図鑑データ
「Nice to meet you!
アタシがNevada級戦艦ネームシップ、Nevada!
君が提督か。ふうん。ま、いいか! よろしく!」
概要ね。ふんふん、OK.
ネヴァダ級戦艦ネヴァダをモチーフにした艦娘。
2023年8月26日のアップデートにて、同年夏イベント「船団護衛!輸送航路防衛戦」の後段作戦「反攻上陸!ノルマンディー上陸作戦」第5海域の突破報酬として実装された。
同イベント第7海域でもドロップ艦となっていることが確認されている。
なお2023年8月12,13日開催のコミックマーケットにてグッズ販売され、その姿が先行公開されていた。
米国組の中でもコロラドよりさらに古参(実装時点で進水日が最も早い)の超弩級戦艦であると同時に、基本的な性能をできる限り統一し艦級の違いに縛られない運用を目指した「標準型戦艦」の記念すべき1隻目である。
容姿、ちゃんと見てよ。
赤茶色の髪に赤い眼。
無印と改では髪を三つ編みに束ねているが、改Mod.2になると髪を解いている。
艤装は背中の後ろにある艦橋部分と左右に2段ずつの主砲および艦首部分とがアームで接続される構造となっており、艦橋におけるマストの先端が彼女の頭よりもかなり高い位置にある特徴的な見た目をしている。
この他の特徴としては、艤装の右側に浮き輪に頭を通したヤギが乗っていること。
これまで羊が周りを飛んでいたり、タコが髭をつけていたり、果ては正体が全く不明だったりするケースは数あれど、実在する生物が通常絵の時点で艤装に直接載っているケースは海外艦では初。
ちなみにこのヤギは実艦に存在していたマスコットだが、頭を通している浮き輪自体は本物。必要に応じて取り外し実際に使っていたのだとか。
2回の改造で衣装と髪型、そして艤装部分が変化する。
Nevada(無印)
ふさのついた白いセーラーカラーの薄いグレーの上着にプリーツスカート、そして白いノースリーブシャツを着ている。
上着の裾とタイは臙脂色。
左大腿部に黒いレッグベルトを着用している。
艤装のマストの形状は籠状。
Nevada改
薄いグレーだった上着が紺色になり赤い縁取りが入る他、その襟も黒のセーラー襟に変更され、改造前とだいぶ印象が変わる。
レッグベルトがなくなり、代わって赤いオーバーニーソックスを履くようになる。
艤装のマストの形状も三脚状のものへと変化する。
Nevada改Mod.2
上着の赤い縁取りが無くなり、白いノースリーブシャツにネクタイがつく。
髪型も変わり、三つ編みをほどいてロングヘアになっている。
艤装はマスト部分のレーダーが増え、塗装もグレーの迷彩が施されている。
秋刀魚mode
(画像は改 Mod.2バージョン)
2023年11月2日のアップデートでは初の限定グラフィックとなる秋刀魚modeが実装された。
無印では私服の赤い上着や船体を模した配色のエプロンに室内用のスリッパ、改では通常の制服の上から青いパーカー、改 Mod.2では黒いスニーカーに灰色のTシャツの上から秋刀魚祭り用の法被と、それぞれ服装が大きく異なっており、無印・改・改 Mod.2各形態で差分でない異なる立ち絵が用意されるという、いきなりの豪華仕様となった。
マスコットのヤギも当然のごとくついてきており、改 Mod.2時に至っては秋刀魚の着ぐるみを着せられている始末である。
中破絵もポーズこそ同じながら(スカートの下も含め)しっかり描き分けられているため、通常絵含め比べて見てみても面白いだろう。
Xmasmode
(画像は改Mod.2バージョン)
さらに同年11月28日にはXmasmodeをお披露目。
ドレス姿でプレゼントを配っているが、無印ではツリーの意匠を施した緑色のもの、改ではプレゼントを模した赤いもの、改Mod.2では緑のマフラーにより身体のラインを強調した厚手の赤いものと、こちらも各形態ごとに異なる服装となっている。
改装段階ごとに持ち物や提督に渡すプレゼントも変わっており、プレゼントを袋でなく直接持つようになる改Mod.2では、それまでのお菓子やヤギの縫いぐるみからさらに踏み込み、とうとうお揃いのマフラーを渡そうとするというなかなか大胆な行動に及んだりも…。
他にも、リアルイベントではよそ行き時の私服姿を披露しており、星灯り艦の限定グラフィックの多さを差し引いても、かなりおしゃれ度は高いようだ。
性格だって、やれるわ! 見てなさい!
姉御気質なアメリカ戦艦。
イラストでは物憂げな表情だが、実際はサッパリした性格。
標準型戦艦という自身の性能に誇りを持っており、戦闘でも度々強調している。
名前の由来たるネヴァダ州にはカジノの楽園と呼ばれるラスベガスがある為か、昼食からステーキを日頃より食すなど、豪快な一面を見せることもある。とはいえそのステーキの存在に勘付いた南雲機動部隊一同が食べまくっているのを見た際には、胃もたれを起こした提督と比べる形で「どんな胃袋だよ、マジで」と唖然としており、感性そのものは比較的常識人寄り。
食事は朝食(ベーコンにスクランブルエッグ、トースト、コーヒー)・昼食(上述)・夕食(バスク風シャトーブリアン)を提督に振舞っており、一通り作れる様子。カクテルについても詳しいらしく、夕食後に自身と同じ名前のショートカクテル「ネヴァダ」を用意している。
一方事務系の仕事は苦手なようで、提督から書類仕事を任されると露骨に嫌そうな反応を見せ、「ヘレナとかにやってもらうと良くない?」なんて言っていたりする。なんだかんだ言いつつ取り掛かり始めるも結局途中で睡魔に負けて寝落ちしており、結局書類事務は提督がやることになった様子。
同期実装の元戦艦である朝日が異次元の手際の良さを見せているのとはなかなか対照的である。
クロスロード作戦に参加した艦艇の一隻でもある為、時報では長門や酒匂といったクロスロード作戦の関係者と話す様子が見られる。なおネヴァダと酒匂で実艦の全長の差は3m程しかない(ネヴァダ177.7m、酒匂174.5m)が、どうやらネヴァダ目線で酒匂はちびっこい部類に入るらしい。
とはいえ当人もさほど身長は高くないらしく、コロラドと話す中で「我が主力戦艦群の戦列を見ると、何でもできそうな気分になる」と言ったのを聞いた提督の表情を見て怪訝そうな顔をしているほか、大和を見かけた際にはその大きさに感心している。
なお、提督から名前の由来たるネヴァダ州について聞かれた際にはラスベガスの他、「立ち入り禁止の軍事施設」について触れている。この施設というのは、提督が言及した何か(あの兵器の実験場だろうか)ではなく、かの有名な謎多き区画エリア51のこと。この区画の存在が公になったのは2013年のことだが、当の彼女は陸軍航空隊が空中砲撃訓練場としていた時代を知っているためか、その存在を「常識」と言い切っている。
性能だ、レーダーを使う! やるぞ! 殲滅する!
戦艦としては旧式の部類に入るためか燃費に優れ、無印時の出撃にかかるコストは金剛型改やコンテ・ディ・カブールnuovoと同程度。
ただし改装により燃料消費はほぼそのまま弾薬消費が増え、改Mod.2になるとビスマルクと同じくらいにまで弾薬の消費が増えてしまう。
改Mod.2状態での素の性能は、同じ標準型戦艦でも最終グループとなるコロラド級と比べ、大半の値が半回りほど小さいぶん回避と燃費に優れたものとなっている。
この他の注意点として、無印では第一・第二スロット、改では第一スロットの搭載機数が「0」であるため、水上偵察機を搭載する際には注意が必要。改Mod.2では全スロットが1以上となり、その心配は無くなる。
初期装備として、大口径主砲「14inch/45 連装砲」および「14inch/45 三連装砲」を持参し、改および改Mod.2改造時にもそれぞれで各1個ずつ持ってくる。
火力そのものはあまり大きくないものの米英の戦艦娘に装備ボーナスが付くようになっており、イベント報酬などを除いた通常の手段では彼女経由でしか入手ができない。
ちなみにこの主砲は、彼女が初登場となったイベントのE-6以降にて装備特効の対象に選ばれており、最終決戦たるE-7第5ゲージにおいても例外ではなかったため、陸上型の敵が跳梁跋扈するイベント深部における火力底上げ要員として注目されることに。ついでに彼女自身にも特効が付与されていたことから、中には育成もそこそこに前線投入され、随伴艦としてネルソンタッチに参加し深海棲艦を吹き飛ばす彼女の姿があちらこちらで拝めたそうな。
余談だな、行こう!
- 実装時点から二つ以上の改装形態が存在している艦娘の一人だが、その最上位形態が純正強化の「改二」でも運用目的自体が変わる「コンバート改装」の類でもなく、「改」の派生型となっている。これは数多の艦娘の中でも地味に初めてのこと。
- 2023年11月28日のアップデートで家具「謎のXmasカーペット」が実装された際、特定の艦娘を秘書官にすると対応した動物が出現し動き回る仕様が実装されたのだが、ネヴァダをはじめとした米国組に対応した動物として選ばれたのが、なんと上述した彼女のマスコットのヤギ。主人とともに実装されてからわずか3か月弱での大出世となった。
- ちなみに、ネヴァダのみならず他の米国の戦艦娘・空母娘でもこのヤギが出てくる仕様となっているが、艤装が大型のため隠れて見えなくなってしまう艦娘がいるのはご愛敬である。