図鑑データ
「ごきげんよう。初春型の夕暮、と申します。
有明型の二番艦、と言う殿方も居ますわ。有明同様、
わたくしの事も、どうぞ、可愛がってくださいまし。」
あら!提督、私に概要ですか?
2023年早春イベント海域『絶対防衛線!「小笠原兵団」救援』にて初実装。
同イベントのE-2『第二水雷戦隊海上遊撃戦』の第1ゲージボスマス、道中のPマス、および第3ゲージボスマスにてドロップ入手が狙えた。
この他、E-3『敵空襲部隊を討て!』の第1ゲージボス・第2ゲージボス・Pマスの3か所、およびE-5『出撃!八幡部隊』の第3ゲージボスマスでもドロップ艦として設定されている。
最近では珍しく複数の海域の複数のマスからドロップが狙えるようになっているのだが、その分ドロップ率が若干低めになっていたらしく、加えてE-2の攻略難度も相まって初登場時には掘りに苦労した提督もそれなりにいたようである。
その存在の示唆自体はかなり早く、「2019年艦これカレンダー」の8月分イラストにて有明と共に後ろ姿を見せたのが最初だった他、「2021年艦これカレンダー」の4月分イラストでも見切れた状態ながら確認されていた。
2022年5月6日の実艦進水88年目当日、当時未実装だった早潮(1939年4月19日進水。ちなみにそのまる2年前の1937年4月19日は大潮の進水日。)に続いて進水日を祝うツイートが運営から投稿された。早潮は直後のイベントで実装されたのに対し、夕暮はほぼ1年近くを経ての実装となった訳だが…
実装に先んじて2023年2月放送のアニメ第二期第7話にて時雨の回想シーンで登場し、本格的なお披露目はこれが初となった。
彼女の実装で初春型も全艦が揃う事となり、日本海軍では白露型・朝潮型に続く駆逐艦コンプリートとなる。
開戦時第二七駆逐隊(結成時第9駆逐隊)のメンバーであり、此方もこれで全艦が出揃った。またイチソ氏デザインの艦で駆逐隊が組める初の(氏が新艦型の駆逐艦娘を手掛けない限り唯一の)ケースともなった。
なお、イチソ氏曰く夕暮の方が有明よりも先にデザインが完成していたらしく、2019年艦これカレンダーの発売時期(2018年12月末)から鑑みると基礎デザインは2018年段階で終わっていた可能性が高い事から、実に4年半以上の間デザインが温存されていたという事になる。さらに言えば、図鑑番号も薄雲・有明・(空欄)・迅鯨・長鯨の並びで3年弱空欄になっていた場所に登録されている(尚、長期間空白だった図鑑番号が急に埋まる現象は、艦これでは割と普通の事ではある)。
容姿、参ります。皆さん、続いて下さい。
有明と同じ制服を着ているが、スカートにはフリルが付いている。
また腰を超える長さの髪は後ろと二つに分かれ、先の方でロールを巻いている。このロールは普段は左右対称ではなく、両方とも右巻き。しかし何故か中破すると左のロールが左巻きにひっくり返る。
髪の色は夕暮時を思わせる色合いのグラデーションをしている。
白露とは色違いのカチューシャと、若葉同様の黒ストを装備している。
胸部装甲はかなりのボリュームであり、初春型では有明を超え姉妹で最大である。
性格、ま、参ります!
一人称は「わたくし」で提督の事は「提督」と呼ぶ。
此れまでのイチソ氏デザインの艦にはいなかったお嬢様口調となっていて「お衣装」や「お覚悟」、「お化粧」といった具合に「お〇〇」といった言い回しも多用する。
史実で最後に関わった姉・有明と同郷の熊野や中の人つながりのコマンダン・テスト、髪型繋がりの春風に通じるような感じの模様である。
また有明型と呼ばれていた事にも触れている。
初期段階で「第一水雷戦隊」所属を名乗り、改装すると最終所属の「第二水雷戦隊」所属を名乗る。第二水雷戦隊所属の期間は実は有明よりも短く(帳簿上は同日除籍のため同時編入同時除籍ではある)、帳簿上二水戦に編入したのは戦没直後なのだが、二水戦の主こと神通最期の戦に参戦した経歴を持っている(その時点の帳簿上の所属は第四水雷戦隊。まあ、同海戦に参戦した第十戦隊第16駆逐隊所属の某Y風さんもコロネハイカラ沖では「第二水雷戦隊」所属を名乗っていた。当該艦隊で名実ともに第二水雷戦隊所属・神通の部下は未実装の「清波」のみである。そのためか、改になると従来27駆所属を名乗るシーンで27駆所属は名乗らなくなっており、これは同絵師担当艦娘の改白露型のY風さんが「第五戦隊」所属を名乗るのと同様、軍隊区分での印象深い所属部隊を名乗っているという解釈も成り立つ。)。
姉の有明は呼び捨てで、義妹になる白露・時雨や他の艦には「さん」付けで呼びかける。特にお触りボイスでの有明の扱いがエロいボディタッチをしてきた彼氏に対して嗜めるそれに極めて近く、一部界隈で物議を醸しているとかなんとか。
その一方、有明について「自分には本当に雑」と困っているかのような発言も見られ、放置ボイスでは「そんな事だと、私いつか提督の方に行ってしまうかもですよ」という爆弾発言をかまして近くにいた白露と時雨を驚愕させている。恐ろしい子…!
言及する相手は27駆僚艦と珊瑚海海戦の縁で第五航空戦隊姉妹、第3次ソロモン海戦繋がりで比叡、第四水雷戦隊旗艦の由良、最期の出撃繋がりの熊野・鈴谷・鳥海・川内。
「二水戦」所属を名乗る割にコロンバンガラ島沖海戦に関わる艦娘(神通・雪風・浜風・三日月・清波(未実装))への言及がないのは意外である。
事あるごとに「満月」に言及し「寂しい」「悲しい」という思いを吐露するが、戦没した1943年7月20日の月齢はおよそ17で、ほぼ満月の夜だったとされる。
ちなみに完全な満月はその約3日前の17日夜。最後の出撃の前夜のことであった。
性能をお願いいたします。
邂逅時点では初春型の平均と大差ない能力値(若干雷撃が強く逆に対空が低い)。「改」への改装には姉妹最高値のLv49が必要だが、夜戦火力は有明改と同じ(火力-1・雷装+1)で初春改~初霜改に比べ火力-2。有明改同様大発動艇系が搭載できる。
彼女同様「改」の時点で大発動艇系を搭載できるのは実装・機能追加順に三日月、有明、梅、玉波、早潮に続く6隻目。
改二を含めれは初春型では他に初霜改二が搭載可能となっている。
余談を少し、直してきます。
珊瑚海海戦にて翔鶴が被弾炎上し全力で退避した際に随伴として共に退避したものの、翔鶴に振り切られてしまい潮に向けて『翔鶴ハ何処ヘ向ヒシヤ、翔鶴ニ着イテ行ク必要ナキヤ』と通信したのは有名な話。
翔鶴型の馬力とバルバス・バウによる造波抵抗を考えると、全力で退避する翔鶴に駆逐艦(しかも特型よりも小型の初春型)で追随しろというのもなかなかに酷な話であり、この反応も無理からぬことである。
関連イラストがお見えになりました。
はい、提督。関連タグはここに。大切です。
2番艦:子日
3番艦:若葉
※コロンバンガラ島沖海戦時は軍隊区分として。戦没前日に二水戦に書類上編入。
ヘイウッド・L・エドワーズ:夕暮と同イベント、同海域で実装された艦娘。後に護衛艦ありあけとなっているのでその繋がりだろうか。