拳骨を貰っている。もっとも扶桑型姉妹の姉妹仲の良さを羨む素振りを見せるため、素直になれないだけの様子。
提督に対しても基本は淡白な態度だが、改になると戦艦として活躍の場を与えてくれた恩を感じてか、態度が大きく軟化する。
大和型
人類史上最大にして最強の戦艦。
46cm三連装砲というオーバーテクノロジーを搭載し、日本帝国海軍の造船技術の神髄を結集した、海軍の最終兵器とされた秘蔵艦。
全3隻中2隻実装。(うち戦艦として完成した2隻は実装済み)
初登場時のイベント海域以外では、大型建造でのみ入手可能。
長門型と同様に、こちらも同日中に水上戦闘機の運用が可能となった。
- 大和型 一番艦 大和
言わずと知れた世界史上最大の戦艦。
控え目で優美な大和撫子と言った風情を持つが、その性能は堂々の本作最強。
一方、運用コストはとんでもなく、大食艦で有名なあの赤城の3倍以上の燃料・弾薬を一回の出撃で消費するため、「大和ホテル不可避」とまで言われてしまっている。
2013年8月の夏季イベント『南方海域強襲偵察!』の最奥部を完全制覇したエリート提督に8月8日を以て先行配布された。
2013年冬のアップデートで実装された大型艦建造で建造可能となっているが、一度に数千の資材が消し飛んでいくため、そう簡単に入手できるものではない。
そして2022年6月8日、春&梅雨イベント『激闘!R方面作戦』前段作戦最中に満を持して改二(高速戦艦)が実装。さらにコンバート改装で大和改二重(航空戦艦)となる。
その性能は――(雷撃以外は)もう全部あいつ一人でいいんじゃないかなと言いたくなるレベルである。更にビッグ7の十八番だった僚艦特殊攻撃も実装された(改二・改二重で発動可能。僚艦の縛りは厳しい。同時に武蔵改二も発動可能となったが大和改二系よりも僚艦の縛りは厳しい。)
- 大和型 二番艦 武蔵
2013年11月のイベント『決戦!鉄底海峡を抜けて!』の最深部をクリアした提督に先行配布された大和の姉妹艦。
姉と違ってこちらは獣耳・褐色肌・金髪という日本人離れした容姿に眼鏡・さらしとてんこ盛りにされた属性に加え、豪胆で野性的な性格をしている。
もちろん運用コストは姉と同じであるため、ヘタをすると史実と同じく『武蔵御殿』状態になりかねない。
2014年7月に、姉に約半年遅れて大型艦建造での建造が可能となった。建造難易度は、姉より難しいかほぼ同等である。
2018年2月16日、宿命の決戦の発動と同時に改二が実装された。
能力の伸び代こそ控え目だが、艦娘初の第5スロット解放という優位性から多目的運用が可能となった。その分、燃費も1割増加している。
同年4月6日のアップデートで補強増設に10cm連装高角砲(砲架)系列の副砲が装備可能となり、実質6スロットを持つ戦艦として運用が可能となった。
コンテ・ディ・カブール級
2021年8月22日より実装されたイタリアの弩級戦艦。
フランスのクールベ級に対抗する形で、前級のダンテ・アリギエーリの欠点を克服する形で建造された。
その後同じくフランスのダンケルク級の登場に伴い、主砲を撤去してその空きスペースに機関を追加し、残った主砲も砲身の内側を削って無理やり大口径化するという魔改造を経て超弩級戦艦に準じるスペックを持った高速戦艦へと姿を変えた。
全3隻中1隻実装。
- コンテ・ディ・カブール級 一番艦 コンテ・ディ・カブール
進水日基準で考えると戦艦娘最年長はコンテ・ディ・カブールになる。(コンテ・ディ・カブールの進水日は1911年8月10日。次点はガングートの同年10月7日。尚、前述の艦娘最先任であった金剛は1912年5月18日。)
本級のネームシップである弩級戦艦。ダンケルクの登場によりその船体の50%近くを新造するという、もはや「新造」なのか「改造」なのかも見分けがつかない超魔改造の末に就役。しかし建造技術の未熟さから魚雷1発で大破浸水を起こして擱座し、そこからまともな戦果を挙げられぬまま終戦を迎えた。
小柄ながら一人称は「ワシ』で胸部装甲も大変にご立派という、担当絵師じじ氏の性癖のバーゲンセールと言い得る強烈なインパクトの持ち主。
自身と貫禄に満ちた態度の一方で、自身が旧式の艦艇であることをコンプレックスしている節もあり、さらに言動の端々に見た目通りの幼さを垣間見せるなど、見ていて飽きない賑やかなシニョリーナである。
旧式だけにガングート同様に魚雷発射管を供えており、魚雷攻撃やそれを上乗せした夜戦火力を有する。無改造ではかなり低性能であるものの、「改」で魚雷発射管を撤去する替わりに火力を大幅に増強、さらに改二相当である「nouvo」に至っては高速戦艦化&雷装復活&水上戦闘機・水上爆撃機搭載・ソナー搭載・航空要員搭乗可能という史実の魔改造ぶりを彷彿とさせるてんこ盛り級の大強化を経て後輩たちに後れを取らぬほどの戦力となる。
現代艦に転生した戦艦娘
2017年11月現在、次の戦艦の名称を受け継いだ護衛艦は次の通り。
- 金剛型
・金剛→こんごう型護衛艦1番艦「こんごう」
・比叡→はるな型護衛艦2番艦「ひえい」(退役)
・榛名→はるな型護衛艦1番艦「はるな」(退役)
・霧島→こんごう型護衛艦2番艦「きりしま」
- 伊勢型
・伊勢→ひゅうが型護衛艦2番艦「いせ」
・日向→ひゅうが型護衛艦1番艦「ひゅうが」
なお、こんごう型はミサイル護衛艦(イージス艦)、はるな型とひゅうが型はヘリコプター護衛艦である。
一方、海外ではというと
- コロラド→バージニア級原子力潜水艦15番艦「コロラド」
- ワシントン→バージニア級原子力潜水艦14番艦「ワシントン」
- サウスダコタ→バージニア級原子力潜水艦17番艦「サウスダコタ」
- ウォースパイト→ヴァリアント級原子力潜水艦二番艦「ウォースパイト」
といったように潜水艦にかつての戦艦の名前をつけていることが多い。これは、弾道ミサイルを発射できる潜水艦が戦艦に代わる戦略兵器となったからである。一方で、
- コンテ・ディ・カブール→カブール(空母)(同型艦無し)
といったように、ヨーロッパでは潜水艦よりも目立つ海軍の象徴的である空母の名前にかつての戦艦の名前が受け継がれることもあり、前述のカブールを含め、イギリスのクイーン・エリザベス級空母やイタリアのヘリコプター巡洋艦「ヴィットリオ・ヴェネト」等がその例である。なお、フランスの空母シャルル・ド・ゴールも当初は「リシュリュー」と命名される予定であった。
艦娘一覧(略型)
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空母娘 重巡洋艦娘 練習巡洋艦娘 軽巡洋艦娘 駆逐艦娘 潜水艦娘 特務艦娘 海防艦娘
朝日(艦隊これくしょん)(敷島型):元前弩級戦艦の特務艦娘。2023年時点で唯一の19世紀生まれ艦娘で、金剛・ガングート・カヴールを遥かに上回る最年長艦娘。ただし戦艦であった時期があまりに昔だったためか、ゲーム内では最初から特務艦娘としての登場となる。